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8-37 - (2007/11/30 (金) 23:17:36) のソース
<p>ルリ「少なくとも我が家だけでは冒険の旅には出られませんね」<br> 有希「……?」<br> レイ「どうして?」<br> ルリ「キャラ的に、です。レイ姉は、武闘家も踊り子も魔法使いも戦士も、その他いろんな職業を<br> やれると思いますか?」<br> レイ「……あ」<br> ルリ「遊び人はダメですから」<br> レイ「そう……」<br> ルリ「逆に有希姉は存在自体が改造コード使うよりたちが悪いですし」<br> 有希「コードのONとOFFはちゃんとあるから大丈夫」<br> ルリ「いえ、例えで言ったんですけど」</p> <p>レイ「ドラゴンクエストじゃなくて、ファイナルファンタジーならいいんじゃない」<br> 有希「あれは職業よりもそれぞれのキャラクター自体が優先して作られ、存在している。<br> 私達に当てはめて想像するならそちらの方が都合がいい」<br> ルリ「『光速の異名を持ち重力を自在に操る……』とか止めてくださいね」<br> レイ「そんな中学生の考えるような設定はないわ。<br> 『汎用人型決戦兵器・エヴァンゲリオンに乗る少女。感情を表に出すことは少なく、過去の経歴なども一切不明。<br> 水色の髪に赤い瞳を持ち、どこか儚げな印象を持つ……』」</p> <p>ルリ「ごめんなさい。本当の中二病はここにいましたね」<br> 有希「これはひどい」<br> レイ「……ちょっと待って。おかしいわ。この流れ」<br> 有希「何よりあなたはリアル中学生」<br> ルリ「別にノートに妙な事を書き連ねてても、妙なひとり言を呟いたりしない限りは<br> 私達は白い目で見たりしませんから」<br> レイ「……ちょっと本当の事を当てはめてみただけ……」<br> 有希「私達はあなたの家族」<br> レイ「……これは……涙……? へこんでるのは……私?」</p> <hr> 有希「ホシノルリ11歳、遺伝子操作によって作られた銀髪金瞳の美少女。<br> 物語開始当初は無感動な皮肉屋だが、主人公との交流を通して次第に豊かな感情を露わにしていく。<br> コンピュータ操作にかけては地球圏屈指の能力を持つ。実は某国の王女。<br> ルリもルリでなかなか…」<br> ルリ「ぁぅぁぅ…」