鬼神軍の第五回WBR > 序章

WBR・世界乱戦闘技大会、これまで4度行われ、そこでは数多くの名シーンが生まれた・・・
第一回、あのキング・オブ・バトルロイヤルことシェゾ・ウィグィィが圧倒的な実力を見せつけ、初代覇者に輝いた。
第二回、デ杯を6連覇し、特別推薦で出場したMr.killerの優勝かと思われたが、終盤でまさかの失速、結局はKOBシェゾの大会連覇に終わった。
第三回、今度はKOBが不調に陥ってしまい、優勝争いは快傑ズバット、十六夜 咲夜、リーリィの3名に絞られたが、終始安定したズバットが優勝を飾った。
第四回、前回王者ズバットが大失速、超回避男・黒焔がオリキャラ初の優勝を成すと思われたが、結局はシェゾ・ウィグィィが逆転優勝し、KOBの座を取り戻した。

一方で鬼神軍は、これまで優勝どころか、まともにシード入することもできず、さっぱりしない戦いが続いている。
そして、今回はどんなドラマが起こるのか・・・

第五回WBRの開催通知が鬼神軍本部に届いた。そして、いつものように鬼神監督と船木コーチ、高浜田コーチ、アンダーソンコーチ、イチジョウマンコーチ、そして新コーチに選ばれた島田真北が会議室に集まった。
「みんな揃ったな」と、鬼神監督
「はい、この通り」と、船木
「それではただいまより、第五回世界乱戦闘技大会鬼神軍代表選定会議を始めます。」
こうして、会議は始まった。まず最初の候補は・・・
「ジェレミー・クラークソン選手、彼はデ杯での優勝はないものの、有望性があります。」
「よりによってパワー厨かよ」と、船木
「もっと有望なやつがいるはずだ」と、アンダーソン
次の候補に挙がったのは、赤豚ことDD51。
「こいつもパワー厨じゃねぇか」と、船木
「でもそこそこ強いですよ」と、高浜田
「確かに、デ杯でも勝てているからねぇ」と、真北
「しかしあのデゴイチに妨害されそうだ」と、船木
「妨害なんて、普通です。」と、真北
3者目の候補は、オスパー。
「真剣に優勝狙うなら、やはり彼でしょう」と、イチジョウマン
「うん、でも版権キャラで男性、それも堅守高速じゃ革新性がない」と、真北
「でもさぁ、今の鬼神軍に有望なオリキャラがいると思うか?」と、高浜田
「確かに、どいつもこいつもさっぱりしねぇな」と、アンダーソン
4番目の候補は、ロボタック。
「はぁ?クソタックとかやめとけや」と、アンダーソン
「デ杯の連敗は11、そしてダブルV逸が3回、これじゃAクラスは厳しいぞ」と、船木
「どうせなら長嶋出してよ」と、高浜田
5番目の候補は、迷列車のキハ57
「なぜキハ58にしない?」と、アンダーソン
「俺はこっちのほうが好きだ」と、真北
「ただデ杯でゴハチをハッタリックにさせただけやないか」と、船木
「あのー、56まだー?」と、高浜田
それから、会議は続くも、結論には至らなかった・・・

数日後、兵庫県姫路市。そこには鬼神軍を追われ、魔理沙軍に移籍したはずの中原脩がいた。
「そろそろWBRだけど、俺にとってはとうてい無縁の存在だよな。」と、つぶやいた。
魔理沙軍は今大会への不参加を表明し、中原に出場機会は与えられないと思われた。
しかし、そんな中原の携帯に、着信が入る。
「もしもし」
電話相手は、真北だった。
「おう、中原、実はだな・・・」
「何だ?WBRなんて関係ない話はやめてよ」
「それがだな、君にレンタル移籍のオファーだ。」
「レ、レンタル移籍だと!?」
「ああ、ちょうど、オリキャラ初の優勝を狙いたいから、お前が選ばれた。」
「でもなんでわざわざ俺が?見切り付けられたのに」
「だってさぁ、お前以外にいないんだもん。」
「うーん、まぁ優勝して以来出番がないからなぁ・・・でも魔理沙監督がどうのたまうか・・・」
「大丈夫だ。向こうもきっと合意してくれる。」
「よし、なら立候補しよう。」
こうして、また新たに候補が加わった。

一方その頃、星亜狐基地、そこにはあの毎度お馴染み妨害野郎の軍国ダヌキ兄弟と軍国絡繰とドイツ製軍国弾丸列車、さらにはナチスの妖精がいた。
「はぁ!?何で僕達の名前が候補にないんだよ!」と、憤る銅鑼衛門。
「ふざけんな凡退王子!」と、同じく那智衛門。
「ちょっと監督にそうめん連合からの立候補を申し込んでくるナリ」と、故路助、一旦その場をさる。
「個人的にはE1さえ出なければどうでもいいんだが・・・」と、弾丸列車ICE
E1系MAX、それは最近魔理野乱戦闘技場を席巻する最強型ステータスの新幹線。あまりにもデ杯に勝たれたため、そうめん連合の彼らの目の敵にされている。
「しかもよ、パワー厨と赤豚とクソタックはわかるけど、なんで鬼神軍を追われた糞播磨人がいるの?」と、那智衛門
「どうやら期間中だけ一時的に雇うらしい」と、銅鑼衛門
「で、今回も選挙で代表決めるというのか?」と、ICE
「こうなればわが連合の組織票で楽勝だぜ」と、那智衛門
「たった今受理されたナリ」と、故路助
「やったぁーい!んで誰が出るの?」と、銅鑼衛門
「我が輩が出るナリ」と、故路助
「待て、俺が出る」と、ICE
「あたいが出るの!」と、ナチルノ
「残念だなぁ、鬼神軍から世界乱戦闘技大会に出られるのは1人だけだよ。」と、骨川
「そんなもんわかっとるわい!」と、剛田
「出てもいいのは・・・銅鑼衛門殿と故路助殿と・・・ICE殿」と、出木杉
「やっぱり銅鑼衛門が一番適任だと思うよ」と、野比
「そうだな、兄貴が一番だ。」と、那智衛門
それからすぐに、全員一致で銅鑼衛門がそうめん連合から立候補者として選ばれた。

さて、他軍の情勢に視点を向けよう。シードは従来通り前大会の上位5名が選ばれたが、テオロ軍と快傑まふっと軍が活動休止中のため、2名が繰り上がりで指定された。
またしてもアルル軍の2トップがシードに選ばれ、超回避男の黒焔、変態カメレオンのレオン・ポワルスキー、「二等兵というレベルじゃねーぞ」のタママもシードに選ばれた。
しかし、シード勢の5選手はいずれも参戦するかどうかわかっておらず、辞退の可能性もある。
気になる一般枠は、今回も出場し、皆勤を維持する愁随と朧月夜、新たにうさこ軍から結城、桃哉軍からラムダが出場を表明した。ひらお軍は8連勝の主将・シャドームーンを擁立し、TigerKing軍は223系3000番台を送り出し、さらに帰ってきた風騎軍はデ杯5連覇の経験もある東映版蜘蛛男・スパイダーマッを出場させることになった。
果たして、今回は何名の選手が出場するのか。

一方、鬼神軍車両展示場、そこには鬼神軍で活躍する鉄道車両達が鬼神島で静態保存のふりをして展示されていた。
その中には出場候補のキハ57とDD51もいた。そして、各々の運転士が話し合っていた。
「相変わらずひでぇや」と、DD51の運転士、蒸気機関車を駆逐したという史実が不人気の要因となり、今ひとつ表が集まらずにいた。
「知名度ではそっちのほうが断然上なのにね」と、キハ57の運転士、鉄道マニアでもなかなか知らない迷列車候補である。
「俺だってこいつを出場させてSLどもを見返してやりたいぜ」
「わかる、俺だってこいつが迷列車の地位に甘んじるなんてごめんだ」

その頃、衝撃的なニュースが飛び込んだ。あの超回避男のjix軍が不参加を表明した。これにより、シードはまた一人減ることになった。
一方なっしー軍は謎の新人リーノを投入、前回のロウに引き続く起用の仕方だが、活躍はなるか。

WBR開幕が近づく中、代表争いが投票によって繰り広げられていた。
有力なのは、銅鑼衛門、中原、オスパーの3人。
そんな中、不参加の意向を示していた魔理沙軍が一転してフランドール・スカーレットを参戦すると発表した。

選挙が終わり、開票の結果、中原脩が代表に選ばれた。
日本人民軍の兵は大いに喜び、逆にそうめん連合の兵は落胆した。
そして鬼神島にて、自主トレを行っていた真北と中原。
「よかったな、中原」と、真北
「ああ、でも勝てるか心配だ。」と、中原
「俺からは何も言わん。ただ気楽なファイティングをすることだ。紅魔館のみんなからも、そう言われただろ?」
「ああ、頑張るよ。」
「でも越えたいんじゃないの?咲夜さんを」
「できれば、優勝したいさ・・・」

しかし、中原脩はD-BR杯での勝率が低いことで知られている。それゆえ、優勝どころか、Aクラス入りも難しいという予想も多かった。
出場締め切りが迫り、前回、隼ライダー素麺を参戦させながら棄権となった聖良紅牙氏が復帰し、戦国BASARAから伊達政宗を投入。そしてアルル氏も参戦を発表。qeg軍からはE1系MAXをステータス改変させ、参戦を表明。そして前回3位に入り、増加枠が与えられたでいり〜軍は、レオン・ポワルスキーを続投させ、増加枠は行使しないとした。一方で、ふみちゃん氏は都合により不参加を発表した。
残りの注目はサンダース軍、誰が選ばれるのだろうか。

ついに第五回WBRの出場者申し込みが締め切りとなった。サンダース軍からは、新人の旋風寺はやてが選ばれたのだった。

続く。
最終更新:2010年03月23日 11:21
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