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高校三年――11月第二週~第四週

【高校三年 ―― 11月第二週】

京太郎「(ったく…灼の奴…)」

京太郎「(ひっきりなりに人の口にアツアツおでん突っ込みやがって…)」

京太郎「(お陰で口の中がまだヒリヒリしてるじゃねぇか…)」

京太郎「(まぁ、これで許してくれるなら御の字だけど…な)」

京太郎「(それくらい…俺は最低な事をしてる訳だし…)」

京太郎「(勿論、それは憧やしずの事もそうだし…)」

京太郎「(レジェンドに対しても…ろくに答えらしい答えを返せてない…)」

京太郎「(灼のお陰でなあなあで済ませられたけど…)」

京太郎「(でも…クリスマスまでにはちゃんと腹をくくっとかないと…な)」

京太郎「(全員での話し合い…その中で俺が発言する言葉は重いんだから)」

京太郎「(結果として…誰かを泣かせる事もあり得るかもしれない…)」

京太郎「(それは…嫌だけど…でも…)」

京太郎「(このまま…流される訳にはいかないんだ)」

京太郎「(クリスマスまでには…ちゃんと俺なりの答えが言えるように…)」

京太郎「(しっかり準備しておかないと…な)」グッ


>>+2
末尾16 憧しずと練習
末尾27 灼ときばらし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 やえさんと雀荘へ
末尾50 レジェンドと特訓
































>>やえさんと雀荘へ

京太郎「っという訳なんだけど…」

やえ「ん…分かったよ、ちゃんと空けておくね」

京太郎「ごめんな…その…こんな事になって」

やえ「まぁ…確かにクリスマスを京太郎君と一緒に過ごすことを期待していなかったといえば嘘になるけど」

京太郎「…ごめん」

やえ「でも…このままじゃいけないって思うのは私も一緒だし…それに…」

京太郎「それに?」

やえ「宥も…そろそろ皆で話し合わなきゃって言ってたしね」

京太郎「…宥さんも…?」

やえ「うん。やっぱり…京太郎君の卒業が見えて…皆そろそろ心を固めてきているんだと思う」

やえ「ほら…卒業しちゃったら今までみたいに気楽には会えない訳だし…」

京太郎「まぁ…プロだから大会の為に飛び回らなきゃいけないしなぁ…」

やえ「そう。だから…その前にこの状態に一つの終止符を打つ…って考えてるのはきっとその子だけじゃないよ」

京太郎「…そうかなぁ…」

やえ「うん。きっとそうだよ」クスッ





















京太郎「でも…やえさんは良いのか?」

やえ「ん?私?」

京太郎「あぁ。その…殆どが知らない相手になる訳だけど…」

やえ「そ、そこまで人見知りなタイプじゃないよ」アセッ

京太郎「…本当に?」

やえ「ま、まぁ…気まずい相手はいるのは確かだけどさ…」

京太郎「あっ…」

やえ「…でも、もうお互いに子どもじゃないしね」

やえ「それに三年も前の事だし…いい加減、乗り越えても良い感情でしょ」

京太郎「やえさん…」

やえ「…何よりもし危なそうなときは…京太郎君が護ってくれるでしょ?」ギュッ

京太郎「あぁ…勿論だよ」

やえ「じゃあ、怖くも不安もない…よ」ニコッ

やえ「京太郎君さえいてくれれば…私はどんな場所でも嬉しくなってしまうんだから」

やえ「私はもう…そんなだらしなくて幸せな女になったんだよ?だから…」

京太郎「あぁ、責任…取るよ、ちゃんとな」

やえ「ん…じゃあ、約束のちゅー頂戴…♥」

「(…ここ雀荘なんだけどなぁ…)」



>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力15+仲3で+18
尚70以上で以下略

































>>大成功 (重力世界カウンター-1)

京太郎「ふぅ…」

やえ「京太郎君、お疲れ様」

京太郎「あぁ…お疲れ様」

やえ「どうだった?」

京太郎「あぁ…なんとなく見えて来たよ」

京太郎「もう殆ど能力は使えないし…後はこのイメージを形にするだけだな」

やえ「もう?」

京太郎「まぁ、もう一回、似たような作業はやってるしな」

京太郎「後、一緒に打ってくれてる先輩が優秀なもんで」

やえ「も、もう…お世辞なんて言っても何も出ないよ」テレテレ

やえ「あ、喉乾かない?自販機でジュース買ってあげるね」ウキウキ

京太郎「…出てるじゃないか」

やえ「こ、これは違うよ。元々、京太郎君の事労ってあげるつもりだったんだもん…」アセアセ


















やえ「でも…私も頑張らないとね」

京太郎「ん…でも、着実に強くなっていってるだろ」

やえ「うん。それは勿論だけど…」

やえ「でも、京太郎君ほどぐんぐん伸びてる訳じゃないし…」

やえ「うーん…もうちょっと打ち方とか考えた方が良いのかな?」

京太郎「…或いは別のもの身につけてみるか?」

やえ「別のもの?」

京太郎「あぁ。俺と同じ…技というかコツみたいなもんだよ」

やえ「そんなもの教えてもらって…良いの?」

京太郎「当然だろ。と言うかやえさんは仲間な訳だし…」

やえ「でも、大会では敵になるかもしれないんだよ?」

京太郎「そん時はそん時だよ」

京太郎「そもそも俺はやえさんの事敵だとは思ってないし」

やえ「…じゃあ何?」

京太郎「さっきも言っただろ。大事な仲間だよ」ソッ

やえ「ん…♪」テレー














京太郎「ま、やえさんが嫌だって言うなら押し付けたりはしないけど…」

やえ「…ううん。やるよ」

やえ「でも、教えてもらうんじゃなくって…私が勝手に盗む」

京太郎「良いのか?俺は別に教えても…」

やえ「うん。だって、それくらいやれないと京太郎君には追いつけそうにないし…」

やえ「それに出来るだけ自分の時間は自分の為に使って欲しいから」ニコッ

京太郎「…やえさん」

やえ「だから…次もよろしくね」

京太郎「あぁ…こちらこそよろしくな」
























【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
小走やえの雀力が1あがりました
重力世界カウンターが2になりました



































【高校三年 ―― 11月第三週】

京太郎「(やえさんの実力なら…俺が教えたらすぐに覚えられると思うんだけど…)」

京太郎「(でも、それは俺の押し付け…だよな)」

京太郎「(やえさんが自分でやりたいって思ってる事を無駄にしたくはないし…)」

京太郎「(そういうのを支えるのが仲間って奴だろうし…な)」

京太郎「(それにやえさんなら見よう見まねでも必ず俺から技術を盗めるだろうし)」

京太郎「(本人がそのつもりがない以上、俺が手を出す理由はない)」

京太郎「(まぁ…ちょっと寂しくはあるんだけどさ)」

京太郎「(手取り足取りなんて思ってないけど…でも、頼って欲しいと言う気持ちもあって…)」

京太郎「(でも、大会前であんまり時間がないのは確かだし…)」

京太郎「(自分で覚えると言ってくれたのは有難いのは確かなんだ)」

京太郎「(そんなやえさんに報いる為にも…これからもしっかり打っていかないとな)」


>>+2
末尾16 憧しずと練習
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 宥さんと散歩
末尾50 レジェンドと特訓


































>>憧しずと練習

京太郎「って事で…クリスマスどうかな?」

憧「……そう。つまり…これは宣戦布告なのね」ゴゴッ

京太郎「い、いや、宣戦布告って…」

憧「…だって、そうじゃない」

憧「クリスマスに京太郎の家で白黒はっきりつけましょって事でしょ?」

京太郎「ま、まぁ…そうなる…かな」

穏乃「憧…喧嘩しちゃうの?」ジィ

憧「…しないわよ」

京太郎「…本当か?」

憧「アンタもしずもあたしの事をなんだと思ってるのよ…」

憧「…そもそもこっちもそのつもりだったんだし…渡りに船なのは確かなの」

憧「…ただ、まさかクリスマスに…と言われるとは思ってなかったけどね」

京太郎「…何か予定あったのか?」













憧「…京太郎とデートする予定だったの」

穏乃「えへへ…勿論、私も一緒だったけどね」

憧「こんな事ならもうちょっと早く動いておけば良かった…」フゥ

京太郎「…なんかごめんな」

憧「どうして謝るの?」

京太郎「いや…俺の所為で憧やしずに面倒掛けてるから…さ」

憧「…面倒なはずないでしょ」

京太郎「え?」

憧「…京太郎の事だもの。面倒なはずない」

穏乃「うん。それに…謝らなきゃいけないのは私達の方だもん」

京太郎「え…なにをだ?」

穏乃「えっと…その…」カァ

穏乃「…何時も勝手に…京ちゃんとエッチしちゃってごめんなさい」ペコッ

京太郎「……はい?」











穏乃「だ、だって…その集まりに私達が呼ばれてるって事は…」

穏乃「…私達のやってる事…気づいてるんだよ…ね」シュン

京太郎「あー…いや…まぁ…うん…」メソラシ

穏乃「だから…ごめんなさい」

穏乃「そうしたら京ちゃんが記憶失うってわかってるのに…私も憧もどうしても…我慢出来なくて…」

穏乃「京ちゃんの事すぐ欲しくなって…それで…何度も…」

穏乃「最近は…ちゃんと我慢するようにしてるけど…でも、たまに…我慢出来なくなって…」

憧「…あたしからもごめん」

憧「でも、一つだけ言わせて」

憧「悪いのは…しずじゃないの」

憧「誘ってるのは何時も私の方だから…」

憧「しずはそれに巻き込まれただけで…悪いのはあたしなの」

京太郎「え…いや…その…」















穏乃「違うよ!憧は悪くないもん!」

穏乃「悪いのは…私だよ。最初にキッカケになったのも…私だし…」

憧「それはお互い様って事で決着がついたはずでしょ」

穏乃「でも…でも…憧が悪いなんて事はない…よ…」

穏乃「我慢出来なくなっちゃうの…何時も私の方だもん…だから…」

京太郎「ま、待て待て」

京太郎「とりあえず…落ち着いてくれ」

京太郎「まさかここでそれを言われると思ってなかったから…まだ頭が追いつけていない」

憧「えっ」

穏乃「えっ」

京太郎「…そもそも確証や確信があった訳じゃなくてだな…」

京太郎「状況証拠的にそうなのかなって思ってただけで…」

京太郎「お前らを誘ったのも実は灼の指示だからで…」

憧「……」

穏乃「……」















穏乃「…さ、さっきのはなかった事に…」

京太郎「…悪い。そうしてやりたいけど…無理っぽい」

憧「あう…あうあうあう…」カァァ

穏乃「ふぇぇ…ど、どうしよう…憧…憧ぉ…!?」フルフル

憧「お、おおおおちつきなさい…こういう時こそ…」

穏乃「こ…こういう時こそ…?」

憧「ま、麻雀よ!」バァン

穏乃「そ、そうか!!」

京太郎「そうかじゃねぇよ。なんだ、その結論」

穏乃「だって、麻雀は楽しいよ!」

穏乃「楽しいから夢中になれてさっきの事も忘れられるはず!」ググッ

憧「そ、そうよ…。それに京太郎はそもそも麻雀しに来たんでしょ?」

京太郎「まぁ…それはそうだけど…」

憧「じゃあ、問題ないわよね。はい、ないない、ありません」

京太郎「お、おう…じゃあ…やるか」

穏乃「よ、よーし…!頑張るぞー!」グッ

>>+1
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力16+幼馴染sの補正6=22
尚、今回から80以上で(ry

































>>大成功 (重力世界カウンターリーチ)

憧「う…ぅ」

穏乃「コテンパンにされちゃったぁ…」

京太郎「まぁ、アレだけテンパってればな」

憧「…ふぅ。でも、お陰で少しは落ち着いた」

憧「…だから、改めて…ごめんね」ペコッ

穏乃「私も…ごめんなさい」シュン

京太郎「…なんでお前らが謝る必要があるんだ?」

穏乃「え?」

京太郎「俺はそもそも怒ってないぞ」

穏乃「本当に?」

憧「じゃあ…幻滅したとか?」

京太郎「してねぇよ」

京太郎「そもそも…そうやってお前らが強硬手段に出たのは俺がおかしかったからだろ?」

京太郎「俺が普通の状態なら…ちゃんと覚えていられて…こんなややこしい事になる事はなかった」

京太郎「だから…だから、俺の方こそごめんな」ペコッ















憧「…京太郎」

京太郎「…んで、俺は…もう一個お前たちに謝らなきゃいけない事が…」

穏乃「…宥さんたちの事?」

京太郎「…知ってたのか?」

憧「そりゃ…ね」フゥ

憧「時々、宥さんや玄の匂いが身体に染み付いてるんだもん」

穏乃「私も憧もね、京ちゃんの匂いに敏感だからすぐに分かっちゃうんだよ」エヘヘ

憧「こら、それは言わなくても良いの」

穏乃「はぅ」

憧「…まぁ、だから…京太郎が私達以外にそういう関係の人がいることも把握してる」

京太郎「…ごめん」

穏乃「…ううん。謝らなくて良いんだよ」

京太郎「でも、俺…お前らがいるのに…」

憧「…じゃあ、京太郎はあたし達だけを選んでくれる?」

京太郎「そ…れは…」
















憧「出来ないでしょ?出来ないから…宥姉たちともそういう関係になったんでしょ?」

京太郎「…あぁ」

憧「それは…ただ流されてしまったから?」

京太郎「…最初はそうだったかもしれない。でも、今は…」

京太郎「…それだけ…じゃない。俺の意思で…関係を続けてる」

憧「…だったら、それで良いのよ」フッ

京太郎「…え?」

穏乃「…あのね、憧と相談して決めたの」

穏乃「それが京ちゃんの決めた事なら邪魔しないでおこうって」

穏乃「それが京ちゃんの事をずっと好き勝手に弄んでいた私達に出来る…唯一の償いだって…」

京太郎「しず…」

穏乃「だから、京ちゃんは謝らなくて良いんだよ」

穏乃「京ちゃんが決めたのなら私達はそれを受け入れるから」

穏乃「京ちゃんのしたいようにしてくれて良いの」ギュッ














京太郎「ごめ…いや…ありがとう…な」

京太郎「こんな俺に…ついてきてくれて」

穏乃「ううん。京ちゃんはこんな…なんかじゃないよ」

穏乃「憧にとっては最高の王子様で…」

穏乃「私にとっては最高の幼馴染なんだから」ギュッ

穏乃「…だから、京ちゃんには出来れば胸を張ってほしいな」

京太郎「…胸を?」

憧「…京太郎は自分でそれを決めたんでしょ?」

憧「だったら…もっとシャキッとしなさい」

憧「じゃないと…宥姉たちが可哀想でしょ」

憧「自分の所為で京太郎が苦しんでる…なんてジレンマ…感じるのはあたし達だけで十分なんだから」

京太郎「…憧…」













京太郎「…よし。分かった」

京太郎「…俺は…もう謝らないし…お前らに悪いとも思わない」

京太郎「それで良いか?」

穏乃「うん…っ♪」

憧「…ようやく何時もの京太郎の顔に戻ったわね」クスッ

京太郎「ごめんな。手間掛けさせて」

憧「良いのよ、あたしはそういう京太郎の顔が気に入ってるんだから」スッ

穏乃「あ、憧ずるい…」

憧「京太郎に抱きついてるしずには言われたくないわよ…ほら、京太郎」ナデナデ

京太郎「ぅ…どうした…?」

憧「…今日は泊まっていけるの?」

京太郎「一応…電話すれば大丈夫だと思うけど…」

憧「そう…じゃあ…♪」チュゥ

京太郎「んんんっ!?」














憧「れろぉ…ちゅ…ぱぁ…♪」スッ

京太郎「う…あぁ…」ピクピクッ

憧「…今日は久しぶりにお泊り…ね♥しずも…異論はないでしょ?」

穏乃「え…でも、良いのかな…?」

憧「…しずは久しぶりにしたくない?」

穏乃「ぅ、したいけど…でも…」チラッ

京太郎「…俺は良いぞ」

穏乃「ほ、ホント…?」

京太郎「聞いた話によると随分と我慢させてたみたいだし…」

京太郎「それに…あんなキスされた所為で…さ」ビンビン

穏乃「あ…っ♪」ゾクゥ

京太郎「…責任取ってくれるんだよな?」

憧「えぇ。勿論…そのつもりよ」クスッ

憧「そっちこそ…あたしたちをこんなにした責任をちゃんと取ってもらうんだから…覚悟なさい♪」
































【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
高鴨穏乃の雀力が2あがりました
新子憧の雀力が1あがりました
重力世界カウンターが@1になりました
高鴨穏乃は次の練習で新しい能力に目覚めそうです






































【高校三年 ―― 11月第四週】

京太郎「(結局、アレから昼まで記憶がぶっ飛んでるって事は…)」

京太郎「(おそらく朝までずっとやりっぱなしだったんだろうなぁ…)」ハァ

京太郎「(気づいたら二人とも身体中べとべとの状態でベッドに転がってたし…)」

京太郎「(一体、どれくらいやったんだろ…)」

京太郎「(…正直、考えるのも怖いけど…でも…)」

京太郎「(とりあえず憧たちとの蟠りは…ようやく解けたって感じかな)」

京太郎「(実質一年以上…よくぞここまで延ばし延ばしにしたもんだと自分でも関心するけど…)」

京太郎「(でも、俺はようやくあいつらとも向き合う事が出来た)」

京太郎「(まぁ…土壇場になってようやくっていう何とも情けないものだったけど…さ)」

京太郎「(でも…去り際の二人の顔はとても晴れやかだった)」

京太郎「(お互いに思ってたことをぶつけた所為であいつらの自責も多少はなくなったんだろう)」

京太郎「(こうなるのなら…もっと前から向き合っておくべきだったな…)」

京太郎「(…でも…それを悔やんでも意味は無いし…)」

京太郎「(そんな情けない俺をずっと想ってくれていたあいつらに感謝する)」

京太郎「(今はそれで十分なんだろう…な)」


>>+1
末尾16 ネト麻!!
末尾27 灼と気晴らし
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 宥さんと散歩
末尾50 レジェンドと特訓
































>>レジェンドと特訓

晴絵「と言う訳で今日は特訓よ!」バーン

京太郎「いきなり何だ」

晴絵「いや…だ、だってテンションあげていかないとさー…」

晴絵「れ、冷静になると…あの…は、恥ずかしいじゃん…」カァ

京太郎「…一応、この前ので話がついたんじゃなかったのか」

晴絵「つ、ついたけど…京太郎の顔見ると恥ずかしくなって…」モジモジ

京太郎「お前は何処の中学生だ」

晴絵「し、しかたないじゃん…こ、こんなの初めてなんだし…」

晴絵「い、今の私はぶっちゃけ…教え子よりも経験ないんだから…」フルフル

京太郎「で、感情も制御出来ない…と」

晴絵「…ぅ…ん…」シュン

晴絵「…ごめん。やっぱ…鬱陶しい?」

京太郎「…んな訳ねぇよ」













京太郎「そもそも…俺もちょっと最後の最後で行き詰まってたからな」

京太郎「レジェンドの助けがあると…すげー嬉しい」

晴絵「ほ、本当…?」

京太郎「本当だって。つか、レジェンドが暇だったらこっちから頼もうと思ってたくらいだし…」

京太郎「やっぱこういうことで最後に頼れるのはレジェンドしかいないからさ」

晴絵「そ、そうなんだ…そうなんだぁ…」ニマー

京太郎「…あっ、これもしかして…」

晴絵「ふふーん!そんなに言うなら教えてあげなきゃね!」ドヤァ

晴絵「可愛い教え子の頼み…そう、TA・NO・MIなら…!」

晴絵「それを叶えてあげるのが教師の役目ってもんだし?」チラッ

京太郎「…で、つまり?」

晴絵「お願いするならお願いするなりの態度があるんじゃないかなぁって…?」

京太郎「……どうかこの俺に最後のキッカケを下さいませ晴絵様」グリグリ

晴絵「いひゃいいひゃいいひゃいいひゃい…っ!!」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※雀力により+16されます


































>>大成功

晴絵「んー…」

京太郎「…どうだ?」

晴絵「そうね。とりあえず一つわかった事は…」

京太郎「わかった事は?」

晴絵「京太郎の中のイメージが能力を立て直す妨害になってるって事ね」

京太郎「…イメージ?」

晴絵「京太郎、アンタ、ネト麻の時の感覚を捨てきれてないでしょ」

晴絵「と言うか…能力が使えなくなってからそれをメインにして打ってる…違う?」

京太郎「…正解だ」

晴絵「確かにそれでアベレージは稼げるんだろうけど…」

晴絵「あくまでそれはまったく何の能力の影響を受けない乱数の世界の話」

晴絵「あんまりそっちに引っ張られてたら能力を作りなおすなんて夢のまた夢でしょ」

京太郎「…って事はネト麻のあれこれは全部捨てなきゃいけないって事か?」












晴絵「いや、それは必要ないよ」

京太郎「どうしてだ?」

晴絵「簡単な事。それも決して悪いことじゃないから」

京太郎「…意味が分からないんだが」

晴絵「つまりそれも能力の一部にしちゃえば良いのよ」ドヤァ

京太郎「無茶苦茶な事を言うなぁ…」

晴絵「言っとくけど試合の度に牌の流れから山の中身まで殆ど覚える京太郎に言われたくはないから」

京太郎「昔っから記憶力だけは良いからなぁ…」

晴絵「ま、それはさておき…そんな京太郎だからこそ出来るやり方もあるって事」

京太郎「…例えば?」

晴絵「そうね…まぁ、私もはっきりと本人に聞いた訳じゃないから」

晴絵「宮守女子のエイスリン・ウィッシュアート選手の事は覚えてる?」

京太郎「あぁ、卓を思い通りに描けるとかどうとか…」

晴絵「それと同じことを京太郎も出来るようになれば良いのよ」

京太郎「…だから、無茶苦茶な事を言うなって」













晴絵「大丈夫。京太郎はもう無意識的にそれはやってる訳だから」

京太郎「そう…なのか?」

晴絵「うんうん。と言うか相手に不要牌ばかりツモらせるのもある意味ではそれの基本だしね」

京太郎「…言われてみればそんな気がしなくもないけど…」

晴絵「そうなの。だから、とりあえず今日はそっちの方向性でやっていきましょ」

晴絵「と言うか…そんなにネト麻に引きずられてるならもっと早く言えば良かったなぁ…」

晴絵「ごめん…私がもっと京太郎に構っていてあげたらここでつまずく事はなかったのに…」シュン

京太郎「…そんなのレジェンドの所為じゃないだろ」

京太郎「と言うか俺は詰まりはしてるけど躓いたつもりはないぞ」

晴絵「え?」

京太郎「まぁ…なんつーかニュアンスの違いって言うかさ…」

京太郎「俺にとってこれは乗り越えるべき障害であって…」

京太郎「目的を阻む障害物じゃないんだよ」

京太郎「だから…それを突破するキッカケをくれたレジェンドに感謝こそすれ」

京太郎「謝られたりする理由はない」

晴絵「…京太郎」













京太郎「それよりもっと教えてくれよ」

京太郎「これだけじゃ流石にまだ概要を掴んだだけだし…」

京太郎「今日中になんとか形にはしたいからさ」

晴絵「…さらっと大変な事言うわね」

京太郎「レジェンドと一緒に特訓できる時間なんてあんまりないしさ」

京太郎「それに…俺たちなら出来るだろ?」

京太郎「レジェンドはレジェンドで…俺はその弟子なんだから…さ」

京太郎「二人揃えば新しい能力なんざすぐだよ」

晴絵「…もう生意気な事言っちゃってさ」

晴絵「良いわよ。仕方ないから…付き合ってあげる」

晴絵「その代わり…それだけ言ったんなら覚悟しなさいよ」

晴絵「今日はスパルタで行くからね…!」

京太郎「…おう!」



























【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
須賀京太郎のスキル【重力世界】が【崩壊世界】へとランクアップしました
このスキルは自身のコンマに【+(雀力/5)】の補正を加え、相手全員のコンマに【-(雀力/2)の補正】を掛ける
また相手全員の【補正前コンマ】が自身の【雀力/2】を下回った場合、トップでなくても和了る事が出来る
もし、この効果が発動した場合、その局のみ相手の能力かスキルを無効にする事が出来る






























晴絵「…いやー意外と出来ちゃうもんね」

京太郎「ま、基礎とイメージはあったしな」

京太郎「ブレイクスルーを与えられたらそりゃ進みも早くなるって」

晴絵「だからってここまでとは思ってなかったわ…」

京太郎「そうか?俺は出来ると思ってたけどな」

晴絵「…まったく大した奴よ、アンタは」クスッ

京太郎「そりゃレジェンドの教え子なもんでな」

晴絵「何?デレ期?」

京太郎「はいはい。デレ期デレ期」

晴絵「…なによぉもうちょっと慌ててくれても良いんじゃない?」

京太郎「悪いけど、俺はレジェンドの前じゃ格好良い男でいたいからな」

晴絵「ふぇっ」カァァ

京太郎「冗談だけど」

晴絵「ぐぅ…くぅぅぅ…」ムスー








京太郎「はいはい。それより…次はどうするんだ?」

晴絵「次って?」

京太郎「能力だよ。まだ大会まで時間あるだろ」

晴絵「…アンタまだ強くなる気?」

京太郎「とーぜん。なにせ俺の目標じゃ男子最強だからな」

晴絵「そりゃまた随分と高い目標を掲げてるもんだけど…」

晴絵「でも、どうして?京太郎ってあんまりそういうの口にしないタイプだったでしょうに」

京太郎「…そうじゃねぇとお前ら養えないじゃないか」

晴絵「…え?」

京太郎「だから…世界で一番麻雀強い奴にならないと…そう何人も養える訳ないだろって」カァ

晴絵「……もしかして京太郎なりに色々考えてくれてる?」

京太郎「当たり前だろ…レジェンドは俺をなんだと思ってるんだ」

晴絵「正直、ただ流されてるだけだと思ってた」

京太郎「うぐ…まぁ、それも決して間違いじゃないんだろうけど…」

京太郎「…でも、ホント…一応考えてるんだぜ、これでもさ」







晴絵「ふぅん…そっか。そうなんだぁ…」ニヤニヤ

京太郎「…なんだよ」

晴絵「いやぁ…なんか…嬉しいなって…」

晴絵「…養ってくれる…つもりだったんだ?」

京太郎「ぅ…うっせーよ…そういう責任のとり方しか思いつかなかったから…」

京太郎「だから…その…わ、笑うなら笑えよ。自分でも幼稚だって思ってるし…」

晴絵「…笑わないよ。…笑える訳ないでしょ」

晴絵「京太郎なりにそれがどういう事か理解しながらやっているんだろうし…」

晴絵「笑えるはずないじゃない」

京太郎「…ありがとうな」

晴絵「うん…だから、まぁ…もうちょっと先のところまでやりましょうか」

京太郎「先?」

晴絵「うん。前に外付けで新しい能力つけるって話をしたのを覚えてる?」

京太郎「あぁ、二者択一だった奴か。勿論、覚えてるぞ」











晴絵「ちょっと時間も余ったし…そっちの説明もしましょうか」

京太郎「頼む」

晴絵「うん。それで…私が考えてたのは京太郎の手の遅さの問題かな」

京太郎「まぁ、鳴く事である程度改善はされるけど…流石にそればっかりじゃなぁ…」

晴絵「鳴くって事はそれだけ相手に情報を与えるようなもんだからね」

晴絵「ある程度上になってくるとロン和了させてもらえなくなる」

晴絵「今はツモ和了でそれをカバーしてるけど…でも、ギリギリの戦いの中でそれは致命的」

京太郎「そうだな…インターハイでも江藤とギリギリの勝負になったのはそれが原因だし…」

晴絵「だから、攻撃翌力をあげる為にこんなものを用意しました」ジャーン

京太郎「…なんだこれ」

晴絵「3年前のインターハイの映像よ。宥も見てたから京太郎も知ってるでしょ」

京太郎「あぁ…もしかして白糸台の弘世選手の奴か?」

晴絵「うんうん。アレよアレ」

晴絵「で、京太郎にはこの打ち方を覚えてもらおうと思って」

京太郎「…はい?」














京太郎「待て。アレはつまるところ…防御捨てて狙い撃ちするやり方じゃないか」

京太郎「相手の和了牌抱え込む俺とは致命的に相性が悪いぞ」

晴絵「でも、それは前までの話でしょ?」

晴絵「忘れた?今の京太郎はその和了牌をよそへと持っていけるんだよ」

京太郎「あ…」

晴絵「つまり防御度外視の攻撃だって不可能じゃない訳」

晴絵「相手の和了牌が自分のところに来ないんだからね」

京太郎「で、相手が形を崩そうとしたところを狙い撃ちにするって事か」

晴絵「そう。ま、ここまで理想的に動く事はめったにないけどね」

晴絵「ただ、競り合いの中で選択肢の一つが出来るのは悪くないでしょ」

京太郎「…そうだな。一回使えるだけでも大分違うと思う」

晴絵「うん。だから次からこれを覚える事を目標にして」

晴絵「と言っても…そろそろ時間も時間だから…私はもう付き合えないけれど…」

京太郎「大丈夫だよ。ここまでしてくれただけで有難いし」

晴絵「…うん」








京太郎「それよりレジェンド、腹空かないか?」

晴絵「お腹?…実はペコペコだけど…」

京太郎「じゃあ、今日は俺が飯作ってやるよ」

晴絵「ほ、本当!?」パァ

京太郎「おう。わざわざ家でまで特訓付き合ってくれたお礼にな」

晴絵「えへへ…嬉しいな…何がいいだろ…」

晴絵「ビーフシチュー…ハンバーグ…えびふらいとかもいいよね…」ジュル

京太郎「言っとくけどあんまり手間掛かるものは作れないぞ」

晴絵「えー…」

京太郎「えーじゃねぇっての…まったく」

京太郎「俺だって腹減ってるんだし、適当なもので済ませるよ」

京太郎「…それが嫌なら飯作らねぇけど」

晴絵「ううん!文句なんてありません!!」

京太郎「よし。じゃあ、材料買いに行くぞ」

晴絵「え?でも、適当にって…」

京太郎「どうせ何もないのはわかってるんだし…3日分くらい飯作っといてやるから」

京太郎「まぁ、この時間だし…メニューはスーパーで何が残ってるか次第だけどさ」

京太郎「…手のこんだものも作れるから…まぁ…それが今日のお礼…的なアレだよアレ」カァ

京太郎「…あんまり言わせんなよ恥ずかしい」メソラシ
最終更新:2014年02月03日 23:10