潜水艦



潜水艦

潜水艦を黒く塗ってしまうのはどうしてですか?もっと海水の色に馴染むように塗ったほうが空から分りにくいということはないのですか?(488:870)


潜ったら黒い方が目立たないんだよ。
クジラも黒いでしょ
(488:872:モッティ)

潜水艦は普段はアクティブソナーを使わないそうですが
海底や海底の突起、崖状の海底に衝突などの事故の危険はないのですか?(485:310)

海底図の不正確なところではそんな事故もある。
数年前にもアメリカの原潜が海底にキスしたらしいし。
(485:311)
ある。だから各国は海域の情報を平時から集めて
リスクを減らしておく
(485:312)
ある。
んでもって海嶺にごっつんこして艦首が潰れた原潜もある。
(485:313)
SSN711サンフランシスコだね。2005年1月だ。
At 12 noon, January 8, Guam Time, the USS SAN FRANCISCO hits an unchartered undersea mountain while travelling at high speed about 500 ft below surface.
The submarine is able to surface and head back to Guam.
One critically injured sailor died January 9, while 23 other crewmen are treated for injuries by SEAL medical personnel that came aboard January 9.
(485:316)

1、攻撃型原潜とは核兵器搭載原潜の事ですか?
2、攻撃型じゃない原潜というのは有り得るのでしょうか?(実在するか、実用性はあるのか)(484:103)


攻撃型原潜とは、一般的には戦略原潜ではない原子力潜水艦の事です
核兵器は積んでいるものもありますが、核魚雷・核弾頭巡航ミサイル程度です

戦略型でも攻撃型でも無い原潜としては海洋調査という名目のNR-1などが存在します
(484:104)

1)違います。核兵器搭載原潜は戦略型原潜です。
2)1の回答を参照
(484:105)

原潜には実験型とか兵器テスト用とかの例外を除くと3種類ある。

戦略原潜:潜水艦発射弾道核ミサイルを搭載し、敵の都市や重要施設を攻撃する
誘導ミサイル原潜:対艦ミサイルを搭載し、空母群などを主目標とする。核弾頭のこともある。
攻撃原潜:他の潜水艦や艦船を狙うのが主任務。核魚雷を搭載することもある。

だから >>103 に対する回答は、攻撃型原潜≠核搭載原潜であり、攻撃型でない原潜、
つまり戦略原潜や誘導ミサイル原潜もある。
(484:112)

大戦中の米潜水艦ガトー級は航行は常にモーターによる方法ですよね?にもかかわらず、馬力の項目では水上5400HP、水中2740HPとなっていますがこれはどういうことでしょうか?(483:815)

大戦中の米潜水艦ガトー級はディーゼルエレクトリックとなっています。
ディーゼルエレクトリックとはディーゼルは常に発電をして、
航行は常にモーター(推進器はモーター直結)による方法ですよね?
となれば、水中か水上かに係わらず、モーター出力は一定ということですよね?
にもかかわらず、馬力の項目では水上5400HP、水中2740HPとなっていますが、
これはどういうことなのでしょうか?
つまり
水上=ディーゼル→バッテリー→モーター(5400kw)なのに
水中=バッテリー→モーターで、充電できないだけですよね。
なのになぜ出力まで2740kwまで減ってしまうのか、理解できないのです。

単にバッテリーの性能の問題。

バッテリーを充電するには浮上する必要がある->敵に見つかったらやばい時間
->早く充電を終えたい->発電機の出力をとにかく大きく設計する->でかい発電機
->でかい発電機を載せたのだから航行用モーターもでかい物にしよう->海上航行速度の向上
->でもバッテリーの性能は発電機に及ばない->潜水航行速度は向上しない

バッテリーを迂回して直接モーターを駆動できるようにしてあったと見るべきでしょう。
充電が終わればそれ以上は過充電で危険ですから、当然バッテリーを発電機から切り離したはずです。
(483:964)

水上の場合、バッテリーを介さず発電機から直接モーターへ電流を送っている。
それで発電機とモーターからなる閉回路が形成されるのだが、
発電機で発生する電力以上にはモーターの出力は上がらない。
逆に言うと、発電機で発生した電力をそのままモーターに供給できる。
一方、バッテリーは化学変化を使って電力を出し入れしているため、
発電機で電力を上げても一定以上の電力しか充電できないし放電も出来ない。
そのため、発電機直結とバッテリーからの供給では電力(瞬時値)が異なり、
電力によって変化する出力も発電機直結とバッテリー供給では差が出る。
(483:967)

最近建造される潜水艦は「涙滴型」と呼ばれるタイプが少なくなったようですが、理由はなんでしょうか?(482:779)

また今は何型と呼ばれているのですか?

ディーゼル潜水艦は「葉巻型」、原子力潜水艦は「魚雷型」という
艦形が主流。

涙滴型は水中での抵抗が少なく高速を出すのに適しているが、魚雷発射管
以外の兵装を搭載するようになると、艦内スペースに微妙に無駄が多い
(全ての面にRがついてるので、「外側に向けた筒」を搭載するのに向いてない)
のと、水中を高速で突っ走ることがあまり求められなくなった(センサーの
発達で、高速で走ると騒音の問題から発見されやすくなるので高速性能にあまり
意味がなくなった)ので涙滴型は廃れた。
(482:780)

最近だと葉巻型と呼ばれる形状。採用される理由は、以下
「葉巻型は、鯨体型とも呼ばれ、艦中央部の膨らみがなく、魚雷に近い形である。涙滴型に比べ、艦内スペースに余裕が持ちやすく、居住性の向上にも寄与している。」
(482:781)

涙滴型は一番抵抗が少なくて水中で高速度を出すのに向いてる。

でも、原子力潜水艦の場合はパワーに余裕があるのであえて高速度に向いた艦形をとる必要がなく
通常型潜水艦の場合はそもそもそんな全力ダッシュをできる時間が短いのでやっぱりそんな艦形をとる必要が無い

今の形状は「葉巻型」と呼ばれてます。
(482:782)

流体力学が進歩して、水滴型の抵抗が(マッコウ)鯨型より大きいことが判明したから
過去、船尾プロペラを回さない(模型)実験で得たデータを検証なしで使用していたためだそうだ

車のF1も同じような失敗を経験してるし、あまり言われないけどレシプロ機でも雷電とかがこの犠牲者
(482:791)

ロシア、中国の攻撃潜水艦はディーゼルと原子力両方あるようですが、これは意図的に両方持ってるのですか?(482:560)

それとも技術もしくは資金の問題で全てを原子力にできないのですか?

ソ連だと近海防衛用のディーゼル潜と
後方での船団攻撃や戦略原潜の護衛を行う原潜に分けている
もちろん資金的な事情もあったのだろうが
(482:561)

ロシア(ソビエト)のキロ級なんかは輸出用の面も大きい。
大陸中国がディーゼル潜主体なのは、原子力潜水艦揃える金も技術の余裕も
ないから。
(482:564)

 ロシアに付いては地形的にチョークポイントがあるので「待ち伏せ」がしやすい
って利点がある。バルト海にしても黒海にしても日本海にしても海峡を通らないと
入ってこれない。
(482:567)

WWⅡの各国、潜水艦の装甲厚(外殻?)はどの程度だったのでしょうか?(479:611)

さらに、例えば航空機の機銃(12.7~20mm)掃射を受けた場合、潜航に支障が出ない程度の
耐久度があったのでしょうか?

外殻にボカスカ穴が空いたら、程度によりますが大抵は潜航できなくなります
もしくは浮かんでこれないです

んで、12㎜程度でも穴だらけにされます
(479:614)

潜水艦には戦闘機のパラシュートのような脱出装備はあるのでしょうか?例えばシュノーケルとか酸素ボンベとかそういう物です

「スタンキー・フード」っていう、フルフェイスのガスマスクに酸素ボンベがついた
みたいな個人用脱出装置がある。
現在の潜水艦は艦内への入出ハッチの部分がチャンバーになっている(ハッチ開けると
即艦内、にはなってない)ので、この装備を付けてチャンバーに何人かが入り、艦内への
ハッチを閉めたあと艦外へのハッチを開けて脱出、というのを繰り返して全乗員が脱出
できる。
あまり深度が深いと使えないけどね。

潜水艦によってはこのチャンバー部分がそのまんま切り離して脱出ポッドになるような構造に
なってたりもする
(479:320)

潜水艦が艦船に対して魚雷を放つのは深度はどのくらいでしょう?第一次大戦~第二次大戦ごろと現在と両方知りたいです。

昔は狙うのが基本的に水上艦だったので
夜間ならば浮上、あるいは潜望鏡深度からの雷撃

今は水上艦以外に潜水艦も相手になり
魚雷の性能も上がったのである程度の深度から水上艦を狙ったりできるが
詳しいことは秘密です。
こちらから相手を探知できても相手には探知できない
あるいはしにくい状態で発射するのが望ましい
ということになっています

第一次大戦~第二次大戦なら、目標は基本的に水上艦でしたので、
水面すれすれのいわゆる潜望鏡深度での発射が普通でした。
それと、魚雷を発射するには当時は圧縮空気を用いるしか方法が無かったので、
大量の空気が必要な上に深深度の水圧に負けないようにするための圧力をかけられませんでした。
さらに魚雷そのものが深深度の水圧に耐えられなかったこともあり、潜航しての深深度発射は
30mが限界でした。

戦後は空気圧ではなく水圧で発射する方式が主流になり、また魚雷そのものが深深度の
水圧に耐えられる構造になってきましたので、数百メートルの深度からでも
魚雷発射が可能といわれています。
(478:259)

原潜は出航すれば2ヶ月以上の期間任務に付くという記事を見ました。では通常動力の潜水艦はどれぐらいなのでしょうか?


日帰りもあれば、数十日の行動もあります。
海上自衛隊の場合、長期潜航手当てが支給されない程度の行動が多いです。
母港を出港して、潜航予定のポイントに着いて潜航。それからはずっと潜航したままで、母港(寄港地)の近くまで帰ってきて浮上します。

それでは、潜水艦は一番長くてどれくらい潜っていられるのですか?
それは秘密ですが、機械より先に人間がまいってしまうことでしょう。
日本にはディーゼルエレクトリック潜水艦しかありませんが、もし原子力潜水艦があれば出航期間が長くなってつらい勤務になるだろうという人もいます。
冷蔵庫の大きさによる、とも言えます。
(初心者スレ468)

ほぼ絶対見つからない潜水艦ってあるのですか?(390:368)

ディ-ゼル型は原子力型よりも見つかりにくいと聞きましたが、PC3(だっけ?)
に上空で飛ばれるとさすがに見つかってしまうのですかね

吸音ゴムタイル貼った上等の通常型潜水艦が沿岸部で着底していると
アクティブソナー使っても何しても発見できない可能性が十分あるそうです。
(390:369)

場合による。艦が着底していて周りに沈船が多いと探知は難しい。
ディーゼル艦は静かだが酸素の制限があるし、原子力艦は循環ポンプやギヤが煩い…
(390:370)

ちなみにほぼ絶対見つからない潜水艦ってあるのですか?
上述の685型は最大深度でいる限り、当時のソナーで発見できないと考えられていた。
また発見されても攻撃に使える兵装は核機雷しかないとも(今の魚雷はそれなりに潜れるようになったらしい)。

ディ-ゼル型は原子力型よりも見つかりにくいと聞きましたが、PC3(だっけ?)
原子力艦の場合、原子炉を止めるわけにもいかないし稼動させる限り冷却しなければならないので静粛性では不利。
ただし大型、大出力なので静粛性対策にかなりの重量を割く事も可能なので一概には言えない。

一方ディーゼル潜は出力の問題から小型ないし中型にならざる負えないが、
原子炉の変わりに電池を使うので原理的には原潜より静か。
更に小さいので狭い場所に隠れやすく、浅い場所での運動でも大型原潜に比べて制約が少ない。

P-3Cが導入された当初、海自潜水艦は尽く"撃沈"されたという話がある。
その為『はるしお型』からは大幅な静粛性の向上が図られ、現在では潜水艦側が有利な状況になったらしい。
(390:375)

潜水艦がシュノーケルを使い始めた頃、うまく操作出来ず乗り組み員がCO中毒になったなんて事はあったのでしょうか?

Uボート977(朝日ソノラマ)を読んでのことです。
シュノーケル航行中、深度調節に失敗して海面下にシュノーケルが潜ってしまい空気を取り入れられなくなると、
艦内の空気をディーゼル機関が吸引して艦内が物凄い陰圧になったり排気が充満したり、とても大変な目にあった、と書いてありました。
実際排気が充満なんかしたらCO中毒になったりするんじゃないか?と思いました。
潜水艦がシュノーケルを使い始めた頃、うまく操作出来ず乗り組み員がCO中毒になったなんて事はあったのでしょうか?
また現在のディーゼル潜水艦では、シュノーケル航行中に間違って海面下に潜ってしまった場合、
同じ様に艦内の空気をヂーゼルエンジンが吸い込んで陰圧になったり、排気が艦内に充満したりしてしまう事があるんでしょうか?

つ 日本海軍の第六潜水艇あたり。

最初のSnorkelは、単純な延長チューブで、頂部が水面に隠れた場合は、
管からの浸水を防ぐ手段が無かったりしました。
オランダ海軍が、頂部に球状の浮子を使って水に浸かった場合は自動的に
弁が閉じる方式を開発します。
ドイツが開発したのは、オランダが開発したのが、直接エンジンに繋がる送気管
であったのに対し、管を単純に艦に引込み、通常の方法でディーゼルは吸気する
ものでした。

但し、その空気の必要量は、1時間当り4700m^3に上ります。
このバルブが突然閉鎖した場合は、外気からの供給が喪われますが、取り敢えず、
前期の構造から、主機の短時間の継続稼働は可能でした。
しかし、数分使うと、乗員はCO中毒より、空気必要量の喪失から、目眩、呼吸困難、
鼓膜破裂、意識喪失、そして、窒息死になる可能性があります。

従って、Snorkelの運転中は、吸気弁が閉まる度に主機を止めるように機関兵が常時
監視していました。
後に、このバルブは自動化されています。

現在のものは、これを発展させたものですが、それでも、操作を誤れば、陰圧になる
可能性は十分にあり得ます。
(378:204)

第二次大戦の艦艇のレーダーは潜水艦の潜望鏡を捉えることはできましたか?

できました。このためUボートの潜望鏡に電波ステルス対策がなされたほどです。

電波吸収用のゴム貼ってました。
(377:560,564)

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最終更新:2009年03月18日 02:34
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