1スレ目 661-664+669-672
郁にそそのかされた手塚、押し倒してみたら柴崎のほうが積極的だった。
柴崎の柔らかい舌が手塚の竿の上を這っていた。
先刻から手塚の竿を口にくわえて優しく吸いたて、鉄画家切羽詰ったうめき声を蒸らすとすかさず吐き出して、今度はチロチロと嘗め回していた。
どこで仕込んだのか、巧みな口唇愛撫で焦らしに焦らされた手塚がついに限界にきた。何しろ今回が初めてでコントロールは効かない。
唐突な射精に驚いて柴崎が顔をそらしたが間に合わず、一部が顔にかかった。柴崎は嫌がるそぶりすら見せずそのねばねばした液体を指ですくい、匂いをかいで口に運んだ。
その様子を射精の快感から立ち直っていない手塚が呆けたように見ていた。
「どう?このまま続けられる?」
柴崎の問いに手塚がせわしなくうなずいた。がっついて浅ましいと自分で分かっていても止められない。
柴崎が手塚の前でころりと仰向けになった。
「なあ、灯りをつけていいか?見るの初めてで・・・。」
何を見たいのかもちろん言わなくても柴崎には分かる。ベットサイドのリモコンで照明をつけると、時間貸しするホテルにしてはシックな室内が明るくなった。柴崎が膝を立てて脚を開くと、頬が恥じらいで赤く染まった。
手塚のてがそろそろと伸びて、ふっくらとしたラビアがぴったりと閉じている清楚なそれに触れた。柴崎の体が痙攣して切ない声が漏れた。
手塚がそっと女の部分にキスをすると、柴崎が小さく悶えてうっとりと目を閉じた。
中学生の頃以来、ずっと念願だったクンニがついにかなった。柴崎の割れ目をしたから上になめ上げるとわずかに塩味を含んだそれが愛液の味だと経験のない手塚にも分かった。
話に来ていたクリトリスらしいものを見つけてチュウチュウと吸うと柴崎が甲高い嬌声を上げた。
「柴崎、もう俺・・・。そのうまくできないかもしれないけど・・・。」
「いいよ、気にしないで。好きなようにしていいから。」
柴崎に優しく髪をかき撫でられて手塚も勇気付けられた。
柴崎の開いた脚の間に体を割り込ませ、右手でいきり立った竿の角度を調整し、ぐっと腰に力を入れたが、入らない。
柔らかい粘膜の感触はあるのに跳ね返されてしまった。柴崎の手が股間に伸びて、位置を微調整してくれた。どうやら狙いが上過ぎたようだ。
亀頭が粘膜のくぼみには待ったような感触がして、そこが入り口と分かった手塚は一気に挿入した。頭に血が上って優しくゆっくりという気遣いを忘れていた。
「う!いたっ!」
柴崎がうめいた。
苦痛を訴える柴崎の声に我に返ったてづかがやわやわと腰を動かした。
優しくのするとはいっても、具体的にどの程度の力を加えるか分からない。
「う!はぁはぁ・・・・・。」
考えうる限りゆっくりと腰を動かしているのに柴崎は苦しそうだった。
「もしかして!初めてか?」
手塚がようやく気づいた。初っ端からあまりに手馴れた所作にすっかり経験豊富と思い込んでいた。
「ごめん、気を使わせちゃった。思ったより痛くて・・・。でも、気にしないで、初めてがつらいのは普通だから。今日は手塚が好きにしていいよ。」
涙をためて柴崎が言った。ここで止めては帰って柴崎を傷つけるくらい手塚にも分かる。心の中でわびてピストンを開始した。かすれた悲鳴を上げる
柴崎を腕の中にしっかり抱いて、手塚は腰を打ちつけた。柴崎の苦痛は長く続きはしなかった。同じく本日初体験のの手塚がものの一分で果ててしまったからだ。
「なあ、こんなこと聞いていいのかどうか分からないけど、女ってみんな最初からこんなに手馴れたことするもんか?」
ベットに並んで座って幸せそうに体を寄せている柴崎に手塚が聞いた。
「図書館って今じゃH系も収集するでしょ。見るの好きなんだ。いつかしてみたいってずっと思ってた。
柴崎がポット頬を赤らめていった。つい手塚も実は自分も中学生以来、クンニが夢だったとカミングアウトしてしまった。
「その手のものには免疫あるつもりだったけど・・・。読んでてびっくりすることもあるわ。濃いこと考える人もいるんだなって。ねえ・・、いろいろしてみたいの。もちろん嫌だったら要って・・・。」
柴崎がもじもじしながらささやいた。
「いいよ、柴崎なら何をしても。」
手塚の回答はもちろん決まっている。
「ほんと?しても怒らない?そのときになって急に嫌がったりしない?」
柴崎の目がきらきらとうれしそうだった。手塚もうんうんと笑って頷いた。
「いやー!やーめーてー!」
絹を裂いたような悲鳴を上げているのは、手塚のほうだった。手塚の両手は一まとめにされて、咲いたタオルでベッドの支柱に縛り付けられていた。その手塚のうえに馬乗りになった柴崎の尻がある。
「よせ!俺にそんな趣味は!!」
手塚が悲痛な声を上げる。両手の自由を奪われる前に気づくべきだったと後悔したがもう遅い。
両足が自由なので蹴り飛ばしてやるくらいは造作もないが、もちろんそんなことはできない、戦闘職種の大男にそんなまねをされたら華奢な柴崎は無事ではすまない、できるわけがない。そんなことくらいこの柴崎ならとっくに計算ずみだ。
「何でもしていいって言ったじゃない・・・。」
切なそうに柴崎が言った。手塚の顔の上で柴崎の真っ白なしみひとつない尻が恥ずかしそうに揺れた。ぷっと言うかわいらしい音は柴崎の放屁だった。叫べば深々と吸い込んでしまうので手塚が静かになった。
「手塚が誘ってくれたから、期待してたんだもん。朝から我慢してとっておいたのにぃ・・・。」
柴崎の息が荒く、白い裸体がほんのりと桃色だ。最初っからこのつもりだったかと抗議の声を上げようとする手塚の目の前で柴崎の後門が盛り上がった。
思わす顔を背けた手塚の頬の上に、柴崎のあれがするりと校門から抜け落ちで乗った。日ごろから食物繊維と乳酸菌に気を使っているだけに、見事な快便だった。手塚が泣いた。
思ったよりひどい臭いでなかったころが救いだったが、生まれてからこれほどの仕打ちは受けたことがなかった。相手が柴崎でなかったら屈辱で狂い死んでいる。
柴崎が幸せそうにハッハッと弾んだ息をしている。これも愛情表現なんだと頭では理解できているので、屈辱とは思わないが頬の上に乗ったものの気味悪さはどうにもならない。
後にすっかり慣らされて、この手のプレイが好きになってしまう手塚だったがこのときは全身が鳥肌だった。それでも、今顔を動かせば頬の上の物が落ちてシーツを汚してしまうと心配してる手塚はさすがに育ちがいい。
柴崎の形のよい尻が降りてきて、手塚のかっと見開かれた目がおびえた。柴崎の股間に破瓜の血が少し見えた。
形のよい尻が手塚の頬の上のものをねちゃりと潰した。全身を強張らせて引きつった悲鳴を上げた手塚にかまわず、柴崎は尻を振って、茶色いねばねばそれを手塚の顔いっぱいに
擦り付けてしまった。
あまりの仕打ちに抵抗する気力も失った手塚の両手を解いてやり、風呂場に連れ込むと、柴崎は精一杯の奉仕をして体を隅々まで洗ってくれた。
「柴崎、今回のことはいいとして、こういうことは・・・。」
「今週末、外泊届けだしておいてね!」
手塚の言おうをしていることを途中でさえぎって柴崎が次の逢瀬の予定うを決めてしまった。改めて手塚が何か言おうとすると、すかさず耳を甘噛みして言葉を封じてしまう。
ついでに耳が弱いという弱手を手塚は知られてしまった。
「ね!ね!これ使おう!!」
はしゃいで柴崎が手にとったのはホテルの備え付けてあるローションだった。
手塚は使い方を知らなかったが、この時間が資するホテルはマットも用意してある。
図書館で研究した成果を遺憾なく発揮して、柴崎は完璧な風俗嬢にうなった。
その日の夜、寮の門限ぎりぎりになって精根尽き果てた手塚が帰宅した。何事かと心配する同室の仲間に答えもせず、手塚はベットに倒れこんだ。
昨日の疲労が抜けきらない手塚が重い足取りで図書館きんむにむかっていた。今日が訓練の日でなくてよかった。
「断ろう」これだけは心に決めていた。ディープ過ぎる趣味に付き合いきれなくとも、柴崎が振られる心配はないくらいの自惚れはある。が、一抹の不安がぬぐえない。
なんでもしていいと言っておきながら前言を撤回するのも後ろめたい。
次は「ペニパン」だと聞いたとき手塚はそれが何かわからなかった。出勤前に海外にサーバーをおいてあるアダルトサイトを開いて手塚は息が止まる思いだった。
このままでは処男散らされてお婿にいけない体にされてしまう!
それでも柴崎にものすごく悲しい顔をされたらどうしようとつい考えてしまう。
「おはよう!」
図書館のエントランスで後ろから声をかけられた。品のいい柴崎の声だ。手塚が小さく飛び上がった。
「どうしたの?びっくりして本当に飛ぶ人はじめてみたわ。ふふふ。」
柴崎が笑っている。初体験を済ませると女は自信をつけて美しさが増すなんてくだらない妄言と思っていた手塚だが、そのサンプルが目の前にあった。柴崎からでる幸せのオーラがきらきらと光っている。最高の笑顔につい言うべきことを忘れて微笑み返してしまう手塚だった。
たまたま通りかかった女子館員の二人組が足を止めてひそひそ話をしたくらいいい雰囲気になっている。
業務の予定が立て込んでいるので二人はすぐに分かれた。背後で手塚の足音が遠ざかっていくのを聞きながら柴崎は受付のカウンターに向かう。笑って腺になっていた目がすうっと開き、唇の片方の端だけが持ち上がった。凄みのある悪女の笑いだった。
最終更新:2008年09月25日 03:41