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高校三年――3月第一週

【高校三年 ―― 3月第一週】

京太郎「(…さて、待ちに待った大会が来週から始まる)」

京太郎「(インターハイからこっち…ずっとそのために努力してきたけれど…)」

京太郎「(こうして間近に迫ると…やっぱり緊張するな…)」

京太郎「(U-22とは言え…国内で活躍する数々のプロが参戦してるんだ)」

京太郎「(こうして発表されたトーナメント表とそこに並ぶ名前を見るだけでも…身震いする)」

京太郎「(宮永プロに天江プロ…それに神代選手や辻垣内選手…まさに魑魅魍魎って感じだな)」

京太郎「(こんなトコロで…勝ち抜けていけるのかは自信はないけれど…)」

京太郎「(でも…高校三年間の集大成…そしてこれからの俺を図るには…最高の試金石になる)」

京太郎「(…どんな結果になっても後悔はしないように…)」

京太郎「(大会前のこの貴重な時間…最後の練習を頑張るか)」



>>+2
末尾126 憧しずと練習
末尾3780 やえさんと雀荘へ
末尾459 レジェンドと特訓


































>>やえさんと雀荘へ

「おう、須賀ァ。今日も来たのか?」

京太郎「うっす。まぁ、最終調整って奴で」

「はは。その為にうちを選んでくれるたぁ光栄だな」

「もし優勝したら宣伝してくれよ」

「ばーか。宣伝してもこんな辺鄙な雀荘じゃ人来ないっての」

京太郎「んな事ないですよ。俺が知る限りじゃここが一番レベル高いですし」

「嬉しい事言ってくれるじゃねぇか」

「それじゃとことん喜ばせてやるからな」

京太郎「あ、いや…それは遠慮します」

「なんだよ、付き合い悪いな」

京太郎「それよりやえさんはもう来てます?」

「あぁ、嬢ちゃんか。ほら、そこで一局打ってるぞ」




















やえ「……リーチ」ゴッ

京太郎「…凄い気迫だ」

「嬢ちゃんも予選突破してるんだったな」

京太郎「えぇ。立派な戦いっぷりでしたよ」

やえ「…ツモ。800・1600…お疲れ様でした」

やえ「……ふぅ」トサ

京太郎「やえさんお疲れ様」

やえ「あ…京太郎君…」

やえ「ごめん…着てたの気づかなくて」

京太郎「良いんだよ。それだけ集中してたって事なんだろうし」

やえ「…うん」

京太郎「でも、どうしてこんな早くから?今日の予定は11時からだっただろ?」

やえ「それは…」














「ったく須賀、察してやれよ」

「嬢ちゃんは京太郎と少しでも早く会いたいから早めに来てたんだろ」

京太郎「…そうなのか?」

やえ「あ、ち、違…っ」カァァ

京太郎「はは。やっぱりやえさんは可愛いな」ナデナデ

やえ「はぅ…ん…♪」ポワー

京太郎「でも、そういう時は遠慮せずに言ってくれても良いんだぞ」

京太郎「俺もやえさんと出来るだけ早く逢いたいしさ」

やえ「…ぅん…♪」ポー

京太郎「…それにまぁ一人でやるよりも二人でやった方が強くなれるだろ?」

やえ「…え?」

京太郎「だから…ほら、終わってすぐだけど…もう一局やろうぜ」

京太郎「おじさんもいけますよね?」

「まったく…お前は俺の事を全自動麻雀マシーンだって勘違いしてるんじゃねぇか?」

「男は度胸。なんでも試してみるもんさ。それに…きっと良い気持ちだぜ」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力16+仲3で+19


































>>大成功

やえ「ふぅ…」

京太郎「お疲れ様。はい、どうぞ」

やえ「あぁ…ありがとう」

やえ「…にしても京太郎君は強いな」

やえ「いや…また一つ…強くなった…が正確かな」

京太郎「あぁ。先週ちょっと色々あって…コツが掴めたみたいで…さ」

京太郎「色々試してみたけど…意外と馴染んでくれてる」

やえ「…そう…か」

京太郎「…どうかした?」

やえ「いや…京太郎君はそんなに強くなっているのに…私は何をしているのかな…と」

京太郎「やえさんも順調に強くなっているって」

やえ「…うん。それは…実感してるよ」

やえ「この前も…似たような事言って京太郎君に迷惑を掛けたし…」

やえ「それは…疑ってない。でも…」











やえ「…この前新子に負けたのが…やっぱり脳裏に残っていて…」

京太郎「…やえさん」

やえ「…中学の頃は私のほうがまだ強かったはずなんだけれどな」

やえ「…今ではもう逆転されて…ても足も出なかった」

京太郎「そんな事はないだろうに」

京太郎「…勝ち目がなかった訳じゃないだろ」

やえ「だけど…私はそれを掴めなかったよ」

やえ「…そして新子はそれを的確に掴んで…要所要所で締めていった」

やえ「お陰で点差を詰められても逆転出来ないまま…」

やえ「本戦には行けたが…不安が残る仕上がりである事は否めない」ギュッ

京太郎「…やっぱり不安なのか?」

やえ「…あぁ、不安だよ」

やえ「私では…場違いじゃないのかと…恥を晒すだけではないかと…」

やえ「…そんな気持ちや…焦燥感はどうしてもあって…」











やえ「…今日も早くに来たのは…京太郎君に会いたかったからだけじゃないんだ」

やえ「一人でいると…焦燥感が湧き上がって…どうしようもなくなる」

やえ「…こんな事…インターハイに出場してる時でもなかったのに…」

やえ「今の私は…一年生の時以上に…恐れて…怯えている」

やえ「インターミドルの頃と違って…失うものなんてなにもないのに…」

やえ「…何をやっているんだろうかって…自分でも思うよ」

やえ「…でも…どうしてもその気持ちが…消えてくれなくて…」

京太郎「……じゃあどうしたらソレが消えてくれる?」

やえ「え?」

京太郎「ずっとそれを感じている訳じゃないだろ?」

京太郎「その焦燥感を忘れられている時間はあるはずだ」

京太郎「その時は…何をしてるんだ?」

やえ「……それは…」









やえ「…京太郎君の事を…考えてる」

京太郎「え?」

やえ「京太郎くんとメールしたり…電話したりして…」

やえ「それを…思い返してる時は…そういう焦りとかも消えて…」

やえ「……ご、ごめん。重い女で…」シュン

京太郎「あ、いや…驚いたけど…でも、重いなんて思ってないよ」

やえ「…ホント?」

京太郎「本当本当。…と言うかそれだけ思ってもらえるなんて光栄な話だしな」ナデナデ

やえ「…ん♪」

京太郎「…だからさ、ちょっと提案があるんだけど…」

やえ「提案?」

京太郎「あぁ。やえさんさえ良ければ…さ。家に泊まりに来ないか?」

やえ「……え?」










京太郎「俺と一緒にいられる時に忘れられるなら…大会まで一緒にいよう」

やえ「で、でも…迷惑じゃない?」

京太郎「やえさんが側にいて迷惑になるはずないだろ」

京太郎「それに…俺も調整の仕上げがまだ終わってないんだ」

京太郎「ギリギリまで一緒に打ってくれる人が居てくれると嬉しい」

やえ「…それが私で良いの?」

京太郎「ん?」

やえ「新子とか…高鴨さんとか…赤土さんとかもいるじゃない?」

やえ「それなのに…私で良いのかな…って」

京太郎「やえさんが良いんだよ」ギュッ

やえ「はぅ…っ♪」カァァ

京太郎「だから…引き受けてくれないか?」









やえ「卑怯…だよ。そんな言われ方したら…断れない…」モジモジ

京太郎「はは。断らせる気はないからな」

京太郎「ま、親御さんとかの許可も必要だから無理にとは言わないけど…」

やえ「だ、大丈夫だよ!友達の家に泊まるって言うし…!」

京太郎「それで大丈夫なのか?」

やえ「うん。他の皆には口裏合わせてもらうようにするから…!」

やえ「京太郎君は何も心配しなくても良いからね!」

京太郎「お、おう…」

やえ「よし…!それじゃお泊りの準備してこないと…!」

京太郎「え?もう?」

やえ「うん。色々必要なものとかもあるし…」

やえ「そ、それに…あの…勝負下着とかも必要…でしょ」ポソッ

京太郎「え…あ、いや…」

やえ「い、良いの選ぶから…期待して待っててね」カァ

やえ「それじゃまた後で…!」ダッ

京太郎「…そ、そういうのはなしのつもりだったんだけど…」

京太郎「(…ま、いっか。元気にはなったみたいだし…)」

京太郎「(問題は…俺が誘惑を拒みきれるかって事だけど…)」

京太郎「(うん。その辺は…なんとかなる…なんとかなる………はずだ)」





















【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
小走やえの雀力が1あがりました
小走りやえはリベンジを硬く決めたようです
須賀京太郎の能力【崩壊世界】がランクアップし【終焉世界】に進化しました
この能力は自身のコンマに【+(雀力/3)】の補正を加え、相手全員のコンマに【-(雀力/2)の補正】を掛ける
また【狂堕狼】や【祝福のキス】など一部のネト麻専用スキルの補正を現実でも得る
相手全員の【補正前コンマ】が自身の【雀力/2】を下回った場合、特殊勝利する
この効果が発動した場合、その局のみ相手全員のオカルトを一つ無効にする事が出来る
最終更新:2014年02月03日 23:58