560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 19:47:38 ID:nQFMWFET
別段クラスでは嫌われていないのに恋話関係では何故かとことんハブられるキリノ
修学旅行の夜のお話会でも弾かれて寂しいので先生に電話を、というシチュが浮かんだ。
562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 20:31:39 ID:nQFMWFET
「もしもし、あーせんせー?」
「あれ、キリノか?修学旅行中だろ、何でまた?」
「いや~声が聞きたくなりまして~」
「…しょうもない冗談いいから。今、どこだ?」
「ん~とニセコってとこっすか。ホテルからっすけど」
「ふーん…昼間はどこ行ってたんだ?」
「小樽でイクラ丼食べましたよー」
「イクラ丼だとぅ!」
「もうねプチプチしててすっごいおいしかった~」
「(ぐぅぅ~~~)」
「あ、ごめんねセンセー」
「い…いや。…で、結局用事って何なんだ?」
「あ、えーっと。あたし居なくてもちゃんと部活やれてるのかなって」
「…心配性だな。別に変わりないぞ、みんな元気にやってるよ」
「そっかー、取り越し苦労でしたねえ」
「当たり前だろ……ま、少し静かではあるけどな。お前等が居ないと」
「そりゃ、練習に集中できていいんじゃないっすか?」
「いや、張り合いが無いのはいかん。だから、怪我せずちゃんと戻って来いよ?」
「えへへ…ラジャっす!……ところで、センセー?」
「まだ何かあるのか?」
「最初の、割と本気で言ったんだけどなあ?」
「…わかったから、もう寝ろ」
「うん、おやすみセンセー」
「おやすみ」
その5m後方、ハブった手前、気にして様子を見に来た二人
短髪「なんか、笑ってるけど」
長髪「…まあ、いいんじゃない?」
『(彼氏って…いいもんなんだろうねえ、ホント…)』
修学旅行くらいまでにはせめてこれ位の関係にはなっていて欲しい…
最終更新:2008年06月20日 23:17