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高校三年――11月イベント

【高校三年 ―― 11月第一週】

京太郎「(しかし…まさか宥さんがあんな風に思ってたなんてなぁ…)」

京太郎「(失礼な話かもしれないけど…まったく想像していなかった)」

京太郎「(でも…確かに今から思い返せば違和感はあったんだよな)」

京太郎「(宥さんは確かに暖かいのが好きではあるけれど…)」

京太郎「(元々の性格はとても温厚で引っ込み思案な人だったんだから)」

京太郎「(そんな人がセフレになっただけであんなに淫乱になるなんておかしい)」

京太郎「(ああやって淫乱になっていたのは今から考えれば一種の現実逃避でもあったんだろう)」

京太郎「(或いは…そんな風に自分を追い込んでいたのか…)」

京太郎「(…まぁ、エロい事が好きなのはその後も変わらなかったし…)」

京太郎「(アレは一種の宥さんの本性である事に間違いはないんだろうけれど)」

京太郎「(でも…その辺の機微に気づけなかったのは反省点…だな)」

京太郎「(こんな状況だからって…自分のことばっかり考えてちゃダメだ)」

京太郎「(こうやって…いろんな人と関係を持っているからこそ…)」

京太郎「(彼女たちの心の変化に目敏く気づいてあげないと)」

京太郎「(宥さんが言っていた通り…俺が中心なんだから)」

京太郎「(宥さんたちの関係が崩壊しない為には…俺がもっともっと立派な男にならなきゃいけない)」





















京太郎「(でも…立派な男…か)」

京太郎「(それこそ…何をすれば良いんだろうなぁ…)」

京太郎「(とりあえず目標としては…)」

京太郎「(人の心に敏感で…欲しがってる言葉をぶつけられる頭の良さがあって…)」

京太郎「(どんな恥ずかしい事でも軽く言えて…宥さんたちにを受け止められる程度に身体も鍛えて)」

京太郎「(後、全員が働かずに済む程度の収入があって、…それと精力も…今の感じだと結構大事だよな…)」カキカキ

京太郎「(うん…よし。とりあえずこの中だと目に見えて不足してるのは人の心の機微への敏感さだよなぁ…)」

京太郎「(この当たりは…とりあえず【バイトで養う】しかないかな)」

京太郎「(接客の基本はお客さんのしてほしい事をする事にあるって玄も言ってたし…)」

京太郎「(今は麻雀がメインだからあんまり寄り道する訳にはいかないけど…)」

京太郎「(でも、バイトももうちょっと頑張った方が良いかもなぁ…)」ブルル

京太郎「(ん…あれ?メール?)」ピッ

京太郎「(誰だろう…って灼からか)」

京太郎「(なになに…今から家に来てくれ…か)」

京太郎「(何かあったのか…?とりあえず…行ってみるか…)」





















【ここが大天使アラタソのハウスね!!】

ガララ

灼「…こんにちは」

京太郎「こんにちは、灼」

灼「ごめんね、急に呼び出したりして…」

京太郎「いや、俺は構わないぞ。どうせ今日は一人さびしくネト麻の予定だったし」

京太郎「でも、灼が急に来て欲しいなんて珍しいけど…どうかしたのか?」

灼「うん…ちょっと緊急事態…かも…」

京太郎「…何があった?俺で力になれる事なのか?」

灼「…とりあえずここじゃ話せないから…中に入ってくれる?」

京太郎「分かった。じゃあ…お邪魔します」

灼「うん。あ、何時も通りスリッパはこれ使って」スッ

京太郎「おう。悪いな」

灼「ううん。これ殆ど京太郎専用みたいなものだから…」クスッ















京太郎「…ここ灼の家なのに俺用のモノも増えたよなぁ…」スタスタ

灼「湯のみとかお箸とかコップとか…色々あるよね…」パタパタ

京太郎「俺専用歯ブラシまであるしな。いや、ここで食事をもらう事も多いから有難いんだけど」

灼「ふふ…あ、今日もゴハン食べてく?」

京太郎「そうだな…親は今日もデートみたいだし…良ければご馳走になるよ」

京太郎「ただ…それより今は緊急事態だよ」スッ

京太郎「…もっかい聞くけど…何があった?」

灼「…とりあえずそこ座ってくれる?」

京太郎「…おう」スッ

灼「うん。ありがとう…じゃあ…」ソッ

京太郎「…ん?後ろに回って何を…」

灼「…大丈夫…何もしないから…」ソッ

京太郎「何もしないって…一体…」ガチャン

京太郎「…ガチャン?」














京太郎「…あれ?」ガチャガチャ

京太郎「…なぁ、灼、これって…」

灼「…所謂、手錠って奴?」クビカシゲ

京太郎「て、手錠ってお前…」

灼「…まぁ、本物じゃなくてド○キで売ってる偽物だけど…」クスッ

灼「でも…壊すのに時間はかかるし…逃げられない…でしょ?」

京太郎「いや…そもそも逃げるつもりはないんだけど…」

京太郎「なんでこんなものを…」

灼「それはね…これから…京太郎が逃げたくなるような事…するからだよ…♪」スッ

京太郎「あ、灼…?」

灼「ふふ…京太郎の膝の上…すわり心地が良い…♪」

灼「それに…ここからなら京太郎の顔も…しっかり見れる…♪」

京太郎「え…?あ…え…?」

灼「…可愛い…♪まだ…何も分かってないんだ…♪」

灼「そんな京太郎は…お仕置きが必要…だよね…」

灼「…ほら、目…閉じて…♪お仕置き…してあげる…」

京太郎「うぇ…?え…?どういう…」

灼「…京太郎、お願い…」

京太郎「ぅ…ぅ…う…」スッ
















灼「うん。良い子良い子…♪」ナデナデ

灼「じゃあ…良い子の京太郎には優しいお仕置き…してあげる…ね…♥」ハァ

京太郎「(目を閉じても…分かる)」

京太郎「(灼の熱い吐息…顔に掛かって…)」

京太郎「(俺の肌を焼いて…こ、これって…)」

京太郎「(やっぱり…キスする…んだよな…俺…灼と…)」

京太郎「(ま、待て…落ち着け…これはおかしい…)」

京太郎「(流されちゃ…ダメだ。俺には憧たちが…いるんだから…!)」

京太郎「(こんな風にまた流されて…大変な事をしでかしちゃ…!)」

京太郎「灼…!やっぱりこういうのは…むぎゅ」

灼「…ん?」ツネー

京太郎「んぎゅぅ…」

灼「…何か言った?」

京太郎「…なん゛で鼻摘ん゛でる゛ん゛だ?」

灼「それは勿論…」

灼「私が怒ってるから…だよ…?」ゴゴゴ

京太郎「っ」ビクッ

















灼「…ねぇ、京太郎…?」スッ

京太郎「な、なんでしょう…アラタ=サン…」

灼「私に言う事あるんじゃない…?」ニコッ

京太郎「な、何の事か、皆目検討も…」

灼「…嘘つき…本当は分かってるんだよね…」ソッ

京太郎「え…?あ、灼…!?」

灼「…嘘をついた京太郎には…ペナルティ…だよ…♪」

京太郎「な、なんで服脱がして…!?」

灼「…なんとなく?」キョトン

京太郎「なんとなくって…お前な」

灼「だって…あんまり京太郎が嫌がる事したくないし…」

灼「とは言え、ペナルティだから嫌がる事しなきゃ話にならないし…」

灼「…だから、とりあえず服脱がせて恥ずかしい写真でも撮ろうかなって…」

京太郎「けっこーえげつない事考えるのなお前…」


















灼「…で、私が怒ってる理由は…?」

京太郎「ぅ」

灼「心当たりがないなんて…言わないよね?」ヒヤヤカ

京太郎「そ、それは…」

灼「…私が大事な人が誰か…考えたら…すぐに分かるはず」

京太郎「……うん」

灼「それで…京太郎はその人と…今どうなってる?」

京太郎「…ろくに…話も出来てない…」

灼「…………どうして?」

京太郎「それは…その…」

灼「私にも…言えない事?」

京太郎「……あぁ。悪いけど…」

京太郎「ただ…俺が悪いんだ」

京太郎「レジェンドは…悪く…ない」

灼「…そう」















灼「…じゃあ、ペナルティ…」スッ

京太郎「え…っ!?ち、ちょ…まっ!」

灼「…待たない」シュル

京太郎「お、俺は正直に言ったぞ…!」

灼「…ううん。嘘だよ」

灼「だって…京太郎は庇ってる…」

灼「そういう…顔してるから…」

京太郎「そ、そういう顔って…!」

灼「…京太郎はすぐ顔に出るから…付き合いが長い私にはすぐ分かる…」クスッ

灼「京太郎が悪いのは本当だけど…でも、ハルちゃんが悪くないのは…嘘だよね」

京太郎「ぅ…」

灼「寧ろ、原因はハルちゃんにある…違う?」

京太郎「…そんな事はない…」

灼「…じゃあ、ペナルティ…だね…」イソイソ

京太郎「ちょ…そ、そっちはズボン…!?」


















京太郎「うあー…」カァァ

灼「ふふ…良い格好になってきたね…」ゾクゾクッ

灼「半脱がしの状態も良い感じ…♪ふふ…っ♥」

京太郎「ま、満足気なところ悪いけど…俺は…本当の事を言ってるぞ」

灼「…じゃあ…話してくれる?」

京太郎「ぅ…」

灼「京太郎とハルちゃんが…そんな風になった理由…」

灼「私に全部…話してくれたら…ここで止めてあげる…」

京太郎「脅迫も良いところじゃねぇか…」

灼「私は元からそのつもりだよ…?」ギラッ

京太郎「ぅ…」

灼「…私は本気だから…次は…下着を脱がすよ…」

灼「脱がして…恥ずかしい写真を撮るけど…それでも良いの…?」

京太郎「う…う…」





>>+2
00~50 無言
51~99 それでも…言えない
※男気により+10




































>>それでも…言えない


京太郎「それでも…言えない」

灼「…どうして?」

京太郎「…それも言えない」

京太郎「さぁ、撮るなら撮るで…好きにしろよ…」

京太郎「それくらい…覚悟くらい出来てるんだからな…!」ウガー

灼「…自棄になってる?」

京太郎「当たり前だろ!いきなりこんな脅迫されて自棄にならない方がどうかしてるっての…!」

灼「実は見られたかったとか…」

京太郎「そこまで倒錯した性癖は持ってねぇよ…」

灼「…残念…」スッ

京太郎「…ん?」カチャ

灼「…はい」

京太郎「…あれ?灼…?なんで俺の事解放して…」















灼「京太郎の熱意に負けたから…かな?」

灼「…それだけハルちゃんの事思ってくれてるなら…悪い事にはならないだろうし」

京太郎「いや…別に俺はレジェンドの事なんか…」

灼「でも、京太郎がそうまでして庇ってるのハルちゃんでしょ?」

京太郎「ぅ…それは…」

灼「誤魔化しても無駄だよ…私全部知ってるから」

京太郎「え゛っ」

灼「…酔ったハルちゃんが夜中に電話してきて全部聞かされた」ポッ

京太郎「……おい、ちょっと待て。じゃあ、さっきのは…」

灼「…一応、京太郎の側からも話を聞かないとって思って…」

灼「…後は趣味?」

京太郎「おい」

灼「ふふ…何も知らないでハルちゃんの事かばおうとする京太郎可愛かった…」ウットリ

京太郎「くそ…くそ…この悪女…!!」

灼「下着丸見えの状態で言っても何も怖くないよ…?」クスッ

京太郎「うぐ…!」













灼「…で、どうして?」

京太郎「ん…?」

灼「どうして…そこまでハルちゃんとぎこちなくなってるの?」

京太郎「…理由も分かってるんだろ」

灼「うん…ハルちゃんにキスされたから…だよね?」

京太郎「おう…東京の時…いきなりな…」

灼「…それが嫌だった?」

京太郎「…いや…」

京太郎「寧ろ…逆だったんだよ」

京太郎「…すっげードキってした」

京太郎「あの一瞬…レジェンドがすげー可愛かった」

京太郎「すげー…女に見えて…それで…」

京太郎「…追いかけるのも忘れるくらい…呆然と…して…」

灼「…うん」
















京太郎「インターハイの時はさ…それでも…憧やしずのお陰で麻雀に集中出来て…」

京太郎「また…チャンピオンに戻れた訳だけど…さ」

京太郎「今は…なんか糸が切れた所為でその事がすぐ頭の中に浮かびあがって…」

灼「…うん」

京太郎「今までレジェンドの事そんな風に思ってなかったのに…どうして…とか…さ」

京太郎「色々…ホント…色々…考えて…」

灼「…だから、突き放した?」

京太郎「…突き放したってほどの事はしてねぇよ」

京太郎「いや…したの…かな」

京太郎「しずとぶつかった所為で追いかけられなかったとは言え…」

京太郎「ちゃんと話すチャンスは…今まであったんだ」

京太郎「でも、俺は…ずっと逃げてて…それで…」

京太郎「レジェンドの誤解を解くなら…灼に連絡するのが一番だって知ってたのに…」

京太郎「結局、出来ないまま…今日になってる…訳だし」

灼「…そっか」
















灼「…でも、誤解って?」

京太郎「あー…なんか…俺がキスしたの嫌だったとか…おばさんでごめんとか…」

京太郎「最後にそんな事言ってやがったから…さ」

灼「実際はどうだった?」

京太郎「さ、さっきも言っただろ…」

灼「ふふ…じゃあ…ドキドキしちゃったんだ…」クスッ

京太郎「う、うっせーな、仕方ないだろ…」

灼「…じゃあ、欲情しちゃった?」

京太郎「してねぇってそれは流石に」

京太郎「つか、そうなるには流石に色気が足りなさ過ぎるっての」

京太郎「(…それにあの時点ではもう俺は宥さんや玄と関係持ってる訳だしなぁ…)」

京太郎「流石にレジェンドはそういう対象じゃねぇって」

灼「でも、女に見えたんでしょ?」

京太郎「ぅ…それは…」















灼「…ね、京太郎…正直に…聞かせてくれる?」

京太郎「…なんだよ」

灼「…京太郎はハルちゃんの事好き?」

京太郎「それ前も答えただろ…」

灼「じゃあ…質問を変えるね」

灼「京太郎は…ハルちゃんの事女として好き?」

京太郎「そ…れは…」

灼「どう…?」

京太郎「……正直に答えなきゃいけないんだよな?」

灼「…うん。別にペナルティはないけど…」

灼「…あ、でもあった方が興奮するなら私も頑張…」

京太郎「いや、頑張らなくて良いから」

灼「…残念」クスッ

京太郎「でも…正直に…正直に…か。俺は…」


>>+2
00~50 …そう…なのかも…な
51~99 …わっかんねぇよ
※男気により+10




































>>…わっかんねぇよ

京太郎「…わっかんねぇよ」

灼「…分からない?」

京太郎「女として…好きとか…さ…正直、分からない」

京太郎「レジェンドに魅力は感じてる。それは…確かだ」

京太郎「でも…俺は…そういうの関係なしに…その…」

灼「…関係を結んでる?」

京太郎「っ…!」ビクッ

灼「…知ってるよ、それくらい」

灼「あんまり…お姉ちゃんを見くびらない方が良いよ?」

灼「京太郎が憧やしずとそういう関係なのくらい…すぐに分かるんだから」

京太郎「……ごめん」

灼「どうして謝るの?」

京太郎「だって…俺、間違いなく最低な事をして…」

灼「……そうだね。最低だと思う…」

京太郎「ぅ…」













灼「でも…二人はそれで納得してるんでしょ?」

京太郎「…灼?」

灼「…だって、二人とも…とても幸せそうだった…」

灼「一時期はとてもギクシャクしてるのに…前みたいに…いや、前以上に仲良くなって…」

灼「…まるで世界が輝いているように…毎日嬉しそうにして…」

京太郎「でも…だからって俺がやってる事は…」

灼「常識で考えれば…最低だよね」

京太郎「…あぁ」

灼「でも、憧やしずにとっては…それが幸せなんだよ」

京太郎「…え?」

灼「…だから、私はそれを否定出来ない」

灼「頭の中では否定するべきだって分かってる」

灼「だけど…私の中には間違いなく友人の幸せを望む私がいて…」

灼「…だから・・・どうしても否定…出来ない」ギュッ

京太郎「…灼」
















灼「それを踏まえて…もう一度…聞くよ」

灼「京太郎は…ハルちゃんとそういう事をしたいの?」カァ

京太郎「ちょ…!?」

灼「どうなの…答えて…」

京太郎「こ、答えられるもんじゃないだろ…」

灼「…どうして?」

京太郎「それは…流石に恥ずかしいし…」

灼「…じゃあ、したいんだ」クスッ

京太郎「うぐ…」

灼「したくないなら本人がいないところで…恥ずかしがる必要ないもんね」

京太郎「……黙秘権を行使します」

灼「…やーい、京太郎のエッチ」

京太郎「ぐふっ…」

灼「ケダモノ…スケベ…変態…異常性欲魔…ハーレム王…」

京太郎「おい、最後のはなんだ最後のは…」













灼「…でも、良かった」

京太郎「ん?」

灼「少なくとも京太郎にとってハルちゃんはそういう存在なんだね…」

京太郎「…一応言っとくけど、キスされるまで意識した事なんて殆どなかったからな?」

灼「…本当に?」

京太郎「ま、まぁ…ちょくちょくはあったかもしれないけど…それは別に否定出来るレベルだったし…」

灼「…そうなんだ…」スクッ

京太郎「ん?急に立ち上がってどうしたんだ…?」

灼「ううん。なんでもないの。ただ…」スタスタ

灼「…そろそろこっちにいるハルちゃんを入れてあげようと思って」ガララッ

晴絵「ふきゅっ」ベシャ

京太郎「……え゛?」















京太郎「んな…っ!なななななななな!?」

晴絵「いたた…もう…灼ってば…!」

灼「ごめんね…まさかそこまで必死に聞き耳を立ててるとは思わなかったから…」

京太郎「れ、レジェンドぉ!?」

晴絵「…う、うん…」カァ

晴絵「や、やっほ…京太郎…」マッカ

京太郎「い…何時からそこに…!?」

灼「そんなの最初からいたに決まってる…」ズバァ

京太郎「…だよなー…そうだよなぁ…」クラァ

京太郎「って事は全部…」

晴絵「…聞いてた…かも…」プシュゥ

京太郎「あ゛ー…っ!」グテー















灼「ふふ…ハルちゃん良かったね…♥」

京太郎「俺はまったく良くねぇぞ…」

晴絵「わ、私も…凄い…今、恥ずかしいかなって…」

灼「それだけ?」クスッ

晴絵「ぅ…」

灼「夜中に泣きながら私に電話してきたハルちゃんが…」

灼「京太郎に嫌われたって…泣きじゃくってたハルちゃんが…」

灼「本当に恥ずかしいだけ…?」

晴絵「そ、それは二人だけの秘密だって…!」カァァ

灼「あ、ごめん…口を滑らせちゃった…」サラッ

灼「でも、ハルちゃんも京太郎の秘密一杯教えてもらったんだからお愛顧…だよね?」

晴絵「うぐ…ま、まぁ…協力してもらった手前…責められる理由はないけど…」

京太郎「じゃあ…最初から…」

灼「…うん。私が京太郎の本音を聞き出して…ハルちゃんがそれを聞く作戦だった…」クスッ

京太郎「んで俺はそれにまんまと引っかかったわけだな…ハァ…」














晴絵「ご、ごめんね…その…」

灼「…私が全部勝手に…強引にやった事だから…」

灼「ハルちゃんは嫌わないであげて」

京太郎「…嫌うかよ。そもそも…そうされるくらい情けなかったのは俺の方なんだし…」

京太郎「寧ろ、俺は灼に感謝の言葉の一つでも言わなきゃいけない立場だろ」

灼「…京太郎…」

京太郎「…まぁ、仕返しの一つはしたい気分だけど、でも、怒ってる訳じゃねぇし」

京太郎「…色々と貯まってたとはいえ…自爆したのも俺の責任だしなぁ…」ハァ

晴絵「…じ、じゃあ…さっきのは全部…あの…本当の…事?」

京太郎「……本当だよ、レジェンドの事意識してるのも…憧やしずの事も全部」

京太郎「全部……事実だ」ハァ

晴絵「…そっか…。そう…なんだ…」ニヘラ

灼「…ハルちゃん」

晴絵「うぇ…?な、何…!?」

灼「顔にやけてる…」クスッ

晴絵「ぅ…うぅ…っ」カァァ

















灼「…仲直り…出来そう?」

晴絵「…ここまでされて…出来ないなんて言えないでしょ…」

晴絵「まぁ…恥ずかしさはなくなったわけじゃないけれど…でも…」

晴絵「折角、勇気を出したり悪役になってくれた二人に悪いし…」

晴絵「…京太郎さえ良ければ…仲直りさせてくれない…かな」

京太郎「…あったりまえだよ」

京太郎「ここまでして今まで以上に避けられるってなったらそれこそ悲惨だしな」

京太郎「そっちが良いなら…これまで通り…よろしくなレジェンド」

晴絵「…これまで通り…」

京太郎「ん…?ダメだったか?」

晴絵「あ、いや…そんな事はないよ!」

灼「…鈍感。ハルちゃんは今まで以上に仲良くしたいと思ってるのに」

晴絵「うぇぇぇ!?あ、灼ぁ…!」ビックゥ

京太郎「あー…そ、それは…その…気づいちゃいけない的な意味で…か?」

灼「所謂、禁断の関係的な意味で…かな」クスッ

晴絵「うわあああああ!?」カァァァァ















灼「お酒に酔ったハルちゃんって…凄いんだから…」

灼「もう一時間でも二時間でも…京太郎の事惚気けて…」

晴絵「あうあううあうあうあう…っ」ナミダメ

京太郎「おいレジェンドが涙目になってるぞ」

灼「あぁ…泣きそうなハルちゃんも可愛い…♪」ゾクゾクッ

京太郎「…お前って本当、そういうトコロ残念だよな」

灼「ふふ…でも、これが私だから…」ニコッ

灼「だけど…女の子に残念とか言ったから…ペナルティ…」

京太郎「ぅ…今度はなんだよ…」

灼「…簡単な事だよ。でも…京太郎にしか出来ない事…」

京太郎「俺にしか…出来ない事?」

灼「うん…12月のクリスマス…まだ予定は空いてるよね?」

京太郎「あぁ…まだ誰とも遊ぶつもりはないけど…」















灼「その日に…皆を集めてくれる?」

京太郎「……え?」

灼「皆…穏乃、憧、玄、宥さん…それと小走さん…だったっけ?」

灼「京太郎が女として意識してるか…或いは関係を持っていた人たちの事…」

灼「みぃんな集めて…話し合いをしたいから…」

京太郎「話し合い…で済むんだよな?」

灼「大丈夫だよ…殆どが顔見知りな訳だし…」

灼「ただ…ね。ただ…そろそろなあなあじゃ…いけないと思うんだ…」

灼「ハルちゃんの事もあるし…一回皆で話し合わなきゃいけない…」

京太郎「…灼」

灼「クリスマスならきっと…皆京太郎君に呼ばれる為に予定も開けようとしてるだろうから…」

灼「…悪いけど…お願い出来る?」

京太郎「…分かった」

灼「…ありがとう」ニコッ














灼「ふふ…修羅場になるね、きっと」

京太郎「…止めてくれよ…今からでも胃が痛いんだから…」

灼「でも…何時かは乗り越えなきゃいけない事…でしょ」

京太郎「…ま、そう…だな」

灼「それに…同窓会みたいなものだと思えば悪くはない…よ」クスッ

灼「…ただ、ちょっと京太郎が大変かもしれないけれど…」チラッ

京太郎「ま、その辺は自業自得って奴だな…」

灼「ん…♪」ニコー

京太郎「嬉しそうにしやがって…このドSめ…」

灼「そんな…誤解だよ…」

灼「私は京太郎の笑顔も好きだよ…?」

灼「ただ、それと同じくらい辛そうな顔も好きってだけで…」

京太郎「つまりドSって事じゃねぇか…!!」














灼「ふふ…でも、大丈夫だよ」

灼「お互い付き合いも長いから…酷い事にはならないはず」

灼「それに…私もちゃんと丸く収めるようにするから…ね」

京太郎「…おう」

灼「だから…その日一日だけ我慢して欲しいな」

灼「それが終わったら…京太郎も少しは気持ちが楽になるはずだから…」

灼「…そうなれるように私は全力を尽くすから」

京太郎「…灼?」

灼「ん?」

京太郎「何か…また自分の事追い込んでないよな」

灼「…大丈夫だよ…私は京太郎の事…頼りにしてるから…」

灼「もう下手に自分の事追い込んだりしないよ…」クスッ

灼「…でも、ありがとうね、嬉しかった」クスッ

京太郎「…そ、そっか」テレテレ

灼「だから、お礼に…今日はアツアツのおでんをご馳走してあげるね…♪」

京太郎「やっぱりドSじゃねぇか!!!」




























【System】
鷺森灼の愛情度がLv4になりました
赤土晴絵の愛情度がLv2になりました
赤土晴絵は数十分後、ようやく再起動したようです
鷺森灼は嬉々として熱々のおでんを須賀京太郎に差し出し続けました
最終更新:2014年02月03日 23:05