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高校三年――5月第一週~第四週

【高校三年 ―― 5月第一週】

京太郎「(と、まぁ、レジェンドにはああいったものの…だ)」

京太郎「(結局、学生の俺があいつの代わりに出来る事なんてやっぱり殆どないんだよな)」

京太郎「(俺がもう少し大人だったら合宿のスケジュール組んでバスのチャーターして…とか色々出来るんだろうけど)」

京太郎「(顧問がいる以上、生徒が出張る訳にはいかないし…そもそも俺自身、ちゃんと練習しないといけないし…)」

京太郎「(ま、その分、レジェンドから言われた事は細々としてものでもちゃんとやってやらないとな)」

京太郎「(こう言ったらアレだけど…あいつはプロとしての未来がある身なんだ)」

京太郎「(こんなところで体調崩して入院…とかになったら泣くに泣けないし)」

京太郎「(はいはい言うこと聞いたらレジェンドがまた調子に乗りそうだけど…)」

京太郎「(でも、その辺は適当に我慢して聞き流してやろう)」

京太郎「(相手が子どもだってわかってる以上、相手と同じところまで降りていく必要はないしな)」

京太郎「(こっちが大人になってやるのが一番、上手く付き合うやり方だろう)」

京太郎「(…ま、問題はあいつの方が10は年上だって事だけどさ…)」

京太郎「(あいつあんな落ち着きない性格のままプロでやっていけるのかなぁ…)」

京太郎「(実業団ではそれなりに仲良くやれてたみたいだから大丈夫だと思うんだけど…うーん…)」



>>+2
末尾16 憧しずと特訓
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 やえさんと特訓
末尾50 レジェンドと特訓


































>>灼と気晴らし

京太郎「と言う訳でさ」

灼「…そう」

京太郎「…その反応だと灼は知ってたな」

灼「…うん。一番最初に相談されたから…」

京太郎「なるほどな…ま、一番、レジェンドと仲良いのは灼だしな」

灼「うん」ニコッ

灼「…でも、ハルちゃんの一番は私だけじゃないよ…」

京太郎「ん?」

灼「…ハルちゃんが一番、頼りにしてるのは…やっぱり京太郎だから」

京太郎「俺?」

灼「…うん」

京太郎「いや、それはないだろ。だって、俺、隙あらばレジェンド弄ったり弄られたりしてる仲だぞ」

灼「…自覚してるならもうちょっと手加減してあげて」

京太郎「無理。アレは俺なりの愛情表現だから」キッパリ

灼「…へぇ」
















灼「…じゃ、京太郎も私の愛情表現を受け入れてくれるよね…?」スッ

京太郎「あ、いや…」

灼「…ね…そういう事…でしょ…?」

京太郎「ぅ…いや…だけど…流石に湯気が出てる緑茶出されても…」

灼「…じゃ、ハルちゃんに手加減してくれる?」

京太郎「ぅ…いや…」

灼「…選んで。ここで一気するか…ハルちゃんに手加減するか…」

京太郎「…手加減します」

灼「ふふ…良い子良い子」ナデナデ

京太郎「くそぅ…」

灼「あ、お菓子食べる?」

京太郎「お前は俺を何だと思ってるんだ…貰うけど」

灼「ふふ…じゃあ、ちょっと待っててね」クスッ



















灼「…で、さっきの話に戻るけど…」

京太郎「さっきの話?」ポリポリ

灼「…うん。ハルちゃんが京太郎の事頼りにしてるって話」

京太郎「んー…さっきも言ったけどそんなつもりはないんだけどな」

灼「でも…ハルちゃんは京太郎にそれを相談して晴れやかな顔をしてなかった?」

京太郎「まぁ、多少は顔色もマシになったと思うけど…」

灼「…ほら、やっぱり」クスッ

京太郎「いや…だけど、それは俺が当事者だからだろ」

京太郎「俺が許した事によってレジェンドの気持ちも軽くなっただけじゃ…」

灼「じゃあ…ハルちゃんはそれを私や京太郎以外に話した?」

京太郎「え…いや…ないけど…」
















灼「ハルちゃんにとってあの話はとっても恥ずかしくて辛いものだから…」

灼「それを話して貰えるってだけでも凄い心を許してもらえてる証だと思うよ?」

京太郎「ただ、目の前にいたからじゃないか?」

灼「それだけで自分の恥ずかしい話をするんならもう憧や穏乃だって知ってるでしょ?」

京太郎「確かに…そうかもしれないけど…」

灼「だから、少なくともそれくらいには頼りにされてるって事」

灼「…ハルちゃんの為にも少しはそれを自覚してあげてほしいな」

京太郎「ぅ…なんか…こっ恥ずかしいんだけど…」

灼「…ちなみに私も京太郎の事凄い頼りにしてるよ…?」スッ

京太郎「そう言うんならもうちょい俺の事頼れよ」

灼「頼ってるよ。頼ってるから…こうしてお菓子も出してるし…」

京太郎「普通逆じゃないか?いや…俺としては美味しいから有難い話なんだけど…」

















灼「ふふ…京太郎の鈍感」

京太郎「…なんだよ、いきなり」

灼「…頼ってるから…離れてほしくないから…」

灼「私は…こうして京太郎の事優しくしてるんだよ?」ギュッ

京太郎「…灼?」

灼「…私、そんな良い子じゃないよ」

灼「寧ろ…そんな理由でしか人に優しく出来ない悪い子で…」

灼「…臆病で情けない…そんなダメな…」

京太郎「はーい、すとーっぷ」ムニッ

灼「ふきゅっ」

















京太郎「とりあえずそういう自虐はやめろ」ムニー

灼「れも…」

京太郎「…そもそも見返りを求めない完璧な優しさなんて気持ち悪いだけだろ」

京太郎「見返りを求めてるからってお前が悪いとかそういう話にはならねぇよ」

京太郎「そもそもお前が優しい良い子なんて俺が誰よりもよく知ってるんだよ」

京太郎「何せ…俺はお前の優しさに何度も救われてきたんだからな」

灼「…きょうたろぉ」

京太郎「…ま、どんな理由でも人に優しく出来るってのは間違いなく美点だよ」パッ

京太郎「それに…まぁ…なんだ」

京太郎「…俺もそう言ってもらえて嬉しいところがあるからな」

灼「…え?」

京太郎「俺も…多分、似たようなものなんだよ」

京太郎「俺がお前らに優しくしてるのは多分…離れてほしくないからで好きになって欲しいからだ」

京太郎「…ガキの頃はどうだったかは忘れたけど…でも、今は根底にその気持ちは間違いなくある」

灼「…本当に?」

京太郎「…あぁ。幻滅…したか?」















灼「…ううん。そんな事ない」フルフル

灼「…だって、京太郎は…それでも私に優しくしてくれたから…」

灼「一杯助けて…悪い私の事を認めてくれたから…」

京太郎「だろ?多分…今の灼と俺は同じ気持ちだよ」

京太郎「だから…そんな風に身構えるなよ」ナデナデ

灼「ぅ…硬くなってた?」

京太郎「ちょっとだけだけどな。ま、心配すんなよ」

京太郎「その程度で俺はお前の事嫌いになったりしないし…離れるつもりもないしさ」

京太郎「寧ろ…そういう頼り方されてるって知って…少し親近感沸いた」

灼「…ふふ」

京太郎「…なんだよ。人が真面目な話をしてるってのに」

灼「あ、ごめん…私…凄い嬉しくって」

灼「まさか…京太郎にそう言って貰えるなんて思ってなかったから…」















灼「…京太郎、今日はご飯食べていくでしょ?」

京太郎「いきなりだな…まぁ、負担じゃないならご馳走になるけど」

灼「ふふ…じゃあ、腕によりをかけて美味しいの作ってあげるね…」ギュッ

京太郎「ったく…そうやって俺を離れられなくするつもりか?」

灼「…うん。だって…京太郎とずっと一緒にいたいから…」ニコッ

京太郎「…ぅ」カァァ

灼「…顔赤くなって…ふふ…♪」

灼「どんな事を想像しちゃっったのかな…?」クスッ

京太郎「べ、別に何でもねぇよ」

京太郎「つ、つか…顔近いって…少し離れろよ」

灼「ダメだよ…だって、京ちゃんもうお菓子食べたでしょ?」

灼「その分、私を近くに寄らせてくれないと…フェアじゃない…」

京太郎「無茶苦茶だなおい!」

灼「だって京太郎はそんな私を受け入れてくたし…」

灼「…それとも…嫌?」

京太郎「…嫌じゃねぇよ。…ったく」

京太郎「…ほら、もうちょいお菓子よこせよ。口が寂しいだろ」

灼「…ふふ…じゃあ、あーんして…♪」

京太郎「…あーん…」



















【System】
鷺森灼の加護により次週の判定が自動的に成功か大成功になります




































【高校三年 ―― 5月第二週】

京太郎「(それから灼の奴にすげー歓待を受けた)」

京太郎「(何時もなら何かした悪戯してくるのにまったくそういうのもなくて…)」

京太郎「(いや、まぁ、俺としては嬉しい限りだったんだけどさ)」

京太郎「(ただ…それだけあいつは俺と離れたくないってそう思ってくれてるって事だよな)」

京太郎「(それは俺も似たようなものだし…嬉しいんだけれど)」

京太郎「(でも、アレだけ一杯されたら…またこんど何かしら返してやらないとな)」

京太郎「(一緒にいるだけで良いって言ってくれたけど…されっぱなしは性に合わないし…)」

京太郎「(そうだな、今度はあいつの家じゃなくて…こっちに招待してやるか)」

京太郎「(んで、思いっきりご馳走振る舞って…今までされた事全部、返してやろう)」

京太郎「(ふふ…そう思うと楽しくなってきた)」

京太郎「(ちょっと色々本でも買って来て…本格的に計画でも練ってみるかな)」

京太郎「(っと…計画と言えば…今週はどうしようか…)」


>>+2
末尾16 憧しずと特訓
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 やえさんと特訓
末尾50 レジェンドと特訓

































>>玄とアルバイト

京太郎「という事で先輩、オナシャス!」

玄「ふぇ…?い、いきなり何?

京太郎「いや、おもてなしと言えば俺の身近で一番上手なのって玄だしな」

玄「えへへ…そう?」

京太郎「あぁ。俺もそれなりにバイトがんばってるつもりだけどお前にはまだまだ追いつける気がしないし」

玄「でも、京太郎君凄い頑張ってくれてるよ?」

玄「ずっと家で働いてくれてるし…大事な戦力なんだから」グッ

京太郎「はは。ありがとうな」

京太郎「でも、俺は今回…絶対に負けられないからさ…」グッ

玄「おぉ…凄い気合なのです…」

京太郎「当たり前だ。積年の恩をまるごと返さなきゃいけないからな」

京太郎「だから…頼む!俺におもてなしの極意を教えてくれ!」

玄「…分かったよ」

玄「京太郎君がそういうなら…私の知る全てを伝授してあげるのです!」

玄「だから、今日から私の事は先生と…」

京太郎「あ、それは拒否するわ」

玄「ふぇぇぇぇっ」ズガーン



















>>大天使アラタソの加護により自動大成功


京太郎「ほー…なるほどなー…」

玄「どう…?分かった?」

京太郎「いや、あんまり」

玄「ぅ…ごめんね。私の教え方が悪いから…」

京太郎「いや…どっちかって言うと俺の実力不足だろ」

京太郎「玄が何気なくやってる事を俺が完璧にコピー出来る気がしない訳だしなぁ…」

京太郎「とりあえずお前が本当に凄い奴だって事は分かった」

玄「も、もう…褒めても何も出ないよ?」テレテレ

京太郎「いやー…でも、極意って言ってここまでサラサラ出てくるなんてな」

玄「ふふ…まぁ、殆どおかーさんの受け売りみたいなものなんだけどね」

玄「私が凄いんじゃなくって…これを残してくれたおかーさんが凄いんだよ」

京太郎「…そっか」ポンポン

玄「ん…♪」














京太郎「ま、でも…俺に出来ない事をお前が出来てるのは事実だしさ」

京太郎「やっぱお前はすげーよ」

玄「えへへ…♪」デレデレ

京太郎「ま、折角、教えてもらった訳だし、バイトでも活用するようにするよ」

玄「うん。そうしてくれると嬉しいな」

玄「あ、でも、最初は上手くいかなくて当然なんだから…落ち込んじゃダメだよ」

京太郎「あぁ。分かってる…っと、あ、それと」

玄「うん?」

京太郎「教えてもらったお礼に何かしてやりたいんだけど…何が良い?」

玄「え?そんなの良いよ」

玄「京太郎君が働いてくれてるだけでも大分助かってるし…」

京太郎「いや、気分の問題でさ」

京太郎「バイトあがった後の疲れた時間にこうして付き合ってくれてる訳だし…何かさせてくれよ」

玄「うーん…と言っても…何かって…」

















京太郎「なんでも良いぞ。今すぐ焼きそばパンパシってこいとか飲み物買ってこいとかでも構わないし」

玄「そ、そんな事しないよぉ」

京太郎「んー…んじゃどっか買い物にでも出かけるか?」

玄「買い物?」

京太郎「おう。荷物持ちでも何でも付き合うし…お前の好きなもの何か買ってやるよ」

玄「買い物…プレゼント…え、えぇっと…そ、それって」カァァ

京太郎「…ん?あぁ…デートっぽくて気になるか。それじゃ何か別の…」

玄「い、いや!大丈夫!」

京太郎「ん?本当か?」

玄「う、うん!本当に!本当に大丈夫だから!!」グッ

玄「だ、だから…が…良い…な」ボソッ

京太郎「ん?」

玄「だ、だから…お、お礼なら…京太郎君と…デート…したい」ウワメヅカイ

京太郎「…ぅ」ドキッ
















京太郎「…それで良いのか?」

玄「う、ううん…それで…じゃなくって…それが良いの」ニコッ

京太郎「…ったく…本当、お前は…男殺しなんだから…」

玄「え?」

京太郎「…なんでもねぇよ。じゃあ、そっちの予定に合わせるから…」

玄「うん。…あ、それと…もう一つお願いがあるんだけど…」

京太郎「うん?」

玄「おねーちゃんも一緒で良いかな?」

京太郎「宥さんも?」

玄「うん…だって、おねーちゃんとは仲間だし…どうめーも組んでるし…」

玄「それにおねーちゃんだけ仲間はずれなんて可哀想なのです」

京太郎「…そっか。玄は偉いな」ナデナデ

玄「えへへー…♪」
















京太郎「ま、俺は宥さんも一緒で構わないぞ」

京太郎「バイト代も余ってるし…何時も頑張ってる松実姉妹に一日サービスしてやるよ」

玄「えへへ…やった!」ギュッ

京太郎「うぉ…」

玄「京太郎君、だぁいすきっ♥」

京太郎「ったく…現金な奴…」ポンポン

玄「えへへ…」

玄「あ、それとデートの日にちなんだけど…今月末とかになっても大丈夫?」

京太郎「あぁ。その週は合宿も遠征もないし…大丈夫だ」

玄「やった!じゃあ…今月末楽しみにしてるね!」

京太郎「おう。俺も楽しみにしてるよ」




























【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄は月末のデートを楽しみにしているようです
松実宥はデートの事を聞かされ… ――




































【高校三年 ―― 5月第三週】

京太郎「(5月末は玄の奴とデート…かぁ)」

京太郎「(バイトではかなり会ってるけど…デートするなんてどれくらいぶりだろうな…)」

京太郎「(高校入ってからはお互い忙しくて殆どそんな暇なかったし…もしかしたら中学ぶりかもしれない)」

京太郎「(ま…折角、決まったデートなんだ)」

京太郎「(その辺、しっかり予定立てて…楽しませてやらないとな)」

京太郎「(…でも、宥さんも一緒なんだよなぁ…)」

京太郎「(いや、別に宥さんと会うのがきまずいとかきついって訳じゃないけれど…)」

京太郎「(宥さんも最近すげー頑張ってるし…最低でも気晴らしさせてあげたい気持ちはある)」

京太郎「(…だけど宥さんと出かけるって思うと…そういう事しか出てこないんだよなぁ…)」ハァ

京太郎「(いや…俺も…そういう事を考えたい訳じゃないんだけどさ…)」

京太郎「(でも、セフレになってから俺は宥さんにさらに逆らえなくなっていて…)」

京太郎「(この前も誘われるままこの部屋で…)」ハァ

京太郎「(だ、だけど…流石に妹の前で誘惑なんかしてこないよな?)」

京太郎「(それにまぁ…別に毎日誘われてる訳じゃないし…)」

京太郎「(平穏に散歩だけ終わる日もあるから…)」

京太郎「(…きっと大丈夫…大丈夫…なはずだ)」



>>+2
末尾16 憧しずと特訓
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 やえさんと特訓
末尾50 レジェンドと特訓




































>>玄とアルバイト

玄「あ、京太郎君…」

京太郎「よう、玄。遅れて悪いな」

玄「ううん…と言うか、ごめんね…また…」

京太郎「いや、良いよ。季節の変わり目だからな」

京太郎「風邪引く奴がバイトから出てくるのは仕方ないだろ」

玄「だけど、インターハイの準備とか色々あるのに…」

京太郎「気にすんなって前も言っただろ」ポンポン

京太郎「俺が大丈夫だって判断してるからこっちに来てるんだよ」

京太郎「実際、ネト麻大会の時だって大丈夫だっただろ?」

玄「そう…だけど…」

京太郎「安心しろって。一日バイトしたくらいで負けるほど俺は弱くねぇよ」

京太郎「それよりほら仕事だ仕事」

京太郎「今日は忙しいんだろ」

玄「…うん。じゃあ…悪いけど…今日もよろしくね」

京太郎「あぁ、よろしくな」


>>+1
00~50 成功
51~99 大成功
※バイト力につき+6































>>大成功

京太郎「んあー…」

玄「あ…京太郎君」

京太郎「おう、玄か。そっちも今日はもうあがりか?」

玄「うん。京太郎君のお陰でお仕事終わっちゃったから」

京太郎「そりゃ良かった」

玄「あ、それでね…今からゴハンなんだけど…京太郎君も一緒に食べない?」

京太郎「俺も?だけど…」

玄「もう結構な時間だしお腹も空いてるでしょ?それに…」

玄「あの…デートのコースとか…どうするのか決めたいし…」モジモジ

京太郎「はは。大分気合入れてくれてるじゃないか」

玄「だ、だって…おねーちゃんと京太郎君とデートするんだもん」

玄「絶対に成功させたいし…素敵なものにしたいよ」

京太郎「そうだな。俺も同じ気持ちだよ」ポン

玄「…あっ♪」

京太郎「…だから、悪いけど松実家の夕飯に混ぜてもらうとするか」

玄「うん。ゆっくりしていってね」ニコー
















宥「あ、京太郎君」

京太郎「ども。宥さん」

京太郎「突然ですけど…大丈夫ですか?」

宥「うん。実はさっき玄ちゃんから京太郎君の分も欲しいって言われてたから」

玄「えへへ…」

京太郎「…お前、引き止める気マンマンだったんじゃないか」

玄「ごめんね。…嫌だった?」

京太郎「嫌じゃねぇよ。寧ろ、有難い」

宥「ふふ…いっぱいあるから遠慮無くお代わりしてね」

京太郎「うす。頂きます。…ってオヤジさんは…」

玄「今日は観光会社の人との打ち合わせとかあるから遅くなるって」

宥「だから…今日は三人で…ね」クスッ

京太郎「お、おう…」

京太郎「(い、一瞬、いかがわしい響きを感じたけど…き、気のせいだよな)」

京太郎「(うん…幾ら宥さんがそういうの好きでも流石に妹を巻き込んだりはしないだろうし…)」


















京太郎「ふぅ…ごちそうさまでした」

宥「…どうだったかな?」

京太郎「最初にも言ったけどすげー美味いよ」

京太郎「宥さんは本当に料理上手だよな」

玄「えへへ…だって自慢のおねーちゃんだもん」ドヤヤァ

京太郎「なんでそこでお前が自慢気になるんだよ」ムニー

玄「はぅぅん…らってー…」

京太郎「お前は寧ろもうちょっと料理出来るようになった方が良いぞ」

京太郎「幾ら女将で忙しいって言っても子どもに料理一つ教えてやれないのは寂しいだろ」

玄「…ぅ、そうだけど…」

宥「大丈夫だよ。玄ちゃんの子どもには私が料理を教えてあげるから」

玄「おねーちゃぁん…っ」ダキッ

宥「ふふ…」ナデナデ















京太郎「あんまり甘やかすと為にならないぞ」

宥「大丈夫だよ…だって、私と玄ちゃんはこれからもずぅぅっと一緒だもん…ね」クスッ

玄「うん…っ♪」ギュゥ

京太郎「…良いのかなぁ」

宥「良いんだよ。それに…」

京太郎「ん?」

宥「それを許してくれる旦那様は…もう見つけてあるから…ね」クスッ

京太郎「…それって」

玄「あ、見てみて、京太郎君!ほら!」バッ

京太郎「って…これデート雑誌じゃないか」

玄「今の時期に最適なデートスポットが100も載ってるんだよ!凄いでしょ!」ドヤヤァ
















京太郎「100か…ちょっと少ないな」

玄「ふぇっ」

京太郎「こういうのは大抵、レストランとかそういうのも入れて水増ししてあるんだよ」

玄「ぅ…確かにレストランとか多かったかも…」

京太郎「で、実際にデートで使えそうな場所なんて全体の二割から三割くらいしかない」

京太郎「その中で移動時間の問題をクリアして使えるデートスポットなんてごくわずかだからな」

玄「って事は…失敗だった?」シュン

京太郎「んな事ねぇよ。俺も数年前に買った奴くらいしか知らないし」

京太郎「最新のはまったく分からないから買ってくれて助かったよ」

玄「えへへ…」

宥「でも…凄い詳しいんだね」

京太郎「ま、俺もそうやって何度も騙されたクチだからな」

宥「ふふ…じゃあ、玄ちゃんの事あんまり偉そうに言えないよ」

京太郎「うぐ…ま、まぁ…それより早く見てみようぜ」

















宥「へぇ…こういうのもあるんだ…」

玄「これカワイイよねー…行ってみたいなぁ」

京太郎「で、二人に聞きたいんだけど」

宥「ん?」

玄「ふぇ?」

京太郎「結局、二人はどういうデートにしたいんだ」

宥「暖かいデートが良いなぁ…」ポワァ

京太郎「あ、うん。それは全力で考慮するけど」

京太郎「例えばちょっと遠出してレジャー系に行ってみたいとか」

京太郎「地元で適当に買い物して映画見るとかさ」

京太郎「そういうのはちゃんと決めておいた方がいいと思うんだ」

玄「うーん…確かにこのままだと決められないかも…」

京太郎「だろ。だから、大体の方向性で良いからとりあえず方針を決めようぜ」

玄「うーん…じゃあ…私は…」



>>+2
1.カワイイものが見たい
2.ワイワイ騒ぎたい
3.美味しいものが食べたい
4.買い物をしたい
5.ロマンチックな場所に行きたい
※数字でお選び下さい

































>>美味しいものが食べたい


玄「美味しいものが食べたいかなぁ…」

京太郎「なるほど。って事は食べ歩き系か」

玄「うん…出来る?」

京太郎「大丈夫だろ、色々あるし」

京太郎「で、宥さんは…?」

宥「私もそれで大丈夫だよ」

宥「私はそもそも玄ちゃんとのデートにお邪魔してる側だしね」

玄「そ、そんな事ないよ!おねーちゃんだって立派なゲストなんだから」

京太郎「そうそう。だから要望あるなら言ってくれて良いんだぜ」

宥「ううん。大丈夫」

宥「それに…私も暖かくて美味しいのいっぱい食べたいから…」ニコッ

玄「おねーちゃん…」

京太郎「そっか。じゃあ、決まりだな」

京太郎「今度のデートは基本的には食べ歩き系って事で」

京太郎「当日はちゃんと腹空かせて来いよ」

玄「了解なのです!」グッ

宥「うん。素敵なデートにしようね」ニコッ























【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
今月末のデートが食べ歩き系に決定しました
松実姉妹はどちらもデートを楽しみにしているようです


















【高校三年 ―― 5月第四週】

京太郎「(って事で大体のデートコースは決まった訳だけれど)」

京太郎「(でも、それだけってなると流石に安直過ぎるよな)」

京太郎「(そこまでガッチガチにスケジュール組んでる訳じゃないし…サプライズの一つや二つくらいはあっても良い)」

京太郎「(と言っても…サプライズなんてそうそう思いつくもんじゃないけどさ)」

京太郎「(だけど…折角、両手の花に楽しませてもらうんだ)」

京太郎「(こっちも最高のデートにしてやらないとな)」

京太郎「(ま…サプライズは何にするかはとりあえずおいておいて…)」

京太郎「(そろそろ予選も近いし…麻雀にも本腰入れてやってかないと)」

京太郎「(インターミドルこそ制したとはいえ俺はブランクありまくりなんだから)」

京太郎「(あいつらの足を引っ張らないようにしないとな…)」


>>+2
末尾16 憧しずと特訓
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 ネト麻
末尾49 やえさんと特訓
末尾50 レジェンドと特訓



































>>ネト麻

京太郎「って事で、絹恵さん、何か良いスポットありません?」

絹恵「なんでそれをうちに聞くんや…」

京太郎「いや、やっぱりこういうのは地元民に聞くのが一番かなって」

絹恵「まぁ…確かにそうやろうけど…そうやろうけどね…」

京太郎「えと…何かダメでした」

絹恵「…ダメなんて事はあらへんよ」

絹恵「ただ、傷口に思いっきり塩を塗られた気分ってだけで」

京太郎「うぇ…え、えっと…すみません…」

絹恵「…はぁ、ええよ。京太郎君は何も知らへんかった訳やし…」

絹恵「ただ…まぁ、正直な」

絹恵「うちもただで教えるのは癪や」

絹恵「だから…うちに勝ったら教えるってのでどうやろ?」

京太郎「良いんですか?俺、大人げなく勝ちにいきますよ」

絹恵「当たり前やろ。寧ろここで手加減なんぞした日には即ビンタやで」

絹恵「ネト麻最強になった実力ちゃんと発揮してくれへんと…拗ねるからな」

京太郎「うっす…じゃあ、絹恵さん泣かせる勢いでやりますんで」

絹恵「…あ、やっぱりちょっとは手加減してくれると嬉しいかなぁって…」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力につき+10


































>>大成功

絹恵「あぅー…分かってたとは言え…分かってたとは言え…」

絹恵「十回やって全部負けとかどうやねん…」

京太郎「はは。まぁ、運もありますし」

絹恵「ここまで負けっぱなしやと運以外の何かを信じたくなるくらいやねんけど…」

京太郎「流石にチートとかはしてませんよ」

絹恵「分かっとるよ。京太郎君がそういう事するタイプじゃないのは分かっとるし」

絹恵「ただ、初めて会った時から思うと随分と引き離されてしもうたなぁって…」

京太郎「いや…そんな事はないですよ」

京太郎「絹恵さんだってちゃんと強くなってるじゃないですか」

絹恵「そりゃまぁ…うちだってこれでも名門姫松のレギュラーやった訳やしね」

絹恵「京太郎君とやってる間に強くはなれとる実感はあるけど…でも…悔しいなぁって」

京太郎「…絹恵さん」





















絹恵「…なぁ、京太郎君。絶対負けたらあかんで」

京太郎「えっ」

絹恵「だって、京太郎君が負けたら君に勝てへんうちが負けたって事やもん」

絹恵「男子インターハイには一年から連続優勝しとる化け物がおるらしいけど…」

絹恵「京太郎君はそんなのになんか負けへんやんな」

京太郎「…当然じゃないっすか」

京太郎「俺は絹恵さんにものどっちにも勝った男ですよ」

京太郎「多少ブランクがあったところで…負けたりなんてしませんって」

絹恵「…ん。安心した」

絹恵「約束やで?絶対…負けたらあかへんからな」

絹恵「負けたら直接会いにいって…泣いてやるから」

京太郎「つまり負けたら絹恵さんに直接会えるんですね…それはそれで引かれるものが」

絹恵「ちょっ」
















絹恵「も、もう…そんな事言うんやったら絶対会わへんよ」

京太郎「はは。まぁ…大丈夫ですよ」

京太郎「俺は決して一人じゃないですから」

京太郎「皆が支えてくれて励ましてくれて…ようやくここまで来れたような男です」

京太郎「でも…だからこそ、俺は皆の期待は裏切りません」

京太郎「だから…期待してて貰えますか」

絹恵「…なんやろうなぁ」

京太郎「え」

絹恵「…なんでそういう格好ええセリフシラフで言えるんやろこの子…」

京太郎「…ダメでした?」

絹恵「…ダメなんて事はあらへんよ」

絹恵「(…だって、今、うちの頬恥ずかしいくらい真っ赤やし)」

絹恵「(あー…もう…なんでこういう時に乙女回路働くんかなぁ…)」

絹恵「(諦めへんかったらあかん相手やのに…ちょっと格好ええところ見ただけでコロって…)」

絹恵「(…うちこんなチョロい子やなかったはずやのに…うぅ…)」

















絹恵「と、とにかく!えーっと…何の話やったっけ?」

京太郎「えっと…大元の大元はサプライズで何処に行くのが良いかって話でしたよ」

絹恵「あ、そ、そうやね」

絹恵「うん。まぁ、腹ごなし的になる程度の距離でロマンチックな場所なぁ…」

絹恵「えーっと…サイトサイト…あ、ここか」

絹恵「こことかどうやろ?」

京太郎「おー…なんか良さそうですね」

絹恵「せやろ?丁度、5月はなお祭りもしとるし…」

京太郎「良いですねー…じゃあ、ここにします」

絹恵「そっか。まぁ、人も多いし気をつけてな」

京太郎「えぇ。また結果出たら教えますね!」

絹恵「いや…それはちょっとかんべんして欲しいっていうか…」

京太郎「えっ」

絹恵「なんでもないよ。ま、楽しんできてくれたらうちもそれで嬉しいから…」

絹恵「頑張ってな」

京太郎「はい!本当にありがとうございます!」




























【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
最終更新:2014年01月31日 22:58