カイジ

海、サイッコー。BIG、Wild、Salty……。陸ダメ、カイジとしてはナンセンス。


 カイジとは、ガン×ソードに登場する最高にかっこいい男である。
 この作品は昨今のロボットアニメに一石を投じたと私は確信していますが、残念ながらこのレベルのクールな作品はとんとお目にかかっていません。ザムドが今のところ期待作ですが。

 カイジは遺跡と呼ばれるものを海底からサルベージしている街に現れた海賊であり、遺跡の横取りを狙っている。一人称よりも名前を使うことが多く、ひたすらにキザなセリフを連発する。しかし悪人というわけではないらしく、落ち込んだヒロインを謎の言葉で励ましたりする。スリルがたまらないとか言って、紙の有無を確認せずにトイレに入る変な人。
 結局、ヴァンに破れるのだが、その正体はお互いに知らないままであった。
 この回『海よサンキュー』を見た私は、あまりのかっこよさに鳥肌が立った。
 ロボット物が好きな人も、そうでない人も、ガン×ソードは一度は見てほしい作品ですね。少し癖があるので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが。

  • セリフ
「カイジ思うんだけど、海のもの、誰のものでもないって……。ってことは、逆に誰のものでもいいんじゃないかって、思うの」
「ってことは何? カイジが頑張ったら、独占? オーライ?」
(その通りです、ボス!)
「センキュー」
「じゃあ、引っ張ってみようか?」
 ……これが、攻撃時のセリフのフルバージョン。潜水艦型のヨロイ(ガン×ソードにおける巨大ロボットのこと)に乗るカイジの独り言であり、部下へ向けての演説。このカリスマに私が泣いた。

「Girl……」
「そんなにblueな顔じゃ、海は答えてくれないよ」
「海はBIG。Girlの悩みも包んでくれる。だから、悩んでないでDiveしな、自分の可能性に」
(あの、どなたでしょうか)
「キャプテン・カイジ」
(ボス、お迎えに上がりました)
「オーケイ。ガール、bye」
 ……これが、回避時のセリフの場面。海辺でヒロインの前に現れ、こんなキザなセリフを一方的に言って去る……カッコよすぎです。

「カイジいつもそう。何かコトを起こすと敵作る」
 ――振り返る部下達。
「みんなでこの街来たときもそうだった。殴られ、蹴られ、ののしられた。でもさぁ、なめられたことだけはない。なぜなら、必ず殴り返したから。それがカイジ。カイジのやり方」
「Are you happy!?」
(ハッピー!)
「よろしく」
 ……これが、防御時のセリフの場面。主人公ヴァンの妨害にあったときのセリフ。

「カイジ逃がさないから。悪いけど、そういうことだから」
 ……会心は、ヴァンのヨロイ、ダンに発信器をくっつけ、ミサイルを発射するときのセリフ。全てがクールです。声のせいもありますが……

 以下、勝利・敗退・逃走のセリフは場面が繋がっています。

(目標、急速浮上)
「いいねぇ」
「ああ、わかってる。突き落とされても沈められても、もがいたやつだけが生き残る。それ、カイジのポリシー。こいつもちょっと、似てるかも……だけど」
(はい、この海に、ボス以外の英雄はいりません!)
(魚雷、全弾発射準備!)
(後方発射管開きます)
「オーケイ、ラストナンバーにしようか」
 ……海底に置き去りにされたヴァンがバーニアで浮上してくるのを確認したカイジのセリフ。魚雷でとどめを刺そうとするが、直後、海面を覆わせておいた氷を爆破され失敗。

「モロわかりだよ、海面をバックにしていれば! さぁ、海水浴の時間はおしまいだ!」(ヴァン)
「hhh、参ったね……どうも」
 氷が割れて光が差し込んできたことでヴァンに捕捉され、衛生軌道上への帰還を伴った突撃を受けてヨロイはまっぷたつに破壊されてしまう。

 しかしカイジ達は無事であり、普通に海から上がってきた。ヴァンを迎えに来たヒロインに「ガール、その笑顔だ。自分にオーケイと言える者の笑顔さ。まぶしいぜ……」「忘れるなよ、ガール」と言い残し、部下と共に去っていくのだった。


しびれます。でも私は海で泳げない……
最終更新:2009年09月25日 15:13
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