QDP/PLT
qdpファイルの図を表示・編集する
qdp filename.qdp
注)qdpファイルに
@filename.pco
と書かれている(つまりヘッダファイルがある)場合、同じディレクトリにfilename.pcoが無いと
大変なことになる。
qdp環境から出る
PLT>q
qdpファイルとして保存する
PLT>wenviron filename
拡張子はいらない。データはfilename.qdp に、ヘッダはfilename.pco に保存される。
既に同名のファイルが存在する場合は
PLT> filename.pco exists, reuse it?
などときかれるが、yes で上書きできる。
ヘッダのみ保存したいときは、
PLT>whead filename
データのみ保存したいときは、
PLT>wdata filename
とする。
PostScriptファイルに保存する
ha filename.ps/cps
ウインドウが消えるが、
PLT>pl
で復活。
縦長の図として保存したいときは
PLT>ha filename.ps/vcps
とする。ただし、labelの位置がずれるので要注意。
コマンドの説明を見たい
PLT>help
として、以下のように知りたいコマンドの名前を入れる。
help>commandname
helpはenterキーを何度も押すと出られる。
図の大きさを変えて表示する
画面の大きさをマウスで調整して、
PLT>pl
とすればOK。ただし、PostScript で出力する時の大きさは変わらない。
x(y)座標の範囲を指定する
例えば、[0.5,1.5]の範囲でplotしたいとき
PLT>r x 0.5 1.5
とする。y座標も同様。
2段組みの場合、
PLT> win 2
として編集したいウインドウをフォーカスした上で、
PLT>r x2 0.5 1.5
とする。(ただし、k段目のx座標がxkであるとは限らない。)y軸も同様。
x(y)座標をlogscaleにする
PLT>log x(y)
linear の目盛に戻すときは
log x(y) off
でOK。
軸の反転
軸のrescaleをするとき最大値を先に指定すれば、軸の向きが逆転する。
例えば、
PLT>r y 10 1
とすると、y軸の表示範囲は10から1で、上に行くほど小さい値になる。
図の整形
以下のコマンドを打ったあと
PLT>pl
とすればウインドウに反映される。
また、下記の QDP/PLT 環境での操作の代わりに、
pcoファイルを直接書き換えても同じように編集をすることが可能。
グラフの表示位置を変える
PLT>loc 0 0 1 1
最初と最後の2つの数字が、それぞれグラフの左下と右上の座標を表す。
2段組のグラフなどの場合はpcoファイルを直接書き換える方が無難。
色を変える
例えば、3番目のデータを赤色にする場合、
PLT>col 2 on 3
色の番号(上の例だと2)が知りたいときは、次のようにする。
PLT>color ?
データ点の形を変える
例えば、3番目のデータ点を☆にしたい場合、
PLT>ma 12 on 3
とする。1つ目の数字(上の例だと12)はマーカー番号。
PLT>ma ?
とすると、プロットウインドウに番号と対応するマーカーの形が表示される。
目盛の文字の大きさを変える
PLT>csize 1.2
大きな数字を入力するほど文字が大きくなる。defaultの値は1.0。
線の太さを変える
PLT>lw 5
数字が大きいほど太い線になる。defaultは3(?)
フォントをromanにする
PLT>fo ro
Y軸目盛の数字を縦向きにする
PLT>la ro
ラベル表示あれこれ
PLT>la t labelname
ラベルを消したいときは、
PLT>la t
x軸のラベルの場合は
PLT>la x labelname
y軸も同様。
また、y軸のラベルがy軸の目盛の数字とかぶって困る!というときは、プロット領域自体を小さくして(loc)、
y軸ラベルの表示位置も変更する
PLT>la pos y (x座標) (y座標)
注)ラベルの座標はグラフの座標と異なる。
(x,y)=(0,0)ならy軸と重なり、y座標が大きいほどグラフから遠ざかる。
PLT>la oy labelname
とすれば外側寄りのラベルができる。ただし、csizeで文字を大きくすると図からはみ出てしまう。
図の中に文字のラベルを貼りたい場合、
PLT>la n pos x y "labelname"
ただし、nは番号、xとyは図のx座標とy座標。ラベルの中心がposで指定した位置にくる。
図の中に置くラベルの場合には、ラベルとして表示する文字を指定するときに必ず " " が必要。
n番のラベルの色を変える場合は
la n col m
とする。ただし、mは色の番号。
ラベルの文字サイズを変えたいときは、
la n cs 1.2
などとする。
ラベルにギリシャ文字を使いたい
- タウ \gt
- カイ \gx
- ガンマ \gg
- プサイ \gq
- パイ \gp
などなど。大文字にしたい時は\gのうしろの文字を大文字にする。
ラベルに上・下付きの添字を使いたい
上付き文字は\uと\dで挟む。下付きは。
例えば、x^2 + y_1 -1 を表示したい時には、
x\u2\d+y\d1\u-1
とする。
ファイル名を消す
PLT>la fi
図の右下のタイムスタンプを消す
PLT>time off
2段(以上)の図のとき
PLT> win 2
とすれば2段目の図の編集ができる。
直線を引く
PLT>la 3 pos 2 3 " " li 0 0.5
← (x,y)=(2,3) を始点にして、x軸との角度0度で、x軸正の方向に、
プロット領域の横幅の0.5倍の長さの直線を引く。
QDP でフィット
最終更新:2010年10月20日 15:49