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高校三年――6月イベント

【高校三年 ―― 6月】

灼「あ、ハルちゃん、京太郎、いらっしゃい」ニコッ

京太郎「おう。お邪魔するぜ」

晴絵「ごめんね。急に押しかけちゃって」

灼「ううん。二人の為だったら何時でも家を使ってね」

晴絵「あはは…まぁ、そんなにガンガン使ったりはしないと思うけどね」

灼「…ダメ?」シュン

晴絵「あ、いや、ダメっていうか、一応、元教え子の家だしさ」

晴絵「別に噂になったりはしないだろうけど、それでもあんまり入り浸るのも正直、どうかと思うし…」

晴絵「それにまぁそんなにガンガン来るって事は私が上達してないって訳だからね」

晴絵「寧ろ。今日で全部覚えて帰るくらいの気持ちでいるよ、私は!」グッ

灼「…うん」ニコー












京太郎「おーい、そこの二人いちゃついてないでこっち手伝ってくれ」

晴絵「ふぇぇっ!べ、別にいちゃついてなんかないよ!?」カァァ

灼「…私はいちゃついてくれても良いのに…」ポソッ

晴絵「え?灼、今何か言った?」

灼「ううん。なんでもない」

灼「それよりハルちゃん、京太郎が呼んでるから…」

晴絵「あ、うん。そうだね」

晴絵「ごめーん。今行くからさー」トテトテ

灼「(…はぅ…小走りになってるハルちゃんの後ろ姿も可愛い…っ)」

灼「(って呆けてないで私も後を追わないと…)」トテトテ

晴絵「って…思ったより一杯買っちゃったね…」

京太郎「レジェンドが調子に乗るからだよ…」

晴絵「あ、あはは…まぁ、折角使わせて貰うんだし豪勢な方が良いかなって…」














晴絵「それに灼なら残った分は消費してくれるでしょ?」

灼「…うん。それくらいは全然構わないけど…でも…」

ドーンドーンドドーン

灼「…流石に最大の袋3つにパンパンになるまで買うのはやり過ぎかなって…」

晴絵「あう」

京太郎「ま、今日だけで何とか処理すりゃ良いさ」

京太郎「作りおき出来るものにしてレジェンドの家に持っていくのも良いしな」

灼「…うん。そうだね…」

灼「じゃあ…早速やっていく…?」

晴絵「よ、よーし。頑張っちゃうよー!」ウデマクリ














京太郎「はーい。その前に手洗いうがいな」

晴絵「ぅ…何よお母さんみたいな事言って…」

京太郎「料理の前に手洗いはエチケットみたいなもんだって」

京太郎「ついでにうがいもしとけってのはそう面倒なもんじゃないだろ」

灼「はい。ハルちゃんうがい薬とコップ」スッ

晴絵「アンタら連携早すぎでしょ…いや、良いけど」

灼「ふふ…長年一緒だからね」クスッ

京太郎「ある程度、ツーカーではあるよな」

晴絵「…むぅ」

灼「…どうかした?」

晴絵「…なんでもないよ。それより二人は?」

京太郎「あぁ。後でするよ」

晴絵「え?するって…」

京太郎「あぁ、コップ…ってあ、そうか」

晴絵「…ん?」













灼「…何時もは二人で一つのコップ使ってるから…」

晴絵「え、えぇぇ!?ふ、二人とも何やってるのよ!?」カアァ

晴絵「そ、そそ…それってか…かんせ…間接キスでしょ!?」ワタワタ

京太郎「と言っても今更そういうの気にするような仲でもないしなぁ」

灼「…最初は恥ずかしがってた癖に」クスッ

京太郎「う、うっせーな。色々と多感な時期だったんだよ俺も」

京太郎「それにまぁ…間接キスだからどうって訳じゃないしな」

灼「…ひねくれちゃって。あんなに純真だった京太郎はどこにもいないのね…」

京太郎「言っとくが俺がこういう風に穢れた大人になったのは大抵、お前の所為だからな」

晴絵「そ、そそ…それって」アワワ

灼「ん?」

晴絵「だ、ダメよ!高校生のうちからそういうのなんて!」

晴絵「ふ、不純異性交遊は先生が許しません!!」バッテン














灼「…あ、ハルちゃん、それは…」

京太郎「許しませんって…今どき高校生くらいだと普通だぞ」

晴絵「そ、そんな普通がおかしいの!世間の常識が非常識なの!」

晴絵「だ、大体…!私だってまだなのに灼だけそんな…そんなのって…!」グッ

灼「…えっと…は、ハルちゃん…」

晴絵「え?何?」

灼「大丈夫だよ、私はちゃんとハルちゃんの為に清い体のままだから」

晴絵「じゃ、じゃあ、後ろの方で!?」

京太郎「どうしてそうなるんだこのポンコツレジェンドは…」

京太郎「大体、そういう関係だったとしてもレジェンドの前で言うはずないだろ」

京太郎「そこまで俺らだって羞恥心ない訳じゃねぇよ」

晴絵「そ、それって…」

京太郎「見事にから回ってるって事」

京太郎「良いから先に手洗いとうがいして来いよ、こっちは準備してるから」














晴絵「(う…うぅ…見事に醜態を見せちゃった…)」ジャー

晴絵「(でも…確かによくよく考えれば凄い普通な顔をして言ってたんだよね…)」パシャパシャ

晴絵「(根が恥ずかしがり屋な京太郎がそういう事言って普通でいられるはずがないし…)」

晴絵「(だけど…なんか京太郎、最近、雰囲気変わったよね)」

晴絵「(大人になったっていうか…妙な落ち着きが出来たって言うか)」

晴絵「(さっきだって昔の京太郎なら顔を真っ赤にして否定しててもおかしくなかったのに)」

晴絵「(…もしかして性的なものに免疫が出来た?)」

晴絵「(…それってやっぱり…うぅ)」ズキン

晴絵「(…なんでだろ。妙に胸が痛いや)」

晴絵「(…別に京太郎が言う通り…普通なのに)」

晴絵「(今どき…高校生で始めてなんて珍しくないのに…でも…)」

晴絵「(なんでこんな…私の胸がズキズキするんだろ…)」















晴絵「(ぅー…とりあえずうがいだ。うがいしないと…!)」

晴絵「(…でも、これ後で京太郎が口をつけるんだよね)」ゴクッ

晴絵「(か、間接…キス…私が…京太郎と…)」ドキドキ

晴絵「(う…どうしよう、私…顔赤くなってないかな…)」カァァ

晴絵「(あ…無理だ。これ…私、顔熱いもん…)」

晴絵「(やばい…これやばい…)」

晴絵「(こんな…今どき中学生でもここまで初じゃないってのに)」

晴絵「(私、何やって…うぅ…)」モジモジ

京太郎「…レジェンド?」

晴絵「うひゃあああ!?」ビックゥ

京太郎「…大丈夫か?」

晴絵「ちょ…ちょっと!いきなり話しかけないでよ…!びっくりするでしょ!」

京太郎「いや、それは悪かったけど…」













京太郎「とりあえずちょっとスペース空けてもらえるか?」

晴絵「え?あ、うん」

京太郎「ありがとうな」ジャー

晴絵「…あれ?そのコップ…」

京太郎「あ、これか?レジェンドが気にしてるみたいだし、別の使おうと思ってさ」サラサラ

京太郎「普段使ってるコップ出してきたんだよ」

晴絵「ま、マイコップまで!?」

京太郎「ま、月に二三回は駄弁りに来るしなー。マイコップくらい普通だろ」ングッ

晴絵「(な、何さらって言ってるのよ…)」

晴絵「(マイコップとかワイシャツやマイブラシに次いで乙女のトキメキ3大アイテムに数えられる一品じゃないの…)」

晴絵「(憧やしずとくらべてそれほど仲が良さそうには見えなかったのにまさかそんなものまで用意してるなんて…)」

京太郎「…ガラガラガラガラッ」














晴絵「(あ、京太郎の唇…ちょっとエロい…)」ジィ

晴絵「(なんだろ…さっき間接キスの事意識しちゃったからかな…)」

晴絵「(コップにつけられる唇と…そこから滴りそうになってる水滴が…)」

晴絵「(凄い艷やかで…ドキドキ…して…)」

晴絵「(どんな風な…柔らかさなんだろ…どんな風に…気持ち良いんだろ)」

晴絵「(京太郎の唇は…触れたらどんな風になるのかな…)」

京太郎「…ペッ…って、レジェンド」

晴絵「ふぇぇっ!?な、何…!?」

京太郎「…人のこと見てないでとっととうがいしろって」

晴絵「あ、う、うん。そうだね!あはは…そ、そうだね!」ギクシャク

晴絵「…んくっ…カラカラーペッ」













晴絵「ごめん、灼。お待たせ」

灼「…ううん。大丈夫だから」ニコッ

晴絵「そう…?あ、これどうする?」

灼「あ、使うね…これから色々使うのに洗い物増えると面倒だから…」

晴絵「それもそうだね。じゃあ、はい」スッ

灼「…うん。ありがとう…」ニコッ

灼「ふふ…ハルちゃんと間接キッス…ハルちゃん汁のついたコップ…」ハァハァ

晴絵「…京太郎」

京太郎「大丈夫だ。ただちに影響はない」

晴絵「私には影響ありそうなんだけど…」

京太郎「ま、灼だしやって良い事と悪い事の区別はちゃんとついてるって」

京太郎「今日は久しぶりにレジェンドと会えて舞い上がってるだけだから勘弁してやれ」
















晴絵「…京太郎ってさ。なんか灼の事分かってるよね…」

京太郎「ん?まぁ、長い付き合いだからな」

京太郎「もう少ししたら俺の人生にとって半分以上の付き合いになる訳だしな」

晴絵「確か9年だったっけ?」

京太郎「そんな感じ。ま、玄とか宥さんはもうちょっと短いけどな」

京太郎「一応、アレでも大事な幼馴染なんだ。嫌わないでやってくれ」

晴絵「別に嫌ったりはしないけどね。…何時もお世話になってるし」

晴絵「…ただなぁ」

京太郎「ん?」

晴絵「そういう付き合いの長さって…羨ましいなぁって」

京太郎「レジェンドだって付き合い長いだろうに」

晴絵「…じゃあ、私が今、何を考えてるか分かってる?」














京太郎「腹減ったって思ってる」

晴絵「ちょ!それは京太郎の思考でしょ、絶対!」カァァ

京太郎「はは。まぁ、腹減ってるのは事実だな」

京太郎「でも、レジェンドが何を考えてるか…なぁ」

晴絵「そうそう。ハルちゃんクイズよハルちゃんクイズ」

京太郎「…ちなみに正解すると?」

晴絵「え…えぇっと…晩御飯の後に私とダッツを買いに行くツアーが」

京太郎「ツアーだけかよ、じゃあ、適当で良いな」

晴絵「ちょ、ちょっとぉ…」

京太郎「はは。そうだな…ま、真面目に答えるとするなら…」


>>+2
00~50 灼の事怖がってるんだろう?
51~99 寂しがってるってところか?
※男気により+10

































>>灼の事怖がってるんだろう?

京太郎「灼の事怖がってるんだろう?」

晴絵「いや、まぁ、確かにそれはあるけど」

京太郎「そんなに怖いなら控えるように言って来ようか?」

灼「は、は、ハルちゃんは~♪世界で~フフーン♪一番~♪」

晴絵「…いや、鼻歌歌うまで上機嫌なところに水を差すのも悪いし…」

京太郎「ま、レジェンドがそれで良いなら俺に実害はないから構わないけどさ」

晴絵「…もしもの時は助けてくれる?」

京太郎「あぁ。灼の方をな」

晴絵「ちょ…な、なんでぇ!?」

京太郎「レジェンドを生贄に捧げるだけで灼が幸せになれるならそれで良いかなって」

晴絵「これまで山ほど助けてもらっておいてなんて薄情な奴…!」












京太郎「はは。まぁ、ほんとにダメな時はちゃんと助けてやるよ」

晴絵「…本当?」

京太郎「あぁ、本当本当」

京太郎「別に灼相手じゃなくてさ、他の障害にぶつかった時とかでも…な」

京太郎「俺に出来る事があれば何でもしてやるから、遠慮なんかすんなよ」

晴絵「な、何よ…急に優しくなっちゃって…」

京太郎「そりゃレジェンドがそんな寂しそうな顔してりゃあな」

晴絵「ぅ…」

京太郎「…安心しろって。俺にとってはレジェンドも大事な奴なんだからさ」

京太郎「仲間外れになんてしないっての」ポンッ

晴絵「~~~っ!」カァァァ

灼「あ、京太郎、ちょっとこっち来て」

京太郎「おう。って事だから、ちょっと灼の方行ってくるわ」

晴絵「ぅ、ぅうぅ…ん…」モジモジ











トントントングツグツグツニャーニャー

灼「んー…」

京太郎「だから、野菜切る時の持ち方はそうじゃないって」

京太郎「それじゃいざって時に指切るぞ」

晴絵「ぅ…じゃあ…こう?」

京太郎「そうそう。ちゃんと指丸めて固定な」

晴絵「でも、これ野菜ズルズル動いて切りにくいんだけど…」

京太郎「その辺は力加減を覚えるんだよ」

晴絵「ぅー…頑張る…」

京太郎「おう。頑張って今度は美味しい弁当作ってくれよ」

晴絵「つ、次は京太郎になんか作らないし…!」

京太郎「はは。じゃあ、彼氏に作ってやるのか」

晴絵「そ、それは…」













灼「んーん…」グルグル

京太郎「灼どうした?」

灼「…いや…何かこの光景…幸せだなって…」ニヘラ

京太郎「幸せ?」

灼「うん…親子で料理作ってるみたい…♪」

京太郎「あー確かに」

晴絵「私そこまでおばさんじゃないよ!?」

京太郎「いや、レジェンドは子ども役だろ」

灼「で、私がおかーさん」フンス

晴絵「え…えぇ…」

晴絵「そこは身長的にも私がおかーさん役なんじゃ…」

京太郎「料理できない母親とかちょっと…」













灼「で、京太郎はおとーさん」

京太郎「お、なんだ。結婚してくれるのか」

灼「…うん。愛してるよ、京太郎♥」

京太郎「俺も愛してるよ、灼」

灼「んぅっ♪」ビクッ

京太郎「だから、今月厳しいし小遣いあげて貰えないか?」

灼「ダメ。京太郎が安月給な所為で今月厳しいんだから」

晴絵「…なんで小芝居始まってるの」

京太郎「頼むよ…今度、部長との飲み会でさ」

灼「…それは本当に部長さんとの飲み会なの?」

京太郎「…どういう意味だ?」

灼「…私が何も知らないと思った?」

灼「最近、随分と熱心に一緒に食事してる後輩がいるみたいじゃない?」

晴絵「しかも、修羅場!?」














京太郎「おいおい、そういうんじゃないって」

京太郎「俺も部下を持って良い顔してやりたいだけだよ」

灼「…ふーん…それなら良いけど」

灼「…でも、もしもの時は…分かってるよね?」

灼「私…この子と京太郎を殺して…自分も死んじゃうから」

晴絵「しかも、無理心中だ!?」

京太郎「安心しろって俺が愛してるのは灼だけだからさ」ギュッ

灼「ん…そんな風に腰を抱き寄せるだけじゃ…信じられない…よ♪」スッ

灼「するならちゃんと…キスまで…ね…」

晴絵「だ、だ…ダメーっ!!」バッ

灼「…ほら、京太郎が騒ぐからあの子が起きちゃった」

晴絵「ってまだ続けるの!?」

京太郎「いや、流石に無理だろコレは」

灼「…残念」
















晴絵「って言うか…アンタら愛してるって…」

灼「…もう何度も言ってくれた…」ポッ

京太郎「小芝居の中でだけどな。つーか、なんで毎回、修羅場になるんだ」

灼「…さぁ?牽制なのかもしれないし…釘を指してるのかもしれないし…」

京太郎「牽制?釘…?」

灼「…京太郎は嫌?」

京太郎「まぁ、たまにガチで怖い時あるけど…まぁ、楽しんでなきゃ乗らないし大丈夫だよ」

灼「ふふ…良かった…♪」

晴絵「ぅ…ぅー…また二人の世界を作って…!」

京太郎「別にそういう訳じゃないんだけどな」

灼「あの子も拗ねてるし…そろそろお料理に戻ろうか」

京太郎「そうだな。他にも教える事一杯あるし」

晴絵「ぬぐぐ…」

















晴絵「えっと…あ、じゃあ…あの…えっと…」モジモジ

京太郎「ん?」

晴絵「あ、あ…あぁ…あぁぁ…」

京太郎「…あ?」

晴絵「あ…っ!アナタ…!?包丁の使い方についてもう一回教えてくれないかな…!?」カァァ

京太郎「…いや、ねーわ」

晴絵「な、なんで!?」

京太郎「いや、流石にレジェンドがそれはちょっと鬼気迫ったものがあるというか…」

晴絵「灼の修羅場には乗ってくれたのに、なんで私の新妻修行中一年目(専業主婦)料理修行編には乗ってくれないの!?」

京太郎「そこまで設定考えてたのかよ…」

晴絵「だ、だって…ちゃんとそういうの作ったら乗ってくれるかなって…」

京太郎「はいはい。じゃあ、乗ってやるから…ほら、手また伸びてるぞ」

晴絵「あう」















京太郎「ったく…後ろから触るぞ」スッ

晴絵「ふぇぇっ!?」カァァ

京太郎「包丁を握る手はこうで…」ギュッ

晴絵「はぅ…ぅ」プルプル

京太郎「野菜を抑える手はこう」ギュゥ

晴絵「はへぇ…♪」ホワッ

京太郎「…分かったか?…ってレジェンド?」

晴絵「…アナタぁ♥」

京太郎「ん?」

晴絵「…愛してる♥」

京太郎「いや、お前とは遊びだし」

晴絵「なんで私だけそういう扱いなの!?」

京太郎「普段が普段だしな」

京太郎「ま、後ろから見ててやるからもうちょっと包丁使えるようになっとけ」

京太郎「無意識的に出来るようになれとは言わないけど、慣れないと大変だしな」
















灼「(…ハルちゃんのあの反応…)」

灼「(…やっぱりそういう事…なのかな…?)」

灼「(入り口の時から…そうじゃないかと思ってたけど…)」

灼「(……ここまであからさまだと…いっそ冗談か何かだと思ってたんだけど)」

灼「(でも…本気…なんだね、ハルちゃん)」

灼「…ね、京太郎」

京太郎「ん?」

灼「…京太郎ってハルちゃんの事好き?」

京太郎「…それ前も答えなかったっけ?」

灼「…良いから答えて」

京太郎「…そりゃ好きだぞ。好きじゃなきゃこんな風に世話焼いたりしないって」

灼「…そっか。そうだよね…」













灼「…じゃあ…その…じゃあ…ね」

灼「…もしも…私とハルちゃんのどっちかしか助けられない状況だったら…どうする?」

京太郎「うん?」

灼「どれだけ頑張っても…どっちかしか助けられなくて…」

灼「どっちだけしか選べないんだとしたら…」

灼「京太郎は…どっちを選んでくれる?」

京太郎「また随分と変な質問をするなぁ…」

灼「ごめんね。でも…どうしても聞きたかったから…」

京太郎「あー…そうだな。そういう状況だとしたら…まぁ…」


>>+2
00~50 灼を助けるよ
51~99 最後までどっちも助けようとするよ
※男気により+10



































>>最後までどっちも助けようとするよ

京太郎「最後までどっちも助けようとするよ」

灼「…抜け道なんてないんだよ?」

京太郎「分かってるよ。でも、早々に諦めたら…俺は一生、後悔する事になる」

京太郎「だから、最後の瞬間まで足掻いて足掻いて…それでどうしようもないなら」

灼「ないなら?」

京太郎「…お前らと一緒に死んでやるよ」

灼「…ふふ」

京太郎「な、なんだよ」

灼「…京太郎、重い」

京太郎「うっせーな。いきなりこんな答えのない質問する方が重いだろ」

灼「…確かにそうかも…」

灼「じゃあ、私達重いもの同士…だね」クスッ

京太郎「あんまり嬉しくはないけどなー…」













灼「…でも…ね」

京太郎「ん?」

灼「一緒に死んでくれるって言ってくれて…私は嬉しかったよ」クスッ

京太郎「ま、どっちも選ばないっていう酷く情けない答えだけどな」

灼「それでも最後の責任だけは取ってくれるって事でしょ…?」

京太郎「まぁ…結果的に見殺しにする訳だしな」

京太郎「それに延々とお前らに責められる夢を見るのも辛い話だし」

灼「ふふ…素直じゃないんだから…」ナデナデ

京太郎「男には意地とか面子とか下らないものを重視しちゃう生き物なんだよ」

京太郎「…でさっきの質問はどういう意味があったんだ?」

灼「…うーん…意味なんてない…かな」

京太郎「…一応、結構マジに悩んだんだけど」

灼「ふふ…ごめんね。でも…」
















灼「…そういう時になった時の為に…心構えを聞いておきたかったから…」

京太郎「そういう時…?ハッお前まさか…」

京太郎「本気でレジェンドの事監禁するつもりじゃ…」

灼「……」

京太郎「おい、『それも良いかも』みたいな顔するなよ」

京太郎「冗談だって分かってても怖くなるだろ」

灼「本当に冗談だと思う…?」

京太郎「冗談だろ。お前ならそういうの顔に出さないでやるから」

灼「…ふふ」

京太郎「ん」

灼「…京太郎って本当…卑怯だよね」

京太郎「…まぁ、それについては最近、心から同意する訳だけど…」

京太郎「いきなりなんだよ?」


















灼「京太郎が本当に鈍感で手が掛かるだけの男の子だったら…」

灼「私はどうなっていたのかなって」

京太郎「割りと今も鈍感で手が掛かってると思うけどな」

灼「でも…その分、京太郎は一杯、私に返してくれるから…」

灼「…だから、私…どうしても負けたく…ない…よ」スッ

京太郎「…ん?」

灼「…諦められないの、そっちの方が良いって分かってるのに…どうしても」

京太郎「灼…?」

灼「…だから、私…京太郎と同じ事をするから」

京太郎「…同じ事?」

灼「うん。私…最後まで諦めない…」

灼「ハルちゃんも京太郎も…どっちも手に入れたいから」

灼「どっちか片一方だけなんて…それしか手に入らなかったんだって…言い訳なんてして…後悔したくないから」

灼「私は…」ギュッ













晴絵「う…うえぇぇ…き、京太郎ぉ…」エグエグ

京太郎「あー…玉ねぎの汁にやられたか」

灼「…ふふ、本当に仕方のないハルちゃんだね…」スッ

京太郎「あ、灼…さっきのは…」

灼「…気にしないで。ただの…改めての決意表明みたいなものだから…」

灼「京太郎にとっては多分…意味のないものだから

京太郎「…でもさ」

灼「それより…ハルちゃんの事助けてあげて…?」

灼「慣れてないとアレって本当に辛いから…」

灼「私は大丈夫だから…ね?」

京太郎「…あぁ。分かった」





























【System】
鷺森灼の愛情度がLv3になりました
赤土晴絵の思い出が14になりました
赤土晴絵の好感度が14あがりました
赤土晴絵の現在の好感度は91です
最終更新:2014年01月31日 23:34