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  • 作者 すろう
  • 投下スレ 3代目スレ
  • レス番 432
  • 備考 姉秀吉入れ替え デート 非エロ

432 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 10:34:52 ID:hKWHKhkL
「姉上?何処に行くのじゃ?」
「買い物よ」

姉上が服を着替えている。
今日は休みの日なので、服を着替える事なんて滅多に無いのに服を着替えている。

「・・・あっ姉上・・?」
「何よ?さっきからジロジロ見て」

姉上の服装はいつもより凄かった。
まるで今からデートにでも行くような・・・・デート!?。
心の中で言いたい気持ちを抑え必死にこらえる。
姉上がデートなんてあるはずがない。それも会ったとしても誰と?。
色々と疑問が出るが、そのまま姉上は仕度を進めていった。

「それなら、ワシも付いていっていいかのう?」
「だっ駄目よ!あんたは家でゴロゴロしときなさいよ」
「何故そんなに焦るのじゃ?」
「なっなんでもないわよ・・・・付いてきたら殺すからね」
「りょ了解じゃ・・・」

姉上から殺気のオーラが放出される。
しかし、もしもの事があったら行けないのでワシも服に着替えて姉上が家を出るのをまった。
数分後、姉上は可愛らしいスカートをふりながら家を出て行った。

「さて、ワシも行くかのう」

こっそり姉上の後をゆっくりとばれないように付いていく。


436 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 16:29:23 ID:hKWHKhkL

姉上はそのまま公園の方に駆け足で歩いていった。
その後ろをばれないように距離をとりながら追いかけていく。
公園に入ると、ベンチの方に姉上は駆けていった。
ベンチには一人の男の人が座っていた。ここからじゃ遠くて顔が良く見えないけれど誰だろうか?
とりあえずデートと言う事はわかった。姉上がベンチに男の人と座る。
ワシは茂みに隠れて、なんとか二人の会話が聞こえる所まで行った。


「ひっ秀吉!本当にスカートはいてきたんだね!」



どこかで聞いたことがある声。
しかもワシの名前を呼ばれたような気がする。
すると、姉上が口を開いた。

「そっそうなのじゃ!今日は明久とのデートじゃからのう」

        • 姉上?・・・。
心の中で呟いてしまうが、ワシの口調を真似しているような気がする。

「優子さんには、その服ばれなかったの?」
「うむ、姉上は朝ベッドに縛っておいたのじゃ!」

わっワシがそんな事するわけが無い!?。
そんな事しようとしたら反対にワシがぐるぐる巻きにされて海に沈められてしまう。
しかし、明久は何故か気づかず信じている。

「そうかぁー秀吉も等々優子さんに勝てるようになったんだね」
「当たり前じゃ!さすがの姉上もワシと明久の愛には勝てんのじゃ!」

      • いつもの姉上じゃない。
そう心の中で呟いてしまう。
しかも、ワシはどれだけ頑張っても姉上には勝てない。
明久は何故そこに気づかないんだろうか?。
すると、そのベンチの前を雄二が通っていた。その目は見開いていてびっくりしながらこっちを見ていた。

「きっ奇遇だな・・・・明久・・・秀吉」
「やぁ雄二、どうしたの?」
「それより、お前達はどうしたんだ?秀吉・・・お前はスカートを履くのが趣味なのか・・・?」

違ーう!大声で言いたくなったがばれてしまうのでなんとか抑え込む。
このままでは、明日学校で何をされるかわからない。
しかし、会話は続いていく。

「今日は明久とデートじゃから着てきただけなのじゃ」
「でっデートだと・・・?お前達は男同士のはずだろ?」

姉上が明久の腕に抱きつく。

「そうだけど、どうかしたの?」
「いや・・・・別に止めはせん・・・本当にその道を選ぶならな」
「それじゃあ、僕達はそろそろ行くね」
「ああ・・・」


437 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 16:30:04 ID:hKWHKhkL
姉上と明久が腕を組みながら、向こう側に行ってしまう。
すると雄二も独り言を呟きながら帰ろうとする。
ワシは雄二を引き止めた。

「ゆっ雄二!あっあれはワシじゃないぞ!」
「秀吉が二人・・・?」
「落ち着くのじゃ!あれはワシの真似をした姉上なのじゃ!」
「だからスカートなんて履いてたのか・・・・てっきり俺はお前が本当に」
「違うのじゃ!だから今ワシは二人を追いかけておるのじゃ!」
「そうなのか・・・」
「明久を見失わないうちにワシ行くが、雄二も来るかの?」
「そうだな、俺も行くとしよう」

すると、急に雄二の後ろでバチバチバチと言う音が響いた。
後ろを向くとAクラス代表の霧島翔子が立っていた。

「しょっ翔子!?」
「雄二・・・・木下とデートなんて許さない」
「ごっ誤解だ!俺はそんな事しなっギャァァァァァァァァァァ」

スタンガンで気絶させられ引きづられていってしまった。
それを見届けると、ワシはまた姉上と明久を追いかけていった。




街を二人で腕を組みながら歩いている。ワシはその後ろを変装して歩いていた。
帽子を深く被り、サングラスを掛けマスクをしている。
この装備ならば絶対にばれないだろう。

「明久、お腹が減ったのじゃが・・・」
「そっそれなら、どこかファミレスにでも・・・」

明久が回りを見渡して店をさがしている。
こちらを見たので、さっと下を向いて隠れたつもりなのだが、明久はこっちをずっと見ていた。

「あれ・・・・?秀吉が二人?」
「どうしたのじゃ?明久」
「いっいやなんでもないよ!」

この言葉を聞いた瞬間明久は超能力者なのかもしれないと思ってしまう。
すぐさま帽子を深く被りなおす。
すると、明久は姉上に腕を引っ張られて店の中に入っていった。
それを追いかけてワシも一足遅れて店に入った。


438 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 16:30:51 ID:hKWHKhkL
店の中はたいして混んでいる訳でもなく普通だった。
もうお昼は少し超えているせいかもしれない。
そして明久と姉上の声が聞こえるほどの位置の席に座り一つ注文して明久たちに目線を置く。
すると明久達の声が微かに耳に入ってくる。

「それで、秀吉は何を頼むの?」
「そうじゃなー」

のんびりといつもとは少し違う優しそうな目で姉上はメニューを見ている。
ワシの中の姉上のイメージが壊れそうでとても怖い。

「明久よ、財布を見せるのじゃ」
「?はい、秀吉」

明久がポケットから財布を出して姉上に渡す。まっまさか姉上!明久の財布を取る気なのか。
そんな事する訳も無く、姉上はそのまま財布の中身を見て明久に財布を返した。

「うむ・・・明久、ワシと一品を分け合わぬか?」
「なんでだい?」
「ワシと明久が二品頼むと、明久のお金が無くなってしまうじゃろう?」

姉上ー!?。
こっこんなに優しい姉上を見たのは初めてかもしれない。
優しく微笑みながら言っている様子はまるで本当に明久の事が好きなように見えてしまう。
でもきっと違う。これは姉上が明久をからかっているだけなのだ!。
そうこうしている内に一品頼んだらしく明久は姉上に猛烈に感謝していた。

「秀吉・・・そこまで僕の事を考えてくれてるんだね・・・」
「ふふ・・・大好きな明久の為じゃからのう」

会話を聞いていると何故か悲しくなってしまう。
やはり、姉上の方が明久には向いているのかと思ってしまう。
数分後料理が運ばれてきた。丁度明久達とワシの料理が運ばれてくるタイミングがぴったしだった。
ワシは料理を即効で平らげ、明久達の方に目線を移した。


439 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 16:31:36 ID:hKWHKhkL

「明久、あーんじゃ」
「えっ!?ひっ秀吉?」
「早く口をあけぬか?」

        • 姉上。
明久は少し恥ずかしそうにしながら、口を空けていた。
見ているだけでもとても恥ずかしいが、姉上はそれでもニコニコと笑っていた。
そのまま、永遠とワシは放心しながら姉上の行動を見ていたのだが、昼食を食べ終わり
そのまま明久達はまた公園の方に戻っていった。
また最初のベンチの上に座ったので、ワシは茂みに隠れて確認していた。

「疲れたのじゃ」
「それじゃあ、少し休憩だね」
「うむ、そうじゃのう」

姉上が明久にもたれかかる。
すると、明久は体を硬直させている。

「ひっ秀吉!?なっなんでもたれかかってくるの」
「お主は休めといったではないか・・・」
「そうだけど・・・これだとまるで恋人同士に・・・」
「やはり明久は・・・ワシとは嫌なのかの・・・?」
「え・・・・そっそんな事ないけど・・・」

明久は、そんな事言われると思っていなかったらしく。びっくりしていた。
するとそのまま姉上が一言言った。

「それじゃあ・・・・その言葉を証明して見せるのじゃ・・・」

姉上が目を閉じる、すると明久は周りを確認しながら恥ずかしそうにキスをしようとした。
この瞬間ワシの中で何かが爆発した。

「あっ明久!!」
「!?ひっ秀吉が二人?」

キスをする直前にワシが目の前に出て明久と姉上を引き剥がした。
すると目を閉じていた姉上が目を開けた。

「姉上、その様な格好をして何しにきたのじゃ?」

なんですと!?


440 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 16:32:07 ID:hKWHKhkL
「そっそちらこそ何を言っておるのじゃ!」
「明久!あやつはワシの真似をしておる木下優子じゃ」

姉上が明久の腕に抱きつく。
すると、明久は少し溜め息を付いて答えた。

「えっと・・・こっちが秀吉だよね?」

ワシの方を指差しながら答える。

「なっなんで吉井君はわかるの?」

姉上がびっくりしながら、普通の口調に戻った。

「秀吉と優子さんとじゃ少し喋り方に癖があるんだよ。
でも二人が一気に喋ってくれないとわからないけどね」

ワシ達は顔を見合わせて、少しびっくりする。
しかし、やはり何故こんな事をしたのか聞きたくてたまらなかった。

「あっ姉上!何故明久にこの様な事をしたのじゃ!」
「あんたが、いつまでも吉井君に素直じゃないから私が代わりにやってあげたのよ」
「でっでも、もし明久とあのままキスをしておったらどうするつもりだったのじゃ?」
「それなら、私はあのまま吉井君とキスをしてたわよ?」
「あっ姉上は明久とキスをして恥ずかしくないのかの?・・・」
「別にー私は吉井君の事が恥ずかしがらずに好きっていえるしね」
「ゆっ優子さん?」

441 名前: すろう 投稿日: 2010/02/13(土) 16:32:39 ID:hKWHKhkL
明久の顔が赤くなる。
今は照れている場合ではないと思うのだが。このままでは本当に明久の心が姉上に奪われてしまうかもしれない。

「わっワシも明久の事が好きなのじゃからあっ姉上などには渡さぬのじゃ!」

明久の左腕にギュと抱きつく。
顔が少し真っ赤になったけど今はどうでもよかった。

「でも、私も吉井君の事が好きだから秀吉になんか渡さないわよ」

姉上が明久の右腕に抱きつく。
明久はとても困惑していた。

「えっ!?二人共どうしちゃったの?」
「明久・・・駄目じゃ・・・姉上なんかよりワシの方が優しいのじゃから・・・」
「吉井君、私は女の子なんだから本当に付き合えるのよ・・・?」

どちらもが甘い目で見るので、明久はとても困っていた。

「そっそんな、決めれないよ!」

そういわれたので少し明久から離れワシと姉上は当分の間喧嘩していた。
姉上も明久の前では関節技を使わなかった。
でも途中明久が微笑みながら。

「姉妹喧嘩は余りしないほうがいいよ?」

と言っていたからワシ達は喧嘩を辞め、すぐに明久に抱きついた。
結局帰るまでに明久は答えを出さず逃げるように帰ってしまった。
ワシ達はお互いを睨み合いながら家に帰った。
最終更新:2010年02月21日 19:52