「木下理樹」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

木下理樹 - (2007/03/24 (土) 18:01:52) の編集履歴(バックアップ)


木下理樹

ファンをバンドにひきつけているのはメインソングライターでフロントマンの木下理樹とされる。苦悩、喪失、焦燥、コミュニケーション、劣等感、自己嫌悪、ノスタルジー、恋愛などをテーマにした文学的な詞世界、ポップで甘いメロディ、甘く中性的な声質、エモーショナルなボーカリゼーション等が評価されている。文学青年風で、人付き合いが苦手そうなキャラクターがファンの感情移入や自己投影を誘うようである。

ミュージシャンになる前は映画監督を志望していたこともあり(デビュー以前は定職につかずバイトもろくにしていない所謂ニートで親の仕送りで生活していた)映画評論家のような副業を持っている。また木下は音楽マニアとしても知られており、ロックを初めとする様々な音楽に精通している。Syrup16gの五十嵐隆、SPARTA LOCALSの安部コウセイ、フジファブリックの志村正彦、DOPING PANDA、bloodthirsty butchers、田渕ひさ子、Polaris、NIRGILIS等と交流が深い。NIRGILISの「ニュースタンダード」には木下がゲスト参加している。因みに日本において最も共感できるバンドはスピッツとNUMBER GIRLであり自分と同じ雰囲気を感じるとしていた。逆に青春パンクに関して「挑発したい気持ちがある」と発言したり、BUMP OF CHICKENと見られる特定の同世代バンドを「アニソンっぽい曲ばかり作るバンド」として非難していた時期があった。

批判

木下は自身の楽曲のタイトル、詩、曲を映画や、音楽、小説などから借用することがよくあり、これが剽窃であるとして批判を受けることがある。ただしこれに対してはそもそも木下は二次創作的なクリエーターであるという反論もある。楽曲が単調であることから木下自身の作曲能力の低さを指摘する声もある。また、木下の歌唱力の低さ、メンバーの楽器演奏力の低さについても批判を受けることが多い。暗澹とした詞世界などからも好き嫌いの分かれるアーティストといえる。