日本でのお勧め購入品リスト

これから帰省や出張で日本へ一時帰国される方やヨーロッパへ引っ越す方にお勧めの買い物リストです。

折角日本へ行くのに手ぶらで戻ってくる人は居ないはず。そこで日本で買ってきたらお得なもの、日本でしか買えない物やあると便利なお勧めグッズを買う場所別に紹介します。

*注意点*

国際線の機内持ち込み重量は一般的にエコノミークラスで一人8kgまで、預け入れ荷物は23kgまでです。

その外、機内への刃物や液体類の持ち込みなど注意点があります。まずは利用する航空会社の規約をチェックして見ましょう。

 

─スーパー─

食品類は保存温度や賞味期限に注意。なるべく賞味期限が長く残っている物を選びましょう。

・だし類

顆粒和風だし、中華だし、昆布、にぼし、鰹節など。

特に中華料理をよく作る方にはウエイパー又はDXシャンタン(=商品名。半固形鶏がらスープ)は少々重いのですがお勧め。こちらで手に入るクノールやマギー等のスープの素では出ない日本や中華レシピ向けの美味しさが出ます。しょうゆラーメンのつゆも簡単に美味しく作れます。

鰹節や顆粒和風だしはスイスでも買えますが、これらは特に高いです。軽いので使う方は多めに買って帰ることをお勧めします。

・乾物

のり、青のり、桜えび、高野豆腐、乾燥わかめ・ひじき、ふりかけ、お茶漬けの素、片栗粉など。

青のり、桜えびは用途こそ限られていますが、こちらでは買えないのと、軽いのでお勧め。お好み焼きがグンと美味しくなります。

※片栗粉はアジア食材店に必ず置いてある"タピオカ粉"で代用できます。お試しあれ。

・調味料

しょうゆ、みりん、調理酒、ごま油、ラー油、ソース、麺つゆ、七味唐辛子、ドレッシング、焼肉のたれ、わさび、からし、ゆずこしょう、マヨネーズ、XO醬、ラードなど。

瓶入り物(酢や麺つゆ)は割れる&重いのであまりお勧めできません。ペットボトル入りの方が何かと良いです。

ヨーロッパでは醤油の入手が簡単で、反対にみりんが手に入りにくく量の割りに値段が高めです。ごま油も手に入りますが、やはり日本の物が香り高く美味しいです。

※マヨネーズはフランスで日本の味にかなり近いもの(お勧めブランド:AmoraLesieur。Dijonと書かれた物はディジョン風でマスタード入りなので注意)が売られています。お試しあれ。

※マーボー豆腐等に使う豆板醤や甜麺醤、豆豉はアジアショップで手に入るので除外。

※調理酒は特に拘りが無ければ日本料理でも白ワインで代用ができます。筆者の経験的にはドイツ・バーデンの中口又は辛口ワインが入手しやすくコスパにも優れるのでお勧めです。なので日本の調理酒は買っていません。

・○○の素、即席食品

使いきりの割りに重量が嵩み、かつ自分で作れてしまうものも多くありますが、忙しい時や疲れている時、レシピに困った時にきっと助けてくれるでしょう。

ちらし寿司の素、中華料理の素(青椒肉絲、回鍋肉、フカヒレースープなど)、炊き込みご飯の素、パスタの素、カレールゥ、即席みそ汁、インスタントラーメン等

たらこパスタの素は特にお勧め。インスタントラーメンは袋麺がかさ張らず、日清のラ王や明星の究麺などノンフライ麺が美味しい。

・日本の菓子、おつまみ

こちらでどれも非常に手に入れにくい物ばかり。すぐに食べれる日本の味が貴方を癒してくれること間違いなし!

おつまみや極端な味の物は嗜好によるので微妙ですが、それ以外は外国人へお土産にも◎。

するめ、干し貝柱、さきいか、おつまみ昆布、柿の種、せんべい、抹茶味のもの(チョコ・羊羹・飴etc)等々沢山。

※小あじの開き(みりん干し)はアジア食材店で手に入る場合があります。

・保存食品、その他

メンマ、塩うに、いか塩辛、あみ漬け、いなり寿司の皮、じゃこ(しらす)、もち米

塩うに、塩辛は好みによりますが、塩分やアルコール濃度を高めて常温長期保存が出来る物が売られています。ご飯やお酒のお供に。

あみ漬けは塩辛と供にキムチを作る時に使います。日本では一度も作ろうと思ったことはありませんが、自家製キムチは美味しいですし、豚キムチャーハンや冷麺、キムチ鍋、キムチチジミなど献立が広がります。主婦(夫)の方へオススメ。

 

─100円ショップ─

こちらでも1ユーロショップ等はありますが、日本の100円ショップと比べたらそのコストパフォーマンスは雲泥の差。海外で住む様になってからその便利さに気が付き、良く利用するようになった気がします。正直、100ショップで買ったとは言えませんが外人向けのお土産も多数見つけることが出来る場所です。外国観光客からもすっかり定番の買い物スポットになったとか。

・什器、消耗品など

箸、箸おき、汁椀、茶碗、小皿、れんげ、どんぶり、たこ糸、急須やポット用の金網、爪楊枝など。

特に箸は食洗機で傷むので消耗品と割り切って良く買います。どんぶりや、薬味や小品に適当な小皿も100円とは思えないクオリティものが多々あります。100円なら飛行機で割れても簡単に諦められますし、小さい子供の居る家庭もおすすめです。

爪楊枝はこちらでも両端が尖った物が売られています。両端が尖っているのが嫌な場合は日本で買って帰りましょう。

・調理器具

以下は日本にしか無い物が殆ど。壊れた時用に予備を買っておくのも◎。

アク取りおたま(金網のおたま)、焼肉(BBQ)用金網、軽量カップ、おろし金、菜箸、しゃもじ・木ベラ

ヨーロッパのBBQグリルは金網の目が大きすぎて、エビや貝、小さく切った肉等が火の中に落ちてしまいます。そこで、日本風にBBQを良やる方に金網(使い捨て)がお勧め。

こっちの軽量カップがとにかくダメです。まず高いし、目盛りが荒い(50ml単位)。1年も使わない内に目盛りがかすれる等々・・・100円ショップのやつも消耗品ですがドイツで5ユーロす物より遥かに役立ちます。特にメモリの細かい物がほしい場合、日本で買った方が良いです。

おろし金は大根やショウガおろしに向いた物がユーロ圏にありません。ホムセン等でより質の良い物を買っても◎。

・雑貨

耳かき、あかすり、洗濯ネット、髪留め(ヘアアクセサリ)

日本のように先端がヘラ状になっている耳かきはこちらでは売られていません。綿棒より耳かき派の方は揃えておきましょう。

ヘアゴムやクリップ等ヘアアクセサリはこちらで買うと高いです。100円ショップの物でもヨーロッパの物と遜色ないと思います。

 

─ホームセンター─

・調理器具

天ぷら鍋、天ぷら油容器、蒸し網、焼き器、すり鉢&すりこぎ、おろし金、包丁など。

天ぷら鍋は普通の深鍋で代用が出来ますが、温度計や油きり網が付いている点で専用品が便利。

包丁はドイツにもゾーリンゲンと言う刃物の名産地やツヴィリングと言う素晴らしいキッチンブランドがありますが、日本の物はコストパフォーマンスに優れ、何より日本人の使い方にマッチしています。拘りがある場合は専門店やネットで探す事をお勧めします。

すり鉢&すりこぎに関しては重い&用途が限られるので、ゴマすりだけの場合は卓上ゴマすり器の方が手軽で良いでしょう。

・ラップ

海外のラップがダメなのはご存知の通り有名な話。日本のものならどこで買ってもいいのでここに書いておきました。

・ラップホルダー又はラップケース

海外のダメなラップを上手に使う為の秘密兵器。半分どころか、3/4も使わないうちに箱がダメになるのにはイライラしますよね!

初期投資は掛かりますが、これがあるとコスト的に高い&手に入れにくい日本のラップを使わなくても、ラップのイライラを改善してくれます。ホムセンに無い場合はネットで探してみましょう。

・紙類(テッシュ、トイレットペーパー)

こっちの紙類(テッシュ、トイレットペーパー)は極端に言えばファストフード店の紙ナプキンの様にシャリシャリしています。でも、かさばるので日本で買うより慣れてしまった方が早いです。日本の紙類の柔らかさ(弱さ)に不安を覚えたら貴方は立派なヨーロッパ人です。あまりに日本で買う物が無い場合や、"お尻がデリケートな場合"のみ買って帰りましょう。でもお尻の方は早めに治療することをお勧めします。

・大工道具

古来から日本では木造建築と供にその道具も発達して来ました。鑿(のみ)や鉋(かんな)などはもちろんヨーロッパでも売られていますが、残念ながら日本の物に匹敵する物はありません。もちろんそれなりに使えますが、日本の道具の良さを知っていると使う度にもどかしさを覚えます。鋸などは上級品に"Japanese teeth"や"Ryoba"などの名称で日本の構造が輸入されていますが、日本で買えば同じ値段でも数段良い物が買えます。

刃物道具を日本で買う場合は一緒に砥石も買って置きましょう。日本の刃物は日本の砥石があってこそです。

・筆記具(文房具)

ボールペン、名前ペン、書道用品など。

筆記具は海外の物が上質なイメージですが、普段使いの物においては日本のものがとても良く出来ています。

例えば、ボールペン等は様々な太さが選べるしインクも水性、油性、書き味の良いゲルインクなど様々でしかも安い。

多色ボールペンとシャープペン一体型のペンが100円~買えるのも日本ならでは。

・その他

接着剤、テープ類、砥石

こちらで買うと地味に値段が高いです。例えば、日本に荷物を送る為にガムテープの様なテープをホムセンで買うと6~7フラン位します。しかも日本のものより短いです。そのほか、補修に使う粘着テープは全般的に高いです。

ヨーロッパの包丁の手入れはシャープナーで簡易に済ませる事が多いのか、砥石はほとんど売られていません。売られていたとしても油をつけて研ぐ小型オイルストーンが主流で粒度が大きく仕上がりの精細さに欠けます。値段も高いです。

砥石は一個500g~1kg弱と重いのですが、良い砥石で正しくリフレュ シュした包丁は必ず料理を楽に楽しく、そして美味しくしてくれるはずです。初心者は刃物の欠けに使う荒砥石(#200位)とその仕上げに使う中砥石 (#1500~#2000)があればまずはOK。砥ぎに慣れてもっと切れ味が欲しくなったら#5000位~の砥石を買いましょう。手を切らない様にお気を つけて。

・種

しそ、ミツバなど薬味の種。日本食を彩る最強の脇役達。日当たりさえあればスイスのベランダ栽培でもちゃんと育ちます。

輸出入時は検疫所で手続きをしましょう。

 

─ドラッグストア─

・医薬品類

風邪薬、胃腸薬、湿布薬、目薬など。

医薬品全般、日本の方が安いです。また、ヨーロッパでこれらの薬を買う時はドラッグストアのカウンターにて薬剤師に現地語や英語で症状に合う薬を相談しなければならない凡雑さもあります。説明書きも日本語だから用法や成分が分かりやすくて安心。主婦(夫)の味方?水ばんそうこうは日本でしか買えません。でも症状が重い時や良くならない時は直ぐにお医者さんへ行きましょう。

・化粧品類

ファンデーションや化粧下地、メイク落とし、洗顔料、化粧水など

女性には説明不要かと。日本のものは安いだけでなく肌に合います・・・よね?

・歯ブラシ

ヨーロッパの歯ブラシはヘッド(毛の部分)が日本と比べとても(1.5~2倍くらい)大きくて日本人には使いにくいです。

また、子供用でもヘッドが日本の大人用位に大きいので日本人又は(ハーフの?)特に小さいお子さんは磨きにくくて嫌がります。

日本と違って歯科医療費が安くはないので、自分にあったものでしっかりセルフケアしましょう。

電動歯ブラシはヨーロッパの物でもヘッドが小さいのでそれを買うのも手です。

・使い捨てカイロ

かさ張る品物ですが、寒波が来た時など超絶寒くなる時の外出を助けてくれます。

 

─その他─

・日本語のキーボード。滅多に壊れませんが、壊れたら面倒なこと間違いなし。備えあれば・・・

・コンタクトレンズ

・趣味の本、雑誌、日本語吹き替えのDVD、子供向けに絵本やひらがなや漢字のワークブック、油ねんど等。

・納豆菌、麹菌。異国でとにかく何でも自作したい人に。

 

最終更新:2015年05月13日 08:58