ラパウディアや
ザインヴォルフといった勢力が異次元連結爆弾の無力化を行っている間、マクロス・ストライクスは補給及び増援との合流を行い、異次元機関の破壊作戦を開始しようとしていた・・・
バトロイ大長編・Mr・Hside第12話「突入!異次元機関」
26世紀 地球衛星軌道上 補給ポイント マクロス・ストライクス艦橋
アマヅキ「しかしねぇ・・・補給に加えてナデシコCとラー・カイラム、さらには司令いわく「ホイホイついてきた」というデュランダルまで合流するとか・・・オーバーキル確定物よ・・・」
マクロス・ストライクス副官「まぁ・・・司令のことですし、何か考えての増援派遣だとおもいますよ」
アマヅキ「そうよねー・・・」
ナデシコC艦橋
星沢「ナデシコC、補給艦とのドッキング完了。」
清三郎「いやぁーまさか招集かかっていきなりあの司令に「おーおめぇら、ちとストライクスの援軍に行ってもらえないか」って言われた時は全員唖然物だったな。」
亜窺途「そうだな。」
ラー・カイラム巡航ブリッジ
李野「ふう・・・まさかけーちゃん(※啓志のこと)の援護に出向くなんてね・・・ふふ。あの司令、あとでボコボコにしようかしら」
ラズモア(司令にげてぇぇぇぇぇ!!)
デュランダル艦橋
神 恵介「いやぁーまさか俺達にも作戦参加要請が来るとは思わなかったよー」
そのころ バトロイ世界
Mr・H軍本拠地 Mr・Hの自室
Mr・H「ぶうぇぇぇぇぇっくしょぃ!」
26世紀 月面 異次元機関建設現場上空 マクロス・ストライクスブリーフィングルーム
アマヅキ「作戦を解説します。本作戦は異次元機関があると思われる施設へ突入し、施設の破壊および異次元機関の破壊が主な任務となります。」
アマヅキが端末を操作すると各艦にミッションマップが表示される。
李野「・・・目標付近には敵艦が450隻。内訳としてはド級戦艦が5隻、戦艦20隻、空母50隻、巡洋艦125隻、駆逐艦が250隻といったところね・・・かなりの大規模艦隊で防衛しないといけないほどの物ということは確かね。」
清三郎「数だけでいえばこちらが不利・・・でもこちらにはナデシコCとルミちゃんのハッキング能力である程度は無力化可能・・・っていかないか?」
星沢「無理です。先ほどあの艦隊へのハックコードを漁ってたらあの艦隊は独自のイントラネットのデータリンクのみで外部からのアクセスは指揮所経由ではないと不可能です。しかも指揮所のハックコードすら120秒で切り替わるという鬼畜仕様でしたので不可能と考えてください。」
清三郎「ですよねぇ・・・」
深迩「・・・あとは物理的に破壊しまくるしか・・・」
清三郎「・・・やっぱり俺達でやるしかないのか・・・」
アマヅキ「敵艦隊に対してはマクロスキャノンやハイメガ粒子砲、グラビティブラストなどを叩き込み、その間を突っ切る方向で行きたいとおもいますが。」
李野「異議はありませんよ。」
星沢「同じく」
神 恵介「俺も同じく」
アマヅキ「では作戦準備開始。」
日本極東宇宙軍異次元機関防衛艦隊旗艦艦橋
通信士「敵艦隊確認。数4。」
艦長「きたか・・・賊め・・・各艦砲撃用意。砲撃後機動兵器部隊出撃。」
通信士「!敵艦隊砲撃!」
艦長「回避!」
チュドドドドドドドドドォン!
マクロス・ストライクス艦橋
マクロス・ストライクス通信士「マクロスキャノン及びハイメガ粒子砲、グラビティブラスト、敵艦隊直撃!敵艦隊80%消滅!」
アマヅキ「密集隊形をとってたのが仇になったようだね。このまま突っ切るわよ!」
マクロス・ストライクス操舵士「アイサー!突っ切るぞ!」
アマヅキ「あとテスタメントに伝えて!正面にベクターキャノンをぶち込めって!」
マクロス・ストライクス通信士「了解!」
戦闘宙域
深迩「了解!ベクターキャノン発射用意。」
ファースティ<ベクターキャノンモードヘ移行>
深迩「発射態勢移行開始」
ファースティ<エネルギーライン、全段直結>
深迩「エネルギーバイパス、正常確認」
ファースティ<ランディングギア、アイゼン、ロック>
深迩「手動照準補正・・・完了」
ファースティ<チャンバー内、正常加圧中>
深迩「よし、次」
ファースティ<ライフリング回転開始>
ファースティ<撃てます>
深迩「こいつで・・・道を切り開く!」
ドォォォォォォォォォォン!
ラー・カイラム戦闘ブリッジ
ラー・カイラム通信士「目標施設に突入可能な大穴を確認!」
李野「突入!」
異次元機関外部 突入口
アマヅキ「これより本艦隊は異次元機関へ突入します!ナデシコCを先頭にし、突入します!」
李野「了解!」
星沢「わかりました。」
神 恵介「おう!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
4隻の戦艦が異次元機関へ突入する。
戦いを終わらせるために。
異次元機関内部 突入エリア
アマヅキ「突入完了ね・・・艦艇は現状ここまでしか入れないわね。」
李野「残念だけどここから先はけーちゃんたちに任せるしかないね」
星沢「補給のさいはここまで戻ってきてください。あとエステバリス充電用重力波ビームはどうやら私たちがいるフロアとその周囲しか現在届きません。ですのでエステバリス隊は「後先考えずに奥まで行くと動けなくなります」ので無駄に行動しないでください」
啓志「おールミちゃん毒舌だねー」
星沢「啓志君、グラビティブラストで消し炭になりたいのですか?」
啓志「ちょ・・・それはやめて。トラウマ(読者が)になるから」
輝水「ははははは・・・」
数分後
アマヅキ「ここ周辺のマップスキャンを完了した。各機に転送する。」
すると周辺図が写し出される
今啓志たちがいるところは艦船一時収容施設らしく、中央の巨大隔壁は奥の艦船停泊施設へとつながっているが、隔壁を開けるには隔壁制御室で操作しないとダメなようである。それ以外の機動兵器が通れるサイズの隔壁は機体側操作で開けれるが・・・
啓志「・・・とりあえず、隔壁を開ける施設を見つけないと奥へ戦艦を送り込めないな・・・エステバリスチームにとっては死活問題だな。」
こうして捜索が始まった
啓志班(
メンバー:啓志(ソウルゲイン)、陽美祢(ペルゼイン・リヒカイト)、シタン(E・フェンリル))
啓志「しかし、隔壁制御施設と言ってもどこにあるのやら・・・」
陽美祢「そうですの・・・」
シタン「じっくり探すのしかありませんね」
啓志「とは言うものの、これだけバカデカイ施設をしらみつぶしに探すっつーのは骨が折れそうだ・・・」
その時、啓志たちの近くで何かが動く音がした!
啓志「・・・何かいるな・・・」
啓志たちが警戒態勢に入ると警備用の無人兵器が2機飛び出してきた!
陽美祢「敵!?」
啓志「っく!ほぼ不意を突かれたってことか!」
シタン「そのようですね」
その無人兵器は対人用9mm機銃と対艦用100mm砲を装備しているが、対機動兵器用装備を持っていない。
だが、100mm砲は対機動兵器戦でも有効ではある。その100mm砲で啓志たちを狙う!
ドォン!ドォン!
啓志「ぐわっ!・・・くそっ、一発もらっちまった!」
しかし、ソウルゲインに搭載されたEG装甲と呼ばれる特殊装甲で目立つ外装損傷は修復される
シタン「しょおー!」
100mm砲発射後のスキを突き、シタンのE・フェンリルが手にした刀で無人兵器の1つを一刀両断する。
陽美祢「たぁぁぁぁ!」
そしてペルゼイン・リヒカイトがオニレンゲで残りの無人兵器を撃破する。
啓志「・・・しっかし、まさか警備システムが動いてるってのは計算外というかなんというか・・・」
シタン「まぁ、私もこれは予測していないことでしたからね・・・」
陽美祢(シタン先生が言うと胡散臭く思ってしまうですの)
数分後・・・
啓志「この部屋は・・・違うな。」
陽美祢「この部屋も違いますの・・・」
シタン「この部屋は・・・ハズレですね」
啓志班:未だ目的の場所は発見できず・・・
輝水班(メンバー:輝水(レーバテイン)、本木(士魂号単座型)、滝川(士翼号)、リラ(F-22A戦術歩行戦闘機「ラプター」)、由香里(00式戦術歩行戦闘機 「武御雷(Type-00R)」(
ブルー))、朱里(00式戦術歩行戦闘機 「武御雷(Type-00F)」(
レッド))、朱音(00式戦術歩行戦闘機 「武御雷(Type-00F)」(レッド))、居綱(00式戦術歩行戦闘機 「武御雷(Type-00R)」(ブルー)) )
輝水「しっかし、こうも広いってのは考えものだ。目標施設見つけるのに時間がかかりそうだな。」
本木「ああ。そうだな。」
滝川「あーほんとこう言う仕掛け配置だけは敵さん一流だよなぁ・・・」
輝水「ぼやくな。ただでさえ地上の方でもエレベーター起動コード分割配置とかゲームだったらかなりの確率で発狂するプレイヤーが出る仕掛けがごろごろしてたのを忘れてたのか?」
滝川「あー・・・そうだったな。」
本木「しかし、こうも静かだし・・・不気味すぎるよな。」
リラ「ええ・・・不気味すぎて、幻覚を見せられそうになる。」
由香里「ほんと。気味が悪いわねぇ・・・」
居綱「そうですわね。・・・センサーに反応。数不明。」
とっさに装備している武器を構える輝水たち。
そこから現れたのは機械というよりも生物的な印象を持つ警備用生体兵器である。
輝水「くそっ、なんだよこいつら!」
本木「ぶちのめすしかないのか・・・!」
輝水「そうしかないな!」
輝水班:戦闘開始・・・
???(MAPスキャン未実行エリア)
水元班(水元(R-1)、グラス(R-2パワード)、附部砂(R-3パワード)、奈葉月(ヒュッケバインMK-3)、イングラム(R-GUNパワード))
水元「・・・しっかし・・・さっきの隔壁開けたらこんなところにつながってたか・・・」
グラス「そのようだな。MAPスキャン未実行区域だからどこかでMAPデータを入手しないとな」
附部砂「そうね。」
奈葉月「とりあえず、MAPデータを入手しましょうよ」
イングラム「そうだな。」
水元「ああ。」
水元班:隔壁奥のエリアへ到達。探索開始
そのころ
異次元機関最深部
???「ネズミか・・・彼奴ら、しつこいな。」
MrY「そうですな。奴らが我々の計画を潰す理由がわからないのは我々にしたらミスともいえますし、逆に想像する時間があるともいえます。・・・ですが一つ言えるのは異次元機関ができることでデメリットを被る可能性があるというだけですな。」
???(2)「はははは。なぁに、奴らを潰せば我々の計画は完成したと同じ。」
???(3)「そうですな。はははははは」
続く・・・
次回予告
啓志「遂に始まった異次元機関突入作戦。これが最後の作戦、気が抜けない。・・・しかし待ち受けるのは警備用メカやらなんやら!ここは
カオス渦巻く決戦の地ってことか。燃えてきたぜ!」
輝水「次回、
バトロイ大長編・Mr・Hside第13話「突き進め!異次元機関内部!」お楽しみに!」
あとがき(?)
どうもMr・Hです。
第2次バトロイ大長編の予告編を書きあげたり、ちょっと用事やってたら執筆ぺースが超絶に遅れて、遅れて・・・OTZ
さて、今回から最終決戦編です。異次元機関内部で繰り広げられる啓志たちVS日本極東国の最終決戦。74氏の予告編にはなかった異次元機関そのものとの決着、そして日本極東国との決戦。啓志たちは生きて、バトロイ世界の地を踏めるのか?
ちなみに異次元連結爆弾との決着はおおむね74氏の予告編に近いのですが、中和砲の出番はこれっぽちもないと思う。解体無力化でおわるか、それとも・・・?
とりあえず言うと、異次元機関内部で大体のフラグ回収は終わる感じです。
ではでは。
最終更新:2011年08月08日 16:29