ここは、琵琶湖に浮かぶ鬼神島。鬼神軍の本部の会議室で、相本と中原、そして船木平次郎コーチがいた。
「ついにきたぜ」と、中原
「はい、第四回世界乱戦闘技大会鬼神軍代表として、精一杯頑張ろうと思います」と、相本
「ほほう、相本よ、抱負を言いたまえ」と、船木コーチ
「まずはAクラス、できればシードには入りたいと思います。」
「結構いい目標だ。」
しかし、真北の行方はわからない。彼はこの前の土曜日に凡退し、引退が決定して以来、消息を絶っている。
「でも・・・真北がいない。」
「大丈夫、真北ならきっとシベリアで修行してるんだ」
それから数日後、いつものように乗務を終えた相本は鬼神島を訪れた。するとそこには中原、桜田、長嶋、そしてジェレミーの姿が居た。
「あら、みなさん、こんばんは」と、相本
「いやぁ、君が出場するとはね。」と、桜田
「次は俺かと思ってたけど・・・全くのどっぱずれだったな」と、長嶋
「でも君が苦難の行軍を止めなければ出場権は軍国ダヌキに取られてたぞ」と、中原
「まあそうですね」と、相本
「早速だが、恒例の予想大会、やりましょか」と、中原
「おう、じゃ、まず俺から行くぞ」と、桜田
桜田純一の予想
1位:ズバット
2位:サタン
3位:シェゾ
4位:相本
5位:朧月夜
最下位:ロウ
「ベタな予想だな」と、中原
「ああ、そうだろ」と、桜田
「前回順位を重視したな、これは」と、長嶋
「新参は予想しづらいからな」と、桜田
「では、俺のターン」
中原脩の予想
1位:シェゾ
2位:サタン
3位:ズバット
4位:黒焔
5位:武村
6位:相本
最下位:保坂
「ほほう、黒焔と武村を入れてきたか。いずれも結構実力のある選手だよな」と、桜田
「黒焔は君のパラを微調整した程度のステータス、武村はV4が2回」と、中原
「あーあ、そういわれるとV逸運転士と野次られる俺にとってはうらやましいなぁ・・・」と、長嶋
「で、長嶋さんは?」と、相本
「えっと・・・俺はだな・・・」
長嶋茂樹の予想
1位:サタン
2位:黒焔
3位:ズバット
4位:シェゾ
5位:ウルトラマン
最下位:ロウ
「やはりベタで堅い予想だが・・・ウルトラマンって?」と、中原
「ああ、特撮の主人公だから強いはず。」と、長嶋
「でも所詮は大津軍のキャラだぞ?」と、桜田
「大津軍への偏見はやめてくれ。前回の手山みたいに大活躍だろうな。」と、長嶋
「おいお前ら、俺を忘れてるか?」と、ジェレミー
「ああ、ジェレミーさん、予想お願いします」と、相本
ジェレミー・クラークソンの予想
1位:ズバット
2位:ウルトラマン
3位:愁随
4位:ルイージ
5位:ちゅるやさん
最下位:ロウ
「さすがはパワー厨w」
「全部パワーのあるやつばっかじゃねぇか」
「ところで、みんな最下位はロウってなってるけど・・・」と、相本
「ああ、だって言う甲斐無いし、尚かつフロントにやる気がないキャラだからな。」と、中原
そこで、鬼神監督がやってきた。
「おおっ、みんないたのか」
「はい」
「相本だけここに残れ」
というと、鬼神と相本以外はこの場を退出していった。
「では、まず、この第四回世界乱戦闘技大会におけるあなたの課題を言い渡します。」
1,10位以内入賞
2,D-BR杯優勝5回以上
3,200点以上獲得
4,未勝利敗退2回まで
「この課題を全て達成した場合、恩賞を与えますが、逆に全て不達成の場合、厳しいペナルティが発生します。」
「わかりました」
それからしばらく経って、焼き鳥そうめん板完遂記念ツアーに行った真北に相本から電話がかかってきた。
「どうしよう・・・」と、相本
「どうしたんだい」と、真北
「実は・・・私10位に落ちてしまって・・・」
「あーあ、どうやらV逸が多いらしいな」
「それに・・・私が四退したら・・・どういうこか、軍国ダヌキの連中が妨害してくるのよ」
「なんやと!?軍国ダヌキが!?」
「うん」
「あのやろ・・・」
第340シーズン終了、序盤こそ悪くない戦果をあげたものの、欠点である四退癖などが出てしまい、点が伸び悩んでいた相本、そしてこのシーズンでついに初の無得点を喫した。
「あーあ、何やってんだ」と、鬼神
「全然勝てないどころか、四退すらできていないではないか。」と、船木コーチ
「そういうことかと思ったぜ」と、高浜田コーチ
「おお、ところで、順位別賞品を考えたんだが」と、鬼神はなにやら一枚のプリントを取り出す。
「ほほう、監督、これは・・・」
印刷されたプリントには、次のように書かれていた。
1,優勝記念欧州旅行(提案者:島田真北)
2,準優勝記念中国旅行(提案者:中原脩)
3,伊丹発沖縄旅行(提案者:石坂線の鬼神)
4,トワイライトエクスプレスで行く北海道旅行(提案者:中原誠)
5,京都〜東京間のぞみ往復グリーン席(提案者:長嶋茂樹)
6〜8,青春18きっぷ(提案者:桜田純一)
9,名鉄1日乗り放題(提案者:江藤小百合)
10,世界の山ちゃん食べ放題(提案者:星川弘)
11〜13,精神注入棒(四退した回数分)(提案者:石坂線の鬼神)
14,15,軍国ダヌキに土曜レギュラー譲渡(提案者:銅鑼衛門)
16,17,ブル、モール、東、一色、宮本、ナチルノを支配下登録。(提案者:那智衛門)
18,19,解雇(提案者:石坂線の鬼神)
20,大津軍へ移籍交渉(提案者:石坂線の鬼神)
「なかなかおもしろい、というかまた旅行シリーズかいな」と、高浜田
「かわいそうに、このままだと精神注入棒で臀部をバコォーンじゃないか」と、船木
「さらに下に行くと軍国ダヌキの仲間が大喜びだな」と、前原一征
「隼ライダーが棄権したら消滅するけど、大津軍の再雇用も用意した。」と、鬼神
「相本にとってはいやだよなぁ・・・」と、船木
それからして・・・
「軍国ジャップダヌキのやつ、調子に乗るのもたいがいにしろ!」
と、ジェレミーが鬼神軍本部に現れた。
「ああ、これはジェレミーさん」と、鬼神
「相本がBクラスに転落したのが見てられなくてなぁ、実は軍国ダヌキ陣営の妨害対策をみんなで考えてきた」
「それはどういうことかね?」
「ああ、いつも相本と他に一人登録されるだろ?そいつに軍国ダヌキの妨害防止要員をやってもらう。」
「それはよい。」
「ただ、軍国ダヌキの兄弟だけはみんなどうしても無理らしい。JVAの連中を除いてだが」
「要するに、相手が爆風隊や猛犬聯隊の連中なら妨害阻止できる確率が高いわけだな。」
「そうだ、現時点で2回の交戦はあるけどいずれも相本陣営の勝利だ。1回目は東隼人という爆風隊の一員をオスパーが仕留め、2回目はその東の上官宮本大尉の搭乗機を俺があらかじめ用意したケアレス航空で墜としてやった。」
「ふむふむ、これはおもしろそうだ・・・・」
「頑張れ相本、ルイージなんて当然Rubbish!」
こうして、相本の全日程が終了したわけだが・・・。
「終わった」と、船木コーチ。
「うん、現時点で8位だ。あとはタママの結果を待つのみだ。」と、高浜田。
相本の点数は計220点。待て、その数字、どこかで見た覚えがあるような。
「ああ、第二回のときの江藤と同じ点数だ。」と、船木。
「でも今回は8位。まあ、20人も出たからなぁ。」と、高浜田。
ちなみ第二回の江藤の時は、15人中6位。
「そういえば、後半からデ杯でばんばん勝ちまくったような・・・」
「ああ、そういう気がしますなぁ。」
泣きたいくらいV逸の連続だった前半とは違って、後半ではV3を含めてD-BR杯での勝利が増えた。
「早く確定しないかなぁ・・・」
最終更新:2009年10月27日 18:52