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「T-Timeマガジン『週刊ミルクティー*』創刊」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
T-Timeマガジン『週刊ミルクティー*』創刊」を以下のとおり復元します。
*T-Timeマガジン『週刊ミルクティー*』創刊
(改題、週刊『振り込め T-Time!(仮)』)

*MacバイナリがついていてWindows環境ではそのままでは開けない
|COLOR(red):「MacバイナリがついていてWindows環境ではそのままでは開けない」という指摘をいただきました。創刊号〜第4号まで、MacBinary をカットして zip 圧縮・再アップします。内容は同一です。|

すでにダウンロード済みの Windows 環境の方は、
「Mac bin」
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se149423.html
のようなソフトを使って MacBinary を除去してからお楽しみいただけます。
(2008.8.19 しだ/*99出版)(謝)

*文字品質を「アンチエイリアス 強」に

 あと、これは個人的な感覚なのですが、T-Timeのメニューの、
 詳細>文字品質は、「アンチエイリアス 標準」ではなく、
 「アンチエイリアス 強」をデフォルト設定にしたほうが
 良いのではないでしょうか?

 T-timeの売りの一つは、キレイな縦組み表示にあると思うので、
 その魅力をもっと活かしたほうがいいです。


以上のようなメールをいただきました。WindowsXPユーザーとのことです。
次回(第5号)から、「アンチエイリアス 強」でやってみます。

すでにダウンロード済みのかたも、文字品質を「アンチエイリアス 強」で、お試しください。
(2008.8.21 しだ/*99出版)

*内容
・青空文庫の工作員として入力・校正した作品を、即、電子本化。
・オリジナルの旧字旧かな版に加えて、現代表記版を同時収録。
・JIS X 0213・ttz 形式を採用。
・定価210円(税込)。毎月最終週号は無料。
・販売:DL-MARKET。

※ 青空文庫(http://aozora.gr.jp/)はインターネットの図書館。
※ T-Time は電子本(ttz 形式)を読むためのビュワーソフト。(株)ボイジャー(http://www.voyager.co.jp/)の商標・製品。T-Time 無償版は [[こちら>http://www.voyager.co.jp/T-Time/update/index.html]] から。
※ DL-MARKET(http://www.dl-market.com/)はダウンロード販売支援サイト。各種決済に対応。


*製作環境
・Macintosh iBook(G3)、Mac OS 9.2.2
・T-Time 2.3.1 パブリッシャーズ・キット ver.2.0
・表示確認:Mac OS 10.4.6、T-Time 5.5.7

|COLOR(red):&s(){※ 環境(OSや T-Time のバージョン)によっては、表示に乱れの生じる場合があります。商品の払い戻しはできませんので、ご了承ください。}|
|払い戻しができないにはちがいないけれど、「表示の乱れ」は未確認。ボイジャーと T-Time を信じることにする。|
|※ 翻訳・朗読・転載は自由です。|
|(c) Copyright is public domain.|

||*99 出版|
||〒994-0024 山形県天童市鎌田2丁目1−21|
||アパートメント山口A−202|
||しだひろし|
||http://www33.atwiki.jp/asterisk99/pages/93.html|


*いきさつ
 &s(){青空文庫の欠点として、1.公開までの期間が長すぎ 2.現代表記版の作成作業・登録手続きがめんどう 3.ファイル形式に弾力性がない ……などがあげられる。結果、新規工作員の参加や新規の取り組みにやや欠け、工作員の固定化、登録作品もジャンルのバラエティに欠ける内容となっている……と、見る。}
 &s(){また、作業しづらい作品(旧字旧かな表記、変体仮名表記、表組み・図版のある作品、差別用語などに配慮を要する作品、ルビが多い、スキャン・OCR作業に適さない、地域資料・郷土史などローカルな作品)も意識的・無意識的に作業を敬遠され、収録が積極的とはいえない、と見る。}
 
 なにも、スタートしょっぱなからネガティブなことを書かなくても……。まずは、愛機の調子が悪くならないかぎり、毎週発刊の予定です。
 
 初回特集は「竹取物語」。和田萬吉・島津久基・橘 純一をラインナップ。その後は坪井正五郎「コロボックル考」、喜田貞吉「蝦夷論」、幸田露伴「墨子・道教について」、濱田青陵「考古学入門」、大川周明「清河八郎」……なんてできたらいいなあと。


*アヘアヘ50%
 たなべさん(ポシブル堂・猫の本屋さん)のおすすめで、販売を DL-MARKET の線で考える。「DL-MARKET」「株式会社ブイソル」ともに聞いたことがない。ちょっと不安だが、ものは試し。
 
「アップロード商品・新規登録」を読み進めると、最後に「アフィリエイト率」という設定項目がある。作品ごとに0〜60%の範囲で可能という。リンクを介して購入されると、リンクを貼った人に対して売り上げの中から報酬が支払われる。

 手取りが減っちまうじゃん……と思ったものの、ここは思案のしどころ。販売価格210円で50%をバックすれば、実質105円で購入してもらうことに等しくなる。もともと価格を105円程度にできたら、と考えていたことが実現するわけだ。極力、価格をおさえて、そのぶん多くのひとに読んでもらいたいという方針だから、これも悪くないかもしれない。

 価格105円であれば、ブックオフや iTunes、自販機の缶ジュースと対等に競争できる。

 もっか、そっちの方向で思案中。


*アヘアヘ40%
アフィリエイト率(以下、アヘアヘ)の試算
定価210円
販売手数料=販売価格×15%≒32円
(※ DL-MARKET 出品の最低価格は200円)
(※ 同じく販売手数料は、1点1000円以下のばあい15%)
(※ アヘアヘは0〜60%まで。5%きざみ)

仮に、アヘアヘ50%とすると、
210円−アヘアヘ50%(105円)−手数料32円=73円

73円×1000冊=73,000円
ひと月に手取りでこのくらいだと、ちょっときびしいか。

アヘアヘ40%とすると、
210円−アヘアヘ40%(84円)−手数料32円=94円

1冊あたり実質126円での購入。しだの手取りは94円。
94円×1000冊=94,000円

※ アヘアヘ50%(105円)と40%(84円)では、もちろん前者のほうがインパクトはある。ただ、ひと月の目標を1000冊としたばあい、手取りで2万1000円ほどのひらきが出てくる。
※ アヘアヘ50%でひと月94,000円を達成するには、およそ、1300冊の売り上げが目標となる。

|COLOR(blue):結論:|
|COLOR(blue):ひと月、1300冊未満のうちは、アヘアヘ40%でかんべんしてもらう。1300冊をこえるようになったら、アヘアヘ50%へアップしても、じゅうぶんやっていけそう。まずは、健康保険と国民年金と市民税くらい払えるようになりたい……というのが痛切な願い。|

|COLOR(blue):ということで、しばらくはアヘアヘ40%でやってみます。1年後に、再検討するってことで。アヘアヘリンクをウェブやブログに貼りつけて、リンクを介して商品を購入してもらうことで、定価210円のところ84円のバック。実質1冊126円ということになります。もちろん、ほかのひとがそこで購入すれば、そのぶんが報酬となります。|

|COLOR(blue):別途振込み手数料は引かれてしまいますが、悪い条件ではないと思いますので、お試しください。販売を広告・支援していただければ、そのぶん編集作業に集中できますので助かります。|

DL-MARKET
http://www.dl-market.com/


*2008.8.23 第五号
特集・竹取物語(五)
島津久基『国文学の新考察』より 【[[うわづらを blog で>http://uwazura.seesaa.net/]] 収録作品】
昔物語と歌物語/古代・中世の「作り物語」
平安朝文学の弾力/散逸物語三つ
|COLOR(red):定価:210円(税込)| p.164 / *99 出版|

&b(){昔物語と歌物語} 昔物語と歌物語とをあわせて、実際の作品についていうと、現存しているものでは、『竹取物語』『伊勢物語』『宇津保(空穂)物語』『落窪物語』『大和物語』がある。この中で『伊勢』『大和』の二作品がすなわちいわゆる歌物語である。

&b(){古代・中世の「作り物語」} 『竹取物語』『伊勢物語』『落窪物語』『源氏物語』『栄華物語』『今昔物語』『平家物語』『俵藤太物語』『徹書記物語』、後のものまで入れると、『武家義理物語』『雨月物語』(略)「作り物語」とはすなわち説話文学でもなく、歴史物語でもなく、とりもなおさず、創作であり、小説であることを意味する。

&b(){平安朝文学の弾力} 平安朝文学の弱さは強い弱さである。他の語で言えば、弱そうに見え脆(もろ)そうに見えて、決して弱くない壊れやすくない弱さである。弱いなりの強さである。すなわちそこに一種特異の弾性がひそむのである(略)清少納言の負けぎらいは有名である(略)紫式部もそれにまさるとも劣らぬ負けじ魂の所有者である。

&b(){散逸物語三つ} しらら物語——『催馬楽』にも謡われているらしい「紀の國のしらゝの濱」は有名なものであったらしい。紀伊国牟婁郡白浜で、白い碁石の原料の産地として知られている(略)題名の「しらら」というのも特殊であるから、おそらくはこの紀の国の地名であろうし「石にわが身ぞ」の歌も望夫石に関係あることは無論であるが、またこの浜の名高い石に縁があるのであろう。

島津 久基 しまづ ひさもと 1891-1949(明治24.4.16-昭和24.4.8) 
鹿児島県生まれ。国文学者、文学博士。 

#ref(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/5-1.gif) #ref(5-2.gif)
[[週刊ミルクティー*第5号>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=15784]] ※ ダウンロードサイトへジャンプします。 
(196KB) 


*2008.8.16 第四号
特集・竹取物語(四)
橘 純一 竹取物語の再検討(二) 【[[うわづらを blog で>http://uwazura.seesaa.net/]] 収録作品】
紫式部・與謝野晶子訳『源氏物語』「絵合」(現代表記版のみ)
|COLOR(red):定価:210円(税込)| p.151 / *99 出版|
「月の出でたらむ夜は見おこせ給へ」……。按うに、人生の観照に徹し、自覚の光のさしそめたとき、人間は寂光土へ不断の精進を運ぶのほかなかろう。というのが本物語の結論ではあるまいか(略)まず人生の悲しみに徹せよ。絶望の底に一縷の影のさしそむるとき、われら人間のたれた首はもたがるであろう。

橘 純一 たちばな じゅんいち 1884-1954(明治17.2.-昭和29.1.9) 
東京生まれ。国文学者。著『挿注大鏡通釈』『正註つれづれ草通釈』他。編纂『橘守部全集』。 

与謝野 晶子 よさの あきこ 1878-1942(明治11.12.7-昭和17.5.29)
大阪・堺市甲斐町出身の歌人、作家、思想家。夫は与謝野鉄幹(与謝野寛)。

#ref(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/4-1.gif) #ref(4-2.gif)
[[週刊ミルクティー*第4号>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=15228]] ※ ダウンロードサイトへジャンプします。 
(384KB) 


*2008.8.9 第三号
特集・竹取物語(三)
橘 純一 竹取物語の再検討(一) 【[[うわづらを blog で>http://uwazura.seesaa.net/]] 収録作品】
|COLOR(red):定価:210円(税込)| p.109 / *99 出版|
 武田博士は、『竹取』の歌は古風ではあるが、奈良朝のものとはいいがたく、平安朝末期の人々に嫌われたいわゆるしたたかの語をもって評すべき歌であると言っておられる(略)私は &s(){このごとき} かくのごとき仮設を想定せず、『竹取』中の和歌は、やはりこの物語の作者が詠出したものと解し、したがってその歌の風格を考察して、この物語の時代性の想定に資せんとするしだいである。

橘 純一 たちばな じゅんいち 1884-1954(明治17.2.-昭和29.1.9) 
東京生まれ。国文学者。著『挿注大鏡通釈』『正註つれづれ草通釈』他。編纂『橘守部全集』。 

#ref(http://www.dl-market.com/images/uploader/620/3-1.gif) #ref(3-2.gif)
[[週刊ミルクティー*第3号>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=14881]] ※ ダウンロードサイトへジャンプします。 
(436KB) 


*2008.8.2 第二号
特集・竹取物語(二)
島津久基「竹取物語小論」 【[[うわづらを blog で>http://uwazura.seesaa.net/]] 収録作品】
|COLOR(red):定価:210円(税込)| p.86 / *99 出版|
「子になり給ふべき人」「籠(こ)に入れて養ふ」言語上の同音異義のこっけいが多くもちいられている(略)この言語のシャレが各小段の終いについているのが、この物語の形態上の一特色であるとともに、各独立小説話がまたそれぞれ歌でおわる形の上に、この物語が構成において叙情詩の流れを直接うけている事を示し、いわゆる歌物語と密接な交渉をもつものであることを語っている。

島津 久基 しまづ ひさもと 1891-1949(明治24.4.16-昭和24.4.8)
鹿児島県生まれ。国文学者、文学博士。

#ref(2-1.gif) #ref(2-2.gif)
[[週刊ミルクティー*第2号>http://www.dl-market.com/product_info.php?products_id=14387]] ※ ダウンロードサイトへジャンプします。
(300KB)


*2008.7.26 創刊号
特集・竹取物語(一)
和田萬吉「竹取物語」
|COLOR(red):特集初回・無料| p.95 / *99 出版| 
 むかし、いつの頃(ころ)でありましたか、竹取(たけと)りの翁(おきな)という人(ひと)がありました。ほんとうの名(な)は讃岐(さぬき)の造麻呂(みやつこまろ)というのでしたが、毎日(まいにち)のように野山(のやま)の竹やぶにはいって、竹(たけ)を切(き)り取(と)って、いろいろの物(もの)を造(つく)り、それを商(あきな)うことにしていましたので、俗(ぞく)に竹取(たけと)りの翁(おきな)という名(な)で通(とお)っていました。
 
和田万吉 わだ まんきち 1865-1934(慶応元.8.18-昭和9.11.21)
岐阜県出身。図書学者、文学博士。享年70。

#ref(1-1.gif) #ref(1-2.gif)
[[milk_tea_01.ttz.zip>http://www33.atwiki.jp/asterisk99?cmd=upload&act=open&pageid=93&file=milk_tea_01.ttz.zip]] (428KB)



※ 参照『日本人名大事典』平凡社
公開:2008.7.26
更新:2008.8.29
しだひろし/PoorBook G3'99
翻訳・朗読・転載は自由です。
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- 次週予告ページの「定価:200円(税込)」を「定価:210円(税込)」に修正して再アップしました。現在のところ予定価格です。「販売:猫の本屋さん」も予定です。  -- しだ  (2008-07-27 11:49:44)
- Windows での表示確認をまったくおこなってません(謝)。問題の有無をフィードバックしていただけましたらさいわいです。  -- しだ  (2008-08-04 23:53:07)
- それにしても、複数画像の一括アップロードや一括削除は、なんとかならないものだろうか……。きわめてめんどい。  -- しだ  (2008-08-06 00:06:45)
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