パンサーは吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属のお笑いトリオ。2008年6月16日結成。
メンバー
向井 慧
むかい さとし(1985年12月16日 - ) ツッコミ担当 立ち位置:真ん中
- パンサーにおける役割は「まとめ役」といわれる。トリオ内最年少。東京NSC11期生。
- 愛知県名古屋市熱田区出身、明治大学経営学部卒業。姉が一人いる。身長169cm、体重58kg、血液型O型(AGEAGE10ミニッツで、ジャングルポケット太田博久の特技・駅弁で体重測定により判明)。
- よしもと男前ランキング・2010年第32位、2011年第21位。
- 名前の「慧」の由来は、生まれ年の85年にハレー彗星が世間をにぎわせていたため、次のハレー彗星が近づく2061年まで長生きできるようにという意味から名付けられた。
- 小学生の時に名古屋市の優良児童に選ばれた。
- ネタ以外のときには眼鏡をかけることがある。
- 街中を歩いていて、ゲイのお店の人にスカウトされたことがある。
- 又吉直樹(ピース)、児玉智洋(ジューシーズ)と三人で「バッハ(仮)」というユニットを組んでいる。ちなみに福井俊太郎(GAG少年楽団)がこのユニットに入りたいと又吉に直訴した。
- 福田恵悟(LLR)に事あるごとに「性格が悪い。俺は騙されない」などと言われている。相方の伊藤智博にも「付き合う先輩を選んでいる」と言われるなど、腹黒キャラ。シャッフルトークではタケウチ(ミルククラウン)からも「裏がある」と疑われ「もう嫌だよ!」と絶叫していた。
- クイズ!ヘキサゴンIIに出演した時、本番中に差し歯が抜けるハプニングが起こった。抜けた差し歯はセットの中から見つかった。
- 小学校時代の友人に、ヒカルの碁の作者であるほったゆみの息子がいる。
尾形 貴弘
おがた たかひろ(1977年4月27日 - )小ボケ担当 立ち位置:右
- パンサーにおける役割は「キャプテン」、東京NSC8期生。身長は182cm、体重73.4kg、血液型はB型、姉が一人いる。
- 宮城県東松島市野蒜出身。仙台育英学園高等学校、中央大学文学部卒業。
- よしもと男前ランキング・2010年第41位、2011年第29位。
- 祖父が昔町長をしており、選挙活動中は家族が手伝っていた。
- 学生時代、高校サッカー部のキャプテンをしており、同級生に中島浩司(サンフレッチェ広島)がいる。また、他校にファンクラブがあった。
- 現在もサッカーは得意であり、吉本芸人フットサルリーグ「hype(ハイプ)」では、又吉直樹(ピース)がキャプテンを務める「チーム・鴉」に所属している。
- シチサンLIVEではサッカーボールの代わりにグレープフルーツでリフティングをし、普通のボール並のリフティングを見せた。
- 「サンキュー!!」「フィジカル!!」「メンタル!!」などが口癖であり、本人は「あくまで口癖でギャグではない」と言っている。また液体のことを「ポカリ!!」といったり、お客さんの着ている服の色で「○○ファン!!」などとサッカー関連のことをよく言う。
- ネタを後輩である二人が作っているため、自分が役に立っていないのではと不安に感じているらしい。
- 教師を目指していた時期があり、教育職員免許状(公民)を取得している。ただし、シチサンLIVEでは真面目に講義を受けていたわけではなく教授と仲良くなり伝手で単位を取得したと語っている。また教員採用試験は受けていないようである。自称「サンキュー先生」という熱血先生であるが、向井曰く「こんな先生は苦手」。
- けんちゃん(ふくろとじ)のことを女友達だと思って、一年ほどメールを送り続けていたことがある。
- エンタの神様の収録に行った際、あまりの緊張でミスをし、8回撮り直していたらしい。
- 「バレンタインデーの時にはチョコレートを渡すために長蛇の列ができ、それだけのための的屋がでた」と語っていたが、同級生の話では「そんな事実はない」といわれ、芸人の中では疑われている。
- 2009年12月2日のシチサンLIVEにて、好きな女性芸能人は「小泉今日子」、好きなおふくろの味は「ロールキャベツ」、好きなスパイクは「プーマ・パラメヒコ」であると述べている。
- 実際の芸歴は東京NSC8期生であるが、吉本のルールとしてコンビやトリオで芸歴が異なる場合は、先輩は一番下の期にあわせるため、パンサーとしては11期である。しかし自分の都合に合わせて勝手に芸歴を変えている。
- 相方の菅と元相方の畑中しんじろうが仲が良いのを不安に思い、向井にたびたび相談をしている。
- 単独ライブで「サンキューさん」というコントを行ったときに肋骨を骨折した。その骨が肺に刺さり長期の入院を強いられたが、「お金がない」という理由で無理矢理退院した。その為しばらく左の肺だけが小さかった(myzoロングインタビューより)。
菅 良太郎
かん りょうたろう(1982年4月7日 - ) 大ボケ・ネタ作り担当 立ち位置:左
- パンサーにおける役割は「頭脳」、東京NSC9期生。
- 東京都練馬区出身。北豊島高等学校卒業。身長173cm、体重63kg、血液型A型、姉と妹がいる。
- よしもと男前ランキング・2010年第38位、2011年第44位。
- コーヒーが苦手。
- ピザが好きだが、人前でご飯を食べることが嫌いなので、マンスリーplusの取材で特大ピザを前にしても食べなかった(代わりに向井と尾形が食べた)。劇場毎に食べる場所を決めており、∞ホールでは人気のない階段の踊り場でこっそりと食べている。
- ネコが大好き。生まれ変わったらなりたいものはネコで携帯電話の待ち受けもネコ。
- 三浦唯歌(自然のいえ)に手相を見てもらった時「人の三倍はエロ線が濃い」と言われた。
- SかMかだとSらしい。
- ネタの台本の尾形のセリフは15秒で考えているらしい。また、菅の書く尾形のセリフに「サンキュー!」の文字はない(myzoロングインタビューより)。
- 先輩達に「EXILEの新メンバー」「高級ブティックの店長」「麻薬の売人」など様々に形容されている。神保町花月でもヤクザの若頭、チンピラなど偏った役が多い。ただし、見た目とは裏腹に性格は「乙女」と言われることも多く、松橋周太呂(ジューシーズ)に「切ない曲があるよ」と聞かせてきたりするらしい。
- 声優やアニメが好きで、特に声優では能登麻美子や緑川光などが好きだと述べている。
- 歌手ではTommy february6とBUMP OF CHICKENとBIGBANGが好き。
- カエルが見るのも嫌なほど大嫌い。ツアーで爬虫類館の手前で一人になってしまい、近くにいたツアー参加客に一緒に入ってもらった。
- 親戚の子供を保育園に送り迎えするアルバイトをしている。また、バイト料は1回6,000円と高額である。
- 友達が少ない。本人いわく「片手で事足りる人数」らしく、中須智一(ロシアンモンキー)、松橋周太呂(ジューシーズ)、村上純(しずる)くらいしかいない。2009年10月21日のシチサンLIVEでは、中須が仲介となり菅企画(実際はスタッフが考えた企画)『菅に友達を作ろう!』で野田クリスタル(マヂカルラブリー)と友達になった。ちなみに、逆に友達になれそうにない人は綾部祐二(ピース)で、「僕に二度と近づかないでください」と電話した。
- PCが友達と言うほどPC好き。趣味はYouTube、ニコニコ動画。
- シチサンLIVEなどで「元ギャル男だった」と述べている。向井によると、仕事でプリクラをとったとき落書きがとてもうまかったらしい。チーモンチョーチュウとのシャッフルトークでは、元ギャル男同士ということで、白井鉄也と日焼けサロンなどについて喋っていた。
- 2010年現在、『君に届け』にはまっていると公言しており、シチサンLIVEの企画で同作のキャラクターの実写版オーディションを行った。
- 畑中しんじろうが「Tokyo9」という東京NSC9期生ライブで「おもしろいか・おもしろくないか/売れるか・売れないか/そしてその理由」を評価した際は「おもろい/売れる/世界で一番おもろい」と言われた。出演していた23人の芸人の中で、「売れる」と言われていたのは菅とハリセンボンの箕輪はるかと近藤春菜の3人のみ。
- ギターが弾ける。
結成まで
- 3人全員が、過去にユニットを組んで解散した経験がある。なお、向井のみ前ユニットもトリオだった。同様のパターンを経験しているトリオに、かつて同事務所にいたにのうらご(元蛇腹・西森洋一、元みかんとんがらし・大林健二、元バースデイ・荒牧周平)と人力舎所属の鬼ヶ島(元チャップメン・野田祐介、元アメデオ・大川原篤史、元CUBE・和田貴志)がいる。
- 向井はかつて「ブルースタンダード」というトリオで近藤裕希(バース)、小浜隆次(トンファー)と3人で活動していた。また、近藤とは幼馴染であり、ブルースタンダード結成以前には「あじさい公園」というコンビで活動していた。現在はほぼ100%菅にネタ作りを任せているが、ブルースタンダード時代は向井がネタを書いていた(myzoロングインタビューより)。また、ブルースタンダード時代には、氣志團の『SECRET LOVE STORY』のPVと氣志團万博2006のオープニング映像の冒頭に出演していた。
- 尾形はかつてチョッパーMASAと共に、「グレートホーン」というコンビを組んでいた。解散後からパンサー加入に至るまでは、「サンキュー尾形」としてピンで活動。しかし、ピンがうまくいかず、辞めて地元でラーメン二郎をやろうとまで思っていた。「新宿で菅に偶然会わなければ、今の自分はなかった」と話している。
- 菅はかつて同期の畑中しんじろうと共に、「ハイアンドロー」として活動していた。解散後は、同期のジューシーズの単独ライブ程度にしか出演しなかった。
- 尾形と向井はそれぞれ解散後、菅と組もうと考えていた。そして菅は、最初は尾形と組むことになったが、向井が「僕も入れてください」と言い、パンサーが誕生した。尾形は「向井を入れなかったら自分がツッコミをやらなければいけなくなっていたのでよかった」と述べている。
エピソード
- 向井は他の2人に、菅は尾形に敬語を使っている。しかし1番先輩である尾形が他の2人にいじられることが多い。
- 吉本のルールとして期がばらばらのコンビの場合は一番後輩の期まで先輩が降りてくることになっているため、パンサー自体は11期扱いとなっている。そのためアンダー11などの芸歴が関係したライブなどにも、全員パンサーとして出演している。
- 最初、トリオ名は「スーパーカブ珍道中」だった。それを向井が先輩である又吉直樹(ピース)に話したところ、「本当にそれでええんか」と止められ、パンサーというトリオ名になった。また3人とも又吉と仲が良いと述べている。
- 最初の顔合わせの際に、向井が「若者のすべて」を知らないということがわかり、最高のテレビドラマと賞賛している尾形と菅は「若者のすべてを知らないやつとは一緒にできない」と最初の解散話が出た。向井は帰り道レンタルビデオ屋に寄り、その日すべて鑑賞した。
- ネタ作りはまず菅が基本的な設定や方向性などを決定し、その後向井と微調整を行い、完成してから最後に尾形に見せている。
- 菅と向井のネタ作りは、ケンタッキーフライドチキンで行っている。
- 他事務所ライブに参加したときは、尾形の提案によりギャラはじゃんけんで勝った1人がもらっている。しかし提案した尾形が勝ったことがないらしい。
- 2010年10月13日のイシバシハザマのシチサンLIVEにて向井は「パンサーで一番熱い男は菅」と述べている。一緒に行ったツアーの最中2700が喧嘩になった時、泣いて喧嘩を止めたこともあるという。
芸風
- 主にコント。頻度は少ないが漫才も行っている。
- ネタの中では尾形がツッコミをするものもある。
- 漫才の立ち位置は向かって左から菅、向井、尾形となる。フリートークの立ち位置も同様である。
出演番組
芝居
- 神保町花月
- 『ツノ』2009年2月24日(火)~2009年3月1日(日)
- 『ディグ!』2009年6月9日(火)~2009年6月14日(日)
- 『夕立の忘れ物』2009年8月18日(火)~2009年8月23日(日)※主演
- 『「かつて」の意味』2009年10月14日(水)~2009年10月19日(月)
- 『かわいた血』2009年12月8日(火)~2009年12月14日(月)※主演
- 『水面花』2010年1月30日(土)~2010年2月3日(水)※主演
- 『本番いきます!』2010年3月16日(火)~2010年3月21日(日)
- 『ある家庭教師の憂鬱』2010年6月8日(火)~2010年6月13日(日)※主演
- 『罪と蜜』2010年7月7日(水)~2010年7月13日(日)
- 『memory』2010年9月28日(月)~2010年10月1日(金)※向井のみ、東京NSC11期生公演
- バース近藤演じる主人公の幼馴染役である。実際に2人は幼馴染である。
- 『バルボラーチョの夜は更けて』2010年12月21日(火)~25日(土)
- その他
- 『黄金の郷 ~BENKEI外伝~』2010年11月16日(火) , 11月17日(水)(豊島区立南大塚ホール)
- 『黄金の郷 ~BENKEI外伝~』2010年12月3日(金) ~ 12月5日(日)(ABCホール)
脚注
外部リンク
- パンサーのブログ案内所
- Twitter|ogaogaoga399|尾形貴弘
- Twitter|ogaogaoga39|尾形貴弘
- Twitter|panther_mukai|向井慧
- Twitter|pan_ryotaro|菅良太郎
最終更新:2011年06月03日 16:51