UIWebViewクラスは、Webページを管理するクラスです。
このクラスを使用する事で、アプリケーション内にWebページを表示させることができます。
UIWebViewの基本
// 生成例 UIWebView *wv = [[UIWebView alloc] init];
// サイズを指定した生成例 UIWebView *wv = [UIWebView alloc] initWithFrame:self.view.bounds]; |
主要なプロパティ
delegate
レシーバのデリゲートを指定する。
※UIWebViewのインスタンスを生成してデリゲートを設定する前に、
deallocメソッド等で初めにdelegateプロパティをnilに設定する必要がある。
// デリゲートを設定
例)wv.delegate = self;
scalesPageToFit
ピンチイン/アウトの可否を設定する
WEBページのスケール(尺度)をビューに合わせ、ユーザがスケールを変更できるかどうかを決定する
設定できる値の一覧 |
ピンチイン/アウトを不可にする |
NO(デフォルト) |
ピンチイン/アウトを可能にする |
YES |
// 表示するビューの大きさに合わせてコンテンツサイズを調節
例)wv.scalesPageToFit = YES;
loading
ページ読み込み中かどうかを返却する(読み取りのみ)
取得できる値の一覧 |
読み込み中 |
YES |
読み込み中ではない |
NO |
// ページ読み込み中かどうかを判定
例)BOOL b = wv.loading;
canGoBack
前のページに戻れるかどうか(読み取りのみ)
取得できる値の一覧 |
戻れる |
YES |
戻れない(戻るページが無い) |
NO |
// 戻れるページがあるかどうかを判定
BOOL b = wv.canGoBack;
canGoForward
次のページに進めるかどうか(読み取りのみ)
取得できる値の一覧 |
進める |
YES |
進めない(進むページが無い) |
NO |
// 進むページがあるかどうかを判定
BOOL b = wv.canGoForward;
主要なインスタンスメソッド
goBack
- (void)goBack
履歴リストから前のコンテンツ(Webページ)をロードする。
例)[wv goBack];
goForward
- (void)goForward
履歴リストから次のコンテンツ(Webページ)をロードする。
例)[wv goForward];
loadHTMLString:baseURL:
- (void)loadHTMLString:(NSString *)string baseURL:(NSURL *)baseURL
メインページコンテンツとベースURLを設定する。
例)[wvloadHTMLString:htmlString baseURL:nil];
loadRequest:
- (void)loadRequest:(NSURLRequest *)request
非同期クライアントリクエストの開始により指定したURLへの接続を行う。
例)NSURL *url = [NSURL URLWithString:@"http://www.google.co.jp"];
NSURLRequest *request = [NSURLRequest requestWithURL:url];
[wv loadRequest:request];
reload
- (void)reload
現在のWebページをリロード(再読み込み)する。
例)[wv reload];
stopLoading
- (void)stopLoading
Webコンテンツの読み込みを停止する。
例)[wv stopLoading];
stringByEvaluatingJavaScriptFromString:
- (NSString *)stringByEvaluatingJavaScriptFromString:(NSString *)script
JavaScriptを実行する。
例)[wv stringByEvaluatingJavaScriptFromString:/** JavaScriptの入った文字列 */];
最終更新:2013年05月14日 12:22