ケンプファーとは、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するモビルスーツ。
パラメータ 21/30/12/37(速攻重視)
概要
ジオン公国軍の試作強襲用モビルスーツ。形式番号はMS-18E。
武装はショットガン、ビームサーベル、ジャイアント・バズII、シュツルム・ファウスト、チェーンマインなど。ビームサーベル以外は全て実弾兵器を装備している。
強襲を目的とするため、大出力のスラスターや姿勢制御用のバーニアを全身に搭載、前傾姿勢による滑空が可能。
全弾消耗した実弾兵器を専用パーツごとジョイントして重りにならないように出来たり、機体も軽量化されているが、その分装甲も前面以外は薄くなっている。
劇中では、ジオン軍の特殊部隊「サイクロプス隊」がサイド6のリボーコロニーに潜入する際にパーツ単位で運び込まれ、隊員たちが組み立てた。
この作戦はルビコン作戦といわれ、地球連邦軍が極秘に搬入したニュータイプ専用モビルスーツ「ガンダムNT-1」の奪取及び破壊が目的であった。
完成したケンプファーには、隊員のミハイル・カミンスキー中尉が搭乗。他の隊員たちは、ガンダムNT-1のテスト基地へ連邦兵に変装して潜入した。
ケンプファーもコロニー内に出撃。連邦軍のコロニー駐留軍と戦艦グレイファントムに所属する「スカーレット隊(この
姉妹?とは関係ない)」と交戦し、全滅させる多大な戦果を挙げた。
その後、標的のガンダムNT-1に迫るが、別行動をとっていた他の隊員の潜入工作は失敗し、ガンダムNT-1の起動を許してしまう。
ガンダムNT-1と対峙したケンプファーは、前の戦闘で全ての実弾武器を消耗しており、予めトラックに隠しおいたチェーンマインを取り出し、ガンダムNT-1に吸着させて爆破した。
撃破したかと思われたが、ガンダムNT-1の追加装甲であるチョバムアーマーに阻まれる。止むを得ずビームサーベルで格闘戦に臨むが、ガンダムNT-1の腕部のガトリングガンを受け、撃破された。
パーツ自体の組立や分解も容易であり、主に特殊部隊などに配属された他、一年戦争後もアクシズの部隊で使用されている。
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パイロット |
劇中で登場したパイロットは上記の通り、ミハイル・カミンスキー。
サイクロプス隊隊員であり、階級は中尉。ミーシャという愛称を持つ。
無類の酒好きであり、MSのコックピットにも酒の入った水筒を吊るしている。
ルビコン作戦においては、他の隊員と共に組み立てたケンプファーに搭乗し、単機で陽動を掛け、上記の通りの活躍を収めた。
その後、ガンダムNT-1と対峙した際、腕部のガトリングガンでコックピットもろとも機体ごと蜂の巣にされ戦死。
なお、ルビコン作戦前に行われた連邦軍北極基地襲撃の際は、ハイゴッグに搭乗した。
担当声優は島香裕氏。
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バトロイでは
台詞はパイロットのミハイルによるもので、原作とオリジナルの台詞が半々で使われている。
最終更新:2012年06月02日 19:58