同人STG


神威(STG)

 商業ではなく、SITER SKAINという同人サークルが出した縦スクロールSTG。1999年の発表当時から完成度が高く、同人シューティングの最高峰の1つという評価を受けている。ごくわずかだが商業で一般流通したこともあり、また某百均ショップにて体験版と同じ内容のLight版が販売されたこともあった。
 システム的にはRAYシリーズに近い、「ロックオンシステム」を市販作品とは違ったベクトルに進化させるべく考案した「自動照準システム」を軸にしているとのこと。また、蒼穹紅蓮隊の影響を受けている部分も見受けられる。

神威

 ALLTYNEXシリーズ第1作(時系列ではシリーズ最後)、「神威」の自機で設定上は神威2号機。威力は弱いものの連射が効く上、広範囲をカバーでき8段階までパワーアップする通常弾、自機よりも高度が低い敵機を自動で判別、照準し追尾する雷撃、敵の弾やレーザーを消す効果も持ち合わせている高威力の雷刀が主な武装。なお、雷撃と雷刀はゲージを消費するため使いどころに注意する必要がある。またシールドも所持しており、ある程度の攻撃には耐えられる。なお、開発中は拡散型の雷刀を装備していた時もあった。
 超能力者の脳をバイオニューロンチップに詰め込んだ生体CPUという非人道的な無人兵器。なお、2号機にはパナフィル・デ・アリスという女性のものが使われている。設定では自律行動する戦闘機「エル・サーペント」の後継機。そのエル・サーペントの前身と言えるのがRefleXの自機「フェニックス2型」である。(フェニックス2型直系の後継機は士官用戦闘機「サーペント」となるがこちらはRefleXのオープニングで登場する間もなく、戦艦オヒュクス共々沈められている。)

 神威では自機として登場するが、この他にも同作品4面ボスでは「量産型神威」(神威の量産型というよりも神威の模造機を量産させたものらしい)が、時系列では1つ前の作品RefleXでは「神威7号機」「神威8号機」が最終ステージのサブボスとして登場する。
 量産型神威は自機として使うこともできるが、量産型と言うだけあり、その性能は神威を下回る。雷撃は同時ロックオン数が16から12体にダウン、雷刀も弾消しの範囲こそ優れているが威力は低く真正面には飛ばない拡散型に変更されている。ショットに関しては範囲を前方に絞っている分威力は増強されている。さすが摸造機と言ったところか。本家でも機能的に自機の数段下と言われていたりする(制作日記9/3参照)。なお、ボスの方は発狂(5機中3機以上撃墜)すると各種攻撃に自機狙い弾やnWAY弾が加わる等で大幅にパワーアップする。
 一方RefleXに出現する神威7号機・8号機は2号機の武装に加え、画面全体をカバーする拡散型雷刀を所持。また雷撃も自分と同じ高さの敵機にも撃てる。地球が壊滅するまで暴れたゾディアック機達に対抗すべく発進して行く……が、いかんせん自機のフェニックスは覚醒してバリア貼り放題、相手のゾディアック・リブラもバリアで防いだり光翼を出したりして攻撃をことごとく回避する始末。挙句の果てにアポカリプスバスター(通称ピンクレーザー)にシールドが耐えきれず撃墜されてしまう(演出で見られる最大数は16枚。2号機が搭載できる最大数は7なのでいかに多いかよくわかる)。性能を考えれば相当強いはずだが、相手との相性が圧倒的に悪かったとしか言いようがない。

【スレ内での立場】
 出身が同人と言うこともあるせいか、出現頻度は稀。が、ロックオンレーザー繋がりで顔を出したり、バリア話題で登場するフェニックス2型に便乗したりする。
 同人出身であれ、嫌な顔1つせずに話を受け入れる住民達を見るにいかにこのスレが平和であるか理解できるだろう。オプションハンターも暇を持て余すのも納得できる。STG賛美(3B)スレの名も伊達じゃない。

 余談だが、同人板のSITER SKAINスレでは神威7号機・8号機(原作のカラーリングより緑神威、灰神威と呼ばれている。どっちがどっちを指すかは不明)の人格がパナフィル萌えのヘンタイでエロ同人を求めようとアレコレ画策するが、ザフィケル他に撃墜される……等のような扱いをされていたりする。この辺のノリが3Bスレと同じでは?等の疑惑が持ち上がっていたが軍は沈黙を続けている。
 ぱにぃ「ぱにぃ!」
 緑神威「緑神威!」
 灰神威「灰神威の!」
 ぱにぃ「SITER SKAINほうs「「おっぱい放送局!!」」…(怒)」(雷刀)

 登場頻度は低い(同人枠の中で考えれば頻度はかなり高い)ものの、3Bスレに出現する神威7号機・8号機もSITER SKAINスレ同様、何かしらのヘンタイ的なセリフを吐いた後(あるいは吐きながら)攻撃を受けて落とされる流れを組んでいることが多い(元スレ同様、緑神威・灰神威表記で書かれる)。
 商業STG以外に同人STGをたしなむ住民が少なからずいることが示唆されている……かもしれない。

フェニックス

 ALLTYNEXシリーズ第2作(時系列でもシリーズ2番目)、「RefleX」の自機。正式名称はALFI-PH2RX Phenix02(汎用戦闘機フェニックス2型)。
 通常のはフェニックス1型の改良型であるが、本機に限り光学兵器反射シールドを展開するS.S.S.(ショットシールドシステム)を搭載した特別仕様の試作機となっている。
 武装は前方及び一部広角に広がるノーマルショットの他、S.S.S.を利用した敵の光学兵器を反射(ゲーム中は青系の攻撃。例外あり)もしくは無力化させるシールドの2つ。ただし、シールドが無効化できるのはレーザーなどの光学兵器のみでミサイルや体当たりなどの物理攻撃には無力である。
 ちなみにリメイク元の作品「Reflection」ではミサイルも装備していたが、本作ではオミットされている。
 シールド展開中はエネルギーを消費するので無制限には使えない。シールドの展開もノーマルショットを撃っていない状態ではエネルギーが回復する。また、ノーマルショットの強さはエネルギー残量に比例している。
 前述のシールドに加え、機体自身の装甲でも数発の敵弾は防げるので防御力は非常に高い。が、ストーリーの進行上装甲の耐久力を回復する機会は5面及び7面冒頭の2回しかない。

 恐るべき能力を持つ機体だがストーリー後半、別の星からやってきた第三勢力「ライワット」が放ったゾディアック兵器「ヴァルゴ」の猛攻で機体は大破、この時パイロットも死亡してしまう。しかしS.S.S.のために使われていたコアが覚醒、元の機体に光翼を生やしたゾディアック「オヒュクス」へと変化する。
 オヒュクスの状態ではシールドが無制限に貼れ、機動力も上昇。ショットは前方集中型(ただし見た目とは裏腹に横への判定もそこそこ広い)になったものの火力は上昇、シールド展開による威力減衰も無しと大幅にパワーアップ。ただし先のイベントで装甲を失っているため1発でも被弾すると撃墜されてしまう。ミサイル怖い。
 また、シールドで敵弾を反射させた後シールドを解除すると、弾が棒状の物質になり、敵のバリアをも貫通できる高威力の攻撃に変化する(グラディウスVIのバーティカルマインに近い?)。その見た目から専用スレ等では「光柱」や「閃光」と言われている。まさに対ゾディアックに絞った兵器と言えよう。
 前述の通りパイロットは死亡しており、コアの自律制御で動いている。当初はゾディアック兵器を破壊していたので歓迎されてたが、その戦いで甚大な被害をもたらしたため「光翼兵器零号」と恐れられ、敵視されるようになった。この為なのか、最終面で登場する神威から攻撃を受けることとなる。20万点のために狩られる神威7、8号機に合掌。
 なお、コアは後にALLTYNEXシリーズ第1作「神威」の4面ボス「神威零号機」として蘇り、神威2号機に撃破されることになる。第2形態で光の翼が出現したのもこれの名残と言えよう。

 作中で登場することは無かったが、後継機として士官用戦闘機「サーペント」(S.S.S.持ち。オープニングで消滅)、後継型汎用戦闘機「サーペント量産型」(S.S.S.無し)、白蛇天使「エル・サーペント」(AIチップ制御。シールドは「神威」に搭載されている物と同じ)が存在。
 ちなみに6面途中にフェニックス1型の援護が入る場面があるが、公式ページよりフェニックス1型のショットはフェニックス2型のショットの最弱レベルに等しいとのこと。

【スレ内での立場】
 同人出であるため出現頻度はそう多くないが、その特異なシールドによりバリアや敵弾反射関連の話題では姿を見せることが多い。
 ゲーム中で自機が変化するためか「フェニックス」で登場したり「オヒュクス」で登場する場合がある。一応両者とも性能が違うので統一されることは多分無いだろう。

東方Project

 タイトーのプログラマーであるZUN氏の個人サークル 上海アリス幻樂団(旧ZUNsoft) が出した弾幕STG。
 プログラム、弾幕のスプリクト作成、キャラクター考案、BGM作曲等、ゲームの全てをZUN氏たった一人で作っているのが特徴。
 1996年から2010年の現在までかなり長い間シリーズが続いている。(本人はシリーズではないと言っている) 
 戦闘機やロボット等の機動兵器や戦闘機ではなく、巫女や魔法使い、妖怪等の人間型のキャラクターを操り、人間型の敵を倒していくのが特徴。(ちなみに主人公が魔法使いと巫女なのはZUN氏が所属するタイトーのとあるSTGから)
 「殺す、撃ち落とす弾幕」ではなく「魅せる、ビジュアル重視の弾幕」が作者のモットーであり、色とりどりの綺麗な弾幕もこの作品の特徴である。
 作者がSTGに詳しい為か敵キャラクターの弾幕の一部には他のSTGのオマージュネタがある。(例:第11弾の隠しボスの開幕弾幕→エスプガルーダ表ラスボス「ジャコウ」の開幕弾幕)
 また、登場人物の殆どが女性であるのも特徴。
【スレ内での立場】
 出身が同人、SFな話に絡み辛い等、取り扱いが難しいという事で出現頻度は少ない。
主に弾幕ネタが出ると主人公である「霊夢」、もしくは「魔理沙」等が時々来る事がある。



  • アンチが多いっていうのは概要に不必要じゃないか? -- 名無しさん (2010-12-12 00:14:48)
  • あと「神威」が作品名と機体名で全く同じ見出しになっているので、何らかの対策をした方がよいんじゃないかと。。 -- 名無しさん (2010-12-13 01:36:15)
  • ↑↑指摘&修正ありがとうございます。もう少し考えて書けばよかった… -- 名無しさん (2010-12-15 16:11:16)
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最終更新:2011年08月27日 00:21