536 : 名無しより愛をこめて : 04/03/16 12:24 ID:BdDqCa/O [1/3回発言]
>>535
おいおい。
ズバットも東映だって。
まあ、俺も「何でもアリ派」だな。
別に公式設定作ってるわけでもない、スレ内での統一見解を作ってるわけでもない。
ただのネタスレなんだし、読む奴書く奴、それぞれ面白いと思うやり方で楽しめばいい。
「××は禁止」って制限かけるよりは、自分の肌に合わないネタは無視すりゃいいだけの話じゃない?
もちろん「映像最優先」とか「何の接点もない思い込み・デッチあげは不可」とか
そういう大原則はあるけどさ。
(実は今、戦隊の「手持ち武器」の歴史と変遷について考えてるんだが
これにまたグランセイザーが絡みそうなで、禁止されると個人的に辛い(w)
556 : 536 : 04/03/17 00:20 ID:pac+GRCu [1/10回発言]
えーと。
本家『すごい科学』ではあまり触れられてなかった
「戦隊の手持ち武器・必殺砲の歴史」を考えてみたんだけど、
ものすごい長文になってしまった。
しかも今もめているグランセイザーも絡んでくるんだけど、
アップしたら顰蹙買いそうでちょっと不安。
557 : 名無しより愛をこめて : 04/03/17 00:25 ID:eNgPf9CB [3/7回発言]
>>556
違和感がなければいいけど
~~と考えれば矛盾しないとか
無理にグランセイザーにあわせるように捻じ伏せているのが萎える
東映はある程度、自社のほかの作品意識してるから
二つ以上の作品すり合わせる楽しみがあるんだけど…
570 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 03:42 ID:pac+GRCu [3/10回発言]
えー、戦隊ハンドウェポン史ですが、結局グランセイザーがらみの部分はカットしました。
正直、その部分は自分でも多少整合性に不満が残ったので。
以下、長文連投失礼します。
戦隊ハンドウェポンの起源はジュウレンジャーのレンジャースティックである。
何しろ他の武器がデンジスティックなど戦隊固有の名前なのに、
古代語で「勇者」を表す「レンジャー」を冠しているのだ。いわば「勇者の武器」だ。
時代から言えばオーレンジャーの方が古いが、キングブラスターなどは超力エネルギーを利用しているだけで、
基本設計は三浦参謀長によるものだろう。
この「剣銃変形共通装備」とドラゴンの体内から得られた「伝説の武器=合体最強砲兼専用武器」の有利さは充分に認識され、
隕石衝突後のダイノアースでも踏襲され、こちらの次元でも宇宙や世界各地に「戦隊=勇者」の伝説とともに広まっていく。
やがて古代戦隊の伝承が失われた現代にゴレンジャーが結成される。
彼らに共通武器がないのは開発に協力した仮面ライダーたちが個人戦闘のエキスパートだったため、
全員が同一武器の訓練をするより鞭でも弓でも自分に最も適した戦い方をするべきと判断したからだろう。
ジャッカーでもその傾向を踏襲しつつ、新兵器ビッグボンバーが開発された。
しかし、これは各パーツは役立たずの重荷という問題点があり、改善の必要があった。
571 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 03:43 ID:pac+GRCu [4/10回発言]
SUPが本格的な活動を開始し、国防省に協力したBFJは初の「あらかじめそのために訓練された軍人戦隊」だ。
全員が同一の訓練を積んでいるため、ここで初めて共通装備コマンドバットが開発される。
各人の戦闘スタイルに合わせて槍やサイに変化もし、合体でペンタフォースにもなる優秀な武器。
これはジュウレンジャーの武装をより洗練させたコンセプトだが、伝承由来ではなく合理性を追求した必然なのだろう。
その証拠にコマンドバットはそのままでは武器として使いにくく、単独の銃にもならない。
SUPはこの時点で断片的ながらデンジ星のテクノロジーを得ていた。
ただし、まだ理解が不充分のため初期のペンタフォースはビッグボンバーを改良したバズーカ型。
後にデンジブーメランを模したより強力な回転タイプが多用されるようになった。
まだSUP内部で「正義のためでも過剰武装はまずい。我々は極力肉体の力で戦うべき」という
「ライダー思想」が根強かったため、この時代の戦隊ではあからさまに兵器っぽい大型バズーカや銃の使用は控えられる。
ペンタフォースでもブーメラン型の方が有効だった事もあり、この考え方は受け入れられた。
ゴーグルVでは「科学を兵器に用いる暗黒科学者に対し、我々は文化的手段で戦おう」という思想に基づき、
新体操の手具を応用するにまで至ったのだ。
572 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 03:44 ID:pac+GRCu [5/10回発言]
地球産の戦隊が本格的に銃器・大型バズーカで武装するのは
「予測されていた星間戦争」である対ゴズマ戦の時となる。
強敵相手に過剰武装を避けるとかいう綺麗事は言ってられなかったのだろう。
ただしパワーバズーカはビッグボンバー>ペンタフォースの系譜であり「伝説の武器」は参考にされていない。
そのため各ズーカの完成度は高いとは言えず、マーメイド用やフェニックス用はかなり使いづらい形状になっている。
この時点で地球産戦隊のハンドウェポンの基本システムは完成し、
後はメンバーの適性や戦術に応じて銃剣一体型かセパレートか、盾装備か否かというバリエーションが生まれていく。
この時点でもまだ「伝説の武器」の概念が復活するにはまだ数年を待たねばならなかった。
またチェンジマンは従来とは異なり個人専用武器を一切装備していない。
バルカンスティックやダイナロッドで見られた「外見は同一だが発射する物が異なる」機構さえない。
これは伊吹長官が軍人らしく、調達・補給が困難で整備に手間取るものを極力排除したかったからだ。
同様の理由でジェットマンも共通装備は剣・銃・ガントレットと豊富だが、個人専用武器は一切存在しない。
一般に軍事系戦隊は個人専用武器を嫌う傾向が強いが、例外的にオーレンジャーだけ専用武器が充実している。
これは開発者の三浦参謀長が自らの過去の戦いの経験を踏まえていたからだろう。
573 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 03:45 ID:pac+GRCu [6/10回発言]
さて、ユイ・イブキがゴズマ打倒の手段を探し求めた過程でデンジ星系宇宙人
(恐らくはピーボも知らないバイオ星人の生き残り)との接触もあり、
地球で失伝していた「古代レンジャー」の情報も得ていた。あるいは、だからこそ地球を選んだのかも知れない。
それはSUPの支援で設立したばかりの科学アカデミアに伝えられ、重要な研究テーマとなる。
その成果のひとつが守護獣や超力モビルなど動物型古代ロボットを現代技術で模倣したランドライオン、
そして失われた「伝説の武器」を解析したトリプルバズーカである。
三人用に簡略化されているが、ハンドキャノンに弓と剣を合体させ強化するのはハウリングキャノンそのものだ。
しかし、コンセプトの再現には成功したもののまだ威力や安定性に問題があり、
未だ主流とはならずバイモーションバスターの方が多用された。
結局、現代人が「個人用武器合体砲」を完全に理解するにはジュウレンジャーの復活、
そしてハウリングキャノン現物の分析を待たねばならなかった。
以後は必要に応じてマルチアタックライフルやカラミティブレイカーなどが開発されている。
574 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 03:46 ID:pac+GRCu [7/10回発言]
一方、前述の通り多目的共通武器&個人武器合体砲という着想は宇宙にも伝わっていた。
平和主義者のデンジ星人はこのコンセプトを取り入れつつ、
自衛のための「剣」や「棒」は許容できても「銃」には嫌悪を示した。
そのため、デンジマンにもダイデンジンにも銃系の武器はなく、デンジスティックも銃の機能は盛りこまれていない。
子孫であるバイオ星人は戦いに適応するためジュウレンジャーの伝承を研究し、バイオソードを開発した。
そのためレンジャースティックとバイオソードの構造・形状は酷似している。
しかしデンジ星人の血ゆえに、彼らもまた銃器を嫌悪した。
あからさまに銃の形をしているのに名称を「バイオソード」としたのはそのためだし、大型合体砲も遺していない。
(なお「チェンジソード」という名称は伊吹長官がバイオ星人の生き残りと接触していたから。
以後の地球産戦隊では銃型武器にはブラスターやレーザーなど銃にふさわしい名前が多い)
575 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 03:47 ID:pac+GRCu [8/10回発言]
ただしシルバからも判る通り、反バイオ同盟側は逆に銃器を好んだ。
デンジ系バイオ星人(バイオ平和連合)と
原住バイオ星人(反バイオ同盟、のちのフラッシュ星人)が
対立していたという説(参照ttp://homepage1.nifty.com/kasai_s/sugokaga.htm)があるが、
両者は横分割と縦分割だけではなく、剣文化と銃文化の違いでもあったのだ。
フラッシュマンの武器は「プリズムシューター」といかにも銃らしい名称。
ホルスターをストックにしてライフルモードにも変形できるのは歴代戦隊でもこれだけ。
さらにローリングバルカンという歴代戦隊でも最大級、
そして唯一バルカン型の合体火器を装備しているのである。
これはフラッシュ星人がいかに銃に親しんでいるかの傍証と言える。
576 : 戦隊ハンドウェポン史 : 04/03/17 04:21 ID:pac+GRCu [9/10回発言]
車にこだわる以外は外来のモノをミーハーに取り入れる銀河広域クル文化圏にも銃剣変形思想は伝わり、
ワープスロットルやシグナイザーなど標準装備と言えるほど普及している。
カーレンジャー自身の装備は剣と銃がバラバラだが、車型のブラスターといい、エンジンを模した剣といい
あれこそが外来思想の影響を受けていないクル文化圏本来のハンドウェポンだと思われる。
個人武器を合体させて必殺砲にするのもギガフォーミュラという形になった。
ただし、デンジ誘導システムが使いこなせないため、これも車型にして自走させているのだ。
なお銃器を多用する異星人でも、巨大ロボにハンドガンを装備させる例は極めて少ない。
ロボに関しては火力は内蔵式にする方が使い勝手がいいようだ。
サイレンダーの銃は腕部に収納されているし、VRVロボはビクトレーラーの腕を流用しているだけ。
恐らくロボットに銃を持たせるのも対ゴズマ戦を経験し、武装強化に迫られた地球人ならではの思考なのだろう。
グレートファイブ以降、地球産のロボットは剣だけでなく手持ち銃を標準装備する傾向がある。
鋼星獣は地球製ロボに偽装してあるとか、
デカレンジャーはクル文化圏の組織だが地球の影響を受けているという説があるが、
これらのロボが銃を手持ちにしている事がその傍証になるかも知れない。
以上です。
長文お目汚し、失礼いたしました。
577 : 名無しより愛をこめて : 04/03/17 07:06 ID:pJli9PRR [1/1回発言]
すごい!面白いです。
乙。
最終更新:2012年05月05日 17:12