ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(Hans-Ulrich Rudel)とは、第二次世界大戦中のドイツ空軍の軍人。急降下爆撃機Ju 87 シュトゥーカで歴史上で最も多くの戦車を撃破した撃墜王ならぬ「戦車撃破王」である。フォッケウルフ Fw190での地上支援や空戦もかなりの回数があり、エースの条件とされる「敵機を5機以上撃墜」も満たしている為、第二次世界大戦のドイツ空軍を代表するエース・パイロットの一人にも数えられる。
戦車519輌、軍用車800台以上撃破し、そのために出撃回数を増やすために書類を偽造し、何度も撃墜され、時には負傷し、右足を失ったり、彼のために設けられたといってもいい黄金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章をヒトラーから受け取り、さらにヒトラーは彼の戦死を恐れ再三地上勤務に移るよう要請した。そのため彼は勲章を受け取る条件として二度と後方勤務を要請しないよう言ったという。
また、その突出した戦果から敵国ソ連の指導者スターリンに「ソ連人民最大の敵」とまで言わせたという。
あまりにも伝説級の人物だったので、今日、あの嘘八百百科事典のアンサイクロペディアでさえ事実しか書けないという事態にまで陥ったという。
東方Project風に言えば「アンサイクロペディアに嘘を書かせない
ネタ集
- ジェリコのラッパ
- Ju-87スツーカについている威嚇用のサイレン。急降下時に発生した風切り音がそのように聞こえただけだという説もある。もともとジェリコのラッパとは旧約聖書の預言者ヨシュアが人々に命じて一斉に吹かせたラッパのことで、この音でジェリコの城壁が崩れ落ちたと伝えられている。
- 37mm砲
- ルーデルが乗っていたJu-87のG型の両翼に対戦車用としてついていた機関砲、重量がかさんで操縦性が劣悪だったという。
- 「ガーデルマンが来い」
- 極度の仕事好きであったルーデルを入院させるのは不可能だとして、ニコニコ動画についたタグ。「病院が来い」の派生。
- 376km/h
- スツーカの最高時速。第二次大戦期の戦闘機の平均的な速力は500km/hぐらいで、非常に遅い機体でよく餌食にされたといえる。だがルーデルは一度も戦闘機に撃墜されたことはないという。
- 「休んではいられない!すぐに出撃だ!」
- 負傷して6週間の入院を言い渡されたが8日で病院を抜け出し出撃したこともあるという。
バトロイでの戦績
- 総出撃回数:12回
- 撃破車両数(勝利数に応じて増加):51台
- 被撃墜回数(凡退するたびに増加):6回
- 負傷回数(出場停止になるたびに増加):3回
- 獲得勲章:1回
最終更新:2012年12月01日 14:43