EF210とは、日本貨物鉄道に在籍する直流電気機関車。
1996年、岡山機関区のEF65を置き換えるために試作機の901号機が登場。岡山を代表するご当地ヒーロー桃太郎にあやかって愛称も「桃太郎」となった。出力はEF66をやや下回るが、東海道本線屈指の勾配を有する関ヶ原を越えられる程度の能力はある。
その後、1998年に量産機が登場し、18機が製造された。
2000年には改良型の100番台が登場し、109号機以降はパンタグラフがこれまでの下枠交差式からシングルアーム式に変更された(ただし、現在115号機のみ従来の下枠交差型パンタ装備中)。これまで岡山機関区のみに配備されていたが、新鶴見機関区や吹田機関区にも配備されるようになった。
2010年度までに173号機が投入され、2011年度も新製が続けられる予定であり、EF65やEF66といった旧型機を順次置き換えている。
運用範囲は東海道・山陽本線のほぼ全線と東北本線の黒磯以南、高崎線、武蔵野線、予讃線など、直流電化で平坦な路線ならばどこにでも運用されている。
バトロイでは桃太郎なだけに、牽引する貨車のコンテナに犬、猿、雉を待機させ、会心の一撃でその三匹を突撃させるという戦法をとったが、一度はトライアルでボツになった。