図書館シリーズ郁×堂上 1スレ866-867

1スレ目 866-867


頬に触れる柔らかな指がヒゲに引っかかる
その感覚で堂上は目を覚ました
寝起きがいいのは戦闘職種に付く者の術、一瞬でその指の持ち主が馬鹿でガサツでどうしようもない部下
そしてそれ以上に愛おしくてたまらない女性のモノだと気がついた
女と迎える朝は初めてじゃない。でも寝ているところを触られるのは初めてだ
笠原…貴様は人が熟睡してると思って何をする気だ?一瞬だけ声が出たが何とか寝返りを打ってごまかした
放っておいたら何をするかな…ちょっといたずら心に火がついた。しばらく寝たフリをしてみるか
と思ったら急に顔が近づく気配がした。髪に残るシャンプーの香りが鼻をくすぐる
昨晩噛まれた肩の歯形にそっと柔らかな唇が触れた。くすぐったいような気持ちいいような感覚に、思わず身が固くなる
また食う気か?と心の中で苦笑いする。何か噛んどけと言ってまさか自分の肩を噛まれるとは思ってもみなかった昨夜の出来事を思い出した
本当にお前はバカだ、こんな事をされたら男がどうなるかも知らないで…
唇が肩から離れ、今度は上掛けから出ていた腕をいじくり始める。持ち上げたと思ったらすぐに下ろし…

二の腕に指が触れられた
そのまま手首まで指がなぞられる
女性独特の柔らかな感覚、普段は自分と同じように銃を撃ち暴漢を取り押さえるその手の柔らかなこと…
いくら強くてもコイツは女なんだな…と実感する
それと同時に触れられる感覚が気持ちよく、自分の意志を無視して下半身の一部に血が集まっていく
指を弄ばれ、本能が理性を押さえ込んで行くのがわかる
もうやめろバカ、これ以上されたら抑えが利かんぞ
心の叫びが聞こえたのか、笠原の指が離れていくのがわかった
…だが次の瞬間、唇に柔らかなモノが触れた。同時に浴衣越しにもそれとわかる柔らかな体の感覚が自分の体に押し付けられた
お前はやっぱり馬鹿だ。そう心の中でつぶやき、残った理性で自分の財布の中身とチェックアウト延長料を計算した
よし、大丈夫だな
押し付けられた唇の圧力が緩んだ瞬間、目を開きしっかりと笠原の頭を押さえ込んだ


驚愕の表情を浮かべ、彼女は必死の抵抗を試みる
それを封じるように舌を押し込み、たっぷりと柔らかな唇を満喫したところで彼女を解放した
息も絶え絶えな感じで口を開く
「い、いつから…気づいて、たん、ですか…」
「寝返り打ったときから」
「それって、ずいぶん前からじゃないですかー!!!」
真っ赤になって抗議する笠原、だがそんなことは知ったこっちゃない
イタズラの代償は払ってもらわないとな…そして彼女の背中を押し付けた
「観察するのは楽しかったか?…じゃあ、今度は俺の番だ」
「ええええええ!?だだだだめですよっ!!!!」
「だめじゃないだろ。このままじゃ不公平だろうが」
そう言いながら手探りで浴衣の紐を解いた。浴衣の前を開くと女性にしてはやや筋肉質な体が現れる
だがその滑らかな曲線は明らかに女性のモノだ。そんな体にスッと手を伸ばした
「今度は噛むなよ」
「か、観察するだけじゃな!…」
抗議を唇で封じ込め、ゴツゴツした手で昨晩まで男を知らなかった体に触れた
触ってください、って言ったんだ。満足するまで触ってやろう…

結局チェックアウトは延長してもらうことになったとか

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最終更新:2008年09月25日 03:39
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