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  • 作者 545
  • 投下スレ 2代目スレ
  • レス番 545
  • 備考 惚れ薬ネタ

545 :名無しさん@ピンキー :2009/01/01(木) 21:53:16 ID:IeAnVR6m
 昨日、風邪薬が少なくなったのを思い出し登校途中にあるドラッグストアによっていったのだけど、いつもの風邪薬が無かった。仕方なく表示を見た限り安全そうなのを買った。
 そして今日、事件は起きた。
 休み時間、朝からなにやら違和感があったのだが、その原因は美波にあった。
「あれ? 美波顔赤くない?」
「ちょっと風邪ぽくて。アキ薬持ってない?」
 体調が悪いなら休めばいいのに……まあ、美波仕方ないか。
「なんか失礼なこと考えなかった?」
「気のせいだよ。はい薬」
 危ない危ない。相変わらず鋭いな美波は。
「む〜、ごまかされているような……でも、ありがとアキ」
 そう言って薬を飲む美波。飲んだ後、しばらく僕を見つめた。
 気のせいか顔の赤みが増したような……
「アキ、ウチ、アキのことが……」
「な、何?」
 なんだかものすごく嫌な汗がふきだしてくる。何だこれ?
「ウチ、アキのことが……大好き」
 そう言って美波が僕を抱きついてきた。
「————————————ッ」
 分かりやすくパニクル僕。どうすればいいんだこれ!?
「何やってるだああああああ!」
 バキィッ、Fクラスの誰かの蹴りが僕に決まっていた(多分須藤君だ)
 ああ、僕は何もしてないのに……


546 :名無しさん@ピンキー :2009/01/01(木) 21:54:07 ID:IeAnVR6m
 昼休み、目が覚めた僕を入れ、いつものメンバー全員がそろっていた。
 休み時間にあったことを話すと、雄二はなるほど、と呟き
「惚れ薬だな」
 そう断言した。
「惚れ薬なんてありえるの?」
「……昔仕入れたことがある」
「ムッツリーニ!?」
「……冗談」
 ムッツリーニなら本当にありそうだから困る。
「うーん、これどうしよう? 捨てたほうがいいかな?」
「えー、もったいないじゃん」
 美波が不満そうな声を上げた。
「じーーー」
「じぃーーー」
 姫路さんと霧島さんが思いっきり薬を見ていた!
「ここは俺が貰って有効に……鼻血が」
 取りあえずムッツリーニにはこの薬を渡しちゃいけないことは確実だな。
 見ると秀吉はビンと僕を交互に見つめていた。
「……惚れ薬か」
 うん、見なかったことにしよう。なんだか嫌な予感がするし。
「同姓でもありなのだろうか……」
「私はありだと思いますわ」
 いつの間にかきた久保くんと清水さんが何か呟いているけどきっと大したことじゃないよね!
「坂本。その薬ってどんぐらい利くんだ? 島田は今はなんともないし」
 久保君が雄二のそう質問した。確かに、もう美波はいつものままだ。
「取りあえず試してみるか?」
 その瞬間キュピーンと皆の目が光った……気がした。
 我先にと薬を求めたが、すでにビンは机の上には無かった。
 周りを見ると、秀吉が持っていた。
「と、取りあえずワシと明久で試してみよう」
 驚いた。まさか秀吉がそんなことを、まさか秀吉は僕のことが……いや、あったとしてもダメだから! でも秀吉は第三の性別だけら……うん、いいよね!
「わかった」
 まあ、秀吉なら他のメンバーよりは平気だろうという考えから僕はOKを出してしまった。
「で、ではいくぞ」
 そう言って薬を飲んだ秀吉。
 しばらく僕を見つめ……顔を赤くして遠くに行ってしまった。
「効果抜群だな」
「取りあえずこれだとどれくらいの時間効くのか分からないし、呼び戻そう」
 秀吉を呼びに行くと割とすんなりついてきてくれた。
「明久……」
 けど、本気で呼びに行かなければよかったと思う。
「抱いてくれんか?」
 ピキーン、その場が凍りついた。
 周り視線が痛い、痛すぎる。
「ぎゅうって……して」
「あ、ああ、そういう意味ね」
 僕は秀吉を優しく抱いてあげた。


547 :名無しさん@ピンキー :2009/01/01(木) 21:54:24 ID:IeAnVR6m
 それから1時間後、ずっと抱いていた僕を突き飛ばして秀吉は逃げ出した。
「薬が切れたようだな」
「1時間ほどのようだな」
 薬の効果は1粒1時間のようだ。
 それを知るために僕はいろんなものを失ったような気がする。
「本物だな」
「これを雄二に飲ませれば……便利」
「待て翔子! 飲ませて何がどう便利なんだ!?」
 雄二の質問に答えず、霧島さんがビンに手を伸ばす。
「ああ、霧島さんずるい!」
「……早いもの勝ち」
「隙あり!」
 霧島さんと姫路さんが言い合いをしてる間に美波がビンを奪った。
「へっへー、これはウチが有効利用……」
「隙だらけですわ!」
 そのビンを清水さんが簡単に取り上げた、がそれもすぐ雄二に奪われる。
「まあまあ、待てお前ら。賞品が欲しいのなら自分の力で手に入れるべきだろう?」
 そう言って雄二は椅子の上に立ち言い放った。
「トーナメントをしよう」


548 :名無しさん@ピンキー :2009/01/01(木) 21:54:46 ID:IeAnVR6m
 そういう訳で、現在トーナメントの対戦相手を決めるくじ引き中。
 結局雄二の思い通りになってしまうのだろうし、言うだけ無駄だと思い僕もおとなしくくじを引いた。
「全員ひいたな。じゃあ発表するぞ」
 第1試合 ムッツリーニVS工藤 愛子
 第2試合 姫路 瑞希VS久保 利光
 第3試合 霧島 翔子VS坂本 雄二
 第4試合 島田 美波VS清水 美春
 第5試合 木下 秀吉VS吉井 明久

……今まで会話にいなかった工藤さんがなんでいるのかは気にしないでおこう。
最終更新:2009年12月31日 15:06