小説版「宇宙<そら>からの来訪者達」 > 第2話

ジャック「ちょっとだけ注意な。今回は微妙にグロが入る可能性がある。グロが苦手もしくは嫌いな方はいつ吐いてもいいようにタライをそばにおいて読んでくれ。」



第2話「コンバット」


リィードたちを乗せた宇宙船が地球へ落着してから2日が経過した。

時を同じくしてか、地球各地で謎のUFOが目撃され、アマチュアや軍の無線が謎の音声を拾うようになった。

国連によるUFOと音声の因果関係の調査が行われ、音声はUFOから発信されることが分かった・・・

時を同じくして、モビラーと名乗る人物がUFOと接触するという情報が各国諜報機関がリークし、その結果、謎の音声は地球侵略のための協力者を探しだすことであり、UFOは地球侵略に来たということが各国の一致した見解で、国連主動でUFO及び協力者の排除作戦が決議された。


そのころ、静止軌道上では「宇宙連合」のUFOがマザーシップを囲むようにして待機していた。そこでは、2日前の出来事について話が行われていた。

佐々木 佐奈子「しかしねぇ・・・まさかこの星の原住民があんな兵器を持っていたなんてね・・・あの海賊たちと合流されてしまったから、タチが悪いわね。」
イザベル・クローデル「あいつらは、とんでもない厄介者だよ。ただでさえ海賊どもですら厄介なのに・・・」
ロバート・モリマツ「・・・」

だが、それを包囲する影があった。
国連軍だ。
さまざまな戦術機やPT、MSにAMが「宇宙連合」のUFOとマザーシップを包囲する。命令があれば即、攻撃可能だ。
その中のアクティヴ・イーグルやストライク・イーグルなどで編制された1個小隊の1機のパイロット、リチャード G ジャックはコクピットに映し出される映像に戸惑っていた。
ジャック「信じられないな・・・まるで映画のようだよ。」
クラーク「隊長、自分もです。」
ゲイル「ああ、俺もだ。・・・どうしたレーナ。お前もか?」
レーナ「ええ。」
ジャック「だが、目の前あるんだよなぁ・・・はぁ、ドンパチにならなきゃいいんだが。」
クラーク「隊長・・・どうやらドンパチになりそうですよ。」
ジャック「え?マジ?・・・うわっ交渉決裂か・・・各機、オールウェポンズロックフリー!戦闘用意!」

国連からの要求はこうだった。「侵略活動を撤回し、母星へと帰れ」と。
だが「宇宙連合」はそれをつっぱねた。とうぜん交渉決裂であり・・・戦闘の幕開けであった。

ジャック「各機、敵との間合いに気をつけろ!地上とは勝手が違うぞ!」
クラーク「2番機了解。」
ゲイル「3番機了解した。」
レーナ「4番機了解。」
ジェニファー「5番機、了解。」

リチャード G ジャック率いる小隊に続くように、他の小隊も続く。編成や構成機体などがさまざまな小隊ではあるがUFOへ向かうのは変わりない。

UFOは蜘蛛の子を散すかのように逃げるが、そのうち1機が運悪く、ジャック達に捕捉される。
ジャック「逃すか!ゲイル、ジェニファー!奴を追いこめ!とどめは3機でやるぞ!」
ゲイル「了解っ!さぁっていくぞ新兵!」
ジェニファー「了解!」

ムハンマド・フセイン「くるなぁー!くるなぁー!」
ムハンマド・フセインは錯乱しながら逃げる。その背後を2機の戦術機が追いかける。
ゲイル「さぁって、チキンなエイリアンを追いかけるぞぉ~新兵、ついてこい!」
ジェニファー「了解。あと私にはジェニファーという名前があります!」

ゲイルとジェニファーがUFOの1機を追跡し始めてから数分、ジャックはUFOの進路を塞ぐように動く。
ジャック「よーし、ゲイル、ジェニファー!撃て!」
ゲイル「了解!」
ジェニファー「了解!」

3機同時射撃を回避できるわけがなく、ムハンマド・フセインはあっけなく、UFOとともに宇宙のチリとなった。
その後の戦況は国連軍が圧勝というレベルで、「宇宙連合」は死者1名、重傷者11名という大被害を被ったのである。後に「オペレーション・スターウォーズ」と呼ばれる戦いであった。

なお、付け加える物となってしまったが、国連軍も重軽症者数百名ほど出ている。


続く
最終更新:2011年09月02日 19:28
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