ロン=モアザンディーノ

カリナン公国における軍事を任する一族の一人。
ルージュは姉。

長く続くロードの系譜に終止符を打つことが夢。
彼らモアザンディーノ一族は、永遠の二番手であり、どうしてもその地位を変えることはできない。それを理解しつつも、彼は姉であるルージュが不憫でならないのだ。
自分だけならまだしも、ダイヤモンド一族を凌ぐ実力を持つルージュが、このまま補助役で居続けることを受け入れられないのだ。

能力「鎖国覇権の語り部(クディアクレイル・テイラー)」は姉であるルージュをサポートするために生まれた力。
物語の舞台演出を司り、ある範囲内にいる複数の対象者を物語の登場人物に巻き込み、物語への参加を強制する。
大道具、小道具、照明もお手の物!
参加を拒んだ者は退場(降板)となり、観客として物語の行く末を見届ける。
ロン自身は語り部として物語の進行を務める。
能力発動中は無敵!しかし登場人物への攻撃は不可!
完全なるサポート能力なのだ。

こうして発現した能力の全てはルージュがロードになるために捧げられた。自己の勝利を完全に放棄したことで、彼自身は無敵となった。しかし、それでもロードの系譜が改められることはなかった。

ビルド(国内の政治を司る役割)の企みにより、一時緊張感が増したものの、バトルグランプリ以降、彼はそれまでのこだわりを捨てることとした。
ルージュが立つべきはロードの席にあらず。
さらに高みを目指す。
どんな手を使ってでも。。。

『鎖国覇権の語り部(クディアクレイル・テイラー)』 初出83話
上述の能力。

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最終更新:2020年08月14日 12:57