METRA1200(めとら1200)とは、アメリカ合衆国・シカゴ近郊に路線網を持つ鉄道事業者「Metra(メトラ)」の電車。
財政難と車両の老朽化に悩まされていたシカゴの通勤鉄道輸送業だったが、1974年にシカゴ市がRTA(Regional Transportation Authority、地域交通局)を設置し、公共交通の運営を担当することになった。
その後1984年にRTAはメトラとして再編され、現在に至る。
11路線を有するメトラの路線はいずれもシカゴのダウンタウンが起点となっている。総延長は700kmを超えているという。
アメリカの鉄道でもトップクラスのダイヤの定時性を持っており、遅延率はたったの5%程度。あぼーんアーバンネットワークや遭難顰蹙湘南新宿ラインよりマシかもしれない。
1200形電車は、メトラの中でも運行本数が多く、電化されているMetra Electric Line向けに投入された。
製造はあの火災帝国御用達で、こいつやこいつの製造を手がけたあの日本車輌。
通勤列車とはいえ、アメリカンな縦長いダブルデッカーで、車内は転換クロスシートらしい。