ゼミQ&A


Q:何をやっているゼミかよく分からないんですが…


A:病院の経営や会計制度を勉強するゼミです。


Q:Webシラバスに書いてあることの意味が難しくて分かりません。


A:2010年Webシラバスの荒井ゼミの説明文を以下に解説します。
従来、管理会計領域では、製造業を対象とした研究及びそれに基づく教育が中心を占めてきた。しかし今や、金額ベースでも従業者ベースでも、サービス産業(非製造業)の産業全体に占める割合は、製造業よりもはるかに大きい。しかも製造業においては長年の生産性向上活動により効率性がすでにかなり高まっているのに対して、サービス業は国際的水準と比較して生産性が著しく低く、その向上が国家レベルでも大きな課題となっている。また従来の管理会計研究・教育は、基本的に企業(民間営利組織)を対象としてきた。しかし社会における公的組織や民間非営利組織の相対的重要性(社会的関心・国民経済に占める規模)の高まりとともに、こうした公共・非営利セクター(その大部分はサービス提供組織)の管理会計の必要性も高まっている。
⇒企業だけじゃなくて病院とかの会計のことも考えなきゃいけないよね、ってことです。
そこで荒井ゼミでは、医療・介護・福祉サービスなどの公共系サービスを中心としたサービス提供組織の管理会計について研究する。まず公共系サービス提供組織の一つの代表といえる医療機関における管理会計に関係する諸文献をサーベイし、この領域における諸課題を把握する。
⇒病院の会計についての本を読むよ、ってことです。
また夏休みの課題としては、各学生の出身県の諸病院(民間医療法人や公営病院)の財務・経営状況の調査・分析に取り組んでもらい、ゼミ合宿か冬学期に発表してもらうことを考えている。さらに冬休みの課題として、各自関心のある業種を一つ選択してその業種の財務・経営分析をしてもらい医療業と対比分析してもらうことにより、他の産業と比較した医療業の特徴を理解してもらう。加えて病院等の見学も行う予定である。
⇒病院の財務諸表を調べたり、病院を見学したりするよ、ってことです。
その上で4年次には、医療・介護・福祉サービスなどの公共系サービスを中心としたサービス提供組織における管理会計の領域において、各自が選択したテーマに関して、文献調査やインタビュー調査、アンケート調査、財務・統計データ分析などに基づき研究してもらい、その報告と検討を繰り返す形で個別的に指導を行い、最終的に論文の完成を目指す。
⇒実際には卒論のテーマは自由(?)なので安心(?)してください。

Q:商学部なのになんで医療について勉強するの?


A:医療産業は産業規模が大きく(日本のGDP比約8%、40兆円)、高齢化でこれからも伸び続けると期待されている有力な業界です。一方で、一般産業界と違い政府の規制や医療保険制度があるために、病院の経営は非常に特殊な分野でもあります。ですので、医療分野の会計というのは非常に有望な研究テーマと言えます。

Q:荒井ゼミで勉強する内容は、就職や資格試験、その後の人生で役立ちますか?


A:医療機関や医療コンサル会社や医薬品卸会社や厚生労働省に入るととても役に立つと思います。

Q:商学部生だけど会計とか分かりません。ムリです。


A:荒井ゼミは会計が分からなくてもまったく問題ありません。

Q:でも使用テキストに『医療原価計算』とかありますよね?原価計算とかぜんぜんできません。


A:テキストのタイトルは「原価計算」ですが、計算も数字も全く出てきません(!!)。
会計ができない、という理由で荒井ゼミを敬遠する必要はありません。
荒井先生は簿記三級しか持ってません。

Q:じゃあ荒井ゼミに入るに当たって何か必要な基礎知識はありますか?


A:会計学概論や経営学概論を履修していれば十分です。

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最終更新:2009年12月26日 10:26