この動画の前半みたいな自殺行進って、史実の戦法なんですか?(489a:147)
別に自殺じゃねーよ。当時の銃砲は命中率が低かったからこの戦い方の方が強かった。
(489a:149:モッティ ◆uSDglizB3o)
バラバラになると指揮官の命令が届かない&言うこと聞かないで逃げちゃう
だから指揮官の目と声が届くところで戦うしかない
何にせよ。当時の銃は100m以上ではろくに当たらなかったので速さより統制を保って移動する方が大切。
それまでの戦争もおおむね同じで、走って無駄な体力を使う局面は限られてた。
(489a:155:モッティ ◆uSDglizB3o)
命中率悪いなら、むしろ広がって囲んだ方が良くないの?(489a:157)
相手より3倍も多ければ包囲してるよ。
広がると>>154みたいになる
猟兵といって射撃戦専門の兵隊は散兵状態で戦ってたけど火力がしれてるから決定打にならなかったんだよ。なんつうか噛ませ犬的なポジションというか。
で有効射程が100mぐらいしかないから横一列にできるだけ敷き詰めるしかないんだよ。
それに離れ過ぎると仕官の命令が聞こえない。あの頃の銃撃戦は間合いを見ながらの一斉射撃がキモだから
(489a:160:モッティ ◆uSDglizB3o)
アメリカの南北戦争の時って、敵対する相手同士一列に並んで、合図と同時に互いに発砲するんですよね。運動会みたいに。それとWW1当時の塹壕やら鉄条網やらの徹底ぶりの違いに驚きます。この辺の変遷やら背景についてお分かりになる方いらっしゃいますか? (481:678)
多分、映画「グローリー」とか観たんだろうけど
そんな風に横一列で打ち合うなんてやってたのは最初だけ。
段々と塹壕や散兵戦術・野戦築城等を活用するようになっていったんだよ。
末期になると本格的な塹壕戦と攻城戦を行うようになった。
この頃から既にライフル銃が出回り始めていて、従来の戦法通り突撃した騎兵やら、
敵横隊前での機動を行ったりした歩兵がばったばった薙ぎ倒された。
前後の戦争と比較して南北戦争の死者が多かった要因の一つ。
この辺りを境にして散兵突撃が用いられるようになった。
もっとも、現代の分隊突撃から比べればまだ詰め込みすぎで、
第一次世界大戦では機関銃の餌食となる羽目になった。
敵対する同士がならんで・・・というのは主にマスケット銃のころの戦い方
南北戦争ではライフル銃が普及しててもやってたので、被害がえらいことに・・・
WW1のころはさらに機関銃などがでてきて、隊列を組んだ歩兵というものが
ただの的になってしまい、塹壕戦になったのです
一列に並んで発砲するのは南北戦争初期の頃。
当時のマスケット銃の射程が短くて命中率が低かったから
ああしないと敵に当たらない。
中期以降になるとライフル銃が使用されるようになって、
射程も長くなって命中率もヤバいくらい上がった。
横一列の隊形なんかとってたら全滅しちゃうので塹壕も掘るし隊を分散して配置するようになった。
南北戦争時の北軍と南軍の火器は大体同じだったんですか?(483:152)
それとも輸入とかの関係で違ってたりしたとか?
北軍も南軍も緒戦では前装式滑腔銃が多く、
次第に前装式ライフル(施条式マスケット)に切り替わっていった。
だが北軍は自前で前装式ライフル(M1855)を調達できたのに対し
南軍は数を揃えられなかったため、M1855の前身である英国製
P1853エンフィールドライフルを輸入したり、鹵獲品を使ったりと
ただでさえ新旧取り混ぜた状況に拍車がかかり数十種類もの
小銃が入り乱れる複雑な状況になった。
最終更新:2008年10月07日 23:39