ワム380000とは、日本国有鉄道が製造した有蓋貨車。ワム80000の改造形式。
1960年に、ワム80000が誕生。パレットによる荷役に対応した当形式は、1981年まで26,605両が作られ、国鉄有蓋貨車のスタンダードの座に君臨した。
1975年には走行安定対策を施した280000番台が登場。
しかし、1984年にヤード集結形輸送が廃止されると、貨物列車は一気にコンテナに置き換えられ、廃車が始まったものの、製紙工場からの紙の輸送に用いられた。
それから国鉄民営化後の1992年、280000番台の軸受を改良した380000番台が登場したものの、このころになると紙輸送もコンテナ化されていき、2008年には552両(うちJR北海道が1両、JR東日本が1両、JR貨物が550両)にまで数が減った。
現在では主に愛知県春日井市の王子製紙や静岡県富士市の日本製紙の工場から生産された紙の輸送を担っている。
バトロイではコキ50000同様、「きかんしゃトーマス」の貨車のような性格になっている。