徴兵の場合、3年くらいで予備役になるそうですが、士官とか志願兵の場合、最低勤めなければ
ならない期間は決まっているのでしょうか?(489a:437)
職業軍人たる武官(下士以上)は階級ごとに定年が決まってる
もちろん階級が上の方が定年も上
志願兵は徴兵と同じだったと思う
アメリカに徴兵なら4年だが志願すれば2年でいいという制度があったような
軍隊では、たとえ士官の自分より階級が下でも、
古参の軍曹など、年齢・勤続年数が自分より相当上であれば、
それなりの敬意を払って接するものですか?(489a:191)
軍隊じゃなくて普通の会社でも年上の人間に対しては、敬意は払うけど。
当たり前だけど、その軍隊の性質にも依れば、その士官の性格にも依るからなんともいえない。
しかし、まともな軍隊なら、士官学校で経験ある下士官の意見には耳を傾け、
その能力を活用するよう教育されるし、そうでなくてもまともな人間なら
自分より年上で現場経験もある相手には敬意を払うだろう。
といっても、士官が古参軍曹に対して Sir! とか言うはずはなく、
形式上は軍曹が士官に対して敬意を払う(Sir!)わけだが。
現代の先進国のまともな軍隊で古参下士官に敬意を払えないような士官が軍という組織に適応できる確率は限り無く低い。
旧軍の幹部候補生(乙)は平時では一部が除隊せず軍に留まり、職業軍人になったという解釈でいいのでしょうか?(488:266)
旧軍の兵制でについて教えてください。
幹部候補生(乙)Wikiを見ると
「軍曹または伍長に任官し、平時は兵役期間を終えると除隊し、予備役に編入」とあります。
平時では上記の一部が除隊せず軍に留まり、職業軍人になったという解釈でいいのでしょうか?
それとも常設師団の下士官には職業軍人はほとんどいなかった、という感じなのでしょうか?
平時は兵役期間を終えると除隊し、予備役に編入
本来の制度
予備役編入・除隊→在郷軍人(市民)に戻る→必要に応じ召集→下士官として軍務につく
太平洋戦争のパターン
予備役編入・除隊→即日召集→下士官として引き続き軍務につく
「予備役編入・除隊→召集」は書類上の処理だけで、実質的には同じ部隊で引き続いて軍務についてるわけ
下士官には職業軍人はほとんどいなかった
乙幹(下士官)を志願した時点で職業軍人の道を選択したことになる
幹部候補生ちゃあ本来は、土官学校出身の幹部と違って、
戦争中必要だが大量消費される下級指揮官(中隊長くらいまで)を大量生産
する為に作られた制度。試験等により選抜されて、甲種が少尉~ 乙種が下士官。
ぶっちゃけ、イイ人材を取り込むために軍が考え出して、それなりに昇進等優遇されてた制度。
元々は100円少尉だったっけかな・・・金持ち子弟の優遇制度だったのだが、廃止されて、
2次大戦の頃に復活した筈。
で、戦前の話だが・・・
兵隊奴隷、下士官道楽、士官は商売と言われてた。
給料的にも、そうだった。最上層の下士官は最下層の士官である新品少尉よりは給料よかったが、
兵隊出身で下士官経由で士官のそこそこになるのは、めっちゃムズイ。
少佐になったら「兵隊大将」と呼ばれるくらい稀なことだった。
新品少尉はまあ 今でいう新入社員かな。古手の準社員より時間当たり給料は少なくてもそのうち上がる。
下士官はまあ・・・農家の次男坊三男坊の重要な就職先でもあったので、
派遣社員のそこそこ専門資格持ち くらいかな。
ちなみに士官はとらば~ゆの自由が無かったが、下士官以下は任期切れたら
転職可能。(戦争中等で召集(赤紙)されたら無理だが)
その代り下士官は定年が士官に比べて早かった筈。
旧ソ連は軍隊以外でも、警察や諜報機関では軍隊と似たような階級呼称がありましたが、
それは、他の職業ではどの職種まで軍隊と同じような階級呼称なのでしょう?(487:146)
消防士とか教師とかまでそうなんですか?
また現在のロシアでも軍隊以外で軍的な階級呼称をしているのですか?
そいつぁほとんど翻訳の問題だぜ
それ、ただ単に、日本語へ訳したときの問題では?
旧ソ連じゃなくたってそうだよ。
たとえばアメリカの警察じゃ警部補はlieutenantだし
消防署に行けばlieutenantは「副分隊長」
sergeantは警察だと「巡査部長」
captainは警察だと「警部」消防署だと「消防署長」
警察や消防はその組織上、軍隊と同じ名前を使ってるってこと。
日本の消防や警察でも十分軍隊っぽい階級になってる。
兵卒の階級?がいまいちよく分かりません。(486:718)
すみません・・・。
ある本を読んでてわからない事があったので質問にきました。
自分は兵卒の階級?がいまいちよく分かりません。
二等兵からはよほどの事がなければ佐官以上にはなれないと思うんですけど、兵学校出身者でも将校以上になるのはコネと運が必要なんですか?
ちなみに、階級は旧日本軍のモノを使用していました。
よろしくお願いします。
いわゆる「将校(士官)」になるには通常は「士官学校(日本の場合、海軍は「海軍兵学校」)」
というところを出ないといけない。
士官学校を卒業した後、もっと細分化された専門的な教育を受けて晴れて正規の「将校(士官)」
となり、その後しばらくは「尉官(大/中/少尉)」としてキャリアを積む。
「尉官」から「佐官(大/中/少佐)」になるには大きな壁があり、更にその上、「将官(大将
/中将/少将/准将)」になるには更に大きな壁がある。
特に(国によって違うけど)「佐官」とそれ以上になるには、「軍大学」とか「幕僚学校」と
いった高等将校教育を受けていないと難しい。
通常、2等兵で始めた人が「下士官(いわゆる軍曹)」以上になることはまずない。
徴兵制のあるような国では、普通に徴兵されただけなら「兵」以上にはならないのが普通。
兵として軍隊にいるうちに「君は優秀なので推選するから士官学校に進んでみては?」と
言われて将校への道を進む人も少数だがいたりはする。
判りやすく一般社会に照らして説明すると、
「兵卒(上/1/2等兵)」はアルバイト。ずっとバイトで人生を過ごす人は普通いない(最近は色々とアレだが)
ように、若いうちの一時か臨時に勤めるもの。
「下士官(軍曹) 曹長/軍曹/伍長」は高卒の現場組正社員。チーフとしてバイトの人達を指導監督し
事実上現場を仕切ってるのはこの人たちだが、どれだけ勤めてもチーフ以上にはなれない。
バイトから正社員採用されてチーフになる人もいる。
「准士官(准尉)」は高卒正社員の最高峰。この道何十年、「この会社、この業界の事は何でも知っている」的な
プロフェッショナル。
でもあくまで高卒組なので、正社員ではあっても管理職にはなれない。
とはいえ、経験が長いので社長であってもこの人達には一目置く。役員でも敬語で会話することは珍しくないし
年功があるので給料はなまじっかな大卒管理職よりも多かったりもする。
「士官候補生」は大卒の新卒採用一年目。将来の管理職、ことによっては役員矢や社長になる
人達だが、今は毎日研修に明け暮れるただの何もできない新人に過ぎない。
「尉官(大尉、中尉、少尉)」は大卒正社員の現場組管理職。場合によっては異例の出世をした高卒正社員の
人がやってたりもする。係長や課長として現場実務をこなし、より上を目指す。
上級管理職の秘書や補佐として現場組ではなく管理業務に就くことも。
基本的にはキャリアの中間通過地点だが人によってはここで定年を迎えることも・・・。
「佐官(大佐、中佐、少佐)」は大卒正社員の上級管理職。大卒正社員ならよほどのミスをしないかぎり
定年までにはこのくらいの地位には就けるが、大卒で正社員として入社した人全員がそうなれることが
保証されているか、というと微妙。
部長や支店長として完全な管理職となり、会社の経営全体にも決定権は弱くとも関わることになる。
また、秘書室長や人事部長といった形で役員クラスの人を直接補佐することもある。
このレベルになると、ただ業務の実績があるだけではなく役員からの支持がないとここまで
昇るのは難しい。「コネも実力も運もない」とよほどのこと(課長時代に会社の命運を決める
プロジェクトで活躍したとか)がなければなれない。(続く)
「将官」のうち「中将、少将、准将」は、常務として会社の意思決定に直接関わる役員だが
現場にもある程度は関わる人達。
会社が大きなプロジェクトを立ち上げたりしたときにはそれを統括指揮する人になる。
さすがに大卒の正社員でもここまでなれる人は少ない。
また、役員なので単純なエスカレーター式出世では昇れないポジションで、株主の承認が
まったく得られないような人は無理。
このクラスになると業務以上に役員同士の派閥争いやせめぎ合いをどうこなすかが重要に
なってくる。
大卒の正社員であっても同期入社組の内ここまでこれるのは何人いるか・・・という地位
だが、一族経営で筆頭株主=社長(会長)みたいなワンマン会社だと大学出ていきなり
この地位に就く人がいたりもする。
あと、会社の経営権が他社に握られてるとその会社から監視役としてこの地位に就けられる
人がいたりするし、同業他社から引き抜いてきた人をいきなりこの地位に就けて新事業の
牽引指導役にしたりもする。
「大将」は専務として会社の総合統括を行う人達。
基本的には現場からは遠く離れた雲の上の人々だが、会社の社運を賭けた一大プロジェクトとか
だと直接指揮を執ることも。
この人達の中からこれまでの業績、人望、派閥的根回し、人脈、金脈等諸々の要素で社長や
副社長といった「会社の顔」が選定される。
同期入社組の中でもここまで昇りつめるのはホンの数人。
でも、任命されれば就任できる役員なので、外部からいきなりの地位に就いたり就けられたりと
いうことも結構ある、のは上に同じ。
既に詳しいレスがついてるんですが。
今の米軍の場合
二等兵など兵卒や下士官から士官になるには、士官候補学校へ行く必要があります。
准士官については、例えば整備関係やヘリパイロットなど技術、技能の比重が
大きい職種については多いようです。
士官学校や兵学校などの者でも早いうちに大きな割合で軍の外に出てしまいます。
大佐から准将になるのも、准将から少将になるのもきわめて狭い門です。
一方、駆け足で昇進する例もあります。最近、海兵隊でごく短期間のうちに昇進を重ねた
将官の話を読んだ覚えがあります。
将官については大統領が指名し、連邦議会の上院軍事委員会、続いて上院本会議での承認を
経る必要があります。軍人の戦局、時局に関する見識が問われ、秘密会合でもやるんですが
公開会合でもやり、その時の発言がマスメディアを通じて報道されることもあります。
高卒18歳で入隊したとして一体定年は何歳になったらなのでしょうか?(485:874)
20年いたら38歳ですが
40歳で20代と同じ訓練出来ると思えないのですが
任期2年だから少しでも体力が落ちたと見なされれば情け容赦なく切られる
年齢に応じた体力レベルが定められている。また、各階級ごとに服務年限が定められており
その範囲内で昇進していけば大丈夫。
あと、特殊な職種特技では長く勤める例がある。たとえばヘリパイロットなどがそうです。
基地の周りで見ていると中の人がランニングしてるのよく見かけるけど、
訓練がない時でも自主的に身体を動かして体力の維持に気を遣ってると聞くね。
二階級特進についてwikiを読んだところ、どうやら日本独自の制度のようなんですが諸外国にはこういう慣習はないんでしょうか?
戦死したから二階級特進、というのは日本特有の習慣だが、外国にも
「*階級特進」は存在する。
別に戦死したり殉職したりした時だけではなく、
「平時は大佐だが戦時には中将に任命」とか「少将を特進させて大将に任じ総司令官職に就ける」
とかいった特進は世界中で結構普通にある。
高卒18歳二等兵として入隊して6年目の人って軍隊ではどういう扱いなんでしょうか?(479:466)
6年もいたらベテラン?扱いなのかな。先進国の軍隊(陸)でお願いします
普通なら6年も居たら金もある程度貯まるし、その気があれば技能資格もとれるのでやめてもっと安全で割の良い仕事に就いてる。
本人にその気があるか、能力があって上官に説得されるかしたら教育を受けて下士官になってるかもしれない。
軍隊は体力勝負なところがあるので、ある程度歳を取ったら辞めて貰った方が都合がいい。
いざとなれば予備役として再招集がかけられる人材プールにもなるし。
とはいえ現場で直接兵を率いたり、特殊技能を持った下士官は欲しいので志願やポスト、給料で有能な人材は確保する。
アメリカ軍なんかはイラクやアフガンのせいで辞める兵隊が多くなってるので、人材確保に必死になってる。
軍隊でのベテランの定義にもよるが、大抵の者は再任せずに軍を去ることが多い。
このため18歳や17歳で入隊し、下士官となった者(戦争で昇進が早まっている場合もあるが)は
少なくとも中堅とは言える。
下士官になる人とやめる人だとどっちが多いんでしょうか?(479:469)
圧倒的に辞める人が多い。
ここが参考になる。米海兵隊、陸軍、海軍、空軍でカリフォルニア州出身者のうち
イラクやアフガニスタンなどで戦死した人の年齢棒グラフ。
カリフォルニアには大きな海兵隊の基地があるので、海兵隊の比率が大きいが。
最終更新:2009年03月18日 00:33