【小学五年 ―― 9月】
穏乃「はぁ…もう学校かぁ…」
京太郎「だるいめんどい…行きたくない…」
憧「アンタたちはもっとしゃっきりしなさいよ」ハァ
京太郎「あぁー…永遠に夏休みが続けば良いのに…」
玄「私はそれは嫌かなぁ…」
穏乃「あ、玄さんは夏休み忙しいんだっけ」
玄「うん。シーズンだからね、どうしても…」
玄「お陰で皆に会えなかったし…寂しかったなぁ…」
憧「…ま、これからは嫌でも一緒になる訳だし」
京太郎「乗ってるバスが一緒だからな」
玄「えへへ…♪また二学期もよろしくねっ」
穏乃「うん!玄さんよろしくー!」
京太郎「べ、別に…そんなの改めて言う事じゃねぇだろ」プイッ
憧「……」ジィ
玄「あれ?憧ちゃん?」
憧「あ、ごめん…」
玄「ううん…良いけど…」チラッ
京太郎「な、なんだよ。急に見るなっての」
玄「うーん…???」
穏乃「それより…もう文化祭なんだよねー…」
京太郎「あーそういやそうだったっけ」
穏乃「今年は何になるのかなー」
憧「去年は劇だったし、展示でしょ」
穏乃「えー…アレ面倒なのに…」
玄「って事は私のところは劇だよね。何をやるんだろ」
穏乃「あ、うちの所は去年、白雪姫だったよ」
玄「うん。知ってる。お姫様の憧ちゃん可愛かったよね」
憧「み、見てたの!?う、うぅ…は、恥ずかしい…」
玄「後、京太郎君も王子様格好良かった」ニコッ
京太郎「う…うっせーよ。そ、そんなお世辞要らねぇから」
玄「えー…お世辞じゃないのに…」
憧「…むぅ」ムスー
玄「でも、白雪姫良いなー。もしそうなったら私も立候補…」
京太郎「だ、ダメだ!」
玄「え?」
京太郎「あ…い、いや…」
京太郎「く、玄にお姫様なんか似合う訳ないだろ!せ、精々、エロい小人が精一杯だっての!」
玄「あー…それも良いかも」
憧「えっ」
京太郎「…えっ」
玄「だって、エロい小人さんなら白雪姫のおもちをもみ放題だよね!?」
憧「…あー…そうよね。これが玄さんよね」
京太郎「…久しぶり過ぎて忘れてたわ。うん。マジでブレねぇなお前」
玄「えへへ」ドヤァ
穏乃「玄さんすっごーい!」
京太郎「いや、呆れてるだけなんだけどな…」
憧「放っときましょ…」
憧「ま…合唱コンクールの事も頑張らないとね」
京太郎「あー…それもあったか…面倒だなぁ…」
憧「今年は指揮者じゃない方が良いなー…」
京太郎「無理だろ。アレ、毎年、指揮経験者が選ばれるし」
憧「うわー…もう…今から憂鬱…」
憧「歌ってる方は気にならないかもしれないけど…アレ、腕が結構きついのよね…」
穏乃「私は展示のほうが面倒かなぁ…」
穏乃「細かい作業って苦手だし…私が失敗すると皆に迷惑かかるし…」
京太郎「…ま、その辺りは俺も一緒だからすげぇ良く分かるわ…」
憧「…って事は、京太郎は展示の方が苦手?」
京太郎「んー…そうだな…」
>>+2
末尾偶数:展示の方が苦手
末尾奇数:合唱の方が憂鬱
>>合唱の方が憂鬱
京太郎「合唱の方かなぁ」
憧「え?そうなの?」
京太郎「正直、あんまり人前で歌うのって得意じゃないんだよな」
憧「でも、去年はそんな事言ってなかったじゃない」
京太郎「まぁ、去年はいきなり王子役押し付けられてそれどころじゃなかったし」
京太郎「それに合唱の方の練習にあんまり参加出来なくて口パクでも良いって話だったからな」
憧「私…それ知らなかったんだけど…」
京太郎「新子は真面目だから言うと怒るし、黙っとく事になってたからな」
憧「むぅ…なんか納得がいかない…」
京太郎「ま、今年は真面目にやるよ。やるんだったら最優秀賞狙いたいしな」
憧「そう。それなら良いんだけど…い、いや、良くない。良くないから」
京太郎「えー…」
憧「そ、それならあたしと練習しましょ」
京太郎「いや、練習って…学校でやるじゃん」
憧「勿論、それ以外にやるの」
京太郎「えー…」
憧「えーじゃない。アンタ去年サボってるんだから他の人より練習しないと足手まといでしょ」
憧「それに…私も指揮の練習になるし…丁度良いから付き合ってあげる」
京太郎「いや…でも、放課後は麻雀…」
憧「…ダメ?」
京太郎「う…い、いや…」
憧「…ダメ…かな…」シュン
京太郎「わ、分かった!やるから!やるから!」
憧「そう?その言葉忘れないでね」ケロッ
京太郎「ちょ…お、お前…っ!」
憧「男に二言はないんでしょ。ほら、それより学校着いたから、そろそろ降りるわよ」
京太郎「…チクショウ…また騙された…」
>>+2
00~30 音痴だった
31~60 割りと普通だった
61|99 意外な才能を発揮した
>>音痴だった
憧「あー…ストップストップ」
京太郎「え?ダメだった?」
憧「ダメって言うか…そういうレベルじゃないから」
京太郎「えっ」
憧「アンタが去年、口パクで良いって言われた理由って多分、忙しいからじゃなくって音痴だからよ」
京太郎「マジかよ…そんなの今まで誰も言ってくれなかったぞ…」
憧「一応、気を遣ってくれたんでしょ」
京太郎「そんな気の毒になるレベルなのか?」
憧「…正直に言うと…雑音レベル」
京太郎「そんなに酷いのか…」
憧「まぁ…酷いか酷くないかで言えば…後者の余地がまったくないくらいには…」
京太郎「う…そ、それなら…」
>>+2
00~30 今年も口パクで済ますか…
31~60 一人で練習頑張るか
61~99 …一緒に頑張ってくれるか?
※王子様の効果と男気で+4されます
>>今年も口パクで済ますか…
京太郎「今年も口パクで済ますか…」
憧「…それ本気で言ってるの?」
京太郎「でも…俺が頑張って歌ったところで皆の邪魔になるだけだし…」
憧「はぁ…呆れた」
京太郎「う…」
憧「何時もの馬鹿みたいに自信満々なアンタは何処行ったのよ」
憧「それならそれで一緒に頑張れば良いだけでしょ」
憧「まだ初めて一日目なのに諦めるなんてアンタらしくない」
憧「未だしずに勝てないからって頑張って身体鍛えてるアンタは」
憧「あたしに勝つ為に麻雀頑張ってるアンタは何処に行ったのよ?」
京太郎「それは…」
憧「…まぁ…あたしも悪かったわ」
京太郎「え?」
憧「…あんただったらこれくらいバネにすると思って酷く言い過ぎた。…ごめんなさい」ペコッ
京太郎「い、いや…そんな事は…ねぇよ」
京太郎「俺が…情けなかったんだ」
京太郎「…新子の言う通りだ。何時もの俺らしくなかったよな」
憧「そうそう。その調子」クスッ
憧「…ま、色々言っちゃったお詫びとして…アンタが治るまでちゃんと付き合ってあげるから」
京太郎「…良いのか?」
憧「仕方ないでしょ。乗りかかった船なんだし」
憧「それに…どう最優秀賞とるなら皆一緒の方が良いもの」
憧「あんただけ仲間はずれでとっても…嬉しくないでしょ」
京太郎「新子…」
憧「だから、ほら、ビシバシ行くわよ」
京太郎「おう。任せろ!!」
【System】
新子憧の思い出が13になりました。
好感度の上昇はありません。
最終更新:2013年09月22日 01:34