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小学5年生――6月

【小学五年 ―― 6月】

京太郎「6月ってさー…なんで祝日ないんだろうな…」

憧「そりゃ機会に恵まれなかっただけでしょ」

京太郎「でも、5月にあんだけ一杯あるんだぜ?少しは6月に持ってきても良くねぇ?」

憧「祝日ってそういうもんじゃないから」

穏乃「でも、面倒なのは確かだよねー…」

憧「まぁ…そうよね。これが普通なんだけど…なんだか損した気分になるし」

京太郎「だから、やっぱ6月に祝日作るべきだって」

玄「やっほ。何話してるの?」

京太郎「あ、玄。おはよ」

穏乃「おはよー」

憧「おはよ。玄さん」

京太郎「いや、6月になんで祝日がないんだって話」

玄「あー…なるほど」





玄「でも、私はそれよりもっと気になる事があるのです」

京太郎「ん?何が?」

玄「どうしておもちの日がないんだろ?」

京太郎「…そりゃお前…ある訳ないだろ」

玄「えーっ!でも、おもちだよ!人類の夢だよ!!究極進化の果てだよ!!」

憧「何よ究極進化って…」

穏乃「なんだか良く分かんないけどすっごーい!」

京太郎「つか、最近、おもちの話隠さなくなってきたよな、玄」

玄「うん。だって京太郎たちは友達だし…もういいかなって」エヘヘ

憧「エヘヘじゃないっての…」

穏乃「まぁ、玄さんはそういう人だって最近、分かってきたのは良い事だけどね」

玄「うん。良い事だよねー?」ニコー

穏乃「ねー?」ニコー

京太郎「…年上とあんなに意気投合出来る高鴨が凄いと思うべきなのか、或いは玄がアレだと思うべきなのか」

憧「しずと玄さんが同レベルって事だけは確かだと思う」ハァ




京太郎「つーか、玄。こんなところで高鴨と手を合わせてて良いのかよ」

玄「え?どうして?」

京太郎「そろそろテストだろ?勉強しなくて良いのかって話」

玄「う…そ、それは…」

憧「あー…確かに玄さんは色々と不安かも」

玄「あ、憧ちゃんまで酷い…」

憧「実際、そろそろ進路も視野にいれなきゃいけない時期でしょ?」

憧「テストを頑張るのに越した事はないと思うけど」

玄「それはそうだけど…でも…」

憧「でも?」

玄「私は今、皆とこうしてるのが幸せだなーって…」ニコー

京太郎「…玄」

憧「玄さん」






京太郎「そんなもんじゃ誤魔化されないからな」

憧「とりあえずだべってないで勉強頑張って」

玄「う…うぅぅ、後輩二人の対応が冷たい…」

穏乃「玄さん!」

玄「えぅ?」

穏乃「私は…私は感動したよ!」ジィーン

穏乃「私も今、玄さんとこうして話してるのが幸せだよー!!」ダキッ

玄「し、穏乃ちゃーんっ」ダキッ

京太郎「…なぁ、一人、アレで誤魔化されてる奴がいるんだけど…」

憧「しずだもん。仕方ないでしょ」

京太郎「…まぁ、高鴨だからなぁ…」

憧「そうそう…しずだからね…」ハァ






憧「で、そういう京太郎はどうなの?」

憧「去年はあたしが手助けしてギリギリだったみたいだけど…」

京太郎「ふふん。今年は俺もちゃんと考えてるんだぜ!!」

憧「へぇ。それは良いんだけどさ」

京太郎「ん?」

憧「…考えてるだけ…とか言わないよね?」

京太郎「ばっか、お前、そんな訳ないだろ!」

憧「そっか…なんか一瞬不安になって…」

京太郎「ちゃんと今から新子に頼む事を考えてたぞ!!!」

憧「…」グリグリ

京太郎「い、痛い痛い!ひ、肘当ててくるなって!!」

憧「…はぁ。で、今回は何が苦手で何が得意なの?」

京太郎「とりあえずだな…」

>>+2得意
>>+3苦手

※算数国語理科社会保健図工家庭科の中から一つお選び下さい
























>>得意=国語 苦手=算数

京太郎「とりあえず…国語はちゃんとついていけてるかな」

京太郎「代わりに算数がちょっと分からない感じ」

玄「あ、算数なら私教えられるよ」

京太郎「え…嘘だろ?」

玄「ほ、本当だよ!こんな事で嘘吐かないもん」

玄「算数は得意なんだよ。毎回テストで90点以上取ってるんだから」ドヤァ

京太郎「それって玄のところのテストが超簡単とかじゃないのか?」

玄「そんな事ないよ…た、多分」

憧「ふーん…じゃ、丁度良いんじゃない?」

玄「え?」

憧「あたしはしずの事教えないといけないから玄さんは京太郎の事よろしく」

玄「えっえっ!?」

憧「私達と一緒にいるのが幸せなら請けてくれるよね?」ニッコリ

京太郎「…いや、お前…それは流石に」

玄「う…うぅ…」

京太郎「玄も悩まなくて良いから。俺が一人で頑張れば良いだけの話だし」

玄「だ、大丈夫!」

京太郎「いや、玄は自分の勉強を…」

玄「この松実玄にお任せあれ!!」

京太郎「人の話を聞けよ!!」







【京太郎の部屋】

京太郎「(…で、結局こうなるのか…)」

京太郎「(まぁ…玄さんの事拒んでたのは俺だけだったし…分かってたんだけどさ…)」

京太郎「(でも…こう玄が俺の部屋にいるってのが…こうすげぇドキドキするって言うか…)」

京太郎「(なん…だろな、これ。緊張とも興奮とも違う…この胸のドキドキは…)」

京太郎「(新子や高鴨が来てる時にはこんな事なかったのに…もしかして…これは…)」

玄「ね。京太郎君、エッチな本って何処にあるの?」

京太郎「んな!?あ、あるわけないだろそんなの!!」

憧「へぇ…じゃあ、ベッドの下にあるのは何なのかなぁ」ニコッ

京太郎「うぇ!?な、なんで新子がそれを…あっ」

玄「なるほどなるほど…ここなんだ」チラッ

玄「あ、あったあった」ゴソゴソ

京太郎「ちょ…な、何やって…!?」

京太郎「って言うかち、違うから!そ、それ親父の奴が押し付けてきただけで俺の奴じゃないから!」

京太郎「お、俺そんなの見てねぇし!い、1ページも見てねぇしいいい!!!」

玄「わぁ…」カァ

京太郎「だから、ちょっとは人の話を聞けって!!」





玄「お、男の子ってこういう本を見るんだ…」ドキドキ

京太郎「ちょ、ひ、開けるなって!めくんなって!!」

憧「あれ?別に京太郎のものじゃないんだから良いんじゃないの?」

京太郎「う…そ、それは…その…」

穏乃「あ、私も見たい。玄さん見せてー」

憧「あんたはだーめ。こっちで大人しく勉強しときなさい」

穏乃「ぅー…」

玄「わ…こ、こんなポーズ…は、恥ずかしくないのかな…?」

京太郎「俺は今、すっげぇ恥ずかしいんだけど!」

玄「わー…す、すご…こんな…気持ち良さそうに…」モジモジ

京太郎「聞けって!お願いだから俺の話を聞いてくれって!!」







玄「は…はぅ…す、凄かった…」マッカ

京太郎「…気は済んだか?」ビキビキ

玄「…あれ?なんで京太郎君怒ってるの?」

京太郎「そっかー分かんないかー」

玄「え?え?わ、私、何か悪い事しちゃった?」

京太郎「勝手に人の部屋を荒らしたのは悪いことの内に入らないのか?」

京太郎「その後、何回もやめてくれって言ったのに無視したのは悪い内にはいらないのか?」

玄「あぅ…ごめんなさい…」シュン

京太郎「…もうしないか?」

玄「…はい。もうしません…」

京太郎「…はぁ。だったら…早くやろうぜ」

玄「あうぅ…」









京太郎「(まぁ…そこまで本気で怒ってる訳じゃないんだけどさ)」

京太郎「(勿論…恥ずかしさが限界を超えて怒りに変わったから、怒ってない訳じゃないけれど…)」

京太郎「(ただ、ここまではっきりと念押しするほど腹が立ってた訳じゃない)」

京太郎「(それでもこうして念押ししたのは…ほっとくとまた玄が同じ事やりそうだったからだ)」

京太郎「(…思えばさっきのドキドキはこれを予期してたんだろうな…)」

京太郎「(ま、ねぇよな。俺が玄の事をその…す…す…すき…)」

玄「あれ?どうかしたの?」

京太郎「う…な、何でもねぇよ!」

京太郎「そ、それより…本当にちゃんと教えられるんだろうな?」

玄「大丈夫!さっき怒らせた分、しっかり頑張るから!!」グッ

京太郎「(…なんだろう、すっげー空回りする気が…)」




>>+2
00~30 本当に空回りしてた
31~60 意外と教え方が上手だった
61~99 憧より教え上手だった






>>憧より教え上手だった

玄「でね。ここがこうなって…こうなるから…ほら、後は三角形の定理で答えが出るでしょ?」

京太郎「お、おぉ…」

玄「どう?分かった?」

京太郎「…すげー分かった。玄って馬鹿じゃなかったんだな…」

玄「ふふん」ドヤァ

京太郎「いや、ホント、悪い。正直、見くびってた。もっとダメな奴かと…」

玄「もっと褒めても良いんだよ」ドヤヤヤァ

憧「いや、玄さん。それ遠回しに馬鹿にされてるから」

玄「えっそうなの?」

京太郎「さぁ、なんの事やら」シラー

京太郎「まぁ…すげぇわかりやすかったのは事実だよ。有難うな、玄」

玄「うん!」

玄「あ、でも、もしかしたら応用が出るかもしれないし…もうちょっとやっとこうか?」

京太郎「そうだな…玄の教え方が良かったお陰で集中力もまだ大丈夫だし…」





玄「じゃあねー、こっちの問題は…」ヨセッ

京太郎「うぉ…!?」

玄「ん?どうかした?」

京太郎「い…いや…流石に近すぎやしないか?」

玄「そう?でも、応用だと教科書に書き込まないといけないし…」フニョン

京太郎「(う、うぉおお!!あ、新子や高鴨には決して無い柔らかさが…お、俺の腕に…!!)」

憧「…むっ。なんか凄い馬鹿にされた気がする…」

穏乃「ねー、憧。これはどうするの?」

憧「あ、ごめん。こっちはね…」

京太郎「(や、やばい…これはやばい…!あの時みたいに呆然としてた時じゃなくて…あ、頭がしっかりしてるから!)」

京太郎「(あ、頭の中に感触がイメージとして焼き付いて…AMSから光が逆流する…!!!)」

京太郎「(いや…気持ち良いんだけど!気持ち良いんだけどな!!)」

京太郎「(だけど、だからこそ居心地悪いって言うか…こうすっげぇいけない事してる気がするというか…!!)」

玄「もー…京太郎君、ちゃんと聞いてる?」

京太郎「き、聞いてる!聞いてるって!」

玄「本当に…って…顔赤いよ、大丈夫?」ピトッ

京太郎「~~~っ!!!!」

玄「(…あ、さらに顔真っ赤になっちゃって…熱でもあるのかな?)」

玄「(あ、でも…京太郎君って結構、可愛い顔してるよね)」

玄「(イケメンって言う訳じゃないんだけど…愛嬌のある顔立ちっていうか)」

玄「(なんだか…成長しても逆に女の子っぽくなりそうな感じ)」






玄「(あ、でも、京太郎君ってば今でも女装が似合いそう)」

玄「(胸にパッド入れて…かつらをかぶせてあげれば…うん。イケルイケル!)」

玄「(声変わりもまだみたいだから十分、女の子として通用するんじゃないかな)」

玄「(でも…あんな本持ってるし…ちゃんと男の子なんだよね…)」

玄「(って…なんだか…この近さ…さっきの本のキスシーンみたいで…)」カァァ

玄「(あ、あれ?も、もしかして私すっごいいけない事してる!?)」マッカ

玄「(で、でもでも…京太郎君は何も言わないし…だ、大丈夫なんだよね?)」

玄「(別に…今にもキス出来そうな距離でも…だ、大丈夫って事だよね!?)」

憧「……玄さん」

玄「ふぇ!?」

憧「…いつまで京太郎とくっついてるの?」ジトー

玄「ふぁ…!?ご、ごめんなさいっ」バッ

玄「わ、わわわ…私…私…」シュゥゥゥ

玄「か、顔洗ってくるね!!」ドタドタバタン

玄「うひゃあ」ズタズタ

穏乃「…あれ?玄さんどうしたんだろ?」

憧「…さぁ?」ムスー

京太郎「…」プシュー










【System】
松実玄の思い出が3つになりました。
松実玄の好感度が5あがりました。
現在の松実玄の好感度は8です。
最終更新:2013年09月21日 16:09