2スレ目 10-12、19
「幼稚園の先生とかって勝手にあだ名つけるよね」
「あー、そうね。あたし家では"あさちゃん"だったのに幼稚園では"あーちゃん"だったもんだからガキなりに戸惑ったわー。なんで違う名前で呼ぶの?って」
「あたしは名前二文字だから変わらなかったけどねー」
「教官はあっちゃんですか?」
「あ?」
「小さい頃のあだ名ですよぉ」
「ぶっ」
「笑うな小牧」
「……」
「笑うな手塚。いきなり何なんだ」
「実は柴崎とかくがくしかじかで」
「だからってお前、そんないきなり。堂上二正に失礼だろうが」
「笑いながら言われたくないわよ」
「それは俺の台詞だアホウ」
「それでどうなの? 答えなよあっちゃん」
「小牧貴様」
「教官の名前からだとあっちゃんかなって。あっくんて言いづらくないですか?」
「…………覚えてない」
「うっそだぁ」
「覚えてない」
「あっちゃんだったんだ?」
「あっちゃんだったんですね」
「黙れ」
「あっちゃーん」
「調子に乗るなよ笠原」
「すみません」
「じゃあ小牧教官はミッキーですね」
「…その名前はリアルで狩られるかもしれないからやめとこうね?」
「手塚はうーん、ひーちゃんかな?」
「意表をついてヒッキーじゃないの」
「待て柴崎なんでお前はそこにいる」
(…言えない…ピカリンって呼ばれてた事は絶対に言えない…)
「どうしたの?顔が真っ青よ…ピカリン♪」
「…!し、柴崎、何でそれを知って…!」
「お兄さん情報」
「ぴ…ピカリン…くっ…」
「笑うな笠原!」
「相変わらず子供じみた嫌がらせが好きな人だね」
「満面の笑みで言っても説得力ないぞ小牧」