【小学五年 ―― 12月】
京太郎「(…ついに…ここまで来てしまった)」
京太郎「(子ども麻雀教室今年最後の日…)」
京太郎「(泣いても笑っても…明日から新子が忙しくなる以上…今日がラストチャンスだ)」
京太郎「(…今日を逃せば…俺は罰ゲームとして…新子を名前で呼ばなきゃいけない…!)」
京太郎「(でも…勝てさえすれば…俺は自分の意思であいつを名前で呼べるんだ)」
京太郎「(其の差は…やっぱりでかいよな)」
京太郎「(新子の為にも…俺は絶対に負けられない…!)」
京太郎「(そして…今日この日の為に…付き合ってくれた高鴨の為にも…負けられないんだ)」
京太郎「(だから…そう。だから…今日こそ…)」
京太郎「…決着をつけるぞ…新子」
憧「…ふん。返り討ちにしてやるから」
京太郎「(勝負は簡単。俺が一位になれれば俺の勝ち。なれなければ俺の負け」
京太郎「(だけど…俺は今までそれを決して叶える事が出来なかった)」
京太郎「(そもそも俺のスタイルは防御重視でガンガン点数を取りに行けないんだ)」
京太郎「(実力そのものは憧の方が上なのもあって…最高でも二位しか取れてない)」
京太郎「(でも…それも今日までだ)」
京太郎「(高鴨との特訓で見えてきた…俺らしい打ち方…)」メラメラ
京太郎「(それで…新子に…勝つ!!!!)」ゴッ
玄「やー…京太郎君燃えてるねー…」
穏乃「京太郎、頑張れー」
灼「…同卓者の応援って大丈夫なの?」
憧「いや、ダメでしょ。ていうか最後の一人は…」
灼「…玄がトップになったら拍子抜けだし…私が入る」
憧「了解。じゃあ…お願い」
灼「うん。ちゃんと京太郎を最下位に叩き落すから安心して」ニコッ
憧「(…どこまでが本気なんだろう…)」
京太郎「(まずは…一局目…ここで弾みをつけたい所だけど…)」
京太郎「(鷺森は勿論、高鴨も強敵だ)」
京太郎「(急いで勝負をしにいって…負ける…なんて事がないようにしないとな…)」
>>+2 京太郎(+1)されます
>>+3 憧
>>+4 穏乃
>>+5 灼
>>京太郎 11
>>憧 63
>>穏乃 38
>>灼 45
憧「(なーんて思ってるんでしょうけれどね)」
憧「(悪いけど…それくらいお見通しよ)」
憧「(付き合いこそ短いけれど…アンタとの距離は…しずよりも近いくらいなんだから)」
憧「(麻雀の経験の差もあって…読み合いならまだ私の方が上手)」
憧「(だから…まずはここで…一つ狙い打ってあげる)」
憧「…それロン。7700」
京太郎「…ぐ…っはい…」
>>+2 京太郎(+1されます)
>>+3 憧
>>+4 穏乃
>>+5 灼
>>京太郎 45
>>憧 23
>>穏乃 25
>>灼 15
京太郎「(やばい…前半に喰らった直撃が…あまりにも痛すぎる…)」
京太郎「(くっそ…あんなに焦ったらダメって分かってたのに…よりにもよってあんな点数を…)」
京太郎「(…いや…ダメだ。さっきの事は忘れろ)」
京太郎「(浮ついた気持ちだと…憧にまた狙い打たれる…)」
京太郎「(堅実に…何時もの麻雀を心がければ…それで勝てる…)」
京太郎「(河を見て…手を想像し…場を掌握しろ)」
京太郎「(…俺に出来るのは…それくらいなんだから…!)」
灼「…」トン
京太郎「…それロンだ。3900」
灼「…ん」スッ
>>+2 京太郎(+1されます)
>>+3 憧
>>+4 穏乃
>>+5 灼
>>京太郎30
>>憧 62
>>穏乃35
>>灼52
京太郎「(よし…!これで差は詰められた…!)」
京太郎「(まだ折り返し…今ならまだ距離を詰められる…!)」
京太郎「(やるぞ…今日こそリベンジを…)」
憧「…ツモ」
京太郎「…え?」
憧「倍満で…8000オール」
京太郎「あ…ぅ…」
憧「…悪いわね。でも…勝負は勝負だから」
憧「…悪く思わないでね、京太郎」
京太郎「(油断はなかった…慢心もなかった…!)」
京太郎「(ただ…憧の手があまりにも速すぎて…そして大きすぎた)」
京太郎「(今のこの点差を詰めるには…役満直撃か最後の親で連荘するくらいしかない…)」
京太郎「(だけど…出来るのか…俺に…)」
京太郎「(今まで役満なんて和了った事のない俺が…この土壇場で…それを引けるのか…?)」グッ
京太郎「(…違う。弱気になるな…京太郎…!)」
京太郎「(高鴨にも言っただろ…!最後まで諦めない奴が一番、怖いんだって…!)」
京太郎「(引けるのか…じゃない。引くんだよ…!)」
京太郎「(今まで麻雀につぎ込んできた…全てを持って…)」
京太郎「(ここで…必ず…勝負手を引く…!絶対に…!)」
>>+2
00~30 だが、引けなかった
31~60 悪くない手が入った
61~99 理想的なものが入った
京太郎「(…はは。なんだよ…やれば出来るじゃねぇか…俺…)」
京太郎「(なんとも不格好な形…だけど…役満は見えてる…)」
京太郎「(待は決して広い訳じゃないけど…でも、まさかここで役満テンパってるとは思わないだろ)」
京太郎「(新子からの放銃を祈るには…十分過ぎる形だ)」
京太郎「(後は…これを…新子に当てられれば逆転出来る…!)」
京太郎「(だけど…焦るな…心を、息を、身体を整えろ)」
京太郎「(新子は敏感だ。俺の変化にすぐ気づく…)」
京太郎「(これが役満だと知られたら…終わりだ…!)」
京太郎「(深く静かに…平静であるんだ)」
京太郎「(それさえ出来れば…俺の勝ちは見えてくる)」
京太郎「(見えてくる…はずなんだ…)」
>>+2 憧
>>+3 穏乃
>>+4 灼
※一番低いコンマの相手が放銃します
>>灼が放銃
灼「」トン
京太郎「あ…」
灼「…どうしたの?」
京太郎「いや…その…」
京太郎「(…ダメだ。鷺森から和了ったところで…逆転は出来ない…)」
京太郎「(それに…鷺森からの直撃じゃ…鷺森が飛んで終わっちまう…)」
京太郎「(…折角の役満だったけど…仕方ないよな…)」
京太郎「(もしかしたら…新子がまだ放銃する可能性はあるし…)」
京太郎「(ツモれる可能性だって…ない訳じゃないんだから)」
京太郎「(ここは黙っておいて…最後の一枚の…ツモか放銃を待つ…!!)」
京太郎「いや…なんでもない」
憧「……」
>>+2
00~30 放銃もツモもなかった
00~60 憧が放銃した
61~99 何とかツモる事が出来た
>>なんとかツモる事が出来た
憧「(あー…もう…ポーカーフェイスも忘れて…さ)」
憧「(そんなの見たら…でかい手が入ってるって丸わかりじゃない…)」
憧「(しかも…その後の落胆っぷりから察するに…役満の可能性も高いしさ)」
憧「(そんなの見て…この危険牌を切るとでも思ってるの?)」
憧「(……でも、もしかしたら初めての役満…なんだよね)」
憧「(この土壇場でも諦めずに粘って…)」
憧「(そんな大きなの引くとか…格好良いじゃん)」
憧「(…でも…勝負は勝負だからさ)」
憧「(あたしだって…負けたくないし…)」
憧「(アンタに…格好いい所見せたいの)」
憧「(だから…これは切らない)」スッ
憧「(でも…あたし信じてるから)」
憧「(私が切らなくても今のアンタなら…きっとツモれるって)」
憧「(最後まで諦めないアンタなら…あたしが手を貸さなくても…きっと麻雀の神様が微笑んでくれるって…そう信じてるから)」
京太郎「~~~っ!!!ツモ!」
憧「…そっか…」
憧「うん…あたしの…負けだね」
憧「何?ちょ…別に泣かなくても良いじゃん」
憧「まったく…ほら…折角、格好良かったんだからさ」
憧「顔をあげて…うん…分かってる。分かってるから…」
憧「麻雀って…楽しいよね。あたしも…今、すっごいそれを感じてる」
憧「まさか…逆転されるなんて思ってなかったからさ」
憧「負けた側だけど…すごすぎて…今、ドキドキしてる」
憧「うん…うん。分かったから…分かったから…さ」
憧「…そろそろ…名前で呼んでよ。…ずっと…待ってたんだから」
京太郎「……憧」
憧「…うん…っ♪」
【System】
新子憧の思い出が15になりました。
新子憧の好感度が17あがりました。
現在の新子憧の好感度は95です。
須賀京太郎のメリットスキル【本番に強い】が【土壇場男】にランクアップしました。
このスキルは大会などの重要な場面で判定に+5の補正をかけるスキルです。
最終更新:2013年09月22日 01:55