【憧エンド】
京太郎「ただいま」
憧「あ、おかえり、アナタ」パタパタ
憧「荷物預るね」スッ
京太郎「おう。頼むな」
憧「うん。ってまた重たいわね…」ズッシリ
憧「まさかまた仕事持って帰ってきたりとか…」ジトー
京太郎「してないしてない。ま、今日は色々あったんだよ」
憧「…色々…ねぇ。ま、詮索はしないでおいてあげるけど」
京太郎「物分かりの良い奥さんで嬉しいですよ」
憧「そうよ。まったく…こんな良い子めったにいないんだからね?」
憧「手放しちゃダメよ。絶対に」クスッ
京太郎「そんな事しねぇっての。後が怖いし」
憧「…それだけ?」
京太郎「はいはい。好きですよ、愛してます憧様」
憧「ふふ…あたしも愛してますよ旦那様」クスッ
憧「ほら、じゃあ、着替えさせるから…」
京太郎「あいよ。これで良いか」スッ
憧「はい。オッケー」スッ
憧「……うん。今日も浮気の後はなし…バッチリね」
京太郎「そりゃ毎日チェックされてるしな」
京太郎「浮気なんて怖くて出来ないっての」
憧「……したら冗談抜きで京太郎を殺してあたしも死ぬから」
京太郎「そんなに凄まなくても分かってるっての」
京太郎「それにまぁこんな中年のおっさんと浮気したいって女もいないだろ」
憧「…知ってる?日本で浮気する人が一番多い年齢って30から40代なんですって…」ゴゴゴ
京太郎「ま、だとしても俺は関係ねぇな」
憧「…どうして?」
京太郎「奥さんにぞっこんだからです。…その証拠に…ほら」パカッ
憧「あ…♪」
京太郎「結婚30年目の交際記念日だしな」
京太郎「ちょっと奮発して色々買ってみた」
憧「…もう。子どもがいなくなったって言っても、奮発し過ぎよ」
京太郎「大丈夫。日頃のおこづかいをコツコツ溜めて買ったからさ」
憧「まったくこんな事にお小遣い使っちゃって」ニマー
憧「もうちょっと趣味とかに使いなさいよ…もぉ」ニコニコ
京太郎「うちの奥さんはやりくり上手なお陰で毎月それなりに貰ってるしな」
京太郎「酒もタバコもやらんし…弁当も毎日持たせて貰ってるから金も余ってる」
京太郎「ま、日頃の感謝の気持ちって奴だ。にやけてないで受け取って欲しいな」
憧「に、にやけてなんて……ちょっとはあるかもしれないけどさ」スッ
憧「…ありがとね、京太郎。すっごく嬉しい」ニコ
京太郎「ま…カバン持った時点で大体の事は分かってたみたいだけどさ」
憧「それだけ素敵な旦那様の事を信じてるのよ」ギュッ
京太郎「っと…おいおい。まだ着替えの途中だぞ」
憧「…嬉しい。本当に…嬉しい」ギュゥ
京太郎「…ったく、年取っても甘えん坊になるトコロは変わらないな」ナデナデ
憧「…言っとくけどそんな女にしたのアナタだからね?」
憧「あたしにとって…一番大きな存在はずっとアナタだったんだから」
憧「アナタからの影響で…こんなに重くてダメな女になっちゃったのよ」スリスリ
京太郎「だから責任取れって?」
憧「…ん…もう十分責任は取ってもらってるかな」
憧「こうして専業主婦やらせてもらって…子どもも二人無事に送り出せて…」
京太郎「…おう。憧も本当にお疲れ様」
憧「ううん。あたし一人じゃこんな事出来なかった」
憧「アナタが外で人一倍頑張ってくれた結果」
憧「…あたしが惚れた…最高の旦那様のお陰です」
憧「今日も一日お疲れ様。皆の為に…ありがとうね」
京太郎「ま、それだって一人でやれてる訳じゃねぇよ」
京太郎「憧がいるから…子ども達がいるから」
京太郎「俺はこんなに頑張れるんだよ」
京太郎「ま、一番はやっぱり…俺の大好きな奥さんのお陰だけどな」ナデナデ
憧「ん…」
京太郎「こっちこそ…何時もありがとうな」
京太郎「愛してるよ、憧」
憧「…あたしも…愛してる…♥」ギュゥ
憧「…だから、絶対に…離さないでね」
京太郎「こんな年になって手放したりするかよ」
京太郎「…お前が死ぬまでちゃんと側にいてやるよ」
憧「…自分が死ぬまで…じゃないんだ」クスッ
京太郎「お前残して死んだら死んでも死にきれないだろ」
京太郎「だから、俺が必ず後で死んでやる。心配すんな」ナデナデ
憧「…ふふ…心配なんてしてないわよ」
憧「アナタが死んだらすぐに後を追うだけの話だから」
京太郎「…それが冗談に聞こえない辺り、すげーよな」
憧「本気だもの。当然でしょ」
京太郎「…やっぱお前置いて死ねないな、後が不安過ぎる」
憧「…なによ、ただ一途なだけでしょ」
京太郎「お前の場合、それがたまーに行き過ぎる事があるんだよ」
京太郎「ま、もう慣れたけどさ」
京太郎「ソレ以外はホント非の打ち所のない女だし…奥さんとしても最高だし」
憧「当然よ、京太郎にふさわしいイイ女になれるように日々努力してるもの」
京太郎「良い女…か、確かに憧は最高だよ」
京太郎「で、俺はそろそろその最高の女が作ってくれた料理を食べに行きたいんだけど」
憧「…このままもうちょっと…ダメ?」
京太郎「…だーめ。代わりに…ほら、ちょっとスペースあけろ」
憧「こう?」スッ
京太郎「あいよ…っと…!」スッ
憧「ちょ…わわ…っ!」
憧「い、いきなりお姫様抱っこは危ないでしょ!!」
京太郎「はは。悪い悪い」
京太郎「でも、相変わらず軽いな、ちゃんと飯喰ってるか」
憧「朝と夜は同じもの食べてるでしょ」
京太郎「ま、そうなんだけどさ…」
憧「それより…腰とか大丈夫?」
京太郎「ば、バカにすんなよ、まだまだ憧一人分くらい大丈夫だっての」
京太郎「なんなら今日はベッドで思いっきりそれを味あわせてやっても良いぞ」
憧「うわー…シモネタとかさいってー」クスッ
京太郎「…嫌か?」
憧「…そんな不安そうな顔しないの」ピッ
憧「こんなおばさんで良ければ何時だって相手してあげるから遠慮無く言いなさい」
京太郎「おばさんじゃねぇよ、憧は何時だって綺麗だ」
京太郎「だから、今すぐ…良いか?」
憧「もう…盛ってるんじゃないの」
京太郎「だって…憧があんまりにも可愛い事言うからさー…」
憧「お腹減ってるんでしょ?なら、先にゴハンよ。これは決定事項です」
京太郎「はーい…」
憧「…ま、その後、お風呂でなら…相手してあげるから」カァ
京太郎「あーこーっ」ギュゥ
憧「もう…甘えん坊はどっちよ」クスッ
憧「ほら、それより早く席になさいよ」
憧「今日もちゃんと最後まで食べさせてあげるからね」スッ
最終更新:2014年02月04日 21:15