この青空に約束を―

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この青空に約束を― - (2009/11/12 (木) 18:46:53) の編集履歴(バックアップ)


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ErogameScape 「この青空に約束を―」該当ページ

注記
 Windows 7 64bit 版では起動不可(XPモードかメーカーのサポートを受ければ可)

【感想】
 青臭い純愛ラブコメ。略称は「こんにゃく」
 この作品はスタンダードな学園モノであり、登場キャラの年齢層が高めでいちゃラブ展開になりにくいイメージを受けた前作パルフェよりも
 いちゃラブ度はUpしてるかなと感じた。その分大人の恋愛だったパルフェと比べると青臭い印象がしない事もないが、雰囲気の良さは相変わらず。
 前作の「パルフェ」や「ショコラ」とは直接的な繋がりはありません。沙衣里先生が裏ですこ~しだけ繋がってるようですが。

 いちゃラブ・バカップル度は相当なもの。
 ほぼ全てのシナリオで主人公若しくはヒロインが付き合っていることを派手にバラす・バラしてしまう展開がある。
 個人的にはバカップル度はパルフェより上だと思うのだけど、あまりにも自然にカミングアウトしちゃったり、微笑ましさや感動が先に来るので
 バカップルとは思わせてくれなかったり・・・

 エロシーンは基本的に会話主体でキャッキャウフフしている。茜に関しては本当にエロシーンかと思うほどしゃべりまくり。
 地の文が少ない丸戸氏の特徴はエロでも生きており、「エロいらね」なプレイヤーでもCtrlを押さずに済む内容となっている。
 というかエロがシナリオの「締め」ポイントであったりエロに伏線を張っていたりするので飛ばすワケにはいかない。
 海己や茜のHシーンは悲劇的な状況を打破したというカタルシスが強く出ており、エロなのに泣ける話。
 おもらしやアナルプレイといった変態プレイで泣かせてくれた丸戸氏の手腕に拍手。

 とまあベタ褒めしてますが、ヒロインによって受けた印象の差は結構大きい。
 背徳的に静や沙衣里先生のHシーンは精神的に結構キツかったです。

【総評】
 2006年美少女ゲームアワード最優秀作 エロゲー批評空間人気上位作
 シナリオ、原画、BGM、システム、声優、OP、ED、どれをとっても完璧で隙のない名作エロゲーの一つ。
 強いて欠点を書くならエロゲのシナリオに対するボーダーラインが上がってしまうこと。

【各キャラクターについて(ネタバレ注意)】


◆つぶやき
隠し妻とか言いながらテンションが明らかにおかしい宮や、航に好きと言われただけで天上天下無敵になれてしまう凛奈、
また本当に航に心を預けられるようになった海己なんか、どう見てもバカップルの片割れだと言うのに、何故か某エロスケでは
バカップル票がパルフェより少なく、トップ21にすら入っていなかった。
ただたんにPOVつけるのが面倒だったってだけかもしれないが…。やっぱり納得いかないような。
廉価版が出ているかいなかの差なんだろうか?

発売日 2006年3月
シナリオライター
原画
丸戸史明
ねこにゃん
ブランド 戯画
ジャンル ADV

フォセット(「パルフェ」「この青空に約束を―」の合作ファンディスク)
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  ErogameScape 「フォセット」

 とりあえず、俺の宮シナリオがない事について愚痴を述べたい。

 丸戸&ねこにゃんコンビの作品「ショコラ」「パルフェ」「この青空に約束を―」の3作品をこれ一つでまとめて回想できる
 ユーティリティ的な意味合いが強いFD。過去作のショコラとパルフェのシステム面を補っているので、フォセットを持っていると
 この2作品を回想したい時に非常に便利です。
 Windows 7 64bit 版では「パルフェ」が起動しないが、フォセットのイベントモードならパルフェのイベントを見ることができる。

 フォセットに収録されてるこんにゃく関連シナリオとライターは以下の通り。
  • 『たたかう幼なじみ』……橘ぱん
  • 『いけない!さえちゃん先生』……日野亘
  • 『「静」と「しず」の憤慨』(H有り)……神堂劾
  • 『わたしのかけら』……木緒なち
  • 『あたしにも、翼をください』(H有り)……騎西ソアラ
  • 『獅子身中の虫より腹の虫』……手塚とりぽか
  • 『この冬空に歌声を―』……丸戸史明
  • 『陽だまりのヴァージンロード』(H有り)……七烏未奏

 丸戸氏は「この青空に約束を―」に関してはもう思い残す事がないらしく後日談シナリオは担当していない。
 パルフェのカトレアと里伽子、こんにゃくは「この冬空に歌声を―」のみの担当となっている。

 丸戸以外のライターのシナリオの中で、『陽だまりのヴァージンロード』が特に評判がいい。
 逆に評判があまりよろしくないのが『獅子身中の虫より腹の虫』。

発売日 2006年12月22日
シナリオライター
原画
丸戸史明 他
ねこにゃん
ブランド 戯画
ジャンル ADV