バトロイ大長編Mr・Hside第15話(最終話)「帰還」
戦いは終わった。なのに、なのに・・・
啓志「奴がいやがるんだよ!」
マクロス・ストライクスら4隻が時空間ワープを行っている最中、動くはずもない異次元機関が襲撃してきたのである。
異次元機関『ワレ・・・ミライ・・・・マモル・・・』
啓志「今の奴なら俺一人でも十分だ!」
啓志がソウルゲインに乗り、異次元機関の足止めを図る
輝水「啓志!」
啓志「みんな、俺は必ず戻ってくる!!俺が奴を足止めしたら追いかけるから!だから・・・だからっ!先に行けっ!」
啓志が乗るソウルゲインと異次元機関が対峙する。
啓志「青龍鱗っ!」
啓志が先制攻撃を放つ。
異次元機関に当たり、大きくバランスを奪う
啓志「うぉぉぉぉぉぉぉっ!」
そのまま両肘のブレードで切りまくる。
それはまるで皆を守るためにあえて修羅の道を歩んだ者のようだ。
異次元機関『ナゼダ・・・ナゼダ!ヤツヒトリスラケシサレヌ!』
異次元機関が叫び声を上げる
啓志「うるせぇ!おまえのようなやつは、消えてしまえっ!」
啓志の猛攻がさらにヒートアップする。
啓志「白虎咬っ!」
両者ともただ戦い続ける
しかし、決着はあっという間に来る
啓志「こいつで、こいつで止めだ!コード・麒麟!この一撃で極める!!でぃぃぃやっ!!」
啓志が放ったとどめの一撃。
それが異次元機関に命中した時、異次元機関は大爆発を起こした。
啓志を巻き込んで・・・
陽美祢「おにいちゃぁぁぁぁん!!」
輝水「啓志ぃぃぃぃぃ!!」
二人の叫びがワープ空間に響き渡る。
バトロイ世界に帰還した4隻であったが、マクロス・ストライクスは啓志がバトロイ世界に流れ着いていると考え、捜索を開始する。
そのころ、啓志は・・・
啓志「・・・地球だ・・・俺は帰ってきたのか?」
ナビゲーターには「バトロイ世界の地図(旧ディン領などが記載されている)」が映し出されている。
啓志「・・・静かだ。陽美祢、李野姉さん・・・こんなに静かな世界は・・・悪くないな・・・終わる時はもうちょっと・・・ロクな死に方するとかは思っていないが・・・陽美祢、すまんな・・・こんな兄ちゃんで・・・」
そして、啓志は気を失った。
啓志のソウルゲインは四肢と頭部が破壊され、胴体のみが宇宙に浮かんでいる。
そこに近づく、陽美祢が乗るペルゼイン・リヒカイト。
陽美祢がソウルゲインのコクピット内に入ると、気絶した啓志がいた。
陽美祢は自らの衣服と啓志の衣服を脱ぎ去ると、そのまま啓志を抱きしめる。
そして、啓志は仲間の元へと戻ることができたのであった・・・ただし、当の2人は「なんか恥ずかしいことをやった気がする」程度に周囲のニヤニヤに違和感を感じるようになったとさ。
世界は啓志たちによって消滅の危機を脱した。
そして、世界は回り続けている・・・
バトロイ大長編Mr・Hside 完
最終更新:2011年09月08日 22:14