• 作者 オノハラ
  • 投下スレ 3代目スレ
  • レス番 154
  • 備考

154 :オノハラ :2009/11/29(日) 20:33:13 ID:GkAZwEYw
ぼくは、朝から上機嫌だった。今日は、美波とのデートがあるからだ!
思い返してみると、不思議な気もする。そりゃ美波との付き合いは長いけど、
恋人になったのなんて、つい最近のことだし、現にこのデートだって今日で3回目くらいだ。正直、一回目のデートで、鉄人にばれた時は焦ったけど・・・今日まで鉄人以外にはばれていない。もし、須川君にでもばれたら…考えるのはよそう。
「よし!じゃあ、いくか!」
バイトをしたから今日は予算もバッチリ。後は、このまま待ち合わせの如月ハイランドにいくだけなんだけど・・・時間かかりすぎたかな?
電車とバスを乗り継いで、如月ハイランドに着くと、そこにはすでに美波の姿があった。
「おそいじゃないアキ!15分も待ったのよ!」
一言目から罵声ですか。
「ごめんごめんお弁当作ってたら遅くなっちゃって。」
すると、突然表情を360度変えて(←210度だったけ?)
「えっ?それって…私のために!?そ・・・その・・・ありがと。」
・・・やっぱり、可愛いなぁ。
「じゃ、いこっか!」
「うん!」
この時、僕らの近くで、知り合いが3人以上いたことに、全く気がつかなかった…。
最終更新:2009年12月31日 16:22