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*MT*2_32-生物の歴史(四) 石川千代松
*2010.2.27 第二巻 第三二号
生物の歴史(四)
石川千代松
一七、進化論(しんかろん)
細胞(さいぼう)
生殖(せいしょく)細胞と身体細胞
メンデルの法則(ほうそく)
人間の進化
類人猿(るいじんえん)
言語(げんご)
&image(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/2_32-1.gif,http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=164&file=milk_tea_2_32.zip)
&ref(2_32-2.gif)
[[【週刊ミルクティー*第二巻 第三二号】>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=164&file=milk_tea_2_32.zip]]
※ ダウンロードを開始します。
[[milk_tea_2_32.zip>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=164&file=milk_tea_2_32.zip]](588KB)
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|COLOR(red):月末最終号:無料| p.153 / *99 出版|
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(80項目)p.537
※ 傍点や傍線の見えにくい場合は、T-Time の文字品質(アンチエイリアス)を「標準」にしてご覧ください。
※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
※ この作品は青空文庫にて入力中です。翻訳・朗読・転載は自由です。
(c) Copyright is public domain.
*飛び出せ! 週刊ミミクリィー*
|COLOR(red):オリジナル版|COLOR(blue):ミミクリィー*現代表記版|
|COLOR(red):生物の歴史(三)|COLOR(blue):生物の歴史(三)|
|COLOR(red): さる[#「さる」に傍点]の中《うち》にはマダカスカル[#「マダカスカル」は底本のまま]島にたくさんゐて、その他インド地方の島々に産する擬猿類《ぎえんるい》といひ、半分さる[#「さる」に傍点]で、半分食肉類のようなものがあるが、これ等はその類としては一番劣等なものである。それから、南米にゐるさる[#「さる」に傍点]類がこれ等より高等のものだが、これ等のさる[#「さる」に傍点]には齒が三十六枚あるし、多くは尻尾《しつぽ》が長くて樹《き》の枝《えだ》に卷きつくことが出來る。その他鼻の孔《あな》の間が廣いので、これ等を廣鼻類《こうびるい》と名づける。廣鼻類と違つて鼻孔管《びこうかん》が狹く、齒の數《すう》が人間と同じく三十二枚あるものが、第三のさる[#「さる」に傍点]類で、これ等を狹鼻類《きようびるい》といひ、アジア、アフリカ等に産するものである。わが國のさる[#「さる」に傍点]もこの内にはひつてゐる。|COLOR(blue): サルの中(うち)には、マダガスカル島にたくさんいて、その他インド地方の島々に産する擬猿類(ぎえんるい)といい、半分サルで、半分食肉類のようなものがあるが、これらは、その類としては一番劣等なものである。それから、南米にいるサル類がこれらより高等のものだが、これらのサルには歯が三十六枚あるし、多くは尻尾(しっぽ)が長くて樹(き)の枝(えだ)に巻きつくことができる。その他、鼻の孔(あな)のあいだが広いので、これらを広鼻類(こうびるい)と名づける。広鼻類と違って鼻孔管(びこうかん)がせまく、歯の数(すう)が人間と同じく三十二枚あるものが第三のサル類で、これらを狭鼻類(きょうびるい)といい、アジア・アフリカ等に産するものである。わが国のサルもこの内にはいっている。|
|COLOR(red): 今いつた狹鼻類の中《うち》で、われ/\人間に最もよく似てゐるものは、アフリカに産するごるりら[#「ごるりら」に傍点]とちんぱんぢー[#「ちんぱんぢー」に傍点]、それからボルネオに産するおらんぐ[#「おらんぐ」に傍点]・うーたん[#「うーたん」に傍点]とである。その他インド地方に多い手長ざる[#「ざる」に傍点]も今いつた三種とは少し違ふが、他のさる[#「さる」に傍点]に比べるとこれもまた人間に近いものである。であるから、これ等のさる[#「さる」に傍点]を一しょにして類人猿《るいじんえん》というて置く。前にいつたリンネウスは、人間ばかりが神によつて造られたものであるといふことを信じてゐたが、それでもこれ等のさる[#「さる」に傍点]と人間とを一しよにして、靈長類《れいちようるい》といふ名を與へてゐた。|COLOR(blue): 今いった狭鼻類のうちで、われわれ人間にもっともよく似ているものは、アフリカに産するゴリラとチンパンジー、それからボルネオに産するオランウータンとである。その他、インド地方に多いテナガザルも今いった三種とは少し違うが、他のサルにくらべると、これもまた人間に近いものである。であるから、これらのサルをいっしょにして類人猿(るいじんえん)というておく。前にいったリネウス〔リンネ〕は、人間ばかりが神によってつくられたものであるということを信じていたが、それでもこれらのサルと人間とをいっしょにして、霊長類(れいちょうるい)という名をあたえていた。|
#ref(2_32.rm)
(朗読:RealMedia 形式 280KB、2'15'')
石川千代松 いしかわ ちよまつ
1860-1935(万延元.6.6-昭和10.1.17)
動物学者。東京出身。ドイツに留学して、日本にワイスマン流の進化論を紹介。東大教授。魚類学・細胞学を研究。日本動物学会会長。著『石川千代松全集』全10巻(興文社、1935-36)。
◇参照:&link_wikipedia(石川千代松){Wikipedia}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。
*底本
底本:『地球と生物の歴史』復刻版 日本児童文庫、名著普及会
1982(昭和57)年6月20日 発行
底本の親本:『地球と生物の歴史』日本兒童文庫、アルス
1930(昭和5)年4月30日 発行
NDC 分類:K480(動物学)
&nolink(http://yozora.kazumi386.org/4/8/ndck480.html)
※ ページ未登録。
2010.2.27:公開
2010.2.28:更新
ミミックリ、リリックリ/PoorBook G3'99
翻訳・朗読・転載は自由です。
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*MT*2_32-生物の歴史(四) 石川千代松
*2010.2.27 第二巻 第三二号
生物の歴史(四)
石川千代松
一七、進化論(しんかろん)
細胞(さいぼう)
生殖(せいしょく)細胞と身体細胞
メンデルの法則(ほうそく)
人間の進化
類人猿(るいじんえん)
言語(げんご)
&image(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/2_32-1.gif,http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=164&file=milk_tea_2_32.zip)
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|COLOR(red):月末最終号:無料| p.153 / *99 出版|
付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(80項目)p.537
※ 傍点や傍線の見えにくい場合は、T-Time の文字品質(アンチエイリアス)を「標準」にしてご覧ください。
※ オリジナル版に加えて、ミルクティー*現代表記版を同時収録。
※ JIS X 0213・ttz 形式。
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(c) Copyright is public domain.
*飛び出せ! 週刊ミミクリィー*
|COLOR(red):オリジナル版|COLOR(blue):ミミクリィー*現代表記版|
|COLOR(red):生物の歴史(三)|COLOR(blue):生物の歴史(三)|
|COLOR(red): さる[#「さる」に傍点]の中《うち》にはマダカスカル[#「マダカスカル」は底本のまま]島にたくさんゐて、その他インド地方の島々に産する擬猿類《ぎえんるい》といひ、半分さる[#「さる」に傍点]で、半分食肉類のようなものがあるが、これ等はその類としては一番劣等なものである。それから、南米にゐるさる[#「さる」に傍点]類がこれ等より高等のものだが、これ等のさる[#「さる」に傍点]には齒が三十六枚あるし、多くは尻尾《しつぽ》が長くて樹《き》の枝《えだ》に卷きつくことが出來る。その他鼻の孔《あな》の間が廣いので、これ等を廣鼻類《こうびるい》と名づける。廣鼻類と違つて鼻孔管《びこうかん》が狹く、齒の數《すう》が人間と同じく三十二枚あるものが、第三のさる[#「さる」に傍点]類で、これ等を狹鼻類《きようびるい》といひ、アジア、アフリカ等に産するものである。わが國のさる[#「さる」に傍点]もこの内にはひつてゐる。|COLOR(blue): サルの中(うち)には、マダガスカル島にたくさんいて、その他インド地方の島々に産する擬猿類(ぎえんるい)といい、半分サルで、半分食肉類のようなものがあるが、これらは、その類としては一番劣等なものである。それから、南米にいるサル類がこれらより高等のものだが、これらのサルには歯が三十六枚あるし、多くは尻尾(しっぽ)が長くて樹(き)の枝(えだ)に巻きつくことができる。その他、鼻の孔(あな)のあいだが広いので、これらを広鼻類(こうびるい)と名づける。広鼻類と違って鼻孔管(びこうかん)がせまく、歯の数(すう)が人間と同じく三十二枚あるものが第三のサル類で、これらを狭鼻類(きょうびるい)といい、アジア・アフリカ等に産するものである。わが国のサルもこの内にはいっている。|
|COLOR(red): 今いつた狹鼻類の中《うち》で、われ/\人間に最もよく似てゐるものは、アフリカに産するごるりら[#「ごるりら」に傍点]とちんぱんぢー[#「ちんぱんぢー」に傍点]、それからボルネオに産するおらんぐ[#「おらんぐ」に傍点]・うーたん[#「うーたん」に傍点]とである。その他インド地方に多い手長ざる[#「ざる」に傍点]も今いつた三種とは少し違ふが、他のさる[#「さる」に傍点]に比べるとこれもまた人間に近いものである。であるから、これ等のさる[#「さる」に傍点]を一しょにして類人猿《るいじんえん》というて置く。前にいつたリンネウスは、人間ばかりが神によつて造られたものであるといふことを信じてゐたが、それでもこれ等のさる[#「さる」に傍点]と人間とを一しよにして、靈長類《れいちようるい》といふ名を與へてゐた。|COLOR(blue): 今いった狭鼻類のうちで、われわれ人間にもっともよく似ているものは、アフリカに産するゴリラとチンパンジー、それからボルネオに産するオランウータンとである。その他、インド地方に多いテナガザルも今いった三種とは少し違うが、他のサルにくらべると、これもまた人間に近いものである。であるから、これらのサルをいっしょにして類人猿(るいじんえん)というておく。前にいったリネウス〔リンネ〕は、人間ばかりが神によってつくられたものであるということを信じていたが、それでもこれらのサルと人間とをいっしょにして、霊長類(れいちょうるい)という名をあたえていた。|
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(朗読:RealMedia 形式 280KB、2'15'')
石川千代松 いしかわ ちよまつ
1860-1935(万延元.6.6-昭和10.1.17)
動物学者。東京出身。ドイツに留学して、日本にワイスマン流の進化論を紹介。東大教授。魚類学・細胞学を研究。日本動物学会会長。著『石川千代松全集』全10巻(興文社、1935-36)。
◇参照:&link_wikipedia(石川千代松){Wikipedia}、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。
*底本
底本:『地球と生物の歴史』復刻版 日本児童文庫、名著普及会
1982(昭和57)年6月20日 発行
底本の親本:『地球と生物の歴史』日本兒童文庫、アルス
1930(昭和5)年4月30日 発行
NDC 分類:K480(動物学)
&nolink(http://yozora.kazumi386.org/4/8/ndck480.html)
※ ページ未登録。
2010.2.27:公開
2010.2.28:更新
ミミックリ、リリックリ/PoorBook G3'99
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- ファイルが1MB超で @wiki にアップできなかったので、分割して再度用意しました。 -- しだ (2010-02-28 01:12:30)
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