バトロイ大長編・Mr・Hside > プロローグ

・・・話をしよう。あれは今から74年・・・いや、74か月前だったか。まぁいい、バトロイ大長編と言う物語を読み解くのにキーとなる2人の男・・・Mr・H、646。
この話はMr・Hとその仲間の視点で「バトロイ大長編」と言う物語を見つめる。用意はいいか?


27世紀、地球・・・日本極東国首都カントウ「異次元機関」コンソールルーム
「第1機関エネルギーパイル、異常発熱!だめです!冷却が追い付きません!」
「液体窒素を流しこめ!作業員は全員避難させたか!」
「はっ!強制冷却システム作動!」
「・・・やはりおかしい・・・」

数日後、日本極東国首都カントウ「総統府」
ガチャッ
「総統閣下、異次元機関がここ数日の間に異常発熱等が発生していることはごぞんじですか?」
「それは知っておる。何せ、この国の主要な動力であり、核に頼らぬエネルギー源だ。風力、太陽光、地熱の3大エコ発電の技術もすすんでおるが、やはり異次元機関抜きでは生活に使えるエネルギー、特に電力ではかなり不便になりそうだからな。」
「それでは調査チームからの報告です。『暴走の原因は機関中心のエネルギーバイパスが「幻想郷」と呼ばれる異世界に流れ込むという現象が原因で、一刻も早く原因を除去しなければならない』とのことです。」
「調査チームの香具師どもに解決方法についての意見は?」
「はっ、調査チームリーダーからの意見では異次元連結爆弾を使用し、幻想郷とそれにつながる世界をふきとばすのが手っ取り早いと」
「・・・そのために軍を動かせというのか。まぁいい。出る杭は打つ。機械兵のみで構成された4個大隊を用意しろ。生身の歩兵は貴重だ。異次元連結爆弾を使って家族の元へ帰れなくなっては困るからな。」

バトロイ世界、Mr・H軍本拠地
「ほう・・・幻想郷にか・・・」
独自の情報網を活用し、俺は事を知った。
そう、それは「紅魔館が謎の軍隊に制圧され、「「D兵器」(ディメンション・ウェポン)級の何か」が設置された」ということだ。
「・・・おかしいぞ、幻想郷にはあの「スキマ妖怪」がいやがるんだ・・・まさかな・・・」
・・・嫌な予感が頭の中によぎる
「!」
俺の脳裏に浮かぶのはスパロボZやゾイドサーガⅡのような時空融合世界かスパロボスクランブルコマンダー2のラスボスがやらかした並行世界破壊の2つ。
「・・・その勢力の割り出しを急がんといかんな・・・」
俺は端末を操作し、幻想郷にその「危険物」を設置した勢力を割りだす。
な・・・!?」
端末に出た数字と名称に俺は・・・


戦慄を覚え、驚愕した。


「時代は27世紀・・・勢力は・・・「日本極東国」!?」
もはや猶予はないとしか思えない。
「兵器情報・・・」
再び端末を操作する。
「・・・!」
端末に映し出されたのは・・・『異次元連結爆弾』と書かれた文字と、なにかの図面。
「っく・・・どうやらやっこさんは本気で世界の1つや2つをぶっ壊したいらしいな・・・!」
俺の予想では起爆までにはまだ時間がある。
「緊急招集かけろ!啓志たちにもだ!」

Mr・H軍本拠地内部ブリーフィングルーム
「これより作戦を説明する。」
俺は独自ルートで入手した情報をもとに制作されたミッションMAPを開く
「今回のミッションは2つ。1つは幻想郷に設置された『異次元連結爆弾』の無力化。2つ目は26世紀に飛び、「異次元機関」の完成そのものを食い止めること。この2つだ。」
「総司令、26世紀へ飛ぶといいましても・・・」
「大丈夫だ、問題ない。すでに部隊を決めてある。『異次元連結爆弾』の無力化はザインヴォルフが、26世紀へはラパウディアとマクロス・ストライクスが行う。異議はないか?無いなら作戦開始まで各員待機。以上!」

ラパウディア艦隊旗艦ヘイムダル級宇宙戦艦「ファーレンフォーム」
「はぁ・・・」
ラパウディア艦隊指揮官ミウル リィクは溜息をつきながらファーレンフォーム内の自室のベッドに横になっていた。
「なんだって総司令は無茶をやらかすんだから・・・転送座標を間違えれば帰ってこれないどころか「いしのなかにいる」ってことになっちゃいそうだからなぁ・・・」

数時間後
「これより「オペレーション・ビターチョコレート」を発動する!作戦開始!」
ラパウディア艦隊、マクロス・ストライクスは時空跳躍移動を、ザインヴォルフは全部隊を率いて幻想郷へと向かった・・・

続く

あとがきと言う名の楽屋裏
Mr・H「ついに作っちゃいましたよプロローグ!」
啓志「結局予告編と違うことなったな。」
Mr・H「当初はラパウディア艦隊は幻想郷行きでしたが、あえてR戦闘機を26世紀に持ち込むという荒業がやりたくて・・・はい」
レンドウジ「アイレム脳だ・・・」
最終更新:2010年12月31日 15:48
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