Objective-Cは、C言語をベースとし、Smalltalk型のオブジェクト指向機能を持たせた上位互換言語です。
ですので、変数のデータ型も基本的なものはC言語に準じています。
Objective-C言語では、変数の定義として参照型とid型などがあり、参照型を宣言するときにはポインタ変数として宣言する必要があります。

ポインタって?
ポインタとはアドレス変数のこと。
つまり変数のアドレスを指し示す変数のことです。

ポインタ変数の宣言
参照型の変数を宣言する際は、ポインタ変数として宣言する必要があります。
ポインタ変数の宣言は、変数名の前に「*」(アスタリスク)をつけます。
(例)NSString *str = @"あいふぉん";

id型って?
id型は汎用的な型なのでどんな型でもセットすることができます。
このid型も実は参照型の1つなのですが、内部的に対象オブジェクトへのポインタを持っているため、
id型に限り宣言時に「*」(アスタリスク)の記述は不要となります。
(例)id obj = @"あいふぉん";

id型を他の型に変換するには?
id型はどんな型でもセットできるため、他の型への代入も可能です。
例として、上記例のid型objをNSString型に変換してみます。
(例)NSString *str = (NSString*)obj;

※注意※
変換しようとする型は、変換できる型でなければなりません。
変換できない型を指定するとエラーとなります!



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最終更新:2013年02月25日 12:20