六角レンチ

【別称】六角棒スパナ、ヘキサゴンレンチ、ヘックス
【英語】Allen key(アーレンキー)、Hex wrench(ヘックスレンチ)

正六角形の穴を持つ六角穴付きボルト(キャップスクリュー)や六角穴付き止めねじを固定、または緩めるための工具。長辺と短辺からなるL字形をしている。

ボルトをしっかり固定したり、固く締まったボルトを緩めるときなど、大きな力が必要なときは、短辺をボルトに六角穴の底まで完全に差し込み、長辺を持って回す。深さ途中までの差し込みはスパナの斜め掛けと同じくレンチが外れたり六角穴の角を潰すことになる。逆に力はそれほど必要なく、早回し作業をしたい場合には、長辺を差し込んでドライバーのようにすばやく回す。

パイプ等を使用して延長することで大トルクを得る方法があるが、オーバートルクによりボルトや工具の破損を引き起こす行為であるため、各工具メーカーはこういった方法を非推奨もしくは明確に禁止している。

製品の一部には、下の写真のように長辺の先端が「ボールポイント」と呼ばれる丸い形状の物がある。これはボルトに対してレンチをまっすぐな角度で差し込むことが出来ない場合に、斜めに差し込んだ状態(約30度まで可能)での作業を可能にしている。ただし接触面が少ないため強いトルクをかけると先端が破損する恐れがある。強いトルクをかける場合はボールポイント形状ではない短辺形状の側を使用する。

六角レンチは用途に合わせた様々な形状がある。




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最終更新:2024年07月09日 14:55