お前、ゾンビなのか!? 悲劇のラーメン

 近藤は一人で避難所に隠れていた。だが、避難所は大量のゾンビの前に皆が絶望を感じていた。
「警察ももう、持たないな。このままじゃあ助けが来る前にここの人は全滅か」
 近藤はこの先自分の運命を考えるととても恐ろしい気持ちになってしまった。
「高中はいないか……このゾンビじゃあ、あいつも助かりはしないだろう」
「ちょっと、君」
 悲観的な近藤に科学者風の男が話しかけてきた。
「助かりたいのなら、このラーメンを食べるのだ」
 近藤は研究所で見た光景を思い出して一瞬ためらった。
「ラーメンで生きれるなら喰ってやるさ!」
 だが。近藤はこの絶望の中でやけになってしまいラーメンを食べてしまった。
「う、うううおおおお!!」
 ラーメンを食べるとすぐに異変がはじまった。
「これは超強力なウィルスでね。食べたら最後、私の命令を聞くモンスターになってしまうのだよ」
 近藤の体は大きく膨れあがり、皮膚は溶け爪が大きな刃物にかわっていった。
「うう、きもいな。だが、君はこれで私のボディーガードだ。動く奴を全て殺し、私を西の大陸橋まで連れて行きなさい!」
 科学者の命令が伝わると近藤は動いていた科学者をあっという間に爪で引き裂いた。そして科学者を残り残らず食べ尽くすと西の橋まで走りだしていった。
最終更新:2008年11月20日 09:08
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