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  • 作者 非エロ作者
  • 投下スレ 2代目スレ
  • レス番 503
  • 備考 非エロ お泊りネタ~遊園地

503 :非エロ :2008/12/09(火) 19:47:00 ID:VHtv4SNu
If〜霧島さん家お泊まり〜ムッツリーニ尋問バージョン

〜女子部屋での会話〜
『…どうしても口を割らないつもりね』『だ、だから初めからボクにそんな気は無いって…』
『では逆に、今度は土屋君に工藤さんの事をどう思っているのか聞いてみてはどうですか?』
『でも瑞希。聞くにしたって、たしか土屋は携帯持ってなかったはずよ?』
『あっ!そう言えばそうでした…』
『そ、それじゃあ意味ないよね?なら、もうこの話は終わりに—』
『…大丈夫。この壁には特殊な細工を施しているから、隣の部屋の会話は私達にすべて筒抜け』
『えぇっ!?ちょ、ちょっとボクそんな話聞いてないよ!?』
『ナイス、霧島さん!覚悟してよ工藤さん。今頃土屋も同じ目に遭ってるはずだから』
『そうですね。お二人共見ていて結構仲良さそうでしたからね』
『…二人はお似合い』
『……うぅ』
『あっ!男子からの声が聞こえてきたわ。』


505 :名無しさん@ピンキー :2008/12/10(水) 21:11:34 ID:wFFF57xu
〜同時刻、男子部屋〜
「そう言えば、どうして工藤さんは今日ここに来たんだろう?」
「ふむ、どういう意味じゃ?明久」
「いや、工藤さんって霧島さんと同じAクラスでしょ?霧島さんはともかく工藤さんは僕達と一緒に勉強するメリットがあまりないような気がするんだけど」
どうせやるなら僕達のように同じクラスメイト同士でやった方が絶対効率がいいような気がする。クラスによってテストの範囲が違うから誤差が生じるわけだし
「なる程。だが俺はそれについて少し心当たりがあるんだが」
ニヤニヤと気持ち悪い顔で僕に話しかけてくる雄二。はっきりと言おう。気持ち悪い事この上ない
「おい明久、今何か失礼な事を考えたろ」
「ははは、やだなぁ。そんな事あるわけないじゃないか。それよりもその雄二が言う心当たりって言うのを教えてよ」
「話をそらしたな?…まぁいい。俺が言う心当たりって言うのはムッツリーニの事だ」
「ムッツリーニ?」
どうしてムッツリーニが工藤さんと関係しているのだろうか?僕にはさっぱり解らない


513 :名無しさん@ピンキー :2008/12/13(土) 17:15:19 ID:pclVOKhH
『そ、それってつまり…』
『土屋君にあ、あーんをしたって事ですか…?』
『…うん。証拠写真も残ってる…』 『ええっ!?い、いつの間に!?』
『…それだけデートに夢中だったと言う証拠…』
『くうぅ…ボクとした事がぁ…』
『ちょっとまって工藤さん。今、土屋とデートしたってのを自分から認めたわね?』
『………っ!?』
バタバタ (工藤さんが部屋から逃げ出そうとする音 )
ガシッ(美波と姫路さんが工藤さんの足を捕まえる音)
ドタッ(工藤さんが床に倒れ込む音)


515 :名無しさん@ピンキー :2008/12/13(土) 18:26:41 ID:pclVOKhH
〜in男子部屋〜
「明久、今何か悲鳴のようなものが聞こえてこなかったかのう?」
「そうかなぁ、多分秀吉の気のせいじゃない?」
「う〜む、確かにはっきりと聞こえたんじゃが…」
可愛い顔をしかめながらややうつむく秀吉。本当は僕にも聞こえたんだけど、今はそんな事気にしている場合じゃない。それよりもムッツリーニに工藤さんの事を問い詰める方が先決だ!
「ムッツリーニ。正直に言って欲しいんだけどさ、工藤さんとは付き合ってるの?」
「…工藤愛子とはそのような関係ではない」
「ムッツリーニ、正直に答えたらお前が好きそうな本を何冊かプレゼントしてやる」
「…そのような関係ではない」
僕と雄二の問いに、表情を変えずに答えるムッツリーニ。どうやら本当に付き合っている訳では無いみたいだ
「でも、むこうはお前の事どう思ってるか分からんぞ?」
「ねぇ、雄二。それって工藤さんがムッツリーニを好きって事?」
「あぁ、そういう事だ。ま、バカでブサイクなお前には一生縁のない話だがな」
「離して秀吉っ!雄二の頭を切り刻んでやるんだ!」
「止めるのじゃ明久!日本刀を振り回すでない!」
結局この調子で朝を迎えてしまい、ムッツリーニから詳しい事は聞けなかった


526 :修正 :2008/12/15(月) 22:50:22 ID:gyqKOKmF
翌朝、何故か顔を赤らめていた工藤さんに疑問を感じながらも席につき、その豪華な朝食(琉球料理)を前にさっそく僕達は箸を動かし始めます。
「あ、ねえアキ、これって何のお肉?」(美波)
「えっと、なんだろうこれ。ハムみたいだけど、ちょっと違うし—」
「……それはスパム。豚肉を加工したもの」(霧島さん)
「なぁ、明久。こっちのつぶつぶした緑のはなんだ?」(雄二)
「えぇと、きっと木の実かなんか—」
「……それは海ブドウ。海藻の一種」(霧島さん)
「明久君、このもちもちとしたお豆腐みたいのは…」(姫路さん)
「え、あぁ—」
「……それはジーマミ—豆腐。ピーナッツで作ってあるの」(霧島さん)
「ねぇアキ、じゃあこの—」(美波)
「ていうか待って!?なんでみんな僕に聞くの!?そりゃあ僕だってスラスラみんなの質問には答えたいよ!?
でも知らないもんッ!さっきから霧島さんが全部答えてるんだから最初から霧島さんに質問すればいいでしょ!?
僕は沖縄博士でも料理研究家でもないんだから—!というか、僕さっきから食べられてないよご飯を!みんなぱくぱく食べてるのに……!!」
みんながごはんにんに対する一通りの好奇心を満たしきったとき、止まりがちだった僕の箸ははじめてスムーズに動き出すのであった。


535 :非エロ作者 :2008/12/24(水) 21:26:27 ID:6OBZHm37
朝食と言う名のエネルギー補充も終え、のんびりとくつろいでいると、隣の席に座っていた美波が僕に話しかけてきた。
「ねぇ、アキ。テストが終わったらみんなで遊園地に行かない?」
「えっ、遊園地?」
それはとても魅力的な考案だ。試験の言う名の拷問があっても、その後ご褒美があると分かれば俄然やる気が出てくる
「僕は別に良いけど、みんなは予定とか大丈夫?」
用事とかがあるといけないから、一応みんなの予定を聞いてみる。先に約束とかあるかもしれないし。
「ワシは特に用事はないのぅ」
「私も大丈夫です」
「俺は遠慮す—くぼはっ!?」
「……私と雄二も参加する……」
「ボクも特に用事ないよ」
「…………問題ない」
上から順に、秀吉、姫路さん、霧島さん、雄二、工藤さん、ムッツリーニが返事をする。どうやら全員参加するみたいだ。
「それじゃあ、あたし達は今から工藤さんと大事なお話があるからみんなは先に帰ってて」
「分かった。それじゃあ霧島さん、今回はありがとう。おかげで勉強がかなりはかどったよ」
「……別にいい。いつものお礼」
そう言い残すと、姫路さん達と一緒に奥の部屋へと消えていった。おそらく美波が言ってた大事な話と言うやつだろう。正直少し気になるけど、今はそんな事気にしてる場合じゃないからね。
なぜか胸を抑えてうずくまっていた雄二をたたき起こし、試験勉強の為にまっすぐと帰路についた。


537 :名無しさん@ピンキー :2008/12/29(月) 11:38:50 ID:czrw463a
テストも終わってしばらくたった日の休日、僕らは来るべき遊園地へとやってきた。
「いやぁ〜、日差しが眩しいね」
「そうじゃな、今日はちと蒸し暑いかもしれぬの」
「馬鹿だなぁ秀吉は。だったらズボンなんてせずにスカートを履いてこれば良かったのに」
「明久、ワシの性別を完全に忘れておぬか?」
秀吉がおかしな事を言っている。これも暑さのせいだろうか。
「明久君、今日は楽しみですね」
僕の近くにいた姫路さんが話しかけてくる。今日はポニーテールじゃなくて少しがっかりしたのはここだけの秘密だ。
「そうだね。時間はたっぷりあるんだからいっぱい遊ぼうよ」
「そうですよね…時間は…チャンスはたくさんありますよね…」
姫路さんがやや決意を込めた声でそう呟いた。なんだろう、そんなに乗りたい乗り物でもあるのかな
「ねぇみんな、早速だけどあれに入らない?」
先頭を歩く美波が指差したものは、いかにもといった雰囲気のお化け屋敷だった。なるほど、今日みたいに暑い日にはぴったりかも知れない。
「でも、どうせ入るんだったらみんなでペアを作らない?」
それは名案だ。たまには美波もいいことを言う。
「ねぇアキ、今何か失礼な事考えなかった?」
「はははっ、いやだなぁ美波。そんな事ある訳ないじゃないか」
だから僕の足をグリグリと踏み潰すのを止めて欲しい。
「しかしのう島田、一体どうやって分かれるのじゃ?」
「安心して。こんな時の為にくじ作っておいたから」
そう言ってバックから美波が取り出したのは人数分の割り箸だった。いつの間に作ったんだろう。
「随分と用意がいいな島田。まるで最初からこれに入るのが目的で来たみたいだな。」
「そ、そんな事ないわよ。ねっ、瑞希?」
「そ、そうですよ坂本君。そんな事ある訳ないじゃないですか」
雄二の言葉に慌てふためく二人。チラチラと僕の方を見ているのが気になる。
「それじゃあ気を取り直して…まず最初は土屋から引いて」
「…………了解した」

ムッツリーニが美波の手に握られいる割り箸を一本取る。その割り箸はやや古いためか、少し細かな傷が付いていた。
それから、工藤さん、雄二、霧島さんと順番にくじ引きをした結果、最終的にペアはこのような組み合わせになった。

〔グループA〕雄二&霧島さんペア
〔グループB〕僕&秀吉ペア〕
〔グループC〕工藤さん&ムッツリーニペア


539 :名無しさん@ピンキー :2008/12/30(火) 00:20:58 ID:Ftwg24Fd
〔グループD〕姫路さん&美波ペア
「……雄二、一緒になれて嬉しい」
「まて翔子、当然のように俺の手を握ろうとするな」
「瑞希、次の作戦に移るわよ?」
「大丈夫です美波ちゃん。作戦にぬかりはありません」
「が、頑張ろうねムッツリーニ君(チラッ)」
「…………油断した…!(ブシュッ)」
「あ、明久と一緒か…。しかし、この胸の躍動感は一体何なのじゃ…?」
各自色々な思いが交差する中、次に入る順番を決めてく。それぞれのペアの代表として、霧島さん、工藤さん、僕、美波が引いた結果、次のような順番になった。
一組目…霧島さん&雄二ペア
二組目…姫路さん&美波ペア
三組目…ムッツリーニ&工藤さんペア
四組目…僕&秀吉ペア
「……雄二、早くしないと時間がなくなる…」
「ま、待て翔子!だからといって俺の首根っこを掴むんじゃねぇ!」
早速一組目の雄二&翔子さんペアが中に入る。おそらくあの二人は端から見れば仲のいい恋人同士にしか見えないだろう。全く、雄二も早く覚悟を決めちゃえばいいのに。
「あ、言い忘れてたけど実はこのお化け屋敷、男の人でも絶叫するぐらい怖い事で有名で、結構人気のある所らしいわよ」
「へぇ、そうなんだ」
美波がどこぞの有名スポットが載っている情報雑誌を広げる。あっ、本当だ『この夏イチオシの遊園地スポット!恐怖の絶叫ホラー屋敷』って書いてある。
『ぐぁぁぁぁっ!?』
僕がその雑誌に目を通していると、中から馴染みのある声が聞こえてきた。おそらくこれは雄二の声だろう。
「ほら、早速坂本の悲鳴が聞こえてきたわ」
「噂では聞いていましたが、確かに怖そうですね…」
「…………恐ろしい」
「…いや、あれはおそらくペアに霧島翔子がいるのが一番の原因だと思うのじゃが…」
秀吉がポツリと独り言を漏らす。霧島さんが原因ってどういう意味だろう?
続いて美波&姫路さんペア、ムッツリーニ&工藤さんペアと続いていき、ついに僕らの出番になった。
中に入って見ると視界はぼんやりと薄暗く、そしていかにもといった音楽が流れていた。奥の方に進んでみるとなかなかといった雰囲気もあり、これは人気があるのも納得できる。


550 :非エロ作者 :2009/01/02(金) 22:02:00 ID:EuccCCka
「のう明久、おぬしはこういうのは平気か?」
やけに雄二そっくりなマネキンに気を取られていると、僕の隣に歩いてる秀吉が話しかけてきた。冷静なところを見てみると、周りのお化けが怖くて抱きついてくると言うハプニングは無さそうだ。
「うん。子供の頃、姉さんに散々連れまわされた思い出があるからね。そういう秀吉はどうなの?」
「うむ、ワシも平気じゃ。姉上によく連れて来られてたからの」
「へぇ、それじゃあ僕と一緒だね」
秀吉とそんな会話に華を咲かしていると、前方に見慣れた後ろ姿が目に映る。あれはおそらく工藤さんとムッツリーニだろう。
『…………工藤愛子、大丈夫?』
『う、うん。一応平気…そういうムッツリーニ君はどうなの?』
『(コクリ)…………問題ない』
『へぇ…さすがムッツリーニ君だね』
『…………ところで工藤愛子』
『へっ!?な、なあに?』
『…………服装がいつもと違う』
『え、あぁ。たまにはこういうのもいいかなって思って…。どう?に、似合うかな?(チラッ)』
『…………お前には似合わない(ボタボタボタボタ)』
『鼻血出しながら言われても説得力ないよ!?っていうかムッツリーニ君は鼻血を出さないためにももう少し女の子に慣れるべきだよ(ボソッ)た、例えばボクとか…』
『(キュッキュッ)…………工藤愛子、何か言った?』
『…ムッツリーニ君の鈍感』
何やらいい雰囲気を醸し出していた。
「ほう。工藤め、最近やけにムッツリーニと久しくしていると思ったが—やめるのじゃ明久!懐中電灯を振りかざしてどうするつもりなのじゃ!」
「離して秀吉!僕はアイツを許す事が出来ないんだ!」
モテない男の憎しみを思い知れ!
「む?あそこにいるのは姫路と島田ではないか?」
「えっ!?どこどこ?」
秀吉に言われて奥の方を見てみると、たしかに物陰の隅に隠れてる美波と姫路さんの姿があった。けど、ムッツリーニと工藤さんは会話に夢中で二人の存在に気付いていないみたいだ。
『いい、いくわよ瑞希?』
『分かりました美波ちゃん。いつでも大丈夫です』
『それじゃあ、せーの』
『『いち、にの、さぁ—ん!!』』
ドン(姫路さんと美波が工藤さんの背中を押す音)
バタッ(工藤さんとムッツリーニが床に倒れこむ音)
ムギュ(工藤さんがムッツリーニに倒れ込む音)


562 :非エロ作者 :2009/01/07(水) 00:42:18 ID:0MmNM9Lw
なんだ!?今、僕の目の前で一体何が起こったんだ!?
『…………っ!?』
『うわぁぁぁ!ご、ごめんムッツリーニ君!今退くから!』
『…………我が人生に一片の悔いなし(ドバドバ)』
『駄目だよムッツリーニ君、そんなに鼻血だしちゃ!しかもどんどん顔色悪くなってる!』
『…………落ち着け工藤愛子。俺は冷静だ(ドバドバ)』
『それは冷静になっているんじゃなくて単に貧血になってるだけだよっ!って言うかこのまま出し続けてたら出血多量で死んじゃうよっ!』
『…………確かに白い装束の女が俺を手招きしているのが見える』
『しっかりしてよムッツリーニ君!それ、僕にもはっきりと見えてるから!単に人がお化けの格好してるだけだから!』
鼻血を出し続けるムッツリーニとそれを止めようとする工藤さん。その掛け合いは雄二と霧島さんコンビに匹敵するものだった。
「のう明久、そろそろムッツリーニを助けた方がいいと思うのじゃが…」
秀吉が不安そうな目で僕を見る。確かに、ムッツリーニの顔色は悪くなる一方だし、このまま放って置くのは命の危機に関わるだろう
「安心してよ秀吉、僕に任せて」
「おお明久。何か解決策があるのか?」
「あぁ、もちろんさ」
今、ムッツリーニは工藤さんの手によって応急処置が施されている。この状況で僕が工藤さんの力になる方法はただ一つ
「…この濡れたハンカチで奴の口を塞げばいいんだ」
「おぬしはムッツリーニの息の根も止める気か!?」
あれ?この方法間違ってた?
「や、やっぱりこの場は工藤さんに任せて僕達は早く外に出ようよ」

「たしかにそうじゃな。ここは工藤殿に任せるとするかの』
僕と秀吉は工藤さん達に気づかれないようにそっとその場を離れた


601 :非エロ作者 :2009/01/24(土) 20:32:59 ID:prs0KvnS
お化け屋敷を抜けると、そこには霧島さんが立っていた。
「あれ?霧島さん、雄二は一緒じゃないの?」
「……雄二ならあそこ」
そう言って霧島さんが指をさしたのは先ほど僕らが入ってたお化け屋敷だった。
「ふむ。霧島殿、雄二はまだあの中におると言う事かの?」「……うん」
そう言って霧島さんは頷く。全く雄二の奴、霧島さんを一人になんかして。霧島さんが泣いたらどうするつもりなんだ。
「……戻ってきたらお仕置き」
…どうやら泣くのは雄二の方になるみたいだ。
「それにしても「……雄二、待っていた」姫路さん達は遅いなぁ。「翔子待て!落ち着ぎゃぁぁああっ!」一体何してるんだろ?」
そんな事を思っていると、出口の方から姫路さんと美波の姿が見えた。これで残るはムッツリーニと工藤さんだけになった。
「お疲れ。姫路さん、美波。大丈夫だった?」
「はい、けっこうスリルがあってとても楽しかったです」
「そうよね、かなり楽しめたわ」
そう言って笑いあう二人。美波はともかく、姫路さんがこういう事に平気だったのはかなり意外だった。
「あとはムッツリーニと工藤殿だけじゃな」
そう言いながら秀吉が出口のほうを見つめる。そういえば、ムッツリーニのやつ生きてるかな。
「お、お待たせ…」
「…………待たせた」
それからしばらくだった後、出口からフラフラと工藤さん達が出てきた。
「ムッツリーニ、顔が青いけど大丈夫?」
あの後何が起きたか探りを入れてみる。何か進展があったかもしれないしね。
「…………俺は何者かに命を狙われている…!」
やや体を震わしながら答えるムッツリーニ。どうやら進展どころか工藤さんの好意にすら気付いていないみたいだ。
「全く、ムッツリーニは鈍感なんだから…」
「明久、お主も人の事を言えた立場ではないぞ?」
「やだなぁ、秀吉。それじゃあまるで僕が鈍感みたいな言い方じゃないか」
「「…………」」
一斉に口をつぐむみんな。あれ?僕、何かおかしな事言った?
「…とりあえずみんな揃った事だし、ご飯でも食べに行きましょう」
「…そうですね。もうそろそろお昼ですしね」
何故か背中に哀愁を漂わせている二人に首を傾げながらも、昼食を取る為にレストランへと向かった。
最終更新:2009年12月31日 15:37