【高校三年 ―― 1月第二週】
京太郎「(…それからは色々と大変だった)」
京太郎「(まず玄がそこら中で俺のことを兄と呼ぶ所為で説明に追われるハメになった)」
京太郎「(特に大変だったのは松実館でのやりとりだろう)」
京太郎「(俺や玄の事を分かってくれてる皆と違うんだから…)」
京太郎「(一瞬で松実館の中に俺と宥さんの結婚話が噂として駆け抜け…)」
京太郎「(オヤジさんに呼び出される事になってしまった…)」
京太郎「(そこで一応、釈明を続けたお陰で納得はしてもらえたみたいだけど…)」
京太郎「(でも、それほど結婚話そのものには嫌がられていない感じだった…かな)」
京太郎「(評価としては…可もなく不可もなしって感じなのかもしれない)」
京太郎「(まぁ凄い乗り気でいられるのよりは誤解だと説明するのも気が楽だったけど…)」
京太郎「(でも、まぁ、ちょっとさびしい感じはした…かな)」
京太郎「(まぁ…ずっとバイトしてて未だに玄を超えられない俺が言える話じゃないんだけど…)」
京太郎「(…もうちょっとバイトを頑張ったら反応もまた変わってたのかなぁ…)」
京太郎「(…ま、いいか。それより…今週はどうしよう…)」
>>+2
末尾16 憧しずと練習
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 やえさんと雀荘へ
末尾49 レジェンドと特訓
末尾50 ネト麻
>>憧しずと練習
穏乃「…あーこー…」
憧「んー?」
穏乃「…そろそろ変わってよぉ…」
憧「だーめ。私は三が日ずぅっと家の手伝いだったんだもん」
憧「その間、京太郎と一緒にいたんだから少しくらい譲ってよ」
穏乃「ぅー…それは分かるけど…でも…」
京太郎「…もうずっとこうしてないか?」
穏乃「そうだよ!もう三時間もべったりなんだよ!」
憧「三時間じゃ足りないわよ…!」
憧「あたしがどれだけこの三日間寂しい思いをしてたのか…しずだって想像出来るでしょ…?」
穏乃「で、でもぉ…」
憧「だから…今日の私は京太郎の腕の中にずぅっといるの…♥」
憧「きょぉたろぉ…♥きょうたろぉ…♥」スンスンスリスリ
京太郎「あー…困ったな…」
穏乃「ぅー…」
京太郎「仕方ない。じゃあ、今の間にしずの事を先に済ませるか」
穏乃「ぅ?済ませるって?」キョトン
京太郎「あぁ、そろそろ穏乃のオカルトも先がありそうな感じだったしな」
穏乃「…そうなの?」
京太郎「おう。打ってて分かるけど…やりづらさが増してきたよ」
穏乃「えへへ…そうかな?」
京太郎「そうそう。だから…そろそろ一皮むける為の準備を始めようかと思ってな」
穏乃「…じゃあ、私、また強くなれるの?」
京太郎「おう。まだまだ強くなれるはずだぞ」
穏乃「…そっか。そうなんだ…」ニコー
京太郎「ん?」
穏乃「えへ…なんだか嬉しいなって」
穏乃「…京ちゃんとまた離されたけど…でも、私もまだ追いつけるんだよね」
京太郎「ま、そうそう簡単に追いつかせるつもりはないけどな」
京太郎「でも、…俺が保証してやるよ」
京太郎「しずはまだまだ…もっともっと強くなれるってな」
穏乃「…うん!」ニコー
京太郎「じゃ、それを証明する為にも適当に打っていくか」
穏乃「うん。とりあえず…サシで良い?」
京太郎「…そうだな。憧はまだ当分離れそうにないし」
憧「んふぅ…♪」クテー
穏乃「…憧ってば幸せそう…」ムー
京太郎「ま、憧がこうしてくたってる間にもっともっと強くなって差をつけてやろうぜ」
穏乃「うん…!もう憧をけちょんけちょんに出来ちゃうくらい強くなっちゃうんだから…!!」ググッ
京太郎「よし。そのいきだ。そうじゃないと俺も教え甲斐がないしな」
京太郎「でも、今日は何時も以上にスパルタだからな。ちゃんとついてこいよ?」
穏乃「勿論!絶対に途中で音を上げたりなんかしないから…激しくしてね!」
京太郎「……」ピクッ
憧「んん…♪」ビクッ
穏乃「…あれ?京ちゃんどうしたの?」
京太郎「い、いや、なんでもない…」
京太郎「(ま、まさかしずの奴のセリフからエロを感じ取るなんて…溜まってるのかなぁ…俺)」
京太郎「(…いや、溜まる気配もないまま全員に搾り取られてるんだけどさ…)」
>>大天使と女神の加護により自動大成功+効果2倍
京太郎「…ぐふっ」
穏乃「き、京ちゃん!?」
京太郎「いやぁ…まさかここまで完封されるとはな…」
穏乃「えへへ…京ちゃんのお陰だよ」
穏乃「それに二人でやってるから京ちゃんだけに集中出来るってのもあるし…」
京太郎「だと言っても…まさかここまでボッコボコにされるとはな」
穏乃「きっと私達、相性が良いんだね」ニコー
京太郎「…そ、そうだな!」
憧「…京太郎、またぴくってした…♪」ポソッ
京太郎「き、気のせいだろ気のせい…」
京太郎「って言うか、憧もそろそろ入れよ」
京太郎「今のしずは…大分強いぜ?」
憧「…ん。確かにそろそろ京太郎成分も補給出来たし…あたしも参加しようかしら」ンンー
穏乃「よし!じゃあ、二人纏めて返り討ちなんだから」
京太郎「言ってろ、今度こそリベンジ決めてやるからな」
憧「今回はあたしもいるしそうそう簡単には勝てないわよ?」
穏乃「とーぜん!それくらいじゃないと面白くないよ」メラメラ
穏乃「山も障害も高ければ高いほど燃えるってやつなんだから…!」
穏乃「例えどれだけ二人が強くても…今の私なら互角に戦える…!」ググッ
憧「よーし。じゃあ、後半入る前にしずを飛ばしましょうか」
京太郎「そうだな。そうするか」
穏乃「ちょ…ま、待って!待ってよぉ…!!」
穏乃「前半はまだ弱いままだから二人に狙われたら…」
穏乃「ひにゃあああああ!?」
【System】
須賀京太郎の雀力が2あがりました
高鴨穏乃の雀力が4あがりました
新子憧の雀力が2あがりました
高鴨穏乃はオカルト【深山幽谷の化身】が【深山幽谷の化身:ダイダラボッチ】ランクアップしました
このスキルは場にいる【自分以外】の【全て補正】を打ち消し、打ち消した分の【補正の数×20】の【+補正】を自身に加える
この効果で補正を打ち消された相手からの【特殊効果】を受け付けず、自身の【判定前コンマ】が【相手の判定前コンマ】に優っている場合、相手の【特殊勝利を無効】にする
【高校三年 ―― 1月第三週】
京太郎「(しっかし…しずの奴があんなに強くなるなんてなぁ…)」
京太郎「(相性差もあるんだろうが…後半のあいつには何もさせてもらえなかった…)」
京太郎「(前々からそうだったけど…今のあいつの対策は後半に回さない事だな)」
京太郎「(そうじゃないとどれだけ点差があっても…親の連荘で逆転されかねない…)」
京太郎「(ま、その分戦ってて楽しい相手ではあるんだけれどな)」
京太郎「(後半のあいつが圧倒的な以上、格上への戦い方の参考になるし)」
京太郎「(その上、脇に俺と似た打ち方をする憧がいるし…)」
京太郎「(憧がどうそれを突破するのかも戦術に加えられる)」
京太郎「(ま…結局、先週は後半のしずを越える事はできなかったんだけどさ…)」
京太郎「(でも、このままで終わるつもりは…まったくない)」
京太郎「(寧ろ…今の俺はリベンジに燃えてるぜ…!!)」
京太郎「(その為にも今週は…)」
>>+2
末尾16 憧しずと練習
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 やえさんと雀荘へ
末尾49 レジェンドと特訓
末尾50 ネト麻
>>玄とアルバイト
京太郎「よっす、玄」
玄「あ、おにーちゃん」ニコー
京太郎「お、おう…どうだ?調子は」
玄「うん。絶好調だよ!」グッ
玄「だって…おにーちゃんが来てくれたんだもん…っ」ニコー
京太郎「そっか。玄は偉いな」ナデナデ
玄「んふぅーっ♪」ニマァ
京太郎「でも、あんまり張り切り過ぎると怪我したりミスしたりしやすいからな」
京太郎「ミスはともかく怪我すると大変だから気をつけろよ」
玄「大丈夫だよ」ニコー
玄「だって、そういう時はおにーちゃんが助けてくれるでしょ?」
京太郎「まぁ…近くにいる時は…そりゃ助けるけどさ」
玄「えへへ…やった…♪おにーちゃん大好き…♥」
京太郎「…ぅ」
玄「あ…も、勿論、今のはおにーちゃんとしてだからね…?」テレテレ
京太郎「そこは照れるのかよ」
玄「だ、だってぇ…」
京太郎「ま、それも玄らしいと言えば玄らしいけどな」ポンポン
玄「…ん♪」
玄「そうやって撫でるやり方も…おにーちゃんらしいよ…」クスッ
京太郎「ん?そうか?」
玄「うん。普通に撫でられるのも好きだけど…こういう撫でられ方も好きかも…♪」
京太郎「…つまり玄は叩かれるのが好きなのか」
玄「ち、違うよぉ…!い、痛いのは嫌いだもん…!!」フルフル
玄「でも…おにーちゃんは優しく叩いてくれる…でしょ?」ジッ
京太郎「…ぅ」
玄「だから…おにーちゃんだから…良いんだよ?」
玄「他の人なんか…絶対嫌…だから…」ギュッ
玄「でも…玄がもし失敗しちゃった時は…おにーちゃんが叩いて…お仕置きしてくれる…?」ウワメヅカイ
京太郎「よ、よーし。仕事しよっか仕事!」
玄「え?」
京太郎「今日も楽しく仕事だからな!うん!仕事って楽しいなぁ!!」
>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※バイト力6兄妹5ぬいぐるみで+14
>>成功
京太郎「(…危なかった…)」
京太郎「(あの一瞬…玄にドキってしてしまった…)」
京太郎「(いや…ドキッとするならともかく…)」
京太郎「(今すぐ…お仕置きしてやりたいって…)」
京太郎「(そんなやらしい事を言う玄は今すぐお仕置きだって…そう言いそうになって…)」
京太郎「(流石に他の従業員の目もあるからギリギリ我慢したけれどさ…)」
京太郎「(でも…思わず誤魔化さなくちゃいけなくなるくらい…あの時の俺は追い詰められていて…)」
京太郎「(…今更だけど…宥さんの言ってた意味が分かった)」
京太郎「(確かに玄は…宥さんの妹だ)」
京太郎「(今まで何度も実感してたけど…でも…)」
京太郎「(あの瞬間…俺と誘惑するようなセリフを無意識で選ぶ辺り…)」
京太郎「(玄も間違いなく宥さんと同じ血を引いてるんだろう…)」
京太郎「…ふぅ」
玄「あ、おにーちゃん」
京太郎「うぉ…!?く、玄か」
玄「あ…ごめん…驚かせて…」シュン
京太郎「い、いや…良いけど…どうかしたのか?」
玄「あ…ぅ…その…えっと…ね」
京太郎「おう」
玄「……怒ら…ない?」
京太郎「…バカな事聞くなよ」ポン
玄「あ…」
京太郎「俺は玄のおにーちゃんなんだろ?」
京太郎「…まぁ、血はつながってないし、戸籍も別だからそれを証明する術は何もないけどさ」
京太郎「でも、こっ恥ずかしい呼び方をしてくれって自分から頼み込むくらいには俺は玄の事を気にしてるんだぞ」
京太郎「だから…何でも言えよ」
京太郎「俺に出来る事なら何でも叶えてやるからさ」
玄「…じゃあ…あの…あの…ね」
京太郎「おう」
玄「…どうして今日、私を避けてたの…?」
京太郎「ぅ…そ、それは…」
玄「私…おにーちゃんを怒らせるような事しちゃった…?」
京太郎「い、いや…待て誤解だ…!」
玄「じゃあ…どうしてなの…?」ウツムキ
京太郎「そ、それは…」
玄「…やっぱり私が何かしちゃったんだ…」ギュッ
京太郎「ち、違…っ」
玄「…じゃあ…おにーちゃん…お仕置き…して…」フルフル
京太郎「…え?」
玄「だ、だって…私、どうしておにーちゃんの事怒らせちゃったのか分からないし…」
玄「でも、おにーちゃんと仲直りして…だから…あの…その…」ギュッ
玄「お仕置き…して…水に流して欲しいの…」カァァ
京太郎「お、お仕置きって…」
玄「私…ううん…玄は…どんな事でも我慢する…よ」ジィ
玄「おにーちゃんと仲直り出来るのなら…どんなお仕置きでも耐えてみせるから…」
玄「…あの…だから…ね…その…」モジモジ
玄「…おにーちゃんの…お仕置き…欲しい…の…」ポソポソ
京太郎「~~っ!」ブツッ
京太郎「……玄、今日はもうあがりか?」
玄「え…?う、うん…そうだけど…」
京太郎「そっか。…それじゃ…」ダキッ
玄「ふぇぇっ!?」カァ
玄「お、おにーちゃ…これ…お姫様抱っこ…」マッカ
京太郎「…誰が聞いてるか分からないとこであんなはしたない事言う玄にはお似合いの罰だろ」
玄「…罰…ぅ♪」ビクッ
京太郎「…もっともそれで許すつもりはないけどな」
京太郎「そんなはしたない妹は…宥さんと一緒に躾し直さないと」
玄「し、しつけって…もしかして…♪」ドキドキ
京太郎「…あぁ。玄が期待してるような事…沢山してやるからな」
京太郎「覚悟しとけよ、今日は…寝かさないかもしれないぞ」
玄「ふぁぃ…♥」ウットリ
【System】
須賀京太郎のバイト力が1あがりました
松実玄は大好きな兄と姉に思う存分お仕置きされて満足したようです
【高校三年 ―― 1月第四週】
京太郎「(…うん。俺は悪くない)」
京太郎「(ついつい玄の奴を深夜近くまでじっくり可愛がったけれど…)」
京太郎「(アレは妹に対する兄の教育的指導であり、俺はまったく悪くない)」
京太郎「(…なーんて言えないよなぁ…)」
京太郎「(なんで誘われるままにやってるんだよ俺…)」
京太郎「(いや、確かにクリスマスの話し合いのお陰で色々と我慢する理由はなくなったけどさ…)」
京太郎「(まさかあんな風に簡単に誘われるようになってるなんて…)」
京太郎「(…色々とタガが緩んでるのかもなぁ…)」
京太郎「(大会までもうあんまり間がないってのに…こんなんじゃダメだな)」
京太郎「(もう二ヶ月もない状態で…誘惑に負けてちゃダメだ)」
京太郎「(気が緩んでいる状態で勝てるほど…大会が甘いはずがない)」
京太郎「(普通に考えれば…インターハイよりも遥かに強い実力者がやまほどひしめいているんだから)」
京太郎「(プロ入りする為の手土産として…大会では出来るだけいい成績を残しておかないといけないし…)」
京太郎「(もうちょっと麻雀に集中しないと…な)」
>>+2
末尾16 憧しずと練習
末尾27 宥さんと散歩
末尾38 やえさんと雀荘へ
末尾49 レジェンドと特訓
末尾50 ネト麻
>>ネト麻
のどっち:そう言えば狂堕狼さんって3月の大会に出るんですか?
狂堕狼:えぇ一応、招待もされていますし
和「(…高校3年生…狂堕狼と言う名前…インターミドルに出場…)」
和「(…まさか…狂堕狼さんの正体って…)」
和「(やっぱり…ネットで噂されている通り…須賀君の事なんでしょうか…?)」
和「(確かに…復活した時期もぴったり合いますし…)」
和「(本人でなければ知り得ないような情報も…ポロポロ漏れていますし…)」
和「(…ずっとそうなのかもしれないと…思ってはいましたけれど…)」
狂堕狼:あー…すみません。なんか自慢っぽかったですかね
のどっち:…あ、いえ、そんな事はないです
和「(…聞かない…方が良いですよね)」
和「(そもそも…聞いてどうにかなるような話ではないですし…)」
和「(ネットでリアルの事に踏み込むのはタブーですから…)」
のどっち:じゃあ、対策などはされてるんですか?
狂堕狼:一応、色々と練習していますよ
狂堕狼:まぁ、何度か負けたりもしてる訳ですけれどね
のどっち:狂堕狼さんでも負ける事ってあるんですか…
狂堕狼:まぁ、麻雀は運の要素の強いゲームですし…
狂堕狼:それに…練習に付き合ってくれる奴の中に相性の悪い奴がいるんで…
のどっち:相性…ですか?
狂堕狼:えぇ。まぁ、何というか…勝ち目はあるんですけど…天敵というか何というか…
狂堕狼:飛ばして勝つか、飛ばされて負けるかのどちらかになっちゃうんですよね…
のどっち:なんていうか…大味な麻雀ですね…
狂堕狼:俺もそう思います…少なくともネト麻とは大違いで…
狂堕狼:でも、だからこそ、どっちも楽しいってそう思えるんですけれどね
のどっち:そうですか…
狂堕狼:のどっちさんはどうです?リアルとネットでやっぱり違うって感じる事ありますか?
のどっち:私は…リアルでは打てないので…
狂堕狼:え?
のどっち:それより早く始めませんか?
のどっち:こうして雑談していても狂堕狼さんの時間の無駄になるだけですし…
のどっち:…それに最近、狂堕狼さんと麻雀出来なくて…ウズウズしてたんです
のどっち:今度こそ…負けませんよ
狂堕狼:はは。待たせてすみません
狂堕狼:でも…俺もそうそう簡単に負けるつもりはないですよ
狂堕狼:一応、これでもネト麻のチャンピオンですしね
>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力16
>>大成功
和「…はぁ…」
和「(結局…酷いスコアでした…)」
和「(久しぶりに…リベンジの機会を得られたのに…)」
和「(一位は殆ど狂堕狼さんで…上回る事も出来なくて…)」
和「(私…何をやっているんでしょう…)」
和「(普段通りの実力が出せれば…ここまで圧倒的な事はないはずなのに…)」
和「(私も勘を取り戻して…少しは強くなってるはずなのに…)」
和「(…ボロ負け…でした…)」
和「(…勿論…理由は分かっています)」
和「(私の心の乱れ…いえ、もっとはっきりとした事を言えば…)」
和「(私は…狂堕狼さんに…嫉妬しているんです…)」
和「(大手を振って…現実でも麻雀が打てて…)」
和「(そして・・・その中で脚光を浴びている彼に…)」
和「(認めたくはありません…でも…私は…)」
狂堕狼:えっと…どうかしました?
のどっち:え?
狂堕狼:いや…今日は随分と調子が悪そうだったんで…
狂堕狼:もしかして…無理させたのかなって…
のどっち:…いえ、そんな事はないです
のどっち:何時も通り楽しい麻雀でした
狂堕狼:そう…ですか。それなら良いんですけど…
のどっち:…はい
狂堕狼:…でも…もし何かあるなら…相談してもらえます?
のどっち:…え?
狂堕狼:や、そのリアルの事を聞き出そうとしてる訳じゃなくって…やっぱり…その心配で
狂堕狼:顔も名前も知らない相手だからこそ相談出来る事もありますし…
狂堕狼:…俺は一応、のどっちさんの事をライバルだって思ってるんで…
狂堕狼:出来ればその…元気であって欲しいんです
狂堕狼:だから…俺に相談出来る事であれば…言ってみませんか?
狂堕狼:話すだけで…少しは気持ちも楽になるかもしれませんし…
のどっち:……狂堕狼さんは優しいんですね
和「(…あぁ、ダメ…)」
のどっち:じゃあ…一つ聞かせて貰って良いですか?
狂堕狼:どうぞ
和「(こんな事…言っちゃいけない…)」
のどっち:ありがとうございます。では…単刀直入に…
和「(こんな事言っても…困らせるだけなのに…)」
のどっち:…もし、狂堕狼さんが麻雀できなくなったら…どうしますか?
狂堕狼:諦めません
和「(……え?)」
のどっち:即答…ですね
狂堕狼:一応、これでも色々と悩んだテーマだったんで
のどっち:…悩んだ?
狂堕狼:えぇ。俺は…まぁ、諸事情でリアルで麻雀打てない時期があったんですよ
狂堕狼:しかも、理由は言えないとか…言っても分からないとか…そんな理由で
のどっち:…それで納得できたんですか?
狂堕狼:それを言ったのが恩師でしたんで…他のやつだったら絶対に従ったりしませんでしたけど
狂堕狼:で、麻雀ができない間…俺は他の皆のサポートをしてました
狂堕狼:雑用とか先生役とか…やる事は山ほどありましたし…実際、そうやって強くなっていくのを見るのが楽しくて
狂堕狼:でも…やっぱりそれだけじゃ…満たされなかったんです
狂堕狼:やっぱり俺はどうしても麻雀が好きで…それを手放せなくって…
狂堕狼:…だから、もう一度、リアルで打てるように…色々と頑張りました
のどっち:そう…ですか
狂堕狼:…実はその中の一つにのどっちさんを倒すってものもあったんですよ
のどっち:…え?
狂堕狼:今だからこそ言えますけど…俺がネト麻を始めた理由はのどっちさんを倒す為だったんです
のどっち:…私を?
狂堕狼:えぇ。詳しい事情は言えませんけど…のどっちさんを倒せるくらい強くなったら…
狂堕狼:リアルでも麻雀が出来るようになるかもしれないって恩師に言われて
のどっち:…いまいち、繋がりが良く分からないんですが…
狂堕狼:実は俺もいまいち良く分かってません!
狂堕狼:…でも、実際、俺は今、リアルで打てるようになりました
狂堕狼:二年掛けて…ようやくそこまで来れたんです
のどっち:…二年も?
狂堕狼:えぇ、最初は勝手も良く分からなかったんで失敗も多くて…
狂堕狼:…いや、最初だけじゃないな、上級になってもNPCに負けたりしましたし
のどっち:え?本当に?
狂堕狼:えぇ…恥ずかしながら最下位でした…
のどっち:…信じられません…
狂堕狼:当時のログは戒めとして残してるんでよければ後で渡しますよ
狂堕狼:ま、それはともかく…そういうのがあって…俺はようやくここまで来れたんです
狂堕狼:勿論、それは俺だけの力じゃなくって…周りの協力もあってこそです
狂堕狼:それがなかったら俺は容易く心折れていたかもしれません
狂堕狼:でも…それでも…俺は諦めませんでした
狂堕狼:それが俺の…一つの答えです
のどっち:…そう…ですか…
和「(……そう…なんですね)」
和「(私の悩みは…この人が既に乗り越えたものだったんですね…)」
和「(だからこそ…狂堕狼さんの麻雀は堂々としていて…)」
和「(決して揺るがない…立派な打ち筋をしてるんでしょう…)」
和「(…そんな人に…私が勝てるはず…なかったんです)」
和「(狂堕狼さんの影にもまだ追いつけていない私が…)」
和「(勝てるはずなんて…最初からなかったんでしょう)」
のどっち:…狂堕狼さん、私の性格覚えていますか?
狂堕狼:えっと…負けず嫌いなんでしたっけ?
のどっち:えぇ、それはもう筋金入りの
のどっち:だからこそ…今、強く思います
のどっち:私は…狂堕狼さんに負けたくない
のどっち:麻雀でも…ソレ以外でも…決して
狂堕狼:ソレ以外の…?
のどっち:はい。だから…もう少し…待っていてもらえますか?
狂堕狼:待つって…
のどっち:私は…必ず狂堕狼さんに追いつきます
のどっち:追いついて…勝ってみせます
のどっち:だから…それまで…私のライバルであってくれますか…?
狂堕狼:…勿論ですよ、挑戦は何時でも待っています
のどっち:…ありがとうございます
和「(ここから先は…私次第です)」
和「(私が再び狂堕狼さんの前に…いえ、須賀君の前に立てるかは分かりません)」
和「(でも…ここで足踏みしていたら…私は何時迄も彼に勝てないまま…)」
和「(…そんなのは…絶対に嫌ですから…)」グッ
和「(どれだけ見苦しくても…はしたなくても…)」
和「(もうちょっとだけ…足掻いてみる事にします)」
和「(それが成果になるか分からないですけれど…)」
和「(…そうなれるように…そして追いつけるように…)」
和「(私は…努力しますから…)」グッ
【System】
須賀京太郎の雀力が2あがりました
原村和はもう少しだけ足掻いてみる事に決めたようです
最終更新:2014年02月03日 23:42