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12話 ケダモノゴコロ
「アッ、ア゛ァーッ! ア゛ーッ、イク! イク、イク……あぁ……はああ……」
森の中に存在する軍事施設の遺構、その中の発電施設跡。
獣の如き男の嬌声が響く。
全裸の狼獣人の男が、同じく全裸の半獣人の女性の顔目掛け、己の種液を撒き散らす。
女性は長時間暴行を受けた形跡が有り、猿轡をされ、目からは涙を流していた。
狼獣人の名はウォラゴ。とある犯罪組織の構成員。
この殺し合いゲームに、同僚のレカと共に巻き込まれた。
しかし元々死と隣り合わせの日々を送っていたウォラゴは特に動じる事も無く、あっさり殺し合いに乗る事に決める。
スタート地点の軍事施設跡にて見付けた、白い髪の半獣人女性、ゼンルを引っ捕え、性的暴行を加えた。
「ああ、気持ち良かったぜぇ」
「うっ……うっ……汚い、臭い」
嗚咽を漏らすゼンル。全身、ウォラゴの体液と唾液に塗れ、嫌悪感と悪臭を彼女にもたらしていた。
そんなゼンルの泣き言には構わず、ウォラゴはその辺の床に放ってあった自分のベルトを手に取ると、ゼンルの首に巻き付けて絞め上げる。
「あぐぁ!?」
「気持ち良くしてくれてありがとうな……じゃあな」
「い、嫌! やめて、死にたくな……げほっ、あっ、ア」
ゼンルは必死にもがいたが、どうする事も出来ず、やがて口から泡を吹き、目から光が消え、ビクビクと痙攣した後、動かなくなった。
動かなくなった後も、ウォラゴは念を入れて三分程思い切りゼンルの首を絞め、股間からアンモニア臭のする液体が染み出した辺りでようやく絞めるのを止める。
ゼンルとの行為で汚れた自分の身体を彼女の衣服で拭くと、ウォラゴは自分の衣服を着た。
「えがったえがった。これで精気、じゃねぇ、鋭気を養う事が出来たな。女とはヤれる時にヤっておかねぇとなぁ」
身勝手な理屈を口に出しながらゼンルの持っていたハンティングナイフを回収するウォラゴ。
彼自身の支給品は消毒用エタノールであった為、ゼンルを捕まえたのは暴行目的の他に武器の入手と言う目的もあった。
性欲も満たし、武器も入手したウォラゴは荷物を纏めて発電施設跡から外に出る。
蔦や草木に侵食され朽ちたコンクリートの遺構が建ち並ぶ。
監視塔と思しき倒壊した鉄骨の残骸も見受けられた。
地図とコンパスを取り出し、どの方向へ進めば内陸方面に抜けられるかを確認し、ウォラゴは歩き出した。
(レカの奴は、放っておくか)
同僚であるレカに関しては、特に仲が良い訳でも無い為放置する事に決め、
当面は他参加者の排除、及び、好みの女性を漁る事を基本行動指針と定めてウォラゴは行動を開始する。
&color(red){【ゼンル 死亡】}
&color(red){【残り48人】}
【明朝/B-2軍事施設跡】
【ウォラゴ】
状態:やや疲労
装備:ハンティングナイフ
持物:基本支給品一式、消毒用エタノール(500ml)
現状:優勝狙い。好みの女は犯す。好みじゃない女、用済みの女、男はさっさと始末する。レカは放置。
備考:特に無し。
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《キャラ紹介》
【ウォラゴ】
年齢:20
性別:男
種族:狼獣人
特徴:濃淡の青色の毛皮を持つ狼獣人。引き締まった身体付き。黒い半袖シャツに灰色のズボン、軍用ブーツ着用。手甲やスリングベルト装備
職業:犯罪組織構成員
備考:とある犯罪組織に属し略奪、暴行、殺人等悪事を働いている。享楽的かつ残忍な性格。
高い身体能力を誇り、戦闘スキルもかなりの物。
ロワ参加者の一人、レカは同僚。しかし仲が良い訳では無い
【ゼンル】
年齢:22
性別:女
種族:半犬獣人
特徴:犬耳と尻尾を持つ銀髪の女性。スタイルは良い。露出の多い軽装
職業:トレジャーハンター
備考:明るい性格。トレジャーハンターとして遺跡や洞窟を回っている。
戦闘になる事も多いのである程度格闘技や武器の扱いに通じているがはっきり言って弱い
《支給品紹介》
【ハンティングナイフ】
支給者:ゼンル
分類:刃物
説明:狩猟用の頑丈で切れ味の鋭い大型ナイフ。
【消毒用エタノール】
支給者:ウォラゴ
分類:その他
説明:消毒用の医療用アルコール。揮発性、引火性が強い。
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|&color(blue){ゲーム開始}|ゼンル|&color(red){死亡}|
【5】ケダモノゴコロ
C-5市街地。
緑の竜人、馬里邑龍太は支給されたハルバードを持って通りを歩いていた。
「殺し合いなんて……最高じゃん! ここん所退屈だったし面白いぜ」
超短絡思考で龍太は殺し合いに乗る。
「ついでに、女とヤりたいなぁ……」
更にあわよくば好みの女性を襲いたいとも思っていた。
興奮で股間のスリットから顔を出しそうになった息子を押し込む。
「それじゃああの鯱っぽい人を最初の獲物にしよう」
わー、と勢いをつけて龍太は前方の鯱と竜が混ざったような獣人男に斬り掛かった。
しかしあっさり避けられる。
「危ねぇな兄ちゃん」
「くそっ」
ぶんぶんとハルバードを振り回すが鯱竜人、捨田利磯太には当たらず。
磯太は隙を突いて龍太の腹に蹴りをぶち込んだ。
ぐほっ、と悲鳴をあげ龍太は数メートル後ろに吹き飛ばされ、咳き込んで悶える。
「兄ちゃん素人だなあ、全然避けられるぜそんなモン。悪ィがお前さんに構ってられねぇんだ、じゃあな」
「ぐあ、ま、待て……畜生、あいつやるな……」
逃げていく鯱竜人を見て次に会ったら絶対に殺してやると龍太は心に誓う。
一方の鯱竜人、磯太は殺し合いには乗っていない。
「ふぅ、やっぱ殺し合いに乗る奴は居るんだな。良い武器が欲しいぜ。フォークだもんな」
当面の目標は支給されたスパゲティフォークより良い武器を手に入れる事である。
「あと良い男が居たらヤりてぇなぁ。さっきの兄ちゃんも良い顔だったけど」
それと好みの男と一発楽しみたいとも思っていた。
彼は生粋のゲイであった。
【明朝/C-5市街地】
【馬里邑龍太】
[状態]腹部に痛み
[所持品]基本支給品一式、ハルバード
[行動指針]優勝狙い。あの鯱(捨田利磯太)はいつか殺す。
【捨田利磯太】
[状態]健康
[所持品]基本支給品一式、スパゲティフォーク
[行動指針]殺し合いはしない。好みの男とヤりたい。
《キャラ紹介》
【馬里邑龍太】
まりむら・りゅうた
裸族の竜人種。緑と白色の身体。20歳の大学生で、日々を退屈に思っていた。女好き。
【捨田利磯太】
しゃたり・いそた
鯱竜人種の35歳。傭兵をしており戦闘能力は高い。腹が出ているが筋肉質の巨漢、包茎ながら巨根。そして生粋のホモ。
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